遠慮がちな殺人鬼 公演情報 企画演劇集団ボクラ団義「遠慮がちな殺人鬼」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    沖野晃司さん降板
    ということで今回、感想を控えている方が多いですかね。

    4月1日(月)というタイミングでメインキャストの沖野晃司さんが急病で降板となりました。
    実に本番の2日前、よりによってエイプリルフールに被せての嘘ではない本気のトラブルだった模様。
    本当にびっくりしました、本当に残念でした。

    ただでさえ、きついペースで公演打ってるのに、これは本当に大変ですよね。
    勿論、本来出来ていたであろうクオリティからは下がるかと思います。
    でも自分は評価します。
    あえて言えば、楽しめました。
    次も本当に期待しています。
    自分はにわかではありますが、ここの芝居に対する姿勢が大好きです。

    ネタバレBOX

    手帳の工夫は好きです(手に持った手帳に台本が書かれていた様子)苦肉の策だよなぁ。
    ふと思ったのですが、あの役だけ開き直って「朗読劇」にしたら良かったかも(素人考え)
    ただ、2幕入って別役のライターの人も手帳を読んでしまっていて(あれは何故だろう?)、そこからやっぱり気になってしまった。

    遺影と棺が観客側にある想定、面白かったです。
    ただ、何となく落ち着かない気分にはなるので、棺を指さすのは避けた方がよかった様に思います。
    棺を指さすと、前列のお客さんを指す形になってしまい、指された方は気分よくないんじゃないかなぁと、後ろから見てて気になりました。


    オープニング面白い。
    おもちゃのピストルをパンパン打ちながらダンスしていたのですが、狭い劇場でやってるのが活きた様な気がしました。
    でもピストル本編にはあんまり関係無かったのは残念。
    人が出てきたと思ったらCGで、崩れて消えたんですがあんな風に見えるものなんですね、感心。

    一生懸命(舞台)転換中。
    やっぱり狭い中、皆で一生懸命回転させていると思うと面白い。
    「え、一人一人やる度に転換するの?」
    とドキドキして見ていたので、自分は転換回数多いとは感じなかった。

    題材としてはサスペンス、シリアスなもののはずですが、ちょいちょい笑いをはさんでくるのがうまい。
    場違いな笑いと思わせないのは大したものだと。


    「私が殺した」「私も殺した」
    そこに集まったほぼ全員に 彼の殺害について身に覚えがある


    この目一杯広げた大風呂敷をどうやって畳むのか、本当に楽しむことができました。
    厳密に追っていったらおかしい部分がもしかしたらあるんだと思いますが。
    芝居に成立させていたのは素晴らしい。

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    2013/04/09 00:32

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