
夜話
からふる
RAFT(東京都)
2013/03/28 (木) ~ 2013/03/31 (日)公演終了
満足度★★★★
バラエティー
5人の作演によるオムニバス、それぞれにカラーが違っていて楽しめました。音楽もいいアクセントになっていて、良い雰囲気を作り出していたのではないでしょうか!? ただ、最前列の桟敷での観劇で足も伸ばせぬ狭さだったのがちょっとキツかったでした。

従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン....
Théâtre des Annales
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/03/29 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
光と闇と音と。
他のお芝居を観た時に頂いたフライヤーがとってもカッコ良くて気になってました。
タイトルが難しそうだったし、遠いのでほとんど諦めていましたが
急遽他の舞台を観る為に遠征になったのでこちらもスケジュールに組み込みました。
結果、これを観ることが出来て良かったです。
出来るならもう一回、ニ回と観たかったくらいです。
美術、光、闇、音、すべて好きでした。
闇はパニックの気がある私はちょっとやばかったけど。

AMUSE×PEOPLE PURPLE ORANGE 東京公演
劇団PEOPLE PURPLE
本多劇場(東京都)
2013/03/28 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
感謝の気持ち
阪神淡路大震災から18年、震災前まで生きた時間よりも震災後に生きている時間が長くなった。
2年前には東日本大震災もあり、すでに阪神淡路大震災も「過去のもの」と感じることが多く、阪神の被災者としては心苦しいものがある。現在、関東で住んでいるため、周りはどうしても3.11への気持ちが大きく、それ自体を否定することはないが、やはり私は、1.17への思いの方が強い。
そんな中で、舞台「ORANGE」は、すでに3度目。初めて見たのは、3年前。今はなき前進座劇場だった。きっかけはヨーロッパ企画のお芝居を見に行ったときに「ORANGE」のチラシを見て、「行かなきゃいけない」と、心に何か感じたことから、チケットを手配した。そして、観劇した後、心の底から脚本を作った宇田学さん、そして演じてらっしゃるpeople purpleの皆さんに「ありがとう」という気持ちになった。
震災を扱う作品の多くは、絶望を全面的に出したものか、希望を見出してハッピーエンドで終わるようなものが多いと感じ、それらの多くはお涙頂戴もののストーリーで、嫌悪していました。震災後、しばらくは震災を扱う作品を見ることはなかった。
そんな私がどうして「ORANGE」を「見にいかなくてはいけない」と思ったのか今となっては不思議だが、少なくとも、「ORANGE」を見て、本当に良かった、このような素晴らしい作品があることを知れて、幸せだと思った。
「ORANGE」は、あの時、あの場所であったことが目の前で繰り広げられ、それは絶望的でもあるけれど、でも、本当だったことを描いているからだ。
演じられる役者さんのご苦労は相当のものだと思うが、あの時のあの現場、あの時間がリアルに繰り広げられ、それを多くの人に知ってもらうことは、阪神淡路大震災の被災者として、心が救われる思いになる。
多分、これから東日本大震災の被災者、他の自然災害(事故や事件もありますが)の被災者も同じように感じると思うが、「忘れられること」ほど、悔しい・悲しいことはない。
だからこそ、このお芝居が私にとって「ありがとう」という気持ちになるのだ。
「ORANGE」のはじめの台詞に東日本大震災の被災者に対する言葉が入ったことで、きっと私と同じように救われる人はいると思います。
本当にありがとうございました。

今ひとたびの修羅
シス・カンパニー
新国立劇場 中劇場(東京都)
2013/04/05 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★★★★
あっさりとしたいのうえ歌舞伎
任侠ものということで
もっとドロドロするかと思っていたが義理と人情
どちらかというと男同志の友情の方に重きを感じた作品でした。
といっても男と女のお話ではあります。
シス・カンパニーですが
いのうえさん演出、芳谷さん舞台監督、村木さん、逆木さん、インディさん、磯野さんが出演されてますし
新感線色が濃い仕上がりでした。

泣き方を忘れた老人は博物館でミルとフィーユの夢をみる(爆撃の音を聞きながら)
おぼんろ
東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)
2013/04/06 (土) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
芸術劇場ジャックをしていました!
劇場ではない、アトリエイーストでの公演。隣ではケラ、いとうせいこう、大倉孝二の「ゴドーに待たれながら」 上では三谷幸喜と野田秀樹の「おのれナポレオン」と豪華な顔ぶれ!
それに負けないほどの、大盛況ぶりでしたね!
入場は基本無料とのことで、思わず立ち寄って、おぼんろにはまってしまった人もたくさんいたんじゃないでしょうか?
おぼんろでこの作品を上演したのは3度目。一度目はなんと屋形船で行われたらしい(残念ながら参加できず)、2度目は1月に30分ミニシアターの祭典まめ芝。今回まめ芝で行われた、ゆめみるふぃーゆ の感覚を持って参加してきましたが、まるで違う作品を見ているようでした。
夢がみるふぃーゆのように重なる、まめ芝バージョンに さひがしさんが加わる事によって、さらにもう一層みるふぃーゆになっていました!
今まで参加したおぼんろの作品では笑いがあるシーンはほとんどありませんでしたが、思わず吹いてしまうシーンもちらほら。新しいおぼんろを見ているようでした。
芝居はもちろん楽しいことは言わずもがなですが、展示の方もとても楽しませていただきました。100年以上先の未来という設定に、諸々の説明書き、天井に映し出されるおぼんろメンバーの動画。何といっても、上演される「ゆめみるふぃーゆ」がホログラム映像という設定が面白い!
たった1日だけのオープンというのが、とてももったいないです。
きっと来たくてもこれなかった人がたくさんいるのではないかと思います。
いつか、またこのようなイベントをやってほしい!と切望します。

少し静かに
ブルドッキングヘッドロック
ザ・スズナリ(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/10 (水)公演終了
満足度★★★★★
音!
そう音なんです、音!言葉は宇野さんのセリフに納得できるものが多かった。とっても面白かったし、爽快だった。こういう作品大好き!

隣人予報
企画集団マッチポイント
ザムザ阿佐谷(東京都)
2013/04/04 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
既視感ゼロ
松本祐子さん演出、バジリコFバジオの佐々木さん脚本の「隣人予報」観劇。
まず設定に既視感がないのがすごい。
脚本家、頭良い。
笑いのセンスもある。
出演者14人。
上手く書きわけている。
文学座の坂部さん、半端ない。
度肝を抜かれる。
あの感情の爆発シーンで泣いてるお客さんが沢山いた。
泣いている男性が多い理由も分かる。
私も泣いた(笑)
あれは脚本家冥利、役者冥利に尽きるシーンだろう。素晴らしかった。
演出の空気感、見事。飽きさせないで人間を見せきる。
松本裕子さん。鳥瞰図以来の演出観劇。
健在。
難を言うなら、「作品の重奏低音が弱い」か。
でも面白かったわ。
興奮した。
ザムザの雰囲気も好き。
ただ、あのキャスト、スタッフ、美術を見る限り、全日程満席でも大赤字なんじゃないかな、と少し心配。
いや、そこはプロデューサーの小野さんの覚悟なんだろう。
当日パンフレットにもあったが、一年前からの企画らしい。
それが四日。8ステージで終わるのだ。
何て儚く美しいビジネスにならない芸術なんだろう。
しかし、この小野さんて方の実現力には舌を巻く。良いプロデューサーだわ。
さて、当日、私は多摩地区の自宅からチャリで三鷹まで行き、忘れ物に気づきチャリで家まで帰って、電車で行きました(笑)
いやあ、楽しい観劇でした。

泣き方を忘れた老人は博物館でミルとフィーユの夢をみる(爆撃の音を聞きながら)
おぼんろ
東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)
2013/04/06 (土) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

少し静かに
ブルドッキングヘッドロック
ザ・スズナリ(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/10 (水)公演終了
満足度★★★★★
すごい
初BHLでした。役者さん一人ひとりのクオリティが高いですね。演出も脚本もすばらしいの一言。劇中のダンスも激しい。セリフも動きも切れ味がよい。今年一番面白いお芝居でした。根本さんが出ていたので、見にきたのですが、レベルの高い役者さんの中でもしっかりした個性を放っていました。とっても、満足しましたよ。最後の全員ダンスは、蜷川チックで鳥肌が立ちました。

ブラック・サバンナ
世田谷シルク
アトリエ春風舎(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

少し静かに
ブルドッキングヘッドロック
ザ・スズナリ(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/10 (水)公演終了
満足度★★★★
隣の住人は何する人?
よく出来た脚本と演出そして役者。ブルドッキングヘッドロック は毎回おいしい芝居を作るなぁ。
2時間越えは、少し量的にこたえるかなと思ったがぜんぜん気にならない。
むしろ、もう終わりかと感じた。

ブラック・サバンナ
世田谷シルク
アトリエ春風舎(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
2~3割
今回は割と後ろめで観たせいか、観客全体の後ろ姿がよく見えた(笑
そのなかで舞台に集中できていた率をみると、
世界観にうまく適合していたたのは全体の2~3割なのかなぁ・・(雰囲気で
自分は何度かシルクを見ていて、
独特な感じが結構好みだったのでわりと面白く観れたけれど、
こういうのは慣れが楽しめるかどうかの生命線になるやもしれん(苦笑
谷氏がアフタートークでも言っていたけれど、
最近、観る度に照明、音楽、役者の立ち位置などが整理され、
良くなっている気がする。
群舞シーンが揃っていないように見えるのは、
笑顔がひとそれぞれなのでも分かるように
わざと統一させていないようだし、それでもいいと思う。
ただ、全体として群舞がわざと統一させていないところをよりハッキリさせるという意味でも、
完璧な群舞を決め所で何か所か挿入させればよかったんではないかと思ったり(そっちの方が難しいという噂もある
それだけでだいぶ観客の受ける印象も変わる。

父と暮せば・準ドラマリーディング
ユニット TOGETHER AGAIN
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2013/03/15 (金) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

うそつき
踊れ場
RAFT(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/08 (月)公演終了

ディス・ワンダーランド
innocentsphere
青山円形劇場(東京都)
2013/04/06 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★
舞台高い 首痛い。。
青山円形劇場はなくなる前に出来るだけ観ておきたい。
ということで平日ではありますが、友人に誘われて行ってきました。
まず、舞台面が円形にしてはだいぶ高い。
前から二列目で見ていましたが、終始見上げなければいけない形で、見終わって本気で首が痛い。
何か意味のある造りかとも探ったのですが、うーむ。
視線を上げなくてはいけないということは、舞台の圧迫感があって奥側も見にくい。
円形の良さを消してる気がするのですが。
アフタートークで「見えにくいと思いますが舞台に亀裂とかあるんですよ」と言ってしまっていましたが、いや、わかってるなら見易く作ればいいのに、と。。
そういった作り手側の自覚ない発言は辛い。
一言で言うと、客の半数が見にくい舞台でした。
円形で指定席の必要があるのかと毎回思う。
「是非、何度も色々な角度から観て欲しい」とも言っていましたが、リピートしようとした時に違う角度から見れる様にはなっているのだろうか。

ブラック・サバンナ
世田谷シルク
アトリエ春風舎(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★
やっぱり肌に合わないのか・・・
序盤でおっと思うも、中盤から全くノれなかった・・・。
小ネタ的な仮定のセリフにさらに仮定のセリフが応じるタイプのやり取りがあのテンションで続くのはキツイなあ。
ストーリー自体は割と好みなものだっただけに、かゆいところに手が届いてくれない時間が長かったなあっていう印象が・・・。
あと、前のほうの席で観たせいか、劇団が看板としている群舞シーンも(例えばルルベでの重心の置き方ひとつとっても)身体意識レベルでのばらつきが目についてしまい、どうも・・・。こういうのやるんだったら、役者陣の身体的な強度の質がもっとちゃんと揃っていてほしかったなあ、と。なんていうか、ラインや角度の面では揃っててもそこら辺が不揃いだと、どうしても「空間の秩序によって動いてる」とかじゃなくて「振り付けだからこう動いてます」って感じに見えちゃって・・・。
客演の(普段は面白い)役者の何人かが、この劇団式の身体の使いかたをちゃんと消化していないような印象も持ってしまった。東京ベースで活動してる同じ世代の劇団でも、客演たくさんの公演だろうがそこら辺ちゃんと揃えてくる劇団はあるし、もうちょっとがんばってほしいところ。
「生命の重さ」についての思考実験としても、どこかから持ってきたような議論がほとんどで、作品の推進力としてちょっと中途半端だったような。
軸となっていた姉弟の関係性とか、何か所かほんと面白い瞬間はあったんだけど・・・。

遠慮がちな殺人鬼
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/08 (月)公演終了
満足度★★★★
沖野晃司さん降板
ということで今回、感想を控えている方が多いですかね。
4月1日(月)というタイミングでメインキャストの沖野晃司さんが急病で降板となりました。
実に本番の2日前、よりによってエイプリルフールに被せての嘘ではない本気のトラブルだった模様。
本当にびっくりしました、本当に残念でした。
ただでさえ、きついペースで公演打ってるのに、これは本当に大変ですよね。
勿論、本来出来ていたであろうクオリティからは下がるかと思います。
でも自分は評価します。
あえて言えば、楽しめました。
次も本当に期待しています。
自分はにわかではありますが、ここの芝居に対する姿勢が大好きです。

遠慮がちな殺人鬼
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/08 (月)公演終了
満足度★★★★
どこまで行くのか。
昼夜2公演連続で観ました。
全体の流れや感想は、先に書かれてるお二人とほぼ同じなので、あまり詳しくは言及しません。
思うに、最近のボクラ団義はひとつの作品ごとにひとつのジャンルを制圧しにいっているのではないかと。山登りに喩えると、世界の七大陸最高峰登頂記録みたいなの。今3つか4つ制覇した感じ。これ7つ全部(いや7つかどうか知らんけど)登頂しちゃったら、今度はどこに連れていかれちゃうんだろう。意外に高尾山あたり攻めたりすんのか?
もうひとつ。
これ、どれくらいの割合の人が一回で物語の全貌を理解できるんでしょ?
会話のおもしろさや、感動的なエピソードが部品として小出しにされてくる中で、観客はそれを拾い集めて頭の中で組み立てる作業が必要になるタイプの作品です。このパズルのピースがあるとき脳内でバチーンと組み上がると、全容の理解+感動で「うーわーーーーー!!!!!」と立ち上がって叫びそうになってしまう瞬間が訪れるのですが、これは前作「忍ぶ阿呆に 死ぬ阿呆」のときと同様、二回目に観たときでした。
みんな一回でバチーンとくるの?
それともみんな二回も三回も観てるの?
あまり先鋭化して観客を選ぶような方向へ進まないといいなぁ。

旅猫リポート
スカイロケット
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
当日券 3時間30分待ちの価値有り
先ず、良かった。これは良かった。
当日券狙いで行って本当に良かった。
有川浩先生の作品は好きで基本読んでいます。
自衛官の話のイメージが強いので、これを芝居にするのかーどうなんだろうな、と思ってたりしました。
動物一杯出てくるし。

つきあたりを見上げれば…【無事に終演致しました。ご来場頂きありがとうございました!】
劇団宇宙キャンパス
吉祥寺シアター(東京都)
2013/04/04 (木) ~ 2013/04/10 (水)公演終了
満足度★★★★★
楽しめました
作品の内容も面白く、共感出来るところもあって充分に楽しめました!
別チームも同じ作品でどう違うのか興味深いので観てみたいと思いました。