最新の観てきた!クチコミ一覧

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ハイスクール歌劇団☆男組

ハイスクール歌劇団☆男組

ドリームプラス株式会社

天王洲 銀河劇場(東京都)

2012/09/12 (水) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

谷澤恵里香さん出演。
7年前ですね。今回あらためてDVD で見ました。
CBC制作のテレビドラマの、続編になります。ドラマ出演者のうち男性7人が舞台にも。シナリオでも歌劇団経験者ということで。仲間を募って、ロミオとジュリエットに挑みます。
さすがにクォリティが高く。特に男性キャストの面々は素晴らしかったです。先日亡くなった滝口幸広さんも、かっこよかったです。
谷澤さんは当時22歳だったのかな。元アイドルらしく、キレのあるダンスと笑顔を見せてくれてました。そして豪快な演技も。
初舞台が銀河劇場とは。大きな会場、たくさんのお客さん。今後の活躍を夢見たものでした。

ネタバレBOX

谷澤さんの役名「七海」はアイドリング!!!7号から取ったのでしょう。
2人からアプローチされ、翻弄して、最後に1人選びます。いい役でした。
メル・リルルの花火

メル・リルルの花火

おぼんろ

新宿FACE(東京都)

2020/04/17 (金) ~ 2020/04/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てきた、というか、聴いたというのが正しいかな。毎回、生ライブで物語が続いていくドラマ仕立て。家で寛ぎながらラジオドラマを聴いている感じは、それもまたなかなか面白かった。幽霊たちの映像もいい感じで見られた。

学園探偵薔薇戦士

学園探偵薔薇戦士

フリーハンド

萬劇場(東京都)

2020/03/25 (水) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

倉科遼が原案と製作なので期待したのだけど、がっかり。
倉科にしろ司敬の漫画にしろ、こんなにできの悪い作品を掲載しないでしょう?
なぜ舞台だクオリティさがる?こんなにも。

それにしても倉科、司が同一人物というのは驚きました。

あずみ ~戦国編~【公演中止(3月14日~19日)】【3/28(土)・29(日)公演中止】

あずみ ~戦国編~【公演中止(3月14日~19日)】【3/28(土)・29(日)公演中止】

エイベックス・AY・ファクトリー/アール・ユー・ピー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2020/03/14 (土) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

原作、読破しました。
面白えぇぇ!
やっぱり漫画の舞台化では、原作の面白さを表現したり、超えたりすることは不可能なのだろうか?
それと、主役はこの娘じゃないや。
私として、中条あやみを若くした感じの娘がふさわしいと思う。

re-call

re-call

企画演劇集団ボクラ団義

新宿村LIVE(東京都)

2020/02/20 (木) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/03/01 (日)

ボクラ団義さんに所属している役者さんが出ていた舞台を何作か見ており、ほぼその役者さん目当てで見に行った作品。

申し訳ない事にほとんど顔と名前が一致しない中の観劇だったけれど、終わる頃には顔面びしょ濡れ。(涙脆い方)

冒頭からの導入が少々舞台に入り込みにくかったけれど、中盤から終盤にかけてぐいぐいと引き込まれ、最後には様々な事を考えさせられるストーリーだった。自分はすごく好きな内容。現在、DVD購入を視野に検討中。

天国プロデュース!!【公演中止】

天国プロデュース!!【公演中止】

劇団「劇団」

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2020/05/21 (木) ~ 2020/05/24 (日)公演終了

チケット買いました☆中止となり残念ですがこのご時世致し方ない事だと思います★命を最優先する劇団の英断に敬意を表します☆一日も早くこの作品が安心して楽しめる日が訪れる事を願ってやみませんm(_ _)m

第63回 日本舞踊協会公演

第63回 日本舞踊協会公演

日本舞踊協会

国立劇場 大劇場(東京都)

2020/02/22 (土) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★

「風流陣」と「落人」を見た
花の精と風の神が出てくる「風流陣」が艶やかで
なかなか春に相応しいかなぁ~♪ と(^-^)

ピリオド

ピリオド

劇団そとばこまち

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2020/05/08 (金) ~ 2020/05/12 (火)公演終了

再度の延期も致し方ないと思います★
7月公演は事態が休息して安心して楽しめる日になってるよう祈ってますm(_ _)m

メル・リルルの花火

メル・リルルの花火

おぼんろ

新宿FACE(東京都)

2020/04/17 (金) ~ 2020/04/26 (日)公演終了

 「観たor観てない」を問われたら、一応「観てきた」の方になるので、何か感想書かなきゃ~~~でもな~~~と、思い悩んでいるうちに、見逃し配信が始まりました。
 なので、「観て下さい」と、言いたいです。7月いっぱい、Youtube上で誰でも無料で観ることが出来ます。 さしずめ劇場の扉が全開で、「寄ってらっしゃい観てらっしゃい」と呼びこみされてる様なものですから。
 
 ああでも、作品を観ようかどうしようか、迷ってる人がもしもココを覗いてる(今頃おるんかのぅ・・・)のだとしたら、何かしらお勧めを書いた方がいいのでしょうか。 新手のフィッシング詐欺でもネズミ講でもないですよ、とか・・・。 冗談はさておき、僭越ですが第三者の立場からざっくり案内っぽい事だけ書かせて頂きます。

 第1回から第14回まで、連続した1時間程度のコンテンツが配信されています。どの回でも、どの順番でもOKです。おぼんろさんのHPからYoutubeに飛べます。
 各話の構成は大体こんな感じです。

① 待ち受け画面
② オープニング映像(メインキャスト囚人服Ver.)
③ 語り部達の物語と末原さんの前口上・導入部(音声のみ)
④ 「メルリルルの花火」本編(ほぼ音声のみ)
⑤ 「ペズロウの幽霊たち」(パフォーミングアクターの演技映像)
⑥ メイキング映像(これまでの経緯等)
⑦ 語り部達の物語(音声のみ)
⑧ エンディング映像(メインキャスト白Ver.)
⑨ テーマソング「花は盛りて夢叶う」(Vol.7~)
⑩ 次回予告画面

 回によって順序が変わったり飛んでたりするものもありますが、バラエティに富んでます。 ①と⑩は静止画像なので終始見てなくてもいいですが、基本的に要らない部分はありません。④と⑤は総集編コンテンツ(無料)もあります。

 観終えた後、「面白かったから、観劇料を払いたい」と思った参加者だけ、“ 投げ銭 ”のページに飛んで下さい。観劇料金は百円玉・千円札・五千円札・一万円札の4種類(「500円かな」と思ったら百円を5回カートに入れるのかな?やった事ないけど)。 回ごとに額面を変えても、一つに纏めても構いませんが、形式的にはチケットの画像を購入する(紙チケットが送られてくる訳ではない)というショップなので、了解下さい。 私はというと銀行振込の手数料をケチって全公演を一度に投げ入れました。 無論、「お金なんて払えない」と思ったらスルーしちゃっていいのです。

 ただ、投げ銭は今回の製作費だけでなく、次回の製作費用にもなります。
 今回、こういうカタチになりましたが、本当は、メインヴィジュアルの映像に見られるキャラクターの物語が繰りひろげる“ おぼんろワールド ”が観られるハズだったのです。(マルチアングル仕様の白Ver.で想像した私。でも貧しい村の状況を考えると、囚人服Ver.の汚しメイクの方が近いのだろうな・・・) 「メルリルルの花火」の物語を、完全な形で劇場でやって欲しいと思ったら、百円玉の一枚でも投げ入れて下されば―――実現する支援に繋がると思うのです、きっと。




ネタバレBOX

 通常の舞台公演→無観客ライブ配信→画像無リモート演劇+編集映像、という変遷を辿ったこの作品、企画と共に内容もどんどん変わっていったのだと思います。 意見の食い違いや対立もあったと思うし、デザインやストーリィもその都度変更を余儀なくされているのでしょう。
 だから、「不完全な本公演」とは思いたくないです。 ぎりぎりな今の状況に、立ち向かって踏ん張って、ようやく成し得た公演。 音声のみのリモート配信を逆手に取って、「クルパジムン=語り部達の冒険譚」と「ペズロウ村の物語」がリンクしていく二重構成(衣裳やメイクを変える必要もなく、一人何役も演れる!)。 「コロナ世界の今」でしか生まれなかった作品。それには、本当に拍手を贈りたいと思っています。
 それに、話の随所に末原さんの「現実世界への怒り」みたいなワードが散りばめられてる。その上での、「笑っちゃおう、踊っちゃおう」という大団円!
 最初は、ちょっとヤケクソなんじゃないの?と首を傾げてしまいましたが、これは恐らく、参加者に対する「プレゼント」なのだろうと思い直しました。こんなドン底な世の中で、更に人がいっぱい死ぬのなんて、観たくないですものね。 主要キャラはハッピーだけど、周囲の状況は依然として絶望的なのは・・・まぁいつもの事ですが・・・。
ミュージカル『悪ノ娘』

ミュージカル『悪ノ娘』

amipro

あうるすぽっと(東京都)

2017/06/04 (日) ~ 2017/06/11 (日)公演終了

満足度★★★★

田中れいなさんに尽きるというか、圧巻の存在感でした。
なかなかこの役をやり切れる女優さんって存在しないのではないでしょうか?
良いものが観られました。

遊びも多く笑えるシーンもたくさん、と書けば響きは良いですが、
若干役者さん達の力で乗り切ろうとしている場面もあり少し違和感もありました。
折角大き目な奥行きもある劇場でしたが、内輪ノリというと失礼かも知れませんが、
客席全体まで巻き込めているのか?と思うと、変に距離感と空気のノリに溝が出来ている気がしてしまったのが残念でした。

【公演延期】「メビウス」&「メビウス〜永遠のリピカ〜」

【公演延期】「メビウス」&「メビウス〜永遠のリピカ〜」

劇団ショウダウン

難波サザンシアター(大阪府)

2020/05/03 (日) ~ 2020/05/06 (水)公演終了

延期は残念だけど命を優先する劇団の英断に敬意を表します☆この作品を安心して観れる日が1日も早く訪れる事を楽しみに日々を生き抜いて行きます♪

不思議の国のカンタータ

不思議の国のカンタータ

宮崎理奈プロデュース公演

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2019/02/13 (水) ~ 2019/02/17 (日)公演終了

満足度★★★

新しい形の作品と思いました。
1部が60分程度の演劇で、2部にはその役のままにライブが行われる。
ターゲットが明確。

1部での世界観は個人的にとても好きで、もっと長くても良いくらい。
ただしオチは狙っているのかも知れませんが、唐突でシンプル。
「えっ!?」と言う間に終わる感じ(観たら分かります)

2部ではそれぞれの観客に推しがいるときっと物凄く楽しめるのでしょうね。
サイリウムだったり推しの団扇を振ったり、演劇の劇場じゃないみたいな空間になります。
楽曲も非常に良く出来ている気がするので、その面でも楽します。

ただ、一番の問題はリピーターの方達…
1部の演劇部分がどうしても繰り返し観るには深みが足りないのも分かるのですが、
1部の演劇中、ずっと携帯をイジっていたりいたり、寝ていたり、隣同士喋っていたり…
ちょっと演劇を観に行った身としてはシンドイものがある空間でもあります。

解決策も思い付かないので、仕方ない事かも知れませんが、
そういった理由からも3点を付けます。
ただ、非日常を味わいたい、キラキラした空気に包まれたいという人にとってはタマラない、素晴らしい作品でもあるとは思います。

エアガール!

エアガール!

トキヲイキル

ぽんプラザホール(福岡県)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★

現在もYOUTUBEで観られますので、ご覧になっていない方は是非。

日本、いや世界で初めての飛行機内でのサービスを目的とした添乗員、
エアガールが日本で誕生するまでの物語。
しっかりと事実が織り込まれていて、知らなかった歴史を知る事が出来ました。

ここの劇団さんはコンセプトが非常に明確で、凄く素直で真っ直ぐ。
作品も「苦労や困難にブチ当たりながらもそれを乗り越えていく」という明確さ。
でも、それで良いと思える直向きさを出演者の皆さんから感じるのです。

また客席も温かく、役者陣がそれぞれのネームボードを持って登場するオープニングなどで、
しっかりと1人1人に拍手が起こるなど、非常に良い空間だと思います。

これからも定期的にこういった作品を届けて欲しいものです。

悪役令嬢後宮物語

悪役令嬢後宮物語

フロンティアワークス

サンモールスタジオ(東京都)

2016/09/28 (水) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度

正直、かなりチープな作品でした。

世界観がずっとフワフワしていました。
そして…申し訳ないのですが、それを許容してしまう優しい空気感が客席に流れていたのが一番残念でした。
優しい、というと言葉としては良いかも知れませんが、甘いとも言えるものでした。
ファンがアイドルを甘やかすとこうなる、みたいな典型的な感じを受けました。
その役者(アイドル?)さんの推しグッズを身に付けてレスを貰いにいく者、
つまり視線を合わせにいってみたり、上演中なのに手を振ってみたり…と…

脚本も役者陣の演技も全体的に雰囲気だけで、それも徹底されていないのであれば作品としては破綻としか観えませんでした。
申し訳ないのですが、観に行った事を後悔した作品の1つです。

オトメのオモチャ

オトメのオモチャ

Shima Production

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/03/23 (木) ~ 2017/03/27 (月)公演終了

満足度★★★★

コレ、なかなかに傑作でした。
コメディにここまで徹していて、尚且つ楽しませる事が出来る作品って意外と少ないんじゃないでしょうか?

たんぽぽの白鳥久美子さん演じる女性が、自身が作り上げる架空のゲームの主人公(白井那奈さん)に成り切り、
一癖も二癖もあるイケメン達と繰り広げるやり取りは個人的に大爆笑して観ていました。
そんな展開になるのか!?もたくさんあるし、意外とスッと流されていた設定が実は後半の伏線になっていて、
どんどんそのピースが繋がっていく様は爽快でした。

DVDで振り返って観ても非常に楽しめる作品です。
白鳥久美子さんと白井那奈さんのお二人をこの役にブッキング出来た時点で、
作品としては勝ちが決まっていたレベルにピッタリの配役でしたが、
いつかまた上演されるのであれば、観に行きたい作品です。

黄雏菊 Rudbeckia : anjir zero

黄雏菊 Rudbeckia : anjir zero

犀の穴プロデュース

犀の穴(東京都)

2018/06/22 (金) ~ 2018/06/27 (水)公演終了

満足度★★★

椎名さんと土田さんのお二人のモノホンにしか見えない?説得力が素敵でした。
何故かこの二人がいる場面って、空間がお二人に引っ張られて?背景が違って見えるレベルで素敵になる気がします。

麻草さんの演技って初めて見ましたが、流石は演出家さんだけあって、役を存分に楽しんでいる感じで面白かったです。
あと、鶴田葵さんがここまでしっかりとセクシーさを前面(全面)に出しての役って意外と今まで少なかった気がしていたので、
それを観る事が出来たのも大きな気がしました。

役者陣が十分に魅せられる方ばかりでしたので、ドラマの様な、映画の様な濃厚な空気感を堪能出来ました。
良い空間でした。

ホテル アヴニール

ホテル アヴニール

A.R.P

千本桜ホール(東京都)

2016/08/02 (火) ~ 2016/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

Aチーム側を拝見。

劇場も小さく、少人数でのお芝居という事で非常に限定された条件下での作品作りでしたが、
十分に楽しむ事が出来ました。

一見すると繋がりが無いようにも見える作品達も実はピースがハマっていく様に繋がっていくのは、
観ていてその脚本の妙に感心をしてしまいました。
DVDも購入して観返しましたが、その印象は後になっても変わりません。
メンバーが変わるのは仕方ないとして、またどこかで観られたら良いなと思える作品でした。

HOMO

HOMO

OrganWorks

神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2020/03/06 (金) ~ 2020/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★

「身体」と一口にいっても、一種の容器や形状として、器官の組み合わせとして、動きの源泉として、空間との関係……と探索すべき視点はさまざまです。「言葉」も同様で、音、声、意味、それらの関係など、分析し、考え始めればきりがないテーマです。

『HOMO』は、こうした、身体や言葉、とりわけ、それを扱う個や集団のコミュニケーションをめぐる複雑さ、無限に、果敢に分け入りながら、「人類とは何か」を探るダンス・スペクタクルでした。

大枠としては、最後の数人になってしまった「HOMO(人類)」と、彼らを看取る「LEGO(新人類)」のドラマに、コロスとしての「CANT(旧人類)」の存在が挟まれるという構成なのですが、特に序盤はそうした構図を読み取りつつ、舞台を追うこと自体がスリリングで、刺激的な体験となりました。舞台に並べられた、あの樹木のようで血脈や系図のようでもあるオブジェ、赤い布を垂らした場面のアングラ的な始原の風景とSFチックなLEGOの存在感のコントラストも印象に残っています。

何かを分析し、まとめ直す=図式をつくるということは、ノイズを取り除いたり、枝葉を切ったりすることでもあります。展開にしても踊りにしても、見えてくるほどに、もっともっと破綻や裂け目、混乱をを求めたいと感じる部分がありました。が、そのことこそが、ここで取り組まれているテーマの深さであり、また、前作から続く「人とは何か」の探索の可能性を示しているのだとも思っています。

まほろばの景 2020【三重公演中止】

まほろばの景 2020【三重公演中止】

烏丸ストロークロック

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2020/02/16 (日) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

罪と迷いを抱えた青年の魂の彷徨を、山岳信仰と重ねて描く骨太なドラマ。
2018年にも拝見した作品ですが、冒頭の祝詞から厚みのある声の重なりに胸を突かれ、より鮮烈にこの作品の世界観、風景に「出会った」感がありました。

日常会話と語り(独白)、祝詞、神楽……。異なる言葉と身体を交錯させ、存在の根源を探ろうとする手法、テーマは、現代演劇の歴史の中でも長く受け継がれてきた、オーセンティックとも呼べるものです。でも、だからこそ、それを高い完成度で、今日に響くかたちに昇華させたことに意義を感じます。

ネタバレBOX

行方不明になった自閉症の青年を探し、山を歩き続ける主人公。
山行のなか、その胸に去来するのは、彼から目を離してしまったことへの贖罪の意識だけではありません。地元で舞った神楽のこと、東日本大震災の直後に再会した不倫相手とのこと、幼馴染にされた説教、そして、行方不明になった青年の姉との関係……山で出会う人(台本上は「なかま」と表記されます)によって演じられる回想はどれも、彼の鈍さや弱さ、迷いの根深さを浮かび上がらせます。

とはいえ、「なかま」も、彼らが演じる登場人物も主人公を糾弾するために配置されているのではないはずです。劇中では、死んだ人は33年にわたって山をめぐり、生きていた罪をおとす、との山伏の言葉も紹介されますが、生きながらにして赦されることはないのか、あるとすればそれはどのように訪れるのか、というのが、この作品のテーマだからです。

登場する人たちは皆同様に、普通の、美しくも正しくもない、罪を持つ人たち。そして、この上演でいちばん印象に残っているのは、この「なかま」たちの、場面ごと会話ごとには「わかる」し、身近な存在にすら見えるのに、彼らを「(たいして)知らない」とも感じさせる奥行き、リアリティでした。とりわけ二人の女性(阪本麻紀さん、あべゆうさん)が醸し出す生活感と寂しさと色っぽさ、業のありようは、今も生々しく思い出されます。あの、よく知らない人たちの存在感があってこそ、終幕の広大な風景はありえたのかもしれません。

黒い砂礫

黒い砂礫

オレンヂスタ

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2020/03/14 (土) ~ 2020/03/22 (日)公演終了

満足度

観客として、想像力の焦点が合わせづらいなと感じました。舞台美術、衣装、身振り、それぞれの要素で観客の想像力を必要とする量がちぐはぐに思いました。

ネタバレBOX

同色の木材が段差になっているだけのシンプルな舞台美術を山に見立てるのと、ちゃんとしたアウトドアウェアを着た人が山を登る身振りをするのと、ハリボテが混ざった小道具でスープを飲むフリをするのとでは、観客の想像力を必要とする量がバラバラです。ここはリアルな設えでリアルにやるのに、そこは嘘でやるの…?と、そのバラバラさは私を困惑させました。バラバラであること自体が問題にならないようにもできると思いますが、そのバラバラさと他との関連が見つけづらく、私にとっては単にノイズとなっていました。

急に緑のムービングライトが下からバッと光って、俳優がギャグを言うシーンは面白かったです。そこだけやけに記号的な演出で、とことんバカらしく見えつい笑ってしまいました。そこで床下のムービングライト使うのか!的な驚きがありました。

また「負荷のかかった身体」の魅力をそのまま押し付けられたように感じるシーンがあり、私は距離をとってしまいました。流れに乗れませんでした。またその見せ方にも疑問があります。激しく運動し、息があがり紅潮した身体を無理なく見せる構成をとっていることは推察します。しかしその構成に乗れていたとしても、出演者全員が真面目な顔で皆同じく抽象的な身振りをしている場面では、いやさっきあんなにふざけてたじゃん!と、三枚目的な役につっこみを入れたくなると、私は思います。出演者全員でやらなくても良かったのではないでしょうか。

加えて、演技態が気になりました。必要以上に大きな声で発話してたように思いますが、それが良い効果を生んでいるようには思えませんでした。声でかいな!と思うと観客はある種の没入から離脱するわけですが、そのことによって観客を批評的な視点に持ち込むわけでもなく、単に流れから外れさせるだけであったように思います。

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