満足度★★★★
ちょっと長かったけれど、
構成が良く、開演時と終幕時のお笑いシーンのインパクトも強く、楽しく、そしてちょっと切ない舞台でした。何より、ちゃんと青春真っ只中の高校生と、人生の悲哀を味わい始めた大人の演じ分けが素晴らしかったです。高校生を演じているときは、まだ骨の細い身軽な高校生に見え、10年後の大人を演じているときは様々な夾雑物を身にまとう大人に見えた。どこをどう変えているんだろう、と思わず観察したくなるくらい自然で巧みな演技でした。ストーリーもいい。場面転換も早く、よく訓練しているな、と感じました。ただ、ベース・シアターの椅子は硬いタイプの椅子なので、観劇環境が余り良くないのです。こうしたことも視野に入れて、観客が気持ちよく観劇できる時間というのも計算して欲しいな~。最後の10分、お尻が痛かった!(アホなコメントですみません・・・・・)