最新の観てきた!クチコミ一覧

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ダンシング・ヴァニティ

ダンシング・ヴァニティ

ピーチャム・カンパニー

Space早稲田(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/15 (水)公演終了

満足度★★★

貴重な体験(笑)
芝居自体は、繰り返す場面が多くしつこいが、なかなか面白い!
でも芝居が終わった後、「出演者、観劇者の皆さん、お疲れ様でした。一本締めをしたいと思います、お手を拝借」って言いたくなるほど、芝居が長いです、休憩なしの150分(笑)。
仕事帰りの平日、貴重な体験でした(笑)。
これは、評価が分かれると思うし難しいなあ。
誰のための公演なのか?って思う瞬間はあったのは確か。
出演者?観客?のどちらって思うかにより評価が変わると思う。
あとはネタバレで。

ネタバレBOX

この芝居、入場開始が公演時間の20分前。
なんでこんな中途半端なのかな?って思っていたのですが、役者さんたちが、舞台中央のあの中に隠れてます。
本当にびっくり!!公演10分前入場でも良いくらい(笑)
芝居は、同じようなシーンを繰り返し繰り返し行います。
これがこの芝居の売り。
なので、ある意味役者と観劇者の我慢比べ的なところもあります。
私は楽しめましたが、普通の人にはちょっと辛いかも。。
途中で歌やダンスなどがあり、気分転換として楽しめます。

一般受けの芝居にするなら、90分くらいにまとめた方がよいでしょう。




いないいない

いないいない

ガレキの太鼓

アトリエ春風舎(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度

期待外れ・・・
前作「終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。」が非常に挑戦的なお芝居で面白かったので観に行きましたが、ちょっとこれは・・。以下ネタバレにて。

ネタバレBOX

若い男女が切羽詰った状況で集まっているのに、恋愛も諍いもあまり描かれず、ずっと礼儀正しく互いの距離を保ったままってのは、さすがに無理があると思いました。
震災にあっても秩序を保っている被災地の人々とオーヴァーラップするにしては、それぞれの人間の深みもなかったし。。
星より昴く

星より昴く

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2011/06/04 (土) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

無題5
I have a dream(M.L.king).

Storyteller、このことばからはどうしてもR.ブラッドベリを思い出します。「お話」ひとつで読むもの聞くものをいろいろな世界に誘う案内人ですね。映画でも、ドラマでも、お芝居でも同じ。装飾らしいものがない簡素な舞台です。2色の水玉模様。天井にはミラーボールがみえます。ちっとも面白くない漫才でお話しは始まりました。

ネタバレBOX

本作品、お話の筋立てに難しいところはなく、演出とあとは役者さんの力量しだいということになりますが、折角のラブ・ストーリー、もっともっと甘酸っぱくてもよかったのではないかと思いました。でも、突然の音量上昇がそのあたりを遮っているようにみえます。どうしても異質なもの(演技)が溶け合わないままになっていて、決してよい舌触りではありませんでした(私には、ということです)。水玉模様は何をイメージしているのかなと考えても答えは見つからず、天井のミラーボールはいつになったらギラつくのかなと思っていたり。
おいしいケーキでもおなか一杯になるまでは食べられません。ちょっと手を休めてドリンクを飲んだり、おしゃべりしたり。ゆっくりできる間がほしい。ときどきセリフを噛んでいましたが、うっとりとレコードを聴いていて「これからっ」というところで大きなスクラッチノイズがはいって夢から醒めてしまった気分になります。

地震ありませんでしたか?
さらばユビキタス

さらばユビキタス

エビビモpro.

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

半ミュージカル
現代のというか、人間の本音をさらせない心を描く作品かなと考えてたが違った。

後半、一気にストーリーがぶっ飛んで一気に収束した。ストーリーはさほど気にかけなくて良い。パンフにあるように「何も考えずに楽しむ」舞台だったなと。

観た回は、客の私語が多くてまいった。役者の友人知人と思われるが、もうちょっとなんとかなんないのかな。作品の質も高くはないし、シリアスな舞台じゃないので我慢できるけどいい気はしない。

ネタバレBOX

世界の危機を救うため集められた12人が、ミュージカルで神様を説得し世界を救おうとするんだけど、そんなことより同性同士の愛を告白し、12人が同性同士でくっつき、神様も感動し、一件落着な話。

備後(山増圭)のキャラは好き。あと、ローレライ(長田涼子)とセイレーン(真山カコ)は、衣装や役付け、メイクなど作品のいい色付けになっていた。
永田歩とウォーレン・リウのキャラはもっと笑いに走ってよい。
【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover

【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2011/06/07 (火) ~ 2011/06/15 (水)公演終了

満足度

Lばーじょん
物語をそのまま受け入れられるかどうかで評価が変わると思います。僕は拒絶しちゃいました。明日、Rバージョン見て、再度劇団の魅力に迫ろうと思います。

ネタバレBOX

突然異空間に連れて来られ、記憶を無くし、現世に戻るには敵を殺し、全員の名前と番号を言わないといけない。でも闇雲に殺しちゃダメ。ヒントは各々が唯一断片的に記憶しているメッセージのみ。設定ががんじがらめ過ぎて、謎解きも、脱出劇も、殺し合いもグダグダ。エンタメとしてのヒリヒリとした生への欲求や人間のエゴみたいなものもないし、脱出するための葛藤もない。

うーん、『偏屈な表現と狂気の交錯』はうまく作用してなかったです。役者さんは美男美女揃いだな~とか、女性のブラトップ姿は健康的なセクシーさがあるなぁとか、作中出てくる「僕たちは日本人じゃないか」というのは日本人としてのアイデンティティへの問題提起なのか…いやいや違うか、とか関係ないことばっか考えちゃいました。

僕は観劇後は、「これは最愛の彼氏と死に別れた女性の、偏質的で壮大な妄想なのかな」って思ってたら、家に帰って「アンサー」ページみたら、サタン生きてるっっっ。ハッピーエンドかぁ、何かがっかりしました。この作品は、作品冒頭の違和感のある感触を残して終わって欲しかったなぁ。あくまで、個人的な好みですが。
静かの海【ご来場ありがとうございました】

静かの海【ご来場ありがとうございました】

青春事情

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

ちょっと長かったけれど、
構成が良く、開演時と終幕時のお笑いシーンのインパクトも強く、楽しく、そしてちょっと切ない舞台でした。何より、ちゃんと青春真っ只中の高校生と、人生の悲哀を味わい始めた大人の演じ分けが素晴らしかったです。高校生を演じているときは、まだ骨の細い身軽な高校生に見え、10年後の大人を演じているときは様々な夾雑物を身にまとう大人に見えた。どこをどう変えているんだろう、と思わず観察したくなるくらい自然で巧みな演技でした。ストーリーもいい。場面転換も早く、よく訓練しているな、と感じました。ただ、ベース・シアターの椅子は硬いタイプの椅子なので、観劇環境が余り良くないのです。こうしたことも視野に入れて、観客が気持ちよく観劇できる時間というのも計算して欲しいな~。最後の10分、お尻が痛かった!(アホなコメントですみません・・・・・)

ネタバレBOX

いつも感じるのですが、演出の方はぜひ一度、お芝居の長さの時間、客席に座りっぱなしで体への負担を感じてみて欲しいです。立つことも動くことも出来ないのが観客の実情で、それを完全に忘れさせるほどのお芝居というのはめったにあるものではありません。演出の都合というのももちろんあるでしょうが、私は劇場によってはお芝居の長さを変えてみる、というのも一つの手ではないかと思っています。今日の「静かの海」も、少し削ることもできたんじゃないの、と私は最後の10分間ずっと思っていました。ということは、最後の10分は私の集中力は完全に失せていた、という事です。どんなに素晴らしいエンディングでも、集中力を無くした観客を感動させることは容易ではありません。最近、お芝居の時間が長めになってきているような気がするので観客サイドからのお願いです。
アシタ ノ キョウカ

アシタ ノ キョウカ

コーロ・カロス

渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/09 (木)公演終了

満足度★★

さくらホールの立派さにびっくり!
合唱オペラというジャンルなのかな?全体のコンセプトがつかめず、ストーリーもよく分からず、といってシュールというのでもなく、急に自分がものすご~く馬鹿になったような気がする舞台でした。こちらが泉鏡花について知らなさ過ぎるせいだと思いますが、音楽や合唱をやっている人には良くできた舞台だったのかな?たぶん泉鏡花のエッセンスだけを集めたような構成なのだと思うけれど、分かる人にだけわかればいい、という感じで高踏的という言葉を思い出してしまいました。はい、完全に置いていかれました。アホにも分かるような舞台構成にしてほしいです・・・・・。

いないいない

いないいない

ガレキの太鼓

アトリエ春風舎(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

今だからこそ
色々、考えさせられるステージでした。

ネタバレBOX

最後まで明らかにされないこともあるのだけれど、ある意味、状況を原発での避難者に重ねられる部分などがあり、昨日までの普通の生活が一変してしまうのを感じられるのは、このタイミングだからこそなのでしょうね!?
ただ、最後に姿がひとりづつ見えなくなってしまったの(でも存在はしているのだろう)には、どんなことが込められていたのでしょう......
レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル

東宝

帝国劇場(東京都)

2011/04/12 (火) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

過ぎた日に乾杯!
まさに、この歌詞の心境でした。

今まで、通算100回は超えると思われる観劇歴ながら、実は、このスペシャルキャストには、初見の方がいらっしゃいました。鳳蘭さんのテナ夫人。さすが、貫禄が違いますね。

せっかく、招待券を頂いていた頃は、子育て真っ最中で、私が初めてこの作品を観たのは、父亡き後、一番信頼している劇評家の萩尾瞳さんが、まだ無名だった岡幸二郎さんを大絶賛されていたからでした。

あの時、帝劇の最後列で、岡アンジョルラスに出会った時の感激は未だに忘れられません。

看板に偽りなく、このミュージカルは、本当に、無名な俳優をスターにできる作品だと、嬉しい驚きでいっぱいでした。

あれから、何年でしょう?たぶん、その頃はまだ生まれていなかっただろう、加藤清史郎君の健気なガブローシュ振りを拝見しながら、このミュージカルがどれだけ、たくさんの実力あるミュージカルスターを育て上げて来たかを思うたび、涙が溢れて困りました。

前回のスペシャルキャストの時と違って、今回は、若いアンサンブルの実力も素晴らしく、全くベテラン勢と遜色がないので、観ていて、気持ちの良いことと言ったらありません。

客席にたくさんの女子高生の団体がいましたが、たまたまこんな舞台を観られてしまった彼女達は、幸せ者だなあと、つくづく羨ましくなりました。

ネタバレBOX

やや心配だった、鹿賀丈史さん、声量も、滑舌も、昔のようで、安心しました。

新派で、修行されていた時、「あの子は、歌が巧くてね。絶対伸びる!」と、父が太鼓判を押していた岩崎宏美さん、幼時の長男が、レストランでグヅっている時、わざわざ近くに来てあやして下さった林さん、企画CDにご参加頂いた岡さん、石川さん…と、ご縁がある方が大集合の贅沢な舞台に、心から酔いしれました。
コゼット役の神田さんも、幼い私を可愛がって下さった旭輝子さんに面影がそっくりで、いつも思うのですが、彼女の活躍をお祖母様にも見せてあげたかったなあと感慨深くなりました。

アンサンブルでは、スタジオライフの石飛さん、宇部さん、後藤さんが特に印象的でした。リトルコゼットの清水詩音ちゃんが、テナ夫人に苛められて泣くところは、あまりの名演にもらい泣き。

別所さんのバルジャンは、益々磨きが掛かって、もはや職人芸。とても、禅さんと同世代とは思えません。どてらも、演技派だから、実年齢を感じさせない卓越したバルジャンとマリウス振りでした。

この演出の舞台がもう見納めだと思うと、余計、万感胸に迫る、名舞台となりました。

「レ・ミゼラブル」という素晴らしい作品に心血を注いで下さった全ての方に、一観客として、心より、御礼申し上げます。
静かの海【ご来場ありがとうございました】

静かの海【ご来場ありがとうございました】

青春事情

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

悲喜こもごも青春真っ只中
いあいあ、想像してた以上の素晴らしさ!ホント素敵な物語でした。
高校生時代の彼らと大人になった彼らを交錯させながら、思春期独特の歯がゆくも言えなかったそれぞれの感情を描写した友情物語。


以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

序盤、渡辺(本折)と立花(鈴木・とくお組)のお笑い芸人の場面から始まる。このネタは大して面白くもないのだが(笑)、序盤の伏線が後の渡辺を主軸とする青春ものを予感させる描写だ。

ワタクシは個人的にとくお組の鈴木が面白くて仕方がない。劇中でも「じゃがいも」と言われていたが30代にしておっさん顔のキャラクターが実に愛おしいのである。更にだ、鈴木のセリフをヨクヨク聞いていると、さ行の発音がオカシイ。息が抜けるような発音をするのだ。だから客席から鈴木の口内をじーーーっと観ていて判明したのだけれど、生まれつきの自由三昧、隙な歯並びがそのような発音になるのだと解ってしまった。その上、煙草の吸いすぎなのか歯が黒い。苦笑!

つまりはおっさん顔で、はちゅおんもままならぬ歯の黒い鈴木君が女子にモテるわけはないのだが、そのキャラクターはバカボンのパパみたいに愛すべき役者なのだ。

随分、話がそれてしまったが、本編の物語は高校の同級生5人の友情と三角関係の恋愛事情、そして大人になった彼らを綴ったものだったが、前半はコメディタッチで激走する。これらの激走っぷりが実に可笑しく、それでいてほのぼのとした風景なのだ。

思い出の中の彼らは、自分がどんな人生を歩むのかなど何も解らず、気楽に、けれど頼りなく、ふらふらと、へらへらと毎日を過ごしていた。彼らは7月の子供だった。始まったばかりの夏休みが永遠に続くものだと錯覚する7月の子供。陽射しは眩しく彼らを照らしている7月の子供。

学生時代を振り返ると無邪気でお気楽だったあの頃を思い出す。甘酸っぱくも苦い思い出もある高校時代。それらを想像させるような、軽快なタッチが美しい。

後半は美月が子宮がんで入院した辺りから観客の泣き落とし作戦に入るのだが、その場面でもうるうる・・と泣ける。美月が亡き母を思い焦がれ、母がいるという月の「静かの海」に行きたいと訴えるシーンは闘病中の憐憫さと重なって、大きなクライマックスの場面だ。

それぞれの人生に迷った時、彼らはその時々に応じて励ましたり励まされたりしながら生かし生かされていく。登場人物は7人だったが、全てのキャラクターの立ち上がりが絶妙で活き活きと描かれていた。そしてどのキャラクターも全員が好きになれる。

観終わった後に喜びを噛みしめられる舞台だった。素晴らしい!

珍しい凡人

珍しい凡人

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2011/05/04 (水) ~ 2011/05/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

「ニヒル」ではない、問題提起
平凡な人の平凡な生活に潜む悪意を描いて見事でした。
そしてそれは、非凡な人の平凡な悪意を嫌味なく描くことなしには成立しないものだったとも思います。

たくさんの悪意や欲望にさらされて、右往左往する主人公の兄弟。でも実は、この場で明らかになってくるのは、「被害者」風でもある彼ら自身の悪意、そして、いつでも「他者」として生きていたいという愚鈍な態度でもあるのです。

「当事者性」とはなにか。この問題は、震災直後のさまざまな議論を思い起こさせますし、その問いは今も、私達の目の前に置かれています。

ですから、この芝居に簡単に感情移入しようとすると痛い目を見る。では、だからといってこの芝居は、悪意を露呈させて笑う「ニヒル」な作品だったのでしょうか。少なくとも私はむしろ、これが「ニヒルではない」ところが好きなんですけどね。

ネタバレBOX

平凡を描くために使われた道具(周囲の状況、人物)は、かなりエキセントリックで、とてもリアリスティックではありません。ですがそれを物語として、納得させたのは、きっと、どこかにこのエキセントリックさをそれとして見せない、得意がらない上品さが働いていたからでしょう。

それは「平凡」側の人物の演技においてもしかり。2時間強の舞台の時間を使って、だんだんと登場人物を知る。その時間のうちに、その人をその人として受け入れていく。そんなふうに「演じる人」を眺めることができたのは、とても楽しく、新鮮な体験でもありました。




八犬伝

八犬伝

劇団S.W.A.T!

SPACE107(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/12 (火)公演終了

満足度★★★

ゴダイ外伝!?
前回公演『大忠臣蔵』と差別化し、大学の文芸サークル「赤に白をまぜたら」の熱狂的八犬伝ファンなメンバーに八犬士が降臨する設定にしたのが上手い。
さらに学生劇団「かわいた足の爪」も絡ませて「あのキャラ」も登場させるとは。今後も「ゴダイ外伝」は続く…か?

同じ場所なのに、静かな時間。

同じ場所なのに、静かな時間。

Oi-SCALE

明石スタジオ(東京都)

2011/04/06 (水) ~ 2011/04/11 (月)公演終了

満足度★★★

林灰二ワールド全開
お得意の時間軸をシャッフルして場を並べる手口に加え、冒頭やラストなどに前々回公演『KOKORO=』中の「アスファルト」で試みたリーディングも取り入れて、林灰二ワールド全開。
ただ、冒頭で宣言された「夢の中」という設定が今一つ作用していなかった気がしないでもない。

パラリンピックレコード

パラリンピックレコード

北京蝶々

シアタートラム(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

作・演出&出演者により極彩色
大塩脚本・中屋敷演出の幸福な結婚。両者それぞれの色を背景に様々な色の役者たちが彩りを加えるさまは総天然色…と言うよりは極彩色?
また、中心となる2人がランナーなので、レース場面の表現にランニングシアターダッシュを懐かしく思い出す。

Saigoノbansan

Saigoノbansan

劇団TEAM-ODAC

青山円形劇場(東京都)

2011/04/05 (火) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

随所に家族愛
地球滅亡の日が迫った時にどう生きるかを問う人間ドラマ。
全体的にはどこか既視感があるが、随所に家族愛がちりばめられているのが好み。
また、終盤のアクションはキレがあり鮮やかだし客演のさくら嬢は美しく、そういった面でも満足。

グンナイ

グンナイ

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

イムズホール(福岡県)

2011/05/28 (土) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ウェルメイドもダークもまだまだいける!?
噂のガラパゴスダイナモス@福岡を初観劇。
まず目に飛び込んできたのは、客席の盛り上がり具合。中ホールにいっぱいの、それも若い(10代とか)お客さんにビックリ。物販コーナーも賑わっているようだったし、これだけやれて現場のスタッフも若い、とくれば福岡の演劇にも夢があるなぁと思わざるをえません。
横広の舞台にいっぱいに組まれたセットも今どき珍しいほど本格。して「正統派コメディー」との呼び声高いカンパニーの芝居ですが……、こちらははじめのうちこそ「笑いをとりにくる」気配いっぱいだったものの、次第に狂気をはらんだ展開に。どうやら今回は、カンパニーとしては「いつもと違う」ことに挑んだようでした。
楽しかったはずの同窓会が一転、過去の過ちを掘り返し、蘇らせる場となっていく。終盤近くの野球の試合再現の場は、過去と現在をつなぐ、とても演劇的な演出で、心打たれるものがありました。

ネタバレBOX

なぜ舞台は外国なのか、同窓生たちは「過去」になんの屈託もなく集っていたのか、なぜ薬で、なぜ宗教なのか……などなど、まだ考えられること、詰められることはあったなとも思います。そして、以前からの観客には賛否両論でもあるようです。でも、まだまだ、いろいろ試したり、行ったり戻ったりしてよいと思いますし、それができる、ということは示せたんじゃないでしょうか。これからどうなっていくのか、すごく楽しみなカンパニーです。
「ダーク」も「ウェルメイド」もまだまだ奥深い世界だと思いますし。たぶん。
命と祈りの120分(音楽で語り/演劇で奏でる、命の輝き/喜び、そして祈り)

命と祈りの120分(音楽で語り/演劇で奏でる、命の輝き/喜び、そして祈り)

IN-project(石丸さち子&西谷国登)

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/10 (金)公演終了

満足度★★★★★

至福の150分間!(ちょっと長引いた)
生の楽器の音、人間の生の声、演奏も演技もほんとに素晴らしいです。ぜひおしゃれな空間で体感してください!

グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》

グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》

KAKUTA

アトリエヘリコプター(東京都)

2011/04/13 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

広がりのある企画、広がりのある客席
「黒の夜」と「桃色の夜」を観ました。
これはただ単なる「小説の舞台化(リーディング)」ではなかったようです。

「文章を読む(音読する)」ということ、「せりふを話す」ということ。この企画は、二つの違った表現が作り出す波を使って、「読書」の時間、その世界を舞台に再現しようとしていました。

小説と、それを読む時間、そしてその時読み手の脳内に広がった世界……それらが同時にそこにあるような。

だからこそ観終わった時の感覚は「体験型」に近いというか。



ネタバレBOX

もちろんそれには相当な読み込みと計算が必要でしょうし、時には「作り過ぎない」「説明しすぎない」ことも必要でしょう。オリジナルの物語との関係や「桃色」の猫や音楽のありようなどなど、ちょっと気恥ずかしさというかベタさを感じてしまった部分もあります。

とはいえ、価値ある企画だし、俳優も含め魅力ある時間を生み出せていたと思います。「桃色の夜」では対面する客席に涙する女性が数人。それはもしかしたら「恋愛」というテーマへの感情移入にすぎないのかもしれませんが、それをきっかけに「演劇の時間」の楽しみが染み込んでいくのなら……。
客席の様子にも夢が広がる上演でした。
ダンシング・ヴァニティ

ダンシング・ヴァニティ

ピーチャム・カンパニー

Space早稲田(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/15 (水)公演終了

満足度★★★★

面白いけど疲れるー!
「ある男の人生の記憶を、繰り返し、反復し、陽気に躍り続け演じる」のも大変ですが、それを見守る方も大変です。

ネタバレBOX

最初に役者さんたちが飛び出してきましたが、あれってずーっとあそこに隠れていたんですよね!

底が奈落に繋がっているのかなとも思いましたが、どうもそんなこともなさそうで、開演までの15分程お疲れっす!!それで開場が遅れたのね!そしてフクロウがうろうろすることで注意を反らすようにして。

さてお芝居の方はというと、同じようなシーンを、例えば家の前の喧嘩はやくざだったり相撲取りだったり少しずつ違うのですが、それを3回ぐらい繰り返すものですから、面白いっていえば面白いのですが、観ている方はあああと2回やるんだなと思ってしまったらもう大変、苦行でしかありません。

私はレミゼを何回も観るというようなタイプではなく、1回観たらそれでいいという方なので特にいらいら感が募りました。

演者たちはそれを知ってか知らないでか、もうどんどんどんどん調子に乗ってやるものですから、最前列の傍若無人な学級崩壊おばさんなんか、シャメで何度も写真は撮るし、コンビニ袋をがさがさ言わせて飲み物は飲むし、開演前にトイレに行ったのに途中でまたトイレには行くし(病気だったらごめんなさい)、役者がビニールボールをプールに入れるのを勝手に一人で手伝ったりはするしで、このおばさんいったい何なんだと、さらにいらいらしました。

そんな全体を含めてピーチャム・カンパニーらしく、くそーッ、楽しんだことになるのかな。
いないいない

いないいない

ガレキの太鼓

アトリエ春風舎(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

お伽噺と考えれば・・・
・・・いろいろ内容に矛盾はありますが、私としては納得できました。

たしかに、水道や電気はどうなってるの?とか、
取り壊された家の話題も出ているのに、
この隠れ家の建物自体は大丈夫なの?
・・・鍵付きの室内で、いくら皆さんが「家具」に潜んでも、
建物自体が破壊されたら・・・
とか、突っ込めば色々おかしな点はあります。

でも、こういう閉塞感の中で、上記の矛盾のほか、
妙に楽しそうにしている人がいたり、
要は超現実(=シュールレアリスム)なので、
そのように思えた方は楽しめたし、
その世界に入り込めなかった方は、
イマイチ消化不良と感じてしまうのではないでしょうか?

(以下ネタバレへ)

ネタバレBOX

極め付けなのが、最後の方で、一部の登場人物が姿を消して、
声だけになって、自室の「家具」の扉だけ、自動機械のように動く手法です。

西洋音楽でも、変な伝統(?)があって、
死んで後、骸骨や亡霊が踊るとか、
ショスタコーヴィッチの、収容所での粛清を思わせる音楽で、
諧謔的にカラカラ打楽器が鳴ったりするとか・・・
そういう怖さとユーモアが同居するような世界を思い出しました。

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