静かの海【ご来場ありがとうございました】 公演情報 静かの海【ご来場ありがとうございました】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    静かの海
    前回のロボと暮らせばで青春事情にはまってしまい見に来ました!

    今回も面白かったです!

  • 満足度★★★★★

    ともだち
    青春時代の楽しさや苦しさが当たり前だけどすべて今につながっているんだよなぁと想いをめぐらせてみたりした。

    ちょいと長めだったけど最後まで楽しませていただきました。

  • 満足度★★★★

    ノスタルジィってこういう感じですかね
    ひとは何かしらに幻想抱いて行動するけど、
    現実知っても歩みを止めないのは支えてくれる誰かがいるから・・。
    って感じの切なく情感こもった舞台でありました。

    ネタバレBOX

    あーそいえば、頭にでっかい花をアクセントで付けるの流行したよねーって。
    過去編なんかを懐かしく見れましたね(^^)

    また、
    前作でのロボット親父の「だいじょうぶ」という独特の台詞回しが聞けて、
    少しニヤリでしたわ。

    過去編と現代編の時間進行が等しくした演出も、
    さすがに再演! よくコナされていました。
  • 満足度★★★★★

    無題10
    「ロボと暮らせば」はみていないのです。場所は今回と同じ、私は隣で「15 Minutes Made Vol.10」をみていて、「ロボ」のポスターをみながら家に帰ってしまいました。隣が気になって行ってみた、というのはたまーにあり、これがまた面白いのでした。やはりあれですね、気になったら行かなくちゃいけません。
    今回は、月・静かの海/お笑い芸人・現在と過去、が結びつかず、またまた見逃してしまうところでした。月はいいですね。「渇きの海」「月は無慈悲な夜の女王」(←古い)、「月に囚われた男」、「2001年」では2つ目のモノリスは月にあります。月は裏の顔を見せません。月…Luna、「Dark Side of the Moon」…狂気。

    ネタバレBOX

    病院の一室を使って、今と昔、を上手に現していました。みている側ではもう一方を重ね合わせながらお話に聞き入ります。2つの「時」は、とてもわかりやすく演じわけられていて、そこがまた上手いなと関心。大人になるって、ちょっと悲しことかも。無茶ができて、後先考えなくてよかった頃。そんな人生にも挫折や後悔は嫌でも訪れます。諦めることが当たり前になってしまう毎日。そうではなくて、これは自分が選んだんだよ…そして前を向いて。

    みてよかったー。
  • 満足度★★★★★

    現在と高校時代とを交錯させる手法が非常に効果的
    私は、結構漫才も面白かったと思ったが
    (というか、最近観たコントや漫才が滑っていたものが多いので・・・意図的なものも含むが)、
    それよりも、現在と高校時代とを交錯させる手法が
    非常に効果的であったことを何より評価したい。

    青春時代は、さまざまな夢を抱く。それは、甘酸っぱい記憶であるが、
    でも、夢を描けること自体、とても素晴らしいことである。
    一方で、その夢をかなえることに困難を伴うことも多く、
    厳しい現実の前に挫折を味わうこともある。

    また、親の職業を継ぐ(そのこと事態が悩みになることもあるが)決断を
    したものの、時代の変化で、厳しい状況に追い込まれることもある。

    しかしながら、青春期に羽目をはずしていても、職業人として、また人間としてしっかり成長していることもある。

    そして、誰がいつ、どのような病気に見舞われるかどうかも分からない。

    こういう、夢と現実との対立と一致、
    そして不条理を含む人生の様々な出来事を、
    現在と高校時代をこまめに交錯させていく手法でこの劇は進んでいくし、
    この手法は大変成功していたと思う。
    一見の価値ありの芝居、である。

  • 満足度★★★★★

    やっぱり人間はいいなあ!
    青春の事情は色々あれど、初心忘るべからず、ですね。

    ネタバレBOX

    高校を出て10年、お笑いを志したものの将来に悩み、地元のお祭りを機に田舎に戻った男が、自分だけでなく同級生たちも色々な問題を抱えながら生活していることを知り、また友情を育みお笑いを目指すきっかけとなった高校時代のエピソードを思い出し、再起一転、頑張ろうとする話。

    同じ病室が舞台、現在と過去を行き来しながら友情や恋心が少しずつ分かっていくところなど切なく胸キュンでした。役者さんたちも現在と高校時代を上手く演じ分けていました。

    病室での漫才ですが、一度冒頭でやった漫才は相方の怪我のせいということにしてすぐに止め、代わって高校時代にやった漫才を再演するという方向へ持って行く一連の流れは本当に素晴らしかったです。

    ボケとツッコミを入れ替えての再起は、コンビとしてもその方が良かったのでしょうが、観客に飽きさせないという意味でも良かったです。

    この作品は青春事情の3人の友情物語であり、役者を志してから現在に至るまでの葛藤の話だと思います。2006年の初演のときと比べて2011年の今の方が登場人物たちの気持ちがより一層理解できたのではないでしょうか。

    藤吉みわさんの、「これまで自分の決断で一つの人生を生きてきたが、将来はいくつもある」は、いくつかの選択肢の中から自分の判断で選んできて、それが正解だったかどうかは未だ分からず、歳を経る毎に将来の幅がどんどん狭くなっているように思える私には切ない言葉でした。

    やっぱり、いくつかのプログラムで行動するロボットより細かい感情を持つ人間の方がいいなあ!
  • 満足度★★★★

    ちょっと長かったけれど、
    構成が良く、開演時と終幕時のお笑いシーンのインパクトも強く、楽しく、そしてちょっと切ない舞台でした。何より、ちゃんと青春真っ只中の高校生と、人生の悲哀を味わい始めた大人の演じ分けが素晴らしかったです。高校生を演じているときは、まだ骨の細い身軽な高校生に見え、10年後の大人を演じているときは様々な夾雑物を身にまとう大人に見えた。どこをどう変えているんだろう、と思わず観察したくなるくらい自然で巧みな演技でした。ストーリーもいい。場面転換も早く、よく訓練しているな、と感じました。ただ、ベース・シアターの椅子は硬いタイプの椅子なので、観劇環境が余り良くないのです。こうしたことも視野に入れて、観客が気持ちよく観劇できる時間というのも計算して欲しいな~。最後の10分、お尻が痛かった!(アホなコメントですみません・・・・・)

    ネタバレBOX

    いつも感じるのですが、演出の方はぜひ一度、お芝居の長さの時間、客席に座りっぱなしで体への負担を感じてみて欲しいです。立つことも動くことも出来ないのが観客の実情で、それを完全に忘れさせるほどのお芝居というのはめったにあるものではありません。演出の都合というのももちろんあるでしょうが、私は劇場によってはお芝居の長さを変えてみる、というのも一つの手ではないかと思っています。今日の「静かの海」も、少し削ることもできたんじゃないの、と私は最後の10分間ずっと思っていました。ということは、最後の10分は私の集中力は完全に失せていた、という事です。どんなに素晴らしいエンディングでも、集中力を無くした観客を感動させることは容易ではありません。最近、お芝居の時間が長めになってきているような気がするので観客サイドからのお願いです。
  • 満足度★★★★

    悲喜こもごも青春真っ只中
    いあいあ、想像してた以上の素晴らしさ!ホント素敵な物語でした。
    高校生時代の彼らと大人になった彼らを交錯させながら、思春期独特の歯がゆくも言えなかったそれぞれの感情を描写した友情物語。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    序盤、渡辺(本折)と立花(鈴木・とくお組)のお笑い芸人の場面から始まる。このネタは大して面白くもないのだが(笑)、序盤の伏線が後の渡辺を主軸とする青春ものを予感させる描写だ。

    ワタクシは個人的にとくお組の鈴木が面白くて仕方がない。劇中でも「じゃがいも」と言われていたが30代にしておっさん顔のキャラクターが実に愛おしいのである。更にだ、鈴木のセリフをヨクヨク聞いていると、さ行の発音がオカシイ。息が抜けるような発音をするのだ。だから客席から鈴木の口内をじーーーっと観ていて判明したのだけれど、生まれつきの自由三昧、隙な歯並びがそのような発音になるのだと解ってしまった。その上、煙草の吸いすぎなのか歯が黒い。苦笑!

    つまりはおっさん顔で、はちゅおんもままならぬ歯の黒い鈴木君が女子にモテるわけはないのだが、そのキャラクターはバカボンのパパみたいに愛すべき役者なのだ。

    随分、話がそれてしまったが、本編の物語は高校の同級生5人の友情と三角関係の恋愛事情、そして大人になった彼らを綴ったものだったが、前半はコメディタッチで激走する。これらの激走っぷりが実に可笑しく、それでいてほのぼのとした風景なのだ。

    思い出の中の彼らは、自分がどんな人生を歩むのかなど何も解らず、気楽に、けれど頼りなく、ふらふらと、へらへらと毎日を過ごしていた。彼らは7月の子供だった。始まったばかりの夏休みが永遠に続くものだと錯覚する7月の子供。陽射しは眩しく彼らを照らしている7月の子供。

    学生時代を振り返ると無邪気でお気楽だったあの頃を思い出す。甘酸っぱくも苦い思い出もある高校時代。それらを想像させるような、軽快なタッチが美しい。

    後半は美月が子宮がんで入院した辺りから観客の泣き落とし作戦に入るのだが、その場面でもうるうる・・と泣ける。美月が亡き母を思い焦がれ、母がいるという月の「静かの海」に行きたいと訴えるシーンは闘病中の憐憫さと重なって、大きなクライマックスの場面だ。

    それぞれの人生に迷った時、彼らはその時々に応じて励ましたり励まされたりしながら生かし生かされていく。登場人物は7人だったが、全てのキャラクターの立ち上がりが絶妙で活き活きと描かれていた。そしてどのキャラクターも全員が好きになれる。

    観終わった後に喜びを噛みしめられる舞台だった。素晴らしい!

  • 満足度★★★★★

    等身大の人々
    等身大の登場人物達が送っているそんなにカッチョ良くない人生を描いた作品で、アンチクライマックス的な場面のほうが多かったくらいですが、それでもガンガン受けて、ガンガン盛り上がる熱いステージでした。

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