夜の初めの数分間
劇団牧羊犬
王子小劇場(東京都)
2023/12/13 (水) ~ 2023/12/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
想像もしなかったような世界観、歪んだ親子の関係、題名の意味するところ。自分もこの世界に入り込んだような錯覚を覚えながら観劇させていただきました。それぞれの役者さんの演技もとても素晴らしかったです!
ほこりにまみれろ
無名劇団
神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)
2023/07/14 (金) ~ 2023/07/17 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
最近何気に無名劇団さんこの入りが気に入ってるなって感じのブラネタから始まるのは、大学の男子寮の物語
もうすぐ新しい最新の寮への移転になる矢先のドドバタな1日を紡ぐ感じのワンシチュエーションの物語は前半と後半で全く違う雰囲気を作り出してた
かなり前半はコメディ要素が多めの若者が集団やと変な盛り上がりをって感じの雰囲気からの会議ものって印象
後半は人間模様を中心にした個々のキャラのぶつかり合いって印象やったかもしれない
照明や空気感もガラッと変化する感じのシフトチェンジって作品になってるかもしれないですね
少しここまでの無名劇団さんの作品とは雰囲気が違うなって気がしたかも
それが悪いとかではなくいい変化を作り出してるなって印象やったりする
なかなかに新しい試みをされてるなってのが今回の作品なのかもしれないですね
どちらの雰囲気が好きなのかトータルが好みかは個人差かな
少し前半の人数多めはこの舞台まだ始まって2ステ目って感じも出てた気はする
さらにこの後良くなっていくかもしれないなって雰囲気やったかもしれない
後半はかなりパワーが必要な感じもあるので、このあたりのバランスもなかなかに見どころって感じではあるんですよ
なかなか魅力的な世界
『劇団乱れ桜 × 芝居紳士』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/07/11 (火) ~ 2023/07/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
劇団乱れ桜 郷入り3年
今回はかなり正統派の笑いも少な目な作品やったのは少し意外やったかもしれない
かなりいい印象に描かれた会社はかなりブラック
会社の苦労時代なんかから上司とかのがんばりも伝わってくるんだが、個人的にはブラック過ぎて素直に入って来なかったかな
デートの悲惨な結果も残ってたのもあるかな
成功者のつぼなみさんの雰囲気は良かったし、流れの作り方も上手いなって印象
やはりいい演技される
芝居紳士 エンドロール
奈良を中心に描かれた作品は笑い多めのリズム芸って感じのステージ
ストーリーもあるし芝居と言えばそうなんだが、リズムとテンポで描き出していく作品なんですよね
笑いはワードでとりに来る感じ
このあたりの空気の作り方、言葉の選び方は上手いなって印象ではあったんですよね
ほんとふたりの呼吸の合わせ方は見事やなって印象ではあったんですよね
これはやはりふたりの積み重ねがなせる技なのかもしれないですね
ラストの流れの作り方もなかなかではあった気がする
夜、ナク、鳥
カラ/フル
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/07/07 (金) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
かなり重たいお話しなんですよね
人間の欲望やったり、人のエゴみたいなものが渦巻くそんな作品やったりする
それは自分自身を守る、周りの大切な人を守るってことを言いながらも結局はエゴなんだよなって感じなんですよね
そしてさらにそれは深みへ
ほんとかなり重い空気感で進んでいくストーリーなんですが、1ヶ所だけその雰囲気とは全く違うシーンが
このギャップが逆に印象に残ったりするし、素直に楽しそうなシーンに見えなくなったりするんですよね
この感覚はある意味で不思議な感覚なのかもしれませんね
それも狙いかな
ほんとラストに向けてさらなる深みへって感じなんですよね
人が人をコントロールするのはある意味では簡単なことなのかもしれないですね
それには単純なキッカケとタイミングさえあればいいのかもって思ったりするんですよね
まあ、そう思わせるような作品やったのかもしれない
ある意味ではひとりの悪女の物語なのかもしれないんですが、それは周りを引き込んでその色に染めて広がっていく
そして自分が悪いことをしてるって感情さえも消えていくのかもしれない
人の感覚が壊れていくのはそんな感じなのかもしれないですけどね
ある意味で救いのない物語かな
メデューサ
橋田ゆういちろうのカンパニー
ACT cafe(大阪府)
2023/06/29 (木) ~ 2023/07/06 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
相変わらずの?バカバカしさの作品ではあるんですが、なかなかにいい展開をみせるストーリーではあるんですよね
ランタイムは1時間と少しって感じですかね?
平日の夜でもサクッと見られる感じなのかもしれないなって印象
ギャグ自体は好みかもしれないですね
ハマる人にはハマる、そして今回の作品はかなりパワフル
さらにダンスや動きで見せる作品に仕上がってるかも
ちょっとびっくりなぐらいコモンカフェをめいっぱい使ってる演出
今回の女優陣がなかなかにダンスが上手くキレがいい
やはり花野紗南さんがびっくりするほどパワフルなダンス
そして歌が最高やったんですよね
これはそれだけでもって感じのパフォーマンス
中村なる美さんが長女でした?
動き自体はキレの鋭い感じなのにそこからさらに笑いまでってのは凄い
びっくりやったのは藤原愛留さん
細かいことは書けないんですがほんといい空気感をまとわれる
ダンスもいいですね
美人さんなんですけどほんと振り幅凄いのが笠松遥未さん
文句なしのキレの鋭いダンス
そしてほんといい表情をされる女優さんですよ
そして笑いまでって凄い
三姉妹がほんといいんですよね
SHINOBI SASUKE
劇団そとばこまち
ABCホール (大阪府)
2023/07/01 (土) ~ 2023/07/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
結局その他ってなったまま全員は公式HPには書かれなかった感じですね
名前かけてないご出演者さん結構多いかも
これは近鉄アート館でされた作品を基本的にはキャストを全て女性にって感じの再演ですかね
会場が違うので全く演出なんかは違いますけどね
ステージ自体の大きさがやはり違うからダンスなんかはかなり変化させないと合わないですね
とは言えまた違った良さがある感じに進化って印象かも
幼少期とダンサーってびっくりするほどの早着替えされてたんやないですかね?
この早着替えかなり驚愕な早さやった気がしてるんですが、勘違いですかね?
やはりこの舞台ひとつの楽しみがこのダンスのパワフルさ、そして妖艶さやったりするんですよね
これで一気にテンションが上がる感じ
だからこその明日の1ステのみのダンスイベント シズ_ケサノヒなんだとは思いますけどね
これがどんな感じになるのかも期待の舞台ではあったりする
少し気になったのは座席のXAがある意味では1番見にくい席になってたんやないかなと…あれやとXA話の方がって位置になってるんですよね
今回八雲が良かったんですよね
成長してからは山崎ひなさん
色んな葛藤、そして妖艶さはほんといい雰囲気を作られてた
殺陣もなかなかにって感じ
そして幼少期が芳本紗良さん
屈託がないんだけど見え隠れする恋心がいい雰囲気
さらにはダンスで全く違う顔をってギャップも凄かった
舞台「いま、会いにゆきます」
Sh!nkiяo
阿倍野区民センター・大ホール(大阪府)
2023/06/30 (金) ~ 2023/07/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
かなり大所帯なんですが、流石にステージも大きい
そして高低差もつけてあるのでそこまで人がいっぱいって感じにはなら無い印象
そんな舞台で紡がれるのは素敵な恋?愛?の物語
それは男女であったり夫婦であったり親子であったり
そして雨、梅雨って季節の印象を変えるかもしれない物語でもあったりするんですよね
やはり雨の日って憂鬱やったりテンションが下がったりしますからね
そんな印象が逆に思えてくるような作品だったりするんですよね
そんな感じを思わすのは凄いことなのかもしれないなって作品やったり
ご出演者さんもなかなかによく見せていただいてる人が多い印象
オオサワシンヤさんは相変わらずのシブい感じ
空気をしめる感じのいい演技
奥田明日香さん色々やってました?お母さんとか
黒住萌さんはお母さんの学生時代の同級生ですかね?
今回真ん中あたりやったのでかな?って
相変わらずいいキャラ作られてたのが丹下真寿美さんやったんですよね
今回の役は恋?それとも妻を亡くした傷心に?どっちかな?って思ったかもです
お母さんの学生時代が古賀柚奈さんですよね?
ほんといい雰囲気を作られてた印象
ラストの感じがほんと良かったんですよね
日本演劇総理大臣賞
ロデオ★座★ヘヴン
駅前劇場(東京都)
2023/12/27 (水) ~ 2023/12/30 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/12/27 (水) 14:00
会議ものとバックステージ系の芝居が好みで「12人の怒れる男」も「笑の大学」も大好きな身にとってまさに「盆と正月が一緒に来たような」傑作にして秀作。4年ぶりに観ることができて、そしてこれが今年の観劇納めで良かった♪
劇中に出てくる「作劇/演出のセオリー」や「演劇に大切なもの」が本作で体現されているのも見事。これ、初演時に気付かなかったのは己の未熟さかあるいは脚本の改稿や演出家の違いによるものか?
で、活動休止前の作品を活動再開の1本目に再演することに連続ドラマで前回のラストシーンを見せてからその回が始まるパターンを想起。(笑)
悲しき玩具 Bang Bang
プロトテアトル
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/07/01 (土) ~ 2023/07/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
いきなりダンス
しかもダンシング・ヒーローで激しめのダンスシーン
さらには後ろ姿ってなかなかにレアな演出から始まる印象やったりするんですよね
そこからの銃声は何が始まったんだろう?ってなる展開ではあるんですよね
このあたりの持っていき方は上手いなって印象
何を見させるんだろう?って思わせるとなかなかに集中力が上がる感じ
そこから始まるのはなかなかに不思議な雰囲気の物語ではあるんですけどね
シーンの転換もこの作品かなり独特な感じではあるんですよね
まあセットの作りも変わってるので座る場所は悩むかもですね
一瞬どこがセンター?
いやセンターはここなんだけど、ほんとのセンターはどこなん?ってなる感じ
見てるとやはりそこでしたかってなるかもしれない
このあたりは劇場で見られたらわかるかなって感じではあるかな
色んな不思議な要素もいっぱいやったりするかもしれない
やはり大江雅子さんっていい雰囲気を作られますね
独特なんですけどね
きゃな子さんのキャラも今回もいいですね
ダンスもなかなかのキレ
そしてヤマナカサヨコさんのキレキャラやはりいいんですよ
ならではって感じのいい存在感
意外?とダンスのキレも良かった
デア・グロスマンと三人の魔女
劇団ショウダウン
難波サザンシアター(大阪府)
2023/07/01 (土) ~ 2023/07/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
3人で作る物語はかなり壮大な物語やったりする
想像以上に広がる物語に時間を忘れる
最初はオムニバスっぽく全く絡み合うことのないかのように進む話
頭をフル回転にして物語についていく、それほどの情報量
それはびっくりするほどのセリフ量をこなす3人の女優
ほんとびっくりするほどのセリフの応酬やったりするんですよね
流石にその初日1ステ目はそれっぽいとこもあったかも
とは言えそれをこなしていくのは流石のひと言って感じではあるんですよね
ほんとヤバいぐらいに飛び交う言葉って感じ
それを見る方も処理しながら必死でついていく感じ
でもそれが苦になったりはしないのは流石のストーリー展開ではあるんですよね
ほんと本が見事すぎるんですよね
終わった瞬間の満足度の高さは驚くほど高いんですよね
この展開は終わるまで気がつけないんやないですかね
それぐらい意外な展開が待ってるストーリーは引き込まれるの間違いなしって感じ
この週末間違いなく見逃すのは惜しい作品であるのは間違いないです
頭を使うのが好きな人には間違いなく
3人ともほんと凄いいい演技されてるんですが、個人的にはやはり林遊眠さんは上手いんですよね
作りだす空気感がほんと見事
とは言え竹内敦子さんも菅原知香さんもほんといい演技されてるなって印象ではあるんですよね
ほんとこの3人の今だから作れる見事な作品やなって印象でした
INDEPENDENT:23トライアル 公開二次審査
INDEPENDENT
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/06/27 (火) ~ 2023/06/28 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
公開二次審査6/28(水)を観劇
昨日は急遽見られなかったんですが今日はなんとか無事に見られた感じ
未知数って感じのメンバーかも
なんきちこさん×渡邊晃さん『あの頃、わたしは野球だった。ね。』
個人的にはなかなかに魅力的な作品やったなって印象
少しセリフが聞き取りにくいところはあったかもなんですが、ラストの変化もいいなって印象
うさぎ飛びで反射的にステタイさんってなったかもw
もえりーぬさん×合田団地さん シチューライス
なかなかにジワジワ来るような作品やった印象
このあたりは合田さん作品って感じかもしれない
そして表情の変化、セリフの雰囲気の変化がほんと良かったんですよね
これはロングになったらどうなるのか気になる作品なのかも
太田裕介さん 死んだ魚の目
この感じって少し見覚えがあるきがしたんですが、なんの時の何やったんだろう?
そんな気がするだけなんだろうか?
かなりシュールな世界観って感じのダークな作品って印象
そして冷蔵庫のリアルな雰囲気がかなり効果的やった印象の作品でした
中﨑康平さん 結婚式場にて 〜ある男の場合〜
これはキャラがかなり濃いいなって作品やったんですが、それぐらい極端にやってこそって感じやったんですよね
フォークダンスすら圧倒的な迫力
それすら今回のキャラだからこそ成立するそんな作品
表情、動きが印象的すぎな作品
MysteriuM~House of Muse~
OsakaMasters
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/06/24 (土) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
MysteriuM と言う名前の博物館
そこには色んな国の人形が展示されてるって感じなんだろうか?
そしてそこで繰り広げられる従業員までも巻き込む不思議で魅力的な世界って感じのダンスパフォーマンス
ダンスだけではなくバトンや体操?器械体操?っぽいのも入ってるんですかね
セリフはそこまで多くなく、英語のみの部分もある感じ
基本的にはそこまでストーリーがって感じの作品ではなく
キャラとそれぞれのパフォーマーのパフォーマンスで構成されてる感じ
とは言え世界観を作り上げてるからダンスのみって感じにもなってない独特な作品なのかも
とは言えそれぞれのご出演者さんのポテンシャルが高いから、かなり見応えはあったりする
そんなハイスペックのパフォーマンスと音と光の世界ってやはり見入ってしまうんですよね
光も音もそれだけではなんですが、それが合わさることで相乗効果って感じに魅力的になりますね
雰囲気が全く違って最初気がついて無かったんですが色っぽい感じの児玉愛さんのイタズラっぽい感じ良かったんですよね
やはり良かったのは中村るみさん
表情の変化がほんと凄い、当然のごとく動きも見入るしか無いって感じ
ほんと魅力的な世界を作り出す女優さんです
「大阪芝居」~旅館編
玉造小劇店
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2023/06/22 (木) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
かなり大人数で作り上げられる舞台は旅館を中心にしたある意味短編集って感じ
シーンが進んでいく感じではあるんだが、それぞれのシーンがかなり濃厚でそれだけでも成立するぐらいの話ではあるんですよね
なのでオムニバスや短編集っぽく感じるのかもしれませんね
ある旅館で繰り広げられるストーリーではあるんですけどね
笑いありジーンとくるシーンありかな
OPダンスと言っていいのか、開始早々にお稽古のシーンから始まるんだが、これがなかなかにいいんですよね
ある意味ストーリーには関係ない?
いや全くかと言われたらそうでもないんですけどね
しかし最初からかなりの運動量なのは間違いないんですよね
そのぐらいこのシーンボリュームある
植木歩生子 さんがなかなかに珍しい感じの雰囲気なんですよね
漫画家なんですが、あれは間違いなく○○の○を書いてますよねw
そしてあの技は原作者も使えるのかってなりますw
途中にある必殺のとこはアドリブ?それとも決まった感じなんだろうか?ってシーンになってますね
おもろいです
わかぎゑふ さんの今回の空気感いいんですよね
神出鬼没って感じ
うえだひろしさんのこの後はやりたく無いんだよながめっちゃわかるってなったかな
まうすさんのお3人は個性的な相変わらずの良さ、やはり上手い
やはり2人の息子?娘?が良かったなって印象の作品ではあったんですよね
nameNamae
0F-ゼロフレーム-
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/06/23 (金) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
始まった瞬間から独特な空気感やなって思わせるそんな感覚
その感覚は間違ってなかったかもしれない、ほんと独特な空気感のまま進む物語
と言うか最初はまだ優しかったのかもしれない、そこから始まる序章でしか…
この世界はかなり残酷なのかもしれない、しかしそれはどの位置に自分が存在するのかで変わる
それが大勢であったとしても、一瞬でそんなことも覆ってしまう
ある意味でそれは今の現実と変わらないのかもしれないですね
色んなことが脳裏をよぎるそんな作品やった気がする
しかしこの舞台ってよくよく考えるとふたりも3日で本番の女優さんが立ってるんですよね
もえこぴーなっつさんはそんなにセリフが少ないわけでもなく、ある意味多いぐらい、しかも精神的に削られそう
荒木明穂さんもびっくりのセリフの多さ
さらには序盤の空気感を作るポジションですね
ラストに制服で残った1人の女優さんてお名前なんだろう?
なかなかいい表情されてて気になった存在ではあったんですよね
ラストのいいとこもって感じやった
やはり一ノ瀬あいみさんは魅力的な空気感を作られますね
セリフの感じもやはり上手い
動きもほんといいんですよね
『[フキョウワ] × 演劇ユニット衝空観』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/06/20 (火) ~ 2023/06/20 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
フキョウワ『death/next』
始まった瞬間はPCの明かりのみ?
なかなか攻めた演出やなって印象ではあったんですが、この雰囲気がなかなかにこの世界観を見事に表してた気もする
この雰囲気があるからこその流れ
結局のところ彼は何を書いてたんだろう?
それは脚本?はたまた日記?その文章は少し先の未来を?
微妙に時間軸が錯綜する感じ、なかなかに難しい様で心地いいテンポ
ラストもとり方によっては見え方が変わってたかもしれない
個人的には火ゲキでよくあるやつ?
なぜかよくあるw
演劇ユニット衝空観 トイレット・カルテット
このシチュエーションってある意味でなかなかにシュールやったり
このメンバーで舞台の設定は女子トイレの時点でなかなかに想像できない世界かも
しかし始まって進むストーリーを見てるうちに無くなる違和感は見事としか言えないかも
それは演出の上手さもあるが、役者陣の上手さも間違いなくって印象
それ以外の部分で少し気になる今夜ではあったが…作品自体は間違いなく良かった
ラストのモヤっとした感じもいいですね
幸多かれと願ふ者
RTC project
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/06/16 (金) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
かなり大所帯な感じのメンバーで作る舞台はド派手なエンタメ
派手な殺陣、そしてダンスもありながら、繊細なストーリー展開って印象
全く無駄なシーンが無いわけでは無いがいい展開
まずはOP、やはりこの雰囲気がエンタメやと好きやなって感じなんですよね
出てくるキャラがこの後どんな雰囲気なのかもわからないが、ここでチラッとその雰囲気が味わえる
さらにはその魅力が増幅されたような世界がそこに広がるんですよね
なので結構この流れが好きやったりする
そこから始まるのは人ともののけ、その存在自体が互いに知ってるようで微妙な関係性の両者の物語
さらには神って感じかな
このあたりの関係性であったり、特別な存在みたいなものがこの物語の大きな流れを作り出してた印象
ほんとの気持ち、そして意地みたいなものが複雑に絡み合う
何気に最近よく見る人が多かった
先週の演劇してみ隊からの重田祥輝さんの雰囲気の違い凄い
直近やとちゅーずの吉田恭平さんは声でしか最初わからなかったw
声でわかるのはそれだけ最近w
そして井上芯さんは完全に男の子でした
やはりこんな感じもハマる女優ですね
売り言葉
エレベーター企画/EVKK
武庫川KCスタジオ(兵庫県)
2023/06/16 (金) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
売り言葉 Aキャスト
武庫川KCスタジオ のオープニングプログラムとしての公演ですね
初めて行かせていただいた劇場さんはやはり新鮮な感じがいっぱい
最前列は少し低めのイスなんですが、座り心地も悪くなくて好印象
やはりこういうところ細かいですが大切なんですよね
後ろから見た感じがどうかはわからないんですが、段差も大きくていい劇場さんなのかもしれない
ふたり芝居なんですが、少しびっくりのサプライズがある演出
元々は純粋なふたり芝居やった感じではあるんですけどね
今回の特別仕様なのかもです
始まる舞台は智恵子抄を中心にした世界
そんな世界を熱量高く描き出していくふたりの女優って感じの舞台
ほんと凄い熱量です
やはりメインはダブルキャストの女優
見た回は新まおりさんがやはり凄かったんですよね
前半の屈託のない感じ
天真爛漫な明るさ、そして凄まじいセリフ量を見事に演じられてる
そして後半の大人な女性の落ち着き、さらにその先の変化は見事のひと言やったかもしれない
そしてA、B両方にご出演が澤井里依さん
やはりこの人が作り出す空気感は見事すぎる
上手いだけでは言い表せないものを作られるんですよね
そして今回はある意味では凄いものをコントロールまでw
セリフの感じもほんと良くて心地いいんですよね
やはりこの女優は凄いって毎回思う
人魂を届けに
イキウメ
ABCホール (大阪府)
2023/06/15 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
入った瞬間に目に飛び込んでくるのは相変わらず豪華なセット
やはりこのセットの雰囲気が今回の世界観をさらに高めてるような感じ
高さもあって迫力が凄いなって感じではあるんですよね
そしてそこで紡がれる物語はかなり難しい感じがする心?魂?の話ですかね?
イキウメさんの作品ってもの凄いわかりやすいのもあればそうでもないのもある印象
今回の作品は個人的には後者の印象やったりする
とは言え意味がわからないとかではなく、抽象的なんだけど色々と考えさせられるそんな作品になってる気がするんですよね
今回のコアなピースが心の中にある、それ自体が抽象的な魂って感じではありますから余計にそうなるかも
そして意味わからないってさせないのは、やはり役者陣の上手さも間違いなくあるんですよね
空気の作り方、間みたいなものがほんと巧みやなって印象ではあったりするんですよね
そして性別さえも超越した感じでその存在を作り出すのがほんとに凄いって感じやったんですよね
最近はサンケイホールプリーゼなんかのさらに大きいところでって感じやったのが、今回はABCホールと少し近さも加わって伝わる熱量、そして表情がよく見えるのがこの作品の世界観により引き込んだ気がした
やはり会場の大きさも作品にとって大きな存在やなって印象かも
『幸演会』公開通し稽古
オパンポン創造社
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/11/15 (水) ~ 2023/11/15 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
平日の19:45開始の大阪市立芸術創造館でこの人数が入るのはある意味で凄いのでは無いだろうか?
ほぼ満員の客席って状態で行われた公開通し稽古
セットなんかは流石に無理だが、全く何も無いわけではなくある程度その代わりになるものが配置された感じで行われていく稽古と本番の中間?
大阪公演は見ているもののあらためてこの作品を見ると、どこまでが現実でどこまでがフィクションなんだろう?ってなったかもしれない
これはあのことを言ってるんだろうなって部分が色んなところに散りばめられてたりするんですよね
そんな中にこれはどっちなんだろう?って思うことが
さらにオパンポン創造社さんを知ってる人にはそのあたりどう感じるんだろう?って気がした
やはり松木賢三さんの迫力が凄いんです
とは言え不思議な納得感が流れを生んでる
川添公ニさんの最後には愚痴になる感じもほんと上手い
殿村ゆたかさんはやはりこの人しか作れないキャラ
高橋映美子さんの幸薄い感じもほんと上手いなって感じ
中川浩六さんの崇拝に近い感じからのある意味転落人生って感じが上手すぎる
成瀬遥さんのほぼ笑顔だけで表現する今回のキャラも凄いです
色々に見えてくる微笑み
そして野村有志さんが作り出す個性的な雰囲気がやはり見事ですね
幸演会
オパンポン創造社
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2023/06/15 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
まず会場に入って目に飛び込んでくるのは今回のセット
なかなかに斬新な雰囲気ではあるんですよね
前説で野村さんも言われてたんですが少し上げるとかも、全体を見た個人的な感覚としては少し上げた方が良かったかなでした
これは見る位置によって変わるかもしれないなって感じではあるかな
このセット自体はもしかしたらご本人の心の中を今表すとしたらこんな感じのイメージなのかもしれませんね
始まる前から少し気になった自叙伝フィクションってワード、見終わったら納得の内容やったかもしれないですね
自伝的小説って言われるものなんですかね?
この雰囲気なかなかに良かった
小説的な物語って感じの作りに、どことなく伝わってくる野村有志さん自身のその時の気持ち、感覚みたいなものが
もしかしたら時間軸としてはあってるけど、おかれたシチュエーションは全く違うのかもしれないですけどね
そのあたりぼやかし方や構成はやはり上手いなって感覚にはなったかな
それぞれの役者陣がやはり上手いから作り出す空気感も凄いんですよね
殿村ゆたかさん相変わらずの独特な空気感
中川浩六さんは自劇団やとたぶん見られない雰囲気
なんとも言えないダメ男ですねw
成瀬遥さんの今回の雰囲気も独特なんですよね
笑顔が笑顔に見えなくなる不思議な感覚かな