最新の観てきた!クチコミ一覧

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楽屋

楽屋

MAIA STARSHIP

ART THEATER かもめ座(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)上演中

満足度★★★

「赤い楽屋」を拝見。アパレルブランドとのコラボをやたら前面に出していたので、チャラい仕上がりになってやしないかという不安がありましたが、見終わってみれば普通に「楽屋」でした。戯曲の懐が大きいのか、今回の試みがうまく融合してたということなのか、判断に迷うところですが。

ネタバレBOX

撮影OKになるカーテンコールのランウェイ(?)というのは、個人的にはなくてもよかったような。とはいえ、一応撮りましたが、写真の下の方には前の方に陣取った観客の後頭部やカメラが。まるで劇場の客席前方に巣くう、女優贔屓という名の亡霊たち(当然自分も含めて)を見せられたようにも思え、それも狙いの一つだったとしたら、してやられたなと。
イマジナリーライン

イマジナリーライン

タッタタ探検組合

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★★

ワンマン監督の下で繰り広げられる映画撮影現場の人間模様は、人の数だけ思惑が入り乱れ、多少盛っていたとしても「こんな状況なんかありそ~」感満載で、もうガッツリ笑わせて頂きました。
案外、映画作品自体がメチャクチャでも(逆にメチャクチャな作品の方が)表に公表されない現場の様子は、とんでもなく面白いのではないかと邪推したくなるくらい。

制作スタッフさんのキャラクターが分かったうえで、その思惑の渦の中、一生懸命役を演じようとする俳優さん達の姿は愛おしく、そして本人の思惑も加わって更に可笑し~ッ。
やがて「ありそ~で可笑し~ッ」だけに留まらず大きくうねっていくストーリー展開に乗って、連れてこられたエンディングは、勢い余って1日だけのお話しに納まりませんでしたが、その着地点も良かったです。

ヘタすればとっ散らかりそうなエゴや信念のぶつかり合いを、順序だててキッチリ観せてくれたのは、さすが20周年を迎える劇団さん!貫禄を感じます。

ネタバレBOX

まずは幕が上がってのファーストインパクト!
「ここからのアングルも捨てがたいよ~っ」とカメラさんに教えたくなるくらいにアガ⤴りました。
咲けよ、酒よ。

咲けよ、酒よ。

ソラカメ

「劇」小劇場(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★★

初見の劇団でしたが女子会のノリや会社での会話がとても面白く、嫌な人が誰も出てこないのが良かった。
出来れば一緒に飲みたいと思うくらい(下戸で飲めませんが)楽しい舞台でした。

授業

授業

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2018/10/06 (土) ~ 2018/10/28 (日)上演中

男性教授が3人、女生徒が1人の『授業』。西悟志さんの演出はPOPで残酷で執拗で、観客を突き放すけど娯楽精神はあり、真面目。原作に敬意を表しながら、突き刺すような意思表示もする。岡田利規作・演出『NO THEATER』と同様“me too運動”で、終盤は痛快♪布施安寿香さん素敵!

ネタバレBOX

演出部の守山真利恵さんが“女中”役として登場。スタッフ姿の若い現代人女性が、ひょうひょうと教授を叱責する。教授は毎日殺人を繰り返し、女中に注意されてもやめようとしない。
女性が男性を上から見下す構図は痛快でもあるけれど、男性(教授)の横暴、蛮行を許し、支えているのもまた女性(女中)であるとも解釈できた。
野外劇 三文オペラ

野外劇 三文オペラ

東京芸術祭

池袋西口公園(東京都)

2018/10/18 (木) ~ 2018/10/28 (日)上演中

約2時間強、休憩なし。寒い!でもコート、ストール、貼るカイロで乗り切れた。

野外劇場入り口は巨大ディスプレイを載せたトラックの背後あたり、PRONTの対面側。
池袋西口公園を通りがかれば、客席と反対方向から無料で観られます♪ 舞台上手外側に立ち見の人だかり。

ポリー(淺場万矢)とルーシー(水口早香)が歌も演技も上手で嬉しい!2人のデュエットは約1時間10分後あたりから。終演間際の大合唱も聴きどころ。

無料券の観客は桟敷席でレジャーシートや簡易ベンチ持参の人あり。上演中の撮影・録音は不可。

少し詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/10/19/10983/

クロノライセンス(東京公演)

クロノライセンス(東京公演)

劇団1mg

シアターKASSAI(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★

正直ちょっとドダバタすぎて私にはあわなかったな。内容もちょっとわかりにくかった。

男装女学院

男装女学院

株式会社ミュディップ

劇場HOPE(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)上演中

満足度★★

ストーリーとしてはまぁまぁ悪くはないんですが 90分予定のところ60分程度で終わってしまい中身の薄い芝居に思えました。ダンスはまだいいが歌はもう少しなんとかして欲しかったですね。

みんなのへや・改

みんなのへや・改

Aga-risk Entertainment

CHARA DE asagaya(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★

部屋主の浮気相手が!そして大家さん!
面白かったです!

竹取

竹取

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2018/10/05 (金) ~ 2018/10/17 (水)公演終了

満足度★★★★

シアタートラムは「広い」と感じる事が多い。「小劇場」と感じた記憶といえば『グッドバイ』(シス)、『クリプトグラム』、昔観た「地域の物語WS」発表とか、韓国現代戯曲リーディングもそうか。それらを除くと「大型劇場で観た」、という感触が残っている。「夜への長い旅路」(梅田芸術劇場)、「管理人」「散歩する侵略者」(2017年版)、「お勢登場」など。今回の「竹取」も黒を基調に奥行きが生かされ、広い、と感じた。実はその理由は客席からステージの距離感にあるのかも知れないが。。

ネタバレBOX

プレビューを観た。小野寺修二演出。芸劇での『あの大鴉、さえも』でデビューを飾った(身体パフォーマンス系ではそう言って誤りでない)小林聡美を、再び起用?とあって、また映像以外で見ない貫地谷しほり出演とあって早々と予約した。
上記芸劇イーストでの舞台(大鴉)は、元戯曲のある作品にしてはかなり抽象的で、身体動作の肩に掛かる比重が高かった。小林女史は無論三人で作るアンサンブルの一角を担っていたものの、身体コントロール技術、バランス感覚や機敏さ等においては素人と見えた。その小林が再び小野寺と組む・・小林と小野寺どちらに期するものがあったのか、どちらが企画側に近くてどちらがオファーをしたのか、世田パブが芸劇を前例として小野寺+小林の企画性を買ったのかなど一切知らないが、そこに何か無ければならないだろうとは勝手な推察だが、密かに楽しみに待った。
野村萬斎を芸術監督に頂く世田パブで、『竹取』というまず企画。脚本:平田俊子とあるが、小野寺の舞台では台詞も一つのピースでしかなく、発語される文字数も少なかった。阿部海太郎の音楽は舞台中央奥にでんと置かれた太鼓が凡そ全て。冒頭を打楽器奏者・古川玄一郎、最後を小林聡美が、徐々に音量を増すシングルストロークの連打(小野寺との仕事ではSPAC版『変身』での全編に亘る音楽が圧倒的だったのと、随分な開きだ)。
貫地谷は序盤からアンサンブルの方に加わり高い身体能力を見せる(というか若い?)。藤田桃子らの熟練の中、遜色ない。小林は序盤から特異な位置で、淡々、飄々と存在し、集団で機敏に動くアンサンブルとの対比がある。貫地谷は後半単独で存在する(主にかぐや姫的存在として)場面が多くなる。いずれにせよ小林と貫地谷という二つのトップが同程度にフォーカスされるが、二人とも目立ってしまう場合は、どちらがかぐや姫か、それとも二人を通して同時に、あるいは分刻みで?かぐや姫を表わしているのか・・そう見えない場合にもう一人は誰(何)を象徴する存在なのか・・といった所で私は混迷した。
竹取と言えば、竹から出てきたという神秘的な出生から、人間性を帯びてくる成長期、婿選びのエピソード、月への帰還と、物語としては意外に派手で賑やかしいが、こたびは「現代能楽集」である。静けさがある。薄暗がりがある。その中に月に照らされたように浮かび上がる白がある。人の姿がそうであり、また上からつるされた何本もの白い筋(ロープ)の先についた重しが移動して文様を作るなどの和の美が舞台を彩るが、物語として理解するには難解である。魂鎮めの対象はかぐや姫なのか、かぐや姫が惑う人類を鎮魂するのか。否、この物語に「言及」する事じたい、遠い祖先を呼び起こす事である・・そんなレベルに上らなければ理解に及ばないかも知れない。最後の太鼓の連打がなぜ小林だったのかも、よく判らない。小林という面白い素材を面白く配置するというのがこのパフォーマンスの狙いの殆どである、と聴かされれば、それなりに納得できそうではある。
「メグ The Monster」/「あっちの部屋では」

「メグ The Monster」/「あっちの部屋では」

アナログスイッチ

旧平櫛田中邸アトリエ(東京都)

2018/10/16 (火) ~ 2018/10/25 (木)上演中

満足度★★★★★

鑑賞日2018/10/18 (木) 19:00

【あっちの部屋では】
亡くなった祖母宛てに届いた手紙をキッカケに祖母が住んでいた家に遺された8つの〇を探す主人公たち……。過去を探るミステリー的なことに漠然とロベール・トマを想起(「8」というキーワードによるものか?)、また、古い家を舞台にした物語ということで宮部みゆきなども思い出す。

しかし何より面白いのはアトリエで始まり、物語の展開に従い二階、一階と2回の移動を伴う上演形態。
短編集で1編ごとに上演する部屋を移動するのは2014年2月のコマイぬ「明日は天気/わたしのお父さん」などいくつか経験があるが、1編の中で移動というのは浮間べースプロジェクト「りんごりらっぱんつ」(2014年11月)以来2度目(だと思う)。
そして、旧平櫛田中邸という会場を巧みに(最大限に?)活かした演出だろう。

巧みと言えば……(内容に触れるのでネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

祖母に宛てられたが隠された8通の手紙から「過去パート」に入るという構成ながら、手紙の読み手が変わったり、ごく短いもので過去パートなしに読むだけで終わるものあり、そして終盤ではいきなり過去になったり、現在の読み手から過去にそれを書いた人物にリレーしていったりとバリエーションによってワンパターンになることを避けるのも上手いんだな。

あと、客演の國吉咲貴さんの「いかにも昭和の朴訥な女子画学生」かつ「自分の想いのためには多少ズルいことでもする」役どころが印象的。

なお、アトリエ25分+二階20分+一階30分にカーテンコール&後説5分といったところか?
愚か者。たがらもの【尻軽娘に愛と無関心のブルースを】

愚か者。たがらもの【尻軽娘に愛と無関心のブルースを】

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2018/10/12 (金) ~ 2018/10/21 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★★

パワフルで熱い舞台でした!事件と共に、様々な人間模様が描かれていて、観応えがありました。ちょっと声が大きすぎる?という場面もありましたが、熱演ならではという印象。登場人物にインパクトがあり、役者さん達は皆、好演していました。主役2人のコンビは、愛すべきキャラクターだなぁと思いました。ダンスやアクションもカッコ良かったです!満足の舞台でした。

Short story's

Short story's

演劇商店 若櫻

現代座会館(東京都)

2018/10/18 (木) ~ 2018/10/21 (日)上演中

満足度★★★★★

いつもの骨董店の品物にまつわる短編という構成ではありませんでしたが、バラバラの短編が紡がれて最後に1つの話になるという構成は、テンポもあって心地よい。
途中、「シャー少佐ゲーム」という笑い要素もいれながら、話は意外なラストへ。一番気になっていた、なぜ画家が記憶喪失になったのかについては明確なシーンがなく、個人的には少しもやもや感が残りましたが、登場人物が皆優しく、全編を通じて舞台にここちよさが漂っているのは、これまでの公演と同じで若櫻らしい。
目を引くような派手なシーンや過激なシーンがないのも好感が持てます。また今回は出演者の人数が少ないので、一人一人の演技を十分に見ることができ、それぞれの演者がとても印象に残ります。
東小金井から徒歩10分とちょっと劇場が遠いという難点はありますが、会話中心の心にしみる優しい舞台が見たい方には、本当におすすめです。
これまでは若手劇団の「Toy's BOX」や「えのぐ」とのコラボ色が強かった部分がありましたが、今回は純粋な若櫻としての舞台という印象でした。
客入れ時の前説という名の雑談もとても楽しいです。是非30分前に劇場に足を運ぶことをお勧めします。

カケアミ物語

カケアミ物語

劇団暴創族

萬劇場(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)上演中

満足度★★★★

鑑賞日2018/10/18 (木)

18日ソワレ(140分、途中休憩なし)を拝見。

個人的には、2016年の『プラットホーム物語』ぶりとなる劇団暴創族さんの舞台。
劇団名のセンスはさておき?! 手堅い作風の団体さん。開演前、作り込まれたセットを眺めながら、今宵もキッチリした舞台を観せてもらえるんだろうと期待がふくらみます。

でっ、観た感想。
漫画の神様と、彼を取り囲む人々との群像劇コメディーは、導入部から早速、舞台に引き込まれ、ドタバタコメディーの中盤を経てのハートウォーミングな結末への展開もスムーズ。140分の長丁場を忘れる程に、中身の濃い作品でした。

ネタバレBOX

ワタシが観たB班の配役を記しておきます。

大漫画家・手塚まさる…黒岩徹さん
手塚プロ社長(手塚まさるの息子)・仲塚治…三浦修さん
プロダクションのスタッフ・浜田ひとし…藤田仁平さん

チーフアシスタント・本屋敷和義…三宅重信さん
アシスタント・曾根田健介(後に美大教授。渡利恭子はその教え子)…三熊こうすけさん
アシスタント・葛尾俊平…堀川翔伍さん
アシスタント・翁島沙也加…金子真緒さん
密かにカケアミを練習するアシスタント・岩根菜穂子…来栖杏夏(くるす・あんな)さん

売れっ子漫画家・鶴野辺みつる…浅見和俊さん
売れなかった漫画家・馬場達夫…齊藤涼祐さん
連載を持つ漫画家・窪田晃…河島辰徳さん
連載を持つ漫画家・関下まこと…岡憲和さん
人気少女漫画家・常盤マチ子…神澤礼実さん

美大生・渡利恭子(実は、シングルマザー岩根菜穂子の一人娘)…宇塚彩子さん
恐山のイタコ・不破幸子(浜田ひとしのおば)…千葉亜弓さん
漫画家志望のガングロ女子高生・海老根莉子…野村香奈さん

週刊少年ダッシュ現編集長・椚山(くぬぎやま)力也…小林大祐さん
週刊少年ダッシュ初代編集長・舞木泰造…大野誠さん
遊栄社編集部員・丸山エツ子…渡辺あやさん
まさに世界の終わり

まさに世界の終わり

シーエイティプロデュース/兵庫県立芸術文化センター

DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)

2018/10/13 (土) ~ 2018/11/06 (火)上演中

満足度★★★

めずらしい経緯で上演されたフランスの現代劇だ。90年代エイズ猖獗の時代に書かれた戯曲が16年になってカナダの若い映画監督の手で映画化、カンヌでグランプリを獲って世界的に脚光を浴びた。実はこの戯曲の日本語訳は映画化以前に翻訳されていて、それが「まさに世界の終わり」。「たかが世界の終わり」と言うタイトルは映画でつけられたもの。
同じタイトルだが、映画は巧みに映画向きに脚色・演出されていて、物語の概要や登場人物は同じだが、スタイルが全然と言っていいほど戯曲とは違う。一言で言えば、「映画的」によく出来た映画であり、「演劇的」な戯曲なのだ。
先に翻訳が出来ていながら、日本で上演されなかったのはその戯曲のスタイルが日本では馴染みがなかったからだ。登場人物のモノローグがシーンの間に長く挟まっていて、普通の舞台演出では収まりきれない。物語が家族の間の、日常のような、非日常のような、現実のような、過去のような、世界を行き来していて物語がつかみにくい。そこを映画は、カメラ、俳優、音楽を駆使して物語を整理・映像化して大成功した。例えば、戯曲で延々とモノローグで語られている家族の微妙な感情が、クローズアップの映像で手にとるように解るように作ってある。僅かのロケーション撮影も舞台では望めない効果を上げている。
この映画の成功があってこその今回の日本上演では映画と、戯曲のいいとこどりをせざるを得ない。
三十二歳で余命宣告されたゲイの劇作家(内が、自らの死の予告を家族に伝えるために、十年余離れていた故郷に帰ってくる。だが、それぞれの生活を持ち、突然の帰郷に戸惑う家族を前に、切り出せない。母、兄、兄嫁、妹、肉親のひりひりするような感情がすれ違う孤独なディストピアのホームドラマだ。そこで、孤独な家族たちに、何を求めて自らの世界の終わりを告白出来るのか。
上演は石丸さちこ・脚本演出版である。苦労のほどは偲ばれる。映画でも翻訳戯曲版でもない新脚本で、ジャニーズの俳優の見せ場まで加えて2時間にまとめている。
しかし、折角のその苦労は報いられたとは言いにくい。一つはこの物語の持っている悲劇性(命が終わるのが予定されている)と日常性(家族)の中で、ひとりの人間と、血を分けた家族との関係を顕微鏡で見るように細部を取り出して見る、と言う作品の芯がよく見えない。母、兄、兄嫁、妹に本人の家族の間の軋みが続くだけで、観客には作品の意図が見えてこない。家族それぞれの現実的な生活背景がほとんど語られない所にも原因があるのかもしれない。映画ではえがかれているが、主人公がゲイであり、劇作家でありパリで成功している、と言う事すらこの上演では語られないので主人公の告白の動機が抽象的でつかめない。現代に生きることは、家族でも孤独だという切ない限られた命の叫びが伝わってこないのだ。
俳優も取り付けなかったのではないか。主演の内はミュージカルではいい役者だが、こういう内面的な芝居には戸惑っただろう。エイズで余命一年以内と言う悲劇を体現できていない。台詞の語尾がすごんだような濁音になるのも良くない。こういう無理なことをさせるのは事務所も興業元も贔屓の引き倒しになると言う事を考えなければなるまい。事実、客席はジャニーズでは全く珍しく空席があったし、ほとんどの女性ファンもどう反応していいか迷っている。脇も苦しい。那須加代子は辛うじて、新劇解釈で乗り切っているが、他は、映画で名演を見せられているので点が辛くなる。モノローグも対話も、力不足である。演出的にも彼らでやれるように優しい工夫ができたのではないかと思う。
うまいと思ったのは、効果音で、窓の外のノイズなどは予想外に効果を上げた。
この原戯曲は家庭劇として新しいところがあるので、タレント芝居でなく、どこかの劇団がアトリエ公演などでやってみてはどうだろうか。。

ネタバレBOX

つまらないことだが、劇場への注文。開演前に開演を知らせる録音アナウンスがあるが、そのリードについている音楽、どうにかならないか。音楽が全く芝居に合わない。ものすごく、観客の気分が損なわれると言う事を劇場はしらないのではないか。
古書パラレル浪漫譚

古書パラレル浪漫譚

はらぺこペンギン!

神保町花月(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)上演中

満足度★★★★★

鑑賞日2018/10/18 (木) 15:00

価格3,300円

とても面白かったです。かなり設定は細かいですが、飽きなく話もわかりやすく構成されています。本がイイんでしょうね。役者は数も適度であり、役にもとても馴染んでいたと思います。これは演劇を初体験したい方を同行するのには丁度いい作品です。

照明が凄く新鮮でしたね。こんな使い方があるなんて。担当さんはとても勉強されたのではないでしょうか。
また宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を重ねたストーリーがなかなかステキでした。

今年結成16年目だそうですが、恥ずかしながら存じませんでした。これから注目をしていきたい劇団です。

ネタバレBOX

「銀河鉄道の夜」に加えて「銀河鉄道999」もネタにしてます。こう言った既存モノを使うのはやや怠慢か?と思われがちですが、ここは「演劇を自虐」でカバーしています。そしてアラレちゃんの「キーン」は終盤に泣かせるワンシーンにつながります。沢山のネタをバランス良く書かれた脚本、そして優れた演出作品に出合うことはなかなかありません。
楽屋

楽屋

MAIA STARSHIP

ART THEATER かもめ座(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)上演中

満足度★★★★

【黒い楽屋】鑑賞-
予想に反してしっかり「楽屋」していました。
もっと華やかでショーアップされている、良くも悪くも軽いモノを思い描いていたら、全体を通して薄暗くやや地味な仕上がり。
実験的な試みを期待していた分拍子抜けしましたが普通に楽しめます。

THE SHOW MUST GO ON !!

THE SHOW MUST GO ON !!

劇団天動虫

ワーサルシアター(東京都)

2018/07/11 (水) ~ 2018/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/07/13 (金) 14:00

2013年3月、アトリエ第七秘密基地での初演がこの団体との出会いになったという思い入れのある作品、冒頭シーンから「あ~そうだった♪」と懐かしく思い出しながら観た。
今回の180度回転させるとまた別の顔を見せる装置も良かったが、初演は布を使ったユニークなもので、それもまたいつか観てみたいな、などとも。
ところで途中の会話に出てきた「沖縄のおみくじは凶ばかり」の落ちの部分(「きち」は要らない)で笑いが起きなかったのはシニカルな言葉遊びに皆さん気付かなかったからか?

となりの事件

となりの事件

シアターノーチラス

OFF OFFシアター(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

隣の家の事件、第三者、他人ではあるのだけれど、まったく別世界のことでもなく、微妙な関わりを見せつつなストーリー、微妙な距離感とその他のエピソード、面白かったです!

みどり色の水泡にキス

みどり色の水泡にキス

オフィス上の空

あうるすぽっと(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/24 (水)上演中

満足度★★

こういうのを輪廻と呼んでいいのかという疑問は終盤になってメカニズム(?)の説明があって「そう来たか」と納得した。しかしそれだけ。お芝居全体は、若い人が大勢で騒いでいるだけで、泣かされもせず、癒されもせず、怒りも喜びも湧いてこないものだった。

みんなのへや・改

みんなのへや・改

Aga-risk Entertainment

CHARA DE asagaya(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)上演中

予約受付中

満足度★★★★

上演時間は約65分。楽しかった。バス+トイレ付き1Kの部屋の3方を囲むように椅子が置かれているが、席の前が部屋のどのスペースになるのかによって、見え方も結構変わる。何せ役者さんが目の前まで来るので、このときあっちのスペースの役者さんはどんな表情なんだろうとか、無い物ねだり的なもどかしさも。今度は別の側から観たい。

ネタバレBOX

できればアニメストリートの陰からベランダの外の様子も窺ってみたい。

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