【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女
劇団鋼鉄村松
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/07/22 (金) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
よかった。。。
とても良かったです。ハマりました!
笑いがあふれる「コメディ芝居」の時の場内の様子だったけど(ボクも所々笑ったけど)・・・むしろストーリーをじっくりと味わえた芝居だった。
出オチやチープなコント表現が少なからずあるから、軽いノリで創ったように感じた瞬間があるにはあったんだけど、観劇後は「芯の通った、確固たる”思い”を、遊びの心で脚色した佳作」のように感じたなあ。
一旦夢中になったら、何でも良く感じるんでしょうか・・・ジャンヌ役の鬼山亜紀子さんの「エイエイオー!」が、一人だけサウスポーだったのですら、すっごくイイじゃん!と感じちゃいました(笑)
受付で、ささやかに販売していた過去作品のDVD・・・観るのがすっごく楽しみ!
次回公演のテーマは「将棋」。
最近は、若年層を中心に囲碁に押されまくりの将棋だけど(ま、ボクも囲碁を去年から習ってはいるんだけど)・・・先週のマイナビ女子オープンの予選一斉対局を見て、「やっぱ将棋、イイわ!」と思った・・・将棋最高。
将棋を語らせたら、かるく2時間は話しちゃいそうなので・・・とりあえず「将棋の世界は100%おもしろいぞ!!!」とだけ書いときます(笑)
終演後の舞台挨拶では、ボス村松さんによるサプライズが。
やっぱ結婚はイイよなあ!おめでとうございます!!
ボクも、もう一丁いってみようか!
バンカラ
劇団スパイスガーデン
ブディストホール(東京都)
2011/07/19 (火) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
涙あふれる大熱演!
かなり稽古を積んだんじゃないかなぁ・・・初日から完璧な芝居!
大熱演ゆえに、早めのステージの観劇がイイんじゃないか、と思うほど。
ダブルコールも当然の芝居でした。
舞台は、高校の応援団。
ドキュメントのように、完璧に「男子高校生」を描いてる(実話を元にした戯曲というのもあるんだけど)。
ボクは、男子校だったけど・・・ホント、こんな感じだったよなあ。。。
女子高出身の連れは「こんなに幼いの?」って言ってたけど・・・こんなもんだったし、中身は今も変わらない(笑)
母校がモデルになった映画『ウォーターボーイズ』のエンドロールで感極まって涙があふれちゃったように、今回も、高校時代を思い出しちまって・・・所々で、登場人物のように熱くなっちまって・・・不覚にも涙があふれてきた。
和田成正さんは、このところよく観る役者さん。
おバカな用務員だったり、お人好しの婚約者だったり・・・そして今回は、応援団員。今回の顔つき&声の太さには、『吹雪の中でワルツ』を一緒に観た連れが感嘆してた・・・「役者って凄いね」。。。
大大大熱演ゆえに、最前列には汗やらなんやらの大シャワー!
2列目以降の観劇がいいでしょう・・・ま、指定席なんだけどさ!笑
熱くなりたい人!必見!!
役者さんの大熱演に加えて、ストーリーがベタなので、安心して熱くなれます!笑
男子高校生の動態に興味がある人も必見です!笑
愛情爆心地はボクのココ
ぬいぐるみハンター
王子小劇場(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
とてもよかった。
2回観劇。
1回目は、なんかガチャガチャした芝居だなと思ったんだけど(眠かったし)・・・2回目は、もう最初から最後まで、じっくりと味わえた。
「無駄なシーンが無い」とすら感じたし、今でも時たま芝居の一場面一場面が思い浮かぶことがある・・・ロ字ックの『燦燦』もそうだったけど(←今でも上演台本を愛読してる)、後からジワジワくる芝居だなあ。。。
もちろん戯曲の持つ力や役者さんの演技がそう思わせるのかもしれないけど・・・2度目の観劇前に、連れから「(2016年にオリンピックが開催される)リオデジャネイロのストリートチルドレン」や、ブラジルが抱える暗部を描いたドキュメンタリー映画『バス174』について聞かされたことが大きかったのかもしれない。
これから観劇なさる方は、リオのストレートチルドレンについての知識をwiki程度のものでも持つことで、この芝居にズッポリはまれるような気がする。。。
この『愛情爆心地はボクのココ』は、リオのストリートチルドレンの状況に対して、池亀さんの思いや希望をぶちまけた作品のように感じた!佳作!!
あっそうそう・・・今回のTシャツ。かなり攻めのデザイン!
買うか買わないか迷いに迷って・・・結局、2枚買った!笑
そのことが、今晩観た『リタルダンド』で幸福を招くのでありますが。。。
シアターライブ! part1
SOUKI
シアターブラッツ(東京都)
2011/07/09 (土) ~ 2011/07/10 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかった!
とっても雰囲気の良い空間だった!
ボクは2列目で鑑賞。
最前列は子供たちがズラ~っと並んでたんだけど・・・子供たちって面白ければケラケラ笑うし、つまらなければダレる(笑)
笑いのポイントも大人のそれと微妙に違ってて・・・なんかおもしろかったなー。
9名によるコンテストなんだけど、技量の差は・・・あるかな。
ネタによる順位の入れ替わりはあるんだろうけど・・・上位2人の技量は、ここでは格が違うように感じた。
この公演を、コリッチユーザーの方々がご覧になって、パントマイムや大道芸に注目してくださったら嬉しいなあ。
早稲田の舞夢踏の公演は、震災の影響で中止になっちゃったけど・・・観てほしいなあ。。。
来週あたり、鶴岡アキラさんか村田朋未さんの芸を観にいこっと!
似非紳士
Unit Blueju
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/06/30 (木) ~ 2011/07/04 (月)公演終了
満足度★★★★
よかったです!
ものすごく気楽に観られたし、くすぐりも堀内健ぽい感じでよかったなー。
小俣彩貴さんという表現者を知ることができただけでも「儲けもん」!
ダンスのキレ、演技力、体型、顔・・・どれもこれも超好み!
次は、どの場で活躍を見られるんだろう・・・すごく楽しみだ!
連れは「小俣さんのピラティス教室に通う!」と目がハート状態でした。。。
ボクも通いたいところだが・・・男性がピラティス教室に通うってのは、いろいろと乗り越えるべき壁があるような気がするんだよねえ(笑)
楽日前日の観劇だったので、演技が自然な感じになっててヨカッタ。
主役の石橋貴明の娘である穂のかさんも、けっして巧くはないんだけど、役どころにマッチした演技を見せてくれたと思う・・・ま、ボクは、とんねるず世代なんで、点数は甘目かもしれませんが(笑)
ミュージカル仕立てだったのもよかったなあ。
ほとんどの役者さんが歌うんだけど(しかも一曲以外は全部ソロ歌唱)、「さあ、次の役者さんは、どんな歌声を聞かせてくれるんだろ?」って楽しみだった!
歌詞が聞き取り易い歌唱だったし、なんといっても歌詞の内容が平易であるところが実にヨカッタ!
ただ作曲が、ボクの好みではなかったかなあ・・・歌い手の歌唱力&表現力で「聴かせた」部分があるような気はする。
それにしても、会場の雰囲気が良かった!
最後のダンスミュージカルシーンは、手拍子手拍子で盛り上がったー!
やっぱ、ダンスシーンはこうじゃなくっちゃ!!
ま、先日見たアイドル演劇ほどではありませんでしたが(笑)
会場が盛り上がっていたので、2時間の上演時間は長く感じなかったんだけど・・・1つ2つ削っても良い場面はあったような気がする。
ただ、歌・映像・洋舞・日本舞踊等々、いろいろな要素を入れ込むことを恐れることは無いと思う。
「見せ場」をドカンと入れ込むのは、シルクのステージにも、歌舞伎にもある。
バランスさえ取れていれば、エンターテインメントとして立派に成立すると思います。
勃発した問題を、全部解決してくれたのもウレシイ!キモチイイ!!
曖昧にして、余韻を持たせるのも悪くないんだけど・・・アルゼンチンタンゴのように、「チャンチャン♪」で終わるってのも、イイモンダ。
てか、表現者として「オチをつける」ってのは、勇気がいることのような気がするんだよね、最近。
オチを観客に投げる芝居が少なからずあるだけに、観劇後は爽快だったなー。
大正浪漫 ハイカラ探偵王 青いルビー殺人事件
劇団ゲキハロ
俳優座劇場(東京都)
2011/06/29 (水) ~ 2011/07/03 (日)公演終了
満足度★★★★
アイドル公演に思うこと。
最初から最後まで、スイートなことスイートなこと。
不本意ながら、公演中2回くらいニヤけちゃったわ。
口を押さえてクールを装ってはみたが、ツレにはしっかり気づかれてた・・・嗚呼。。。
ストーリーは、探偵モノ。
謎解きの要素はしっかりあるが・・・「キャンディキャンディ」のウイリアム大おじさまが、アルバートさんだったことを最後の最後までわからなかったボクでも、かなり早い段階で犯人がわかった(笑)
でも、こういうベタなストーリーは気楽に観られるから、たまにはイイよね。
演技力云々は・・・ま、こんなもの。
アンドリウ氏の芝居だから、まず「かわいいこと」が重要なのだ(←偏見ダネ)
でも、主演の田中さん以外は、噛んでなかったから・・・演技力でのストレスは、ゼロだった。
そんな中、「おっ!イイネ-!」だったのが、一風変わった看護婦役の村上東奈さん。
ツレもお気に入りキャラだったようで、帰り道に絶賛しあったのだが・・・ボクは、10年以上前のガキの頃の村上さんの曲を、今でもたまにDVDで見てるんだよね・・・キモがられるのが嫌だから、ツレには言わなかったけど。
歌はたいしてうまくないんだけど、ダンスがよくってね・・・彼女の「優れたリズム感」が、キャラクターを引き立たせたんじゃないかなあ・・・ま、かなりの贔屓目だけどさ(笑)
それはそうと、アイドル公演って、客層が独特なんだけど・・・「あっ、こういうのってイイな」って思うことがあって・・・。
それが「観客が、演者を盛りたてる」こと。
田中さんの歌で幕を開けるんだけど・・・手拍子で、ガッチリ盛り上げる!
アカペラっぽい箇所に差しかかると、手拍子がピタッと止む。
このあたりの「一体感」は、ストリップ劇場でも見られるのでありますが(笑)
小劇場だと、ミュージカル仕立ての芝居でも、演者が手拍子を催促しないと、手拍子が起こらない公演が多いような気がする(きっと、本当は手拍子をしたいんだけど、周りがしないから我慢する、というのが多いんだろうけど)。
やっぱり、観客が盛り上げるのってイイナ、って思うんだよねー。
あっそうそう・・・モーニング娘系列(?)の芝居には、やっぱ保田圭さんが欲しいよなあ。
彼女がいると、芝居がグッと引き締まる気がするんだよね・・・舞台上で彼女が発するオーラは、タダモノじゃないような気がするんだけど。
ま、保田さんがいない分、村上さんがキメてくれた、ということで!笑
5分だけあげる(終幕御礼・御感想お待ちしています。次回公演は2012年2月下北沢駅前劇場・下北沢演劇祭参加決定)
MU
王子小劇場(東京都)
2011/06/28 (火) ~ 2011/07/04 (月)公演終了
満足度★★★★
どんどん拡がっていく。。。
この脚本が2008年に書かれたもの、というのにビックリした。
「3.11以降の日本の状況をシニカルにとらえた作品だったんだな」って、帰りの電車でパンフレットを見るまで、そう思ちゃってたもんだから。。。
きっと、ハセガワさんの思いは、人間の感情の深いところを描きたかったんだと思うんだけど・・・やっぱボクは浅いなぁ・・・。
梶浦先生の行動が、冒頭の携帯での通話の内容から、「いろいろ考えたけど・・・もうどーでもいいやっ!」みたいな半分ヤケっぱちのものに感じちゃって・・・考えた挙句のヤケっぱち行動って「よくある話」だから、現実に起こってる事象と重ね合わせちゃったのかなあ。。。
確率論 【コロブチカ「2」は、6/28~7/3@SPACE雑遊にて】
岡田あがさ×須貝英
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/06/21 (火) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★
シビれました。
やっぱり、演出の倉本さんは「男の子」の描き方が巧い。
『ヒールのブーツ』『東京の空に』の2本しか観たことがないけれど、「オトコの稚気」の出し方がイイな、と。
良い雰囲気の芝居でした。
確率論と運命についての話の合間合間に、今しがた空港を飛び立った飛行機のアクシデントの放送を挟み込む・・・この次元の違う緊張感の連鎖にシビれたなあ。。。
「誕生日のパラドックス」や「周期セミ」を持ち出してきたのは「巧いな」と思った。
両方とも、数学が苦手な人でも、知的な刺激は受けられる題材だから。
だからこそ「誕生日のパラドックス」は、もう少し使って欲しかったかなー。
「誕生日のパラドックス」は、確率と直感とのズレを語るときに使われる題材なんだけど・・・「人間は、自分を中心にモノを考えてしまうことから逃れられない」というところまで、踏み込んで欲しかったような気はする。
あっそうそう・・・この日のアフタートークは、出演者のおふたりと、『コロブチカ2』の座長(?)、柿喰う客のコロさん(←すっげー男前!)&出演なさる右手愛美さん(←「意外と理系なんです!」と宣言した後、「因数分解得意です。」発言に・・・コケた!笑)。
超ロングアフタートーク。堪能いたしやした!
『コロブチカ2』。
即、予約!笑
さいあい~シェイクスピア・レシピ~★ご来場、誠にありがとうございました。
tamagoPLIN
タイニイアリス(東京都)
2011/06/09 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
一食抜いても、ぜひ!!!
最高です。感服しました。
3回観たのに、また観たい!
ダンス・パフォーマンス・楽曲最高!!
若さあふれるステージなのに、勢いあふれるステージなのに・・・演劇として、しっかりと骨があるのは、シェイクスピアを扱ってるから、だけではないような気がする。
言葉では表現しきれない思いのたけが、ダンスや楽曲というかたちでぶちまけられる・・・ここまで、ダンスや楽曲に「意味」があるってのは凄いよ!
やっぱ「愛」だよなあ、「愛」!!!
クッキング!VOL. 02
とくお組
牛込箪笥区民ホール(東京都)
2011/06/18 (土) ~ 2011/06/19 (日)公演終了
満足度★★★
なるほど。
オープニング映像が凄くカッコイイ!で、凄くオモシロイ!
アドリブ演劇に挑戦する5名が舞台へ・・・緊張感がイイ!
黒の上着に、それぞれカラフルなパンツ・・・イイ!かなりイイ!
前回の本公演は、とても良かったから・・・これは期待できるぞォ・・・!!!
たぶん、ボクのテンションはここがMAX!
エチュードが始まってからのボクは、沈んだり浮いたり・・・会場は盛り上がってました。
ボクが観たのは、1日目。
お題を見るかぎりでは、2日目のほうがオモシロかったのかな、って思う。
あっそうそう・・・次は、お題を投稿してみます!
投稿したら、熱くなれるような気がします!「なんでオレのが選ばれんのや!」ってストレスもたまりそうだけどさ(笑)
人涙(じんるい) ★ご来場、誠にありがとうございました。
劇団印象-indian elephant-
タイニイアリス(東京都)
2011/06/09 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
何度観てもイイ!
結局、3回観てしまいました(tamago PURiNも3回観ちまった)。。。
「毎回、新たな発見がある!」というよりも、「毎回、古典落語のようにキッチリと練り上げられた職人芸を楽しむ」って感じだったなあ・・・昨年末の『空白』のときも感じたんだけど。
いろんな要素で楽しめる良作だと思います。
それぞれが、自分の意思で歩み始めるラストも爽快で、こちらの背筋もシャンとする感じ。
それにしても、ここまで作りこまれた作品を発表するのに、なぜ過去公演のDVDを発売してくれないんだろう・・・鈴木アツトはん、いけずやわぁ(笑)
あっそうそう・・・ボクが大大大ファンの岩崎恵さんのバッチリメイク・・・「惚れ度」がさらにワンランクUPしちゃったゼ!
そう、みじかよ
green flowers
荻窪小劇場(東京都)
2011/06/18 (土) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★
子供達はよく育ってますよ・・・。
ものすごく演劇的な演出があるにもかかわらず、演劇じゃないような・・・とある家族の通夜風景のドキュメント映像のような芝居だった・・・ホント、こんな通夜ってあったよなあ。。。
通夜って、故人を偲ぶ場でもありながら、参列者の関係や故人の人となりを確認する場でもあるんだなあ、ってしみじみと思った。。。
月並みな言葉だけど、あたたかくて・・・ちょっと切なくて哀しくて・・・親の肩やふくらはぎでも揉みたくなっちまうような舞台でした・・・ま、親には毎日、農場で会ってるんですけども。
それにしても、会場近くの「ラーメン二郎荻窪店」の臨休には今回も泣かされたぜっ!
でも、会場までの道中にある「丸長」ってラーメン屋のつけ麺が、中毒になりそうな美味さで・・・いってこいでチャラといったところでしょうか。
ワールドエンド、スーパースター。
劇団エリザベス
タイニイアリス(東京都)
2011/06/09 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★
投げっぱなし。
冒頭の会話がとっても興味深く楽しめたので・・・「良い劇」だったんだと思う。
複数名の登場人物がいるんだけど、冒頭の2人以外の人間が、なぜ登場してきたのか良くわからない。
でも、「不条理ファンタジー」ということなので、あるひとつの部分に興味を感じて、そこから何らかのことを思えばイイんだろうから・・・これでイイのだろう。
吹雪の中でワルツ
さるしげろっく
ワーサルシアター(東京都)
2011/06/07 (火) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
キャラ設定が抜群!
良い芝居でした!再演だけあって、よく練られてる!!
110分間、喜怒哀楽を行ったり来たり。
ドダバタ喜怒哀楽劇ゆえ、ディテイルにこだわる方々には「ハチャメチャな設定(怒)」なのかもしれないが・・・スピーディーな展開に、そんなことはどうでもよくなり・・・「気になること」がどんどん解決していき・・・笑って笑って哀しんで・・・。
簡素なセットが、かえって熱演を際立たせていて、ボクは完全に「前のめり観劇」!!!
久々に、出演者全員の「今後の活動」をチェックしてしまった。
あっそうそう・・・役者さんに向かって「誰それに似てる」というのは失礼なのかもしれないけど・・・
中澤裕子みたいな女優&一青窈みたいな女優&鶴見辰吾みたいな俳優&ウエンツ瑛士みたいな俳優(ツレが「兄弟としか思えない」と絶賛!)&「麒麟」の川島みたいな俳優(輪郭は似てない)が、絶品の演技を見せてくれるぞっ!笑
客席は、舞台を囲む形になっています。
どこから見ても楽しめる演出になってると思います(客目線を意識した演出・・・この当たり前なサービス精神を、最近の青山円形劇場では、悲しいことながら中々感じることができないのだ)。
とは言え、やっぱり複数段ある奥&手前の席がイイかな(笑)
『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】
七里ガ浜オールスターズ
王子小劇場(東京都)
2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
因果応報。
中盤から「胸チク」しまくり・・・3人の元カノの顔が浮かんでは消え・・・きっとボクは、地獄に落ちるね(←現世では地獄に落ちないと思ってるバカ者)。
一人での観劇だったんだけど・・・女性と一緒なら、飲みにでも誘って、じっくりと「感想戦」をしたくなるような芝居だったなあ(←ま、「男女の仲なんて、そんなもんだって!大丈夫っ!」と言って欲しいだけなのかもしれないが)。
息詰まるような展開なんだけど、2人の会話のテンポが軽快で・・・とっても、良い芝居でした!!!
でも、今でも時々、胸チク状態になりますわ。。。
喜劇「ハムレット」&悲劇?「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」
キョードー東京
渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール(東京都)
2011/05/18 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★
テキサスヒット!
第一幕『ハムレット』、第二幕『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ。』(←『ハムレット』の脇役2人を主役にしたスピンオフ喜劇)の構成。
『ロゼギル』は、吉本芸人のWキャストならぬVキャスト。
ちなみに・・・「博多華丸・大吉」「ハリセンボン」「NON STYLE」「ハイキングウォーキング」といったテレビでおなじみの中堅上位の芸人達が日替わり(?)で演じていく。
で、ボクらが観たステージは・・・「チーモンチョーチュウ」の2人が担当。
チーモンチョーチュウ・・・。
誰?笑
鹿児島おごじょであるツレは「博多華丸・大吉の回がヨカッタ」とのたまう始末・・・その気持ちは、よくワカルぞ!笑
まずは『ハムレット』。
長谷川純(ジャニーズJr.)のハムレット&高橋愛(モーニング娘)のオフィーリア。これは、アイドル芝居の及第点はある、といったところ。
楠美津香さんのシェイクスピア講談(?)を観ちゃうと、たいていのシェイクスピア劇が物足りなく感じちまうから・・・楠さんは罪な人だ(笑)
それにしても、高橋さんの体躯には恐れ入った。。。
その脚は完全にアスリートの脚!適度な太さ&筋肉がしっかりついてる(なぜか冒頭は短パンのオフィーリアなのだ)。
『真夏の世の夢』のパック役を軽くこなせそうな脚・・・高橋愛さん、侮れん!(←ちなみにボクは、『真夏の世の夢』は、『ガラスの仮面(マンガ)』でしか見たことありません。笑)
1幕が終わり、15分休憩。『ハムレット』の終盤、かなりの睡魔に襲われたので、レッドブル注入。
で、聞いたことが有るような無いようなコンビ「チーモンチョーチュウ」の『ロズギル』が開幕。
これが・・・異色の出来!
狙ったギャグが確実にヒットしていく!ツレは腹を抱えて笑ってる!
コント(持ちネタ)中心の芝居と言われりゃ、その通りなんだけど・・・この2人の声、客席にビンビン響く!届く!お笑いライブで鍛えたノドは本物だわ!
菊地の声なんざ、プロの演劇人に引けを取らない。たぶん。
客席を沸かせながらも、ラストはしっとりみせるあたりが・・・ニクい!
チーモンチョーチュウ。
この出会いに感謝!!!
五月大歌舞伎
松竹
新橋演舞場(東京都)
2011/05/01 (日) ~ 2011/05/25 (水)公演終了
満足度★★★★★
「必見」といって良い昼公演。
これは絶品の舞台!
「通」の方々には、幸四郎丈の天保年間以来となる一人二役あたりが魅力なのかもしれないが・・・それを抜きにしても、この芝居の面白さは強烈だ!
大まかな内容は、仇討ち。
善役が、不正をした悪役を切腹に見せかけ殺害。
その悪役の家臣が、善役を殺害。
で、善役の息子達が、悪役家臣を仇討ちにすべく追いかけるが・・・いろいろある(かなりのカンナン辛苦あり)。。。ってのが粗過ぎる粗筋(笑)
幸四郎丈は、「悪役家臣」と「善役息子の家臣」の2役。
この演じ分けは見事。
「悪役家臣」の悪の貫禄は、見ていて惚れ惚れとしちゃう程。
「善役息子の家臣」は、仇側に寝返るという極悪軽薄人なのだが・・・なんとも間抜けな一面もあり・・・不思議なキャラ。憎めない一面がある。
最後に、仇討ちされるんだけど、万事休した場面でも軽口をたたく(←強がりなんかじゃなくて、そういうキャラなのだ!)あたりが、ものすごくおもしろい。
江戸時代の初演当初は、仇討ち物だけあって「善役息子達」が主人公だったのが、この小悪党を主人公にする演出家が登場、これが大当たり!それくらい魅力あふれる「小悪党」なのだ!!!
ラスト。
最終的に「悪役家臣」が万事休するのだが・・・
ここで「とざいとうざい~(観客の皆々様~みたいな意味)」の掛け声で、出演者全員で客席にお辞儀。そして幕。
こういう「陰惨な場面(ま、仇討ちだから、ある意味スッキリはする「殺人」ではあるのだが)は、想像にお任せ」という歌舞伎独特の演出は、この芝居ではバッチリはまってた。それだけ、敵役にも魅力があふれていたということなのかなあ。
と、長々と書いていたが、この芝居の魅力の3百分の一も表現できていません・・・その辺りは『敵討天下茶屋聚』で検索したら、ちゃんとした識者や通の方々の文章をお読みになれると思いますので、勘弁願うとして。。。
今月は、明治座の花形歌舞伎に流れる方も多いようで、良席のチケットが取りやすいと思います(大金持ちでないボクが、とちり席のド真ん中で見られるってのは、年に一度あるかないか)。
この芝居は、初心者の方にもおすすめ!
でも・・・イヤホンガイドは利用したほうがよろしいかと。
この600円は、かなり価値のある600円になりますので!笑
「コンサギ」
東京パチプロデュース
劇場HOPE(東京都)
2011/05/17 (火) ~ 2011/05/22 (日)公演終了
満足度★★★★
脇役も効いてる!
開演ギリギリに入場。
座席は、ほぼ埋まっており・・・最前列の一番端(上手側)に座るはめに。
この席。。。植木等が、派手にギャグ飛ばしてる後ろのほうで、細かな芝居をしてる谷啓が好きな人にはおススメです!笑
芝居のほうも、おもしろかった!
オチも、これでOKなんだけど・・・結婚詐欺師がマジ惚れしちまう「詐欺師失格」の話とはいえ・・・こちらが、ドキッとするような「騙すための嘘八百」「騙すためのテクニック」を見たかったかなー。
あのくらいの詐欺のテクニックなら、ボクにも出来ないことはない気がするもん(笑)
死に際を見極めろ!
ライオン・パーマ
王子小劇場(東京都)
2011/05/12 (木) ~ 2011/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★
手堅くオモシロイ。
ツカミでドカンと笑って・・・あとは、小ネタ&シチュエーションの妙で、クスクス笑って・・・あったかな気持ちになったなあ。 おもしろかった!!!
もう途中から、主人公のはずのスリムこと藤岡琢磨が霞む霞む!笑
撮影仲間が、最高の殉職シーンを仕掛けてくれてるはずなのに・・・どんどん殉職から遠ざかっちゃう・・・しまいには無敵になっちゃってんだから。
どうやって、死ねばいいんだい?笑
それにしても、加藤岳仁さんの顔&演技は、イイなあ。。。
基本、悪人顔なんだけど・・・元ジョーダンズの三又 又三みたいなんだけど・・・その存在感はハンパじゃない。
でも・・・「チャー・アズナブル」を名乗っちゃうあたりは、チト恥ずかしい、と思うのだ(笑)
ザ★忍者~忍びの心、星に届けぃ~(再演)
ネコ脱出
ワーサルシアター(東京都)
2011/05/10 (火) ~ 2011/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★
祭りじゃ!!!
とにかく、にぎやかな公演やった!
受付フロアで、ソースせんべいの屋台が出てるんだもん・・・屋台のアンチャンはすっごく威勢がいいしさぁ。
ちなみに、このソースせんべい、タダなのだ!
もっちろん、屋台の隅には募金箱が・・・ソースせんべい、100円で買いました!でも、笑っちゃうくらい豪華で、手の込んだソースせんべいやった!笑
劇場に入ると、一風変わった舞台&客席。
ストリップ劇場のような配置なのだ。
となると、劇団グッズを売り歩いてる役者さんも、踊り子さんに見えてくるんだから・・・不思議じゃねえ(笑)
この芝居には、エキサイティングシートが3席用意されている。舞台上に座布団がしいてあるわけなんだけど・・・絶対座りたくない!笑
そのエキサイティングシートに、小学生のガキ3名(格好から小学生だと認識できるのだが、肌の具合から想像するに平均年齢は30オーバー)が、座って、なんやかんやあって・・・開幕!
もうこの時点で、チケット代の価値はあるかもしれません(笑)