Rezarの観てきた!クチコミ一覧

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ドコニ・私の元気

ドコニ・私の元気

ショーGEKI

新宿シアターモリエール(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★

女主人公再演Ver
各キャラ立ても動きも良く、衣装もコロコロ変わり、効果音や挿入曲も活き、テンポ良く進むので、楽しかったです。

ネタバレBOX

上京して14年の種田ミツコ(廣田朱美さん)は、大した成果も上がらないし、かと言ってどうしても東京に居たいわけでもないので、実家に戻る為に引越し準備をしていて、疲れて寝てしまう。
目覚めると、引越し荷物のダンボールの中から、若き日の両親、祖母、姉、昔の片思いの同級生や先輩、友人が出てくる。
その人々は、コロコロ衣装も変え、びっくり箱のように現れる様が、可笑しかったです。
過去の思い出とその時言えなかった本音も出てきたり、ミツコの元気を取り戻すきっかけにも、なった感じでした。

ミツコといろんな人との会話中、背後や隣で見守っているような元気さん達3人組(湯本真由さん、佐藤哲郎さん、長井明日美さん)、物語上の意味は、あまり感じないのだが、笑顔や動きが可愛く、面白かったです。
小道具渡したり等、いわゆる黒子的役割も担うのだが、それぞれの動きが、物語へ彩りを添えていたと思いました。
母・カナエ(小林こずえさん)さんも、印象的でした。

実家に帰り、ラスト目覚めると三年後、心機一転、又東京に出発する。
前半は、ちょっとドンヨリ気味のミツコが、明るい笑顔に変わった姿は良かったが、又、東京に行きたいと思う理由(新しい夢等)が、もっと明確だと、探していた元気も倍増したのでは?と、思ってしまいました。
検察官

検察官

柿喰う客

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/11/12 (土) ~ 2011/11/28 (月)公演終了

満足度★★★

プレヴュー拝見
本も演出も役者さんもテンポも良く、面白っかったです。最前列で見たため、字幕が見切れてしまい、残念でした。壁上方に、大きめな文字で、字幕が出ますので、前より3列目後方のほうが、見やすいかも・・?

ネタバレBOX

日韓交流の為か、部分的に韓国語のセリフで、壁上方に、大きめな文字で、字幕が出ます。親切だと思うのですが、最前列だと、見えない部分もあり、字幕を追うことで、自らフレームを付けたように、視野が狭くなり、肝心な役者さんを追いきれなくなってしまったのが、残念でした。
韓国語が全然わからない私にも、なんとなく解ることもあり、役者さんが、凄いと思った。
長文になると、やはり字幕が欲しいが、上記の理由で物足りなさが、残ってしまいました。
韓国公演する時には、必要かもしれませんが、日本公演時には、長文の字幕部分もっと、少なくしても、日本語でも良いのでは?

テンポ良く、出入りの動きや、ダンスのような一体感のある動きや、導入曲も良かったです。
祈り

祈り

劇団だるま座

座・高円寺2(東京都)

2011/11/15 (火) ~ 2011/11/18 (金)公演終了

満足度★★★★★

祈りに込めた想いが、素晴らしかったです
言葉にならない想いから、溢れだす温もりと愛に包まれる素敵な作品でした。だるま座さんを見るのは、三作目ですが、一番好きな作品です。

ネタバレBOX

総勢50人で醸し出す村の風景は、貧村ながら穏やかな日々。ユダヤ人のテヴィエ一家の悲喜こもごもは、人生そのもののようでした。
罪はなくても時代の大きな波に、呑み込まれる悲劇にも、なんとか立ち上がり、歩み出す勇気と愛が素晴らしかったです。

やはり、テヴィエ(剣持直明さん)が、秀逸でした。父としての哀愁や、頑固ながらも深い愛に満ちた笑顔が、とても素晴らしかったです。

洋裁店を営む青年モーテルに、思わず頑張れ!と言いたくなる程、気が弱そうに見えたが、丸山まことさんで、ビックリ!(笑)ホントに青年らしく見事でした。

閣下の立場ならでの苦悩と、本来の優しさ強さ、塚本一郎さん、良かったです。

テヴィエが、肉屋(名前を忘れてしまいましたが、この方も素晴らしかったです)と、抱き合う姿は、言葉なんかいらない男同士の想いに、心打たれました。

照明もシンプルだが、とても活きていたと思いました。
業に向かって唾を吐く

業に向かって唾を吐く

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★


好みが別れると思いました。
人々の心の弱さ脆さや何を欲しているのかを、怖いくらい炙り出してくる物語でしたが、描写が過激過ぎて・・・役者さんは、皆様、力量のある方は゛かりでした。

ネタバレBOX

生徒の成績上がって品行方正になった理由は、どうやら宗教らしい。
その宗教は、在家やら修行やら怪しい。浄化の儀式が異様過ぎて、ドン引きしちゃいました。教団の教祖的女性が、俵型のおにぎりのようなのを、噛んで吐き出したものを、教団側の人間や信者も食べる姿は、、、役者さんも、ご苦労の多い仕事と、覚めて見てしまいました。
作品上意味が違うとはいえ、そんなシーンが3回もあると・・・最初に3人が食べた姿を見てるので、噛んではき出したものを、手渡すだけでも、想像つくと思います。
当たり前のように無表情だったり、ありがたそうだったりと、役者さんって、本当に凄い!

そんな教団も、最初から詐欺目的とはいえ、トップの男女も心の闇を抱えていた。
信者らも、自分を変えたいとか、どうにもならないから、何かに、すがりたいと思ってしまう心理の一例だと思いました。人が人を求める姿って、真実であるだけに、怖さも感じました。

一番まともだと思っていた教師も、新薬認可の為とはいえ、犯罪に手を貸す事に。ある意味どんでん返し的な、面白さは、あった。

作品上は宗教団体を一例としていたが、学校や会社等の枠組みに、はめられたくないと思い飛び出ても、枠組みに囲まれる安心感を求めてしまう人間心裏を感じました。

嫌悪感もあったが、後味は、あまり悪くなく、むしろ、人の心裏を見抜いてる感の方が、強く感じた、ちょっと不思議感でした。

特に惹き付けられたのは、伊藤毅さん、永山智啓さん、中村真沙海さん
スマイルマミー・再生

スマイルマミー・再生

劇団芝居屋

劇場MOMO(東京都)

2011/11/08 (火) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

心地よさが魅力です
題名通りの母の笑顔が印象的で、再生できる喜びに溢れた、ベタだけど安定した人情劇。解りやすいので、キャストに感情移入と親近感もわき、心温まる物語で、心地よく楽しませてもらいました。
葛藤するだけの主人公や、重たい意味の単語を提示するだけの劇団は、たくさんあるが、私は苦手。芝居屋さんの作品は、人情の温かさや有難みを、ほのぼの感じさせてくれるのが魅力。やや大げさに感じてしまう部分は否めないが、解りやすくハートウォーミングな作風は、貴重だと思いました。

ネタバレBOX

立花(母範子・永井利枝さん、娘恭子・増田恵美さん)が、切り盛りする便利屋『スマイルマミー』に、舞い込んでくる仕事や、そこで働く従業員の抱えている事情は、現代ならなんだろうなと思いました。
社長であり母である範子(永井利枝さん)の皆を見守る笑顔が、とても温かくて良かったです。まさに、店名『スマイルマミー』通りと、思いました。

バツイチ子持ちや、父との確執等、壊れた家族関係を抱えていた従業員達も、立花便利屋に勤めていたからこその、明るい光が見えてくる再生感が良かったです。

見るからにヤクザの岩村善三(増田再起さん)は凄みのある怖さでしたが、サングラスはずした時や、息子の話をする笑顔の優しさ、さすがでした。

範子の仕掛けによる、孝雄(家村幸成さん)と父との再会も、便利屋ならの粋な作戦だと思いました。ある意味、孝雄は騙されるのだが、それも二人の為で、あの作戦だから、二人の溝も埋められた素敵なエピソードだと思いました。
孝雄の心情表現、とても良かったです。

立花家の母と娘の会話聞いていると、私も素直に母に感謝するのですが、、、現実は、プチ口ゲンカが日常な我が家です、、、すみません(笑)

【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』

【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★


2話共に、良かったです。『黒』とは、違うテイストだが、狂気に潜む、清・濁、正・悪、偏執狂を通して見えてくるのが、真実かも?しれない。何役も演じきる役者さん達も見応えありました。違う魅力が光るので、『黒・赤』両方見た方が良いと思います。

ネタバレBOX

《dogma》
全てが死に向かっているような狂気の学校での物語。ゴダイ先生役川添さんが見事。生きる事の素晴らしさを、逆説で説く姿が印象的でした。。
『和』テイストの衣装と動きが、効いていた。
絶対服従の中で、ちょっとチャラい感の怖さ?モリクニ先生(ひょいのさん)と教頭(水沼小百合さん)も、良いアクセントに、なっていた。

《テッドとリチャード》
連続殺人事件の被疑者リチャード(堀口武弘さん)は『自分は無実で、悪魔の仕業だ』と主張した。
一部の愚昧な聴衆は、リチャードをスターと祭り上げる。それを取材するリポーター(水沼小百合さん)とカメラ(ひょいのさん)の姿がワイドショー的で面白かった。笑いつつも、一部の庶民とは言え、真実を見ようとせず、祭り上げてしまう一般庶民は、現在のいろんな事柄とも、相似してるようで怖いと思いました。

どんでん返し的な真実と罰の見せ方が、怖いけど魅力を感じ良かったです。

リチャ―ド(堀口武弘さん)の苦悩と虚無感、良かったです。

テッド(平良和義さん)の淡々とした不気味さ、良かったです。

『黒』では、コミカルさを、少なくしても良いと思ったが、こちらのコミカルさは、テンポと狂気を際立たせる効果があったと思いました。
みちゆき

みちゆき

椿組

ザ・ポケット(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★

個人的な意見ですが
好みが別れると思います.。椿組は、本の魅力を引き出し、色合いと味に深みを出すのが、上手い劇団さんと思っているのですが、本が好みでないと言うか、魅力を感じられなかったです。役者さんは、良かったと思いますが、

ネタバレBOX

通夜の席で、遺体の北澤に『まだ死んでいない。俺を連れて逃げてくれ』とi言われ、看護師のもとかが死体を盗すんで逃走する前半は、可笑しかったが、やっとたどり着いた旅館には、自殺サイトで、集まった人々がいて・・・

もとかが旅館から出る時には、白地に赤い染みが付いた大きな風呂敷背負ってる、死体だった北澤が、少し離れて、独り歩きしてる。
その描写が、理解不能でした。
あんなに苦労して、死体と逃げてきたのに、邪魔になって、切り刻んで、背負ってるようにしか、思えなかったので、、、・・・死因は、本人の強い意思含む積極的安楽死だったが・・・
所詮、肉体と言う名の物質と割り切れたのなら、土に埋めるなり、方法は、もっとあったと思う。わざわざ、重たい死体と一緒に、ファミレスに入ったり、腐らないように、氷で冷したりした前半部分は、なんだったんでしょう?
コミカルに、したかったのかもしれませんが、『クスッ』としたり、『ニヤッ』とは、したけど、場内も笑い声は、ほとんどしなかったです。もちろん、声出さずに笑って面白いと感じる方も、いることは存じてますが・・・
タンゴのダンスのシーンの見せ方は、面白みもありましたが、、、

だから、、、?何事にも、答えが一つとも限らず、相反していても、結果同じだったりと、いろんな考え方、見方がありますが・・・
ラスト近くに、北澤の両親の想いは語られるが、状況描写も感情描写も少な過ぎる脚本演出のように感じ、観劇後数日考えたが、解らず・・・

『死』は、誰もが必ず迎えなければならない現実ですが、たいていの方が、普段意識する事は、ないと思われます。

私事ですが、父が10年前に他界してます。心筋梗塞で闘病2年半、他界直前3ヶ月は、脳梗塞で半身不随になっていたので、会話もできませんでした。
同時期に親友の父親も末期ガンで、寝たきりだったので、『死』に対しての様々な考えがある事を目の当たりしました。
状況と感情だけでは、割りきれず、容赦ない現実も襲いかかってきます。
そんな経験がある者にとっては、重たい意味の単語の提示にしか思えない本には、魅力を感じられなかったです。

『観てきた』に、個人的な経験書く事に、躊躇しましたが、良くも悪くも、理由を書かないと、ケチをつけただけと思い、書かせて頂きました。
いと愛し

いと愛し

劇団競泳水着

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/11/01 (火) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

三人のみとは、思えない。
三人芝居なのに、鮮やかに浮かび上がる、もう一人の姿と、三人の関係と心情が見事な作品でした。

ネタバレBOX

部屋の片づけをしている門脇玲子(細野今日子さん)の元に、陽々野暦(大川翔子さん)が、やってくる。
二人の会話から、作曲家であった暦の父が亡くなり、彼のアトリエで遺品整理をしている秘書の門脇だと、客は覚る。
父の葬儀を始め仕事の整理等までしてくれる秘書に、実の娘としては、感謝するものの、父に対しての理解が深過ぎるようで、玲子に愛人疑惑等、複雑だったりする。

そこへ、橘さき(川村紗矢さん)が、来訪する。
その理由や玲子と三人の会話により、暦の知らない父の姿が、ますます色濃くなり、娘としての嫉妬が、1人の女として、変わってくる。
三人の立場や関係による心情と、父の姿も、鮮やかに浮かび上がるのが、見事だと思いました。

宅急便が届くことにより、二人の会話になる状況も自然で、この三人のキャラらしい反応も可笑しく、それでいて、物語を立ち止まらす事が無いのが、良いと思いました。

会話や現実の状況から、三人其々の父の姿に複雑な思いもあるが、父の死を乗り越えて、1人の女と成長できる予感のした、素敵な作品でした。

女性独特かもしれないけど、コンビニの話、どうでもいい様なことに、こだわるかと思えば、八つ当たりでもしなくちゃ収まらない心情や、娘と言う立場なのに、1人の女としての心情も、わかるわかると、納得してしまう。
上野さんの本の巧みさと、三女優の演技力を、堪能できました。
Kと真夜中のほとりで

Kと真夜中のほとりで

マームとジプシー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/10/14 (金) ~ 2011/10/24 (月)公演終了

満足度★★★

初見
身体表現の多いい作品でした。イメージ通りの動きで、初見の私にとっては新鮮でしたが、繰り返しが多過ぎたと感じてしまいました。

ネタバレBOX

3年前の深夜に失踪したKちゃんをめぐる人々の葛藤を中心に、描かれていた。とにかく、スッゴい運動量!時にダンスのようだったり、走る、飛ぶ、転がると、かなり動き回る。

似たシーンが繰り返されるのは、時が流れても、心のどこかで立ち止まったままの人々の、忘れられない記憶が、グルグル廻ったりする様で、納得はするものの、多すぎるように感じました。

とても動き回るので、場面によっては、ちょっとだけ、息が切れてしまうのや、場面転換時のセリフ回し(やや途切れ途切れのような語り口で始まる)も、記憶の断片だけが、浮かび上がってくるようでした。

葛藤してるだけのような作品は、苦手なのですが、動き回ってるのが、適度なテンポとなり、重くは感じませんでした。

ラスト、主人公が街をでて行くのも、逃げでも諦めでもなく、新たな一歩を踏み出す感で、良かったと思いました。
狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!

狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!

おぼんろ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2011/10/19 (水) ~ 2011/10/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり!やっぱり!
観たくなり、リピートしちゃいました。先週チケプレ頂いたのに、ずーずーしくも、貧乏人割引使わさせて頂きました。観客サービス、ありがとうございます。

今度は、冷静に見れるだろうと思ってたのに、やっぱり、感情の嵐に連れ去られ・・・たものの、キンキラキンが、鮮やかさを増しました。
ちょっとだけ、変わった立ち位置だとか演出、深みを増した言葉達、やっぱり見に行って、良かった。
で、思ったのは、やはり、このメンバーの力。
文字にしたら、感情も背景も一つなのに、彼らを通す言葉になった時には、過去も意味も未来も見えてくる感が、しました。

アフタートーク、面白かったです。藤井さんの客観的でありながら、愛のある突っ込みが、良かったです。

次回作も楽しみにしています。

ひとよ

ひとよ

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2011/10/21 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

15年
重い出来事から始まるが、愛にあふれる物語でした。

ネタバレBOX

DVの父親から子供を守る為、過失致死と言う形で、殺してしまう母親と子供達の15年後。
15年前とは言え、過去と言い切るには重く、何かが引っ掛かっているようで、確実に月日は流れてきた。母が帰ってきたことや、新人ドライバーの一件で、新しい一歩が踏み出せるような、素敵な作品でした。

美術が、素晴らしかったです。タクシー会社の事務所の裏が駐車場(見えないけど、設定上)で、横が自宅と庭で、その上にタクシーと街灯と、全てのシーンが鮮やかに描かれました。

達者な役者さんばかりなので、見応えありました。
カタコトの吉永さん(成清正紀さん)と長男の嫁(原扶貴子さん)が、面白いだけでなく、この人だったら、いかにも言いそう、やりそうな感が、とても良かったです。

3兄弟(若狭勝也さん・桑原裕子さん・寺田剛史さん)の心情も行動も、納得です。

新人ドライバーの(まいど豊さん)の前半の控えめな感じから、過去の仕事の陰がみえてくる感。息子への愛と希望が、失望に変わる姿は、上手かったです。

母のアッケラ感とした姿が、とても上手いのだが、アッケラ感とし過ぎの様に感じてしまいました。15年間を背負ってきた感が無いのが、残念に感じたのだが、あれくらいアッケラ感としてくれないと、子供達に重荷だから、しかたないのかな~?
【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』

【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★


昨年より、アクやクセやアブな部分より、美学を強く感じました。パラノイア視線に、慣れてきたのか?・・・イヤ、パラノイアの根底の、脆さは、私たちと同じだからかも?3話のオムニバス。2話目、土に眠る森の精霊達が、目覚めて魅せる木の館は、幻想的で必見。赤も絶対観たいです。

ネタバレBOX

『ジャック・ザ・リッパーたるために』
ロンドンを震撼させた切り裂き魔ジャック。しかし、その正体は定まらず、一挙に怪しまれた4人の被疑者と被害者娼婦との物語。
娼婦役5女優、エロチックで魅力的♪でも、娼婦という特殊な職業と言うより、女としての、強かさ、脆さの見せ方が、良かったです。

『きこりと木の精』
長くきこりとして俗世から遁れていた切なさから、見えた家は、妖しくも美しかった。
最初は岩の様な塊だったのが、次第に動き始め、真の姿を現して、「家」をつくる。まとっていた布をはがし始めた時は、前作『R』のオープニングを、思い出してしまったくらいの、、、、ちゃんと、お召になっていて、安心しました。(笑)が、ちょっと怖いけど、危険な香りが美しかったです。
なので、中央から、赤いビキニのような衣装で、川添さんが出てきて踊り子の様には、驚いた。怪しく美しいが、なんで、ここでと思ったが、ちゃんと次の物語の序章でした

『黒髪と魚の足とプレシオサウルス』
ゲイシー・サーカス団の大喜利は人体切断マジックで締めくくられる。
足を切り落としては繋げるショー、繰り返すうちに、足もダメになってきたから、魚と繋げて人魚になんて、平気で考えてしまう陰には、ドラッグとその裏の、人の愛憎、弱さが・・・

『シュルレアリスム宣言、稽古なしで、いかせて頂きます。』とのあいさつ後、始まったと言う事は。毎回違うのかな?シュールだが、おもろかった。

美術も、紗幕(?字がわからない)の木々の絵も良く、照明により深い陰影が浮かび上がり、とても素敵でした。
各役者さんの個性が生きていた。
川添さんの見た目もキャラも、すっごくすっごく可愛いのに、娼婦の冷めた言葉をクールにきめたり、お色気タップリにも、なれるのは秀逸です。
邸木さんのかっこいい系の美しさに秘めた脆さや、冷酷さ、クールな艶も、見事でした。

残酷さや狂気が描かれているのは苦手なのですが、ハイジャックさんの作品は、『美』の印象の方が強く残るし、心の脆さ等の着眼点が魅力です。
それだけに、最初の方の、やや早口のようなコミカルさや、現代若者言葉の様な言い回しは、無くても良いように感じてしまいました。(当方、アラフォーなもんで、、、すんまそん)
百光年の詩【無事終演致しました。沢山のご来場ありがとうございました。】

百光年の詩【無事終演致しました。沢山のご来場ありがとうございました。】

TOKYOハンバーグ

千本桜ホール(東京都)

2011/10/25 (火) ~ 2011/10/31 (月)公演終了

満足度★★★★

SFなんだけど
より現実味と言うか、人間の真実味みが感じられました。TOKYOハンバーグさんの魅力は、決して押し付けたり断定することはなく、観た者の内から湧き上がる想いは、温もりや優しさだったりすると思っているのですが、宇宙空間でも100年後でも、それは同じでした。来年3月の公演も、楽しみです。

ネタバレBOX

中央縦長に演技スペースをとり、客席はコの字型にとってあるので、登場人物と同じ宇宙船の乗客として観劇するスタイル。
よって登場人物は、いろんな方向をみて会話するのが、宇宙空間らしい広がりを感じました。
箱3個をいろんなパターンにする美術と、衣装は白・アイボリー・薄いベージュのシンプルに統一されていて、映像や照明と機械音等の効果音も、とても映えました。
客席一部に、演者が佇まい、その様も同じ空間に生きてる感がして、良かったです。

船内の乗客には、会話ができず『うん』としか言わない息子と母、不治の病の妹(春香)と兄、ラブラブな恋人(夫婦?)、何かを企んでいるらしき年配男性とその女部下と仲間らしき3人。
親子、兄妹、恋人(夫婦?)の無償の愛や思いやりの、清。
何かを企んでいる仲間だったのに、裏切りと仲間割れしてしまう、利己主義の濁。
時が変わっても、変わらぬ想いの強さや、脆さがあると思います。
春香だけに時折きこえてくる歌の内容や意味よりも、何かに流されるのではなく、何かを感じとる事の感覚の大切さを感じました。
自分の感じる事を信じられる強さは必要と思いながら、支えてくれる絆に感謝と思いました。
狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!

狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!

おぼんろ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2011/10/19 (水) ~ 2011/10/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり
キャストの秀逸さが、光った作品でした。その役柄が秘める心情はもちろん、何役か兼ねる時の、見事な演じ分け、流石のおぼんろメンバーでした。生きていく為に、求めてしまう夢と現実。それ故に切ないけれども、切ない故に求めてしまう、温もりと優しさ。温もりと優しさを、知るからの苦悩と孤独なのだが、キンキラリンのラブを信じられるかも?と思ってしまいました。

そして主宰が拾ってきた物で作り上げた美術も、作品の世界観を深めていて良かったです。特に、かなりの個数のシャトル(バトミントンのハネ)には驚かされたが、物語上の森であり、島特有の植物のようで、とても、良かったです。しかし、このかなりの個数のシャトルと、巡り合ったという主宰にも驚くが、それを活かした、美術担当の方も、素晴らしいです。会場内客席含む全方位使用、衣装、照明、挿入曲も、作品の世界観に、奥行きを与えていて、とっても良かったです。
リピートしたいが、スケジュールの都合が・・・貧乏な人割引、リピート割引と、かなりお得なのに残念無念だけど、次回作も楽しみです。あっ、来月は、川中美幸さんのお好み焼き屋さんで、『BSS』だったね~♪楽しみ~♪

ネタバレBOX

冒頭の藤井さんの語り口に惹きこまれ、老婆ワカバヤシの想いには、涙でした。
老婆の夢見る笑顔で語る想いは、悲しい事は言ってなかった(と思う?)けど、純真な想いが美しすぎて、切なかったです。その理由も、物語が進むにつれ、納得してしまい・・・又、涙・・・

孤児のリョウイチ、リンペイ、タクマの、少年時代の思い出描写が、良かった。顔だけ本人で首から下は、3人同じ操り人形に、一瞬、退いた。。。が、余計な心配でした。とにかく表情が良かった。人形に、意思をもたせられるのは腕だけで、しかも指先は、グーで親指立ててる(Goodの合図といった方が、わかるかな?えっ?もっとわかんない?)のだが、これ又、コミカルなんだけど饒舌で、可愛く、三人のキャラも想いも、絶妙でした。

この輝く素敵な思い出も、現実に儚くて切り裂かれてしまう。それぞれの選んだ道は険しすぎて、裏切り、絶望、不信、失ったものは大き過ぎた。・・・が、それでも、キンキラキンの大切さ素晴らしさを、信じたいと、なんだか優しい気持ちになれる、素敵な作品でした。

冒頭の引き込み力の凄さ、商魂逞しき商人の心の動きや、舟の仲介人では、あの姿勢に声色と使い分け、とても素晴らしかった藤井さん。
老女にとっての真実や悲喜、そして唇お化け(?)のような不気味な舟の漕ぎ人と、魅せられました、めぐちゃん!
現実に潰されながらも、守りたい想いに突き動かさられる、リンペイの姿に、心うたれました。
実況中継の様なテンポで笑わされた佐東さん。うってかわり、リョウイチのやんちゃさと夢が、滲み出る哀愁に変わる理由、仮面の下の真実は、胸に突き刺さりました。
切ないけど、信じる事の素晴らしさを感じた素敵な作品を、作り上げた拓馬は、凄い!

そういや、『BSS』でリンPが着ていた服、舟漕ぎ人が着ていて、思わずニヤニヤしちゃった。衣装や小物に美術も、質感が雰囲気にあっていて良かったです。
ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』

ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』

ホリプロ

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2011/07/20 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★

良かった
桑原さんの演出なので、見に行きました。
物語自体は、子供向けの作品ですが、エンタメ要素では見応えありました。

ネタバレBOX

ピーターパンと言えば空を翔んでいるシーンが、有名過ぎるが、やはりその姿は、夢があります。ピーターパンが、部屋に入ってくる時等に、天使の粉がキラキラして綺麗でした。

ピーターや迷子達が、暮らす隠れ家は、地上からだと穴しかみえない地下。舞台上では中央に小高い丘のようなのが断面図になっていて、地下が舞台上となってる、空間を活かした創りが良かったです。この小高い丘が回転すると、人魚の住む海辺に変わるのも、素敵でした。
舞台上両脇は、ネバーランドの植物で彩られ、時を刻む空の色の移り変わりも良かったです。

ネバーランドの住人のインディアン達のダンスや太鼓も、本格的で良かったです。長のタイガー・リリー(皆川まゆむ)のバレエを取り入れた動きは、スピード感と優雅さがあり、とても良かったです。

フック船長は、ちょっと恐いけど、海賊達(ヌードラー・原扶貴子さん チェッコ・成清正紀さん)は、お茶目で笑いを誘った。特にスミー(辰巳智秋さん)は、登場するだけで、笑いが起きる面白さでした。

迷子達(トートルズ・ヨウラマキさん)も、子供らしさ、可愛かったです。

ラストの方で、キャスト全員が踊りながら、客席に遊びに飛び出てくれる。客席の子供達は、口をアングリ開けっ放しで驚く子やら、大喜びの笑顔で踊り出す子やらで、そんな姿にも、いやされました。こんなに夢いっぱいの作品も良いなぁ~と痛感しました。
秘密裏にどうぞ

秘密裏にどうぞ

ガレキの太鼓

都内某所、とある一軒家(最寄駅、京王線下高井戸駅)(東京都)

2011/09/10 (土) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

巻き込まれてきました
″家族になりたい編″題名通りに巻き込まれ、あたふた!!!したけど、とっても面白かったです。4バージョンあるとの事でしたが、又、巻き込まれたいと思うので、ぜひ次の企画も、お願い致します。

ネタバレBOX

「間もなく、お迎えに参りますので、こちらでお待ちください」
と通されたのは約3畳位のクローゼット?的な部屋。
壁に、紙が貼ってあり、
《これから、あなたの婚約者と、婚約者の家族に、ご挨拶に行きますので、リラックスして、ちょっと待っていてね》
しばらくすると、
『ごめんね~遅くなっちゃって~これから一緒に行こうね~』
と婚約者役の男性が、優しい笑顔で部屋に案内してくれるものの、
【えっ?始まっちゃってるの?打ち合わせとかも無し?】
と、内心ドキドキ、自己紹介もできぬまま到着すると
『一緒だから大丈夫だよ、じゃ~一緒にノックしようね』
という扉は、襖!ドキドキながらノックすると
「どうぞ~」
女性の声に、恐る恐る開けると、畳にちゃぶ台、座布団の用意!向かい側に女性とその横に男性が、座っている。
「ようこそ~♪どうぞ、座って下さいね~」
と、優しさと温もりのある笑顔で歓迎してくれるので、安心しつつも、やはり和室というだけでも、やけに正式な場と感じてしまい、緊張してしまう。けど温かい空気に後押しされて、自然に始まる会話。
私の向かい側の女性は、彼のお姉様で、隣の男性は知人との紹介がある。
その2人の間に、もう一人女性が無言で、私のセリフが書かれているB4版のスケッチブック(カンペ)を持っている。その通りに、私は、しゃべるだけなので、2~3言話したら慣れてきたなぁ~、と思いきや!空気が変わる。
終始笑顔のお姉様が、
「結婚について、二人の決意を聞きたい」
の意に、彼と知人が慌てる・・・
内心【どうしよう?どうしよう?】
の私は、心拍数倍増!!!
【そうよね・・・私かなり年上だし・・・】
と、年齢には一言も触れてないのに、どうしよう?を通り越して、被害妄想が・・(苦笑)そんな妄想は、お構い無しに進むカンペ、
ガン見!棒読み!無表情の私と、
彼の熱意、
必死でなだめてくれる姉の知人、
やり取りが進むうちに、ふっと和らぐ空気と、お姉様の笑顔に優しさが戻り、二人の結婚を納得してくれた事を覚る。
そして和やかな空気の中、退室。

と、ほんの一時だったのでしょうが、必要以上の緊張と、無駄なドギマキ感を乗り越えた?安堵感やら温もりが、心地よい面白さに変わってゆき、もっと、おしゃべりしていたかったと思いました。
それにしても、自分の心情通りのセリフだったのには、びっくりするやら、納得するやら。
設定も面白かったが、リアルな空気感を出してくださった役者さんの凄さに感動と感謝でした。


ご挨拶に行った経験無しで、今後も行きそうも無い私(笑)にとっては、とっても!とっても!貴重な経験!
あんなに、あたふたしたものの、参加者2~3人で巻き込まれるのも面白そうと思った。


秘密裏にどうぞ

秘密裏にどうぞ

ガレキの太鼓

都内某所、とある一軒家(最寄駅、京王線下高井戸駅)(東京都)

2011/09/10 (土) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★

同窓会編
普通の一軒家というより、けっこう立派なお宅に、ルームシェアしてる男性の元に、同級生達が集まってくる。同居人も出入りするが、彼らの何気ない会話から、関係も見えてくる。浮かび上がる過去や現実、未来への希望や不安が等身大でした。

それだけに、又、新しい登場人物?と思いきや、
・・・『以上で、閉演となります』
・・・えっ?制作の方?あまりにも唐突過ぎて・・・のぞき見だから?・・・とはいえ、幕切れの仕方に、一工夫欲しかったです。

ネタバレBOX

竹田役(前作・いないいない・にも出演されてた男性)が、良かったです。初めてきた友人宅の豪邸ぶりに、なんだか落ち着かないけど、探検に行っちゃう、やんちゃな感じと、実家にいるからの現実と今後に、想いを馳せる感が、良かったです。
やはり、配役表は欲しいです。
INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

インディペンデントシアタープロデュース

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

5本だけ、観れました
いろんなタイプの作品を堪能できて、良かったです。ネタバレは、自分の好きな順です。

ネタバレBOX

f 〈いまさらキスシーン〉
私も場内も一番、笑っちゃいました。女子高生があっという間に過ごした3年間の物語。
スッゴイ早口で始まったので、苦手かも?と思ったのは、余計な心配でした。かなりの早口なのに、しっかり聞き取れる言葉で、情景や情感も豊かで、中屋敷法仁さんの本の面白さと、玉置玲央さんの力量の素晴らしさを痛感しました。まさかの超ミニスカートでのバック転も、見事に決まってました。

j 〈暗くなるまで待てない〉
けっこう好みでした。切ないけど温もりもある作品でした。盲目の少女の不思議な能力ゆえに、わかり得た真実が良かったです。一人芝居の意味や価値を感じました。

g 〈頼むから静かに聴いて。〉
TPO御構い無しで、しゃべり続けるオカマ。その友人の女と、女の兄の3人の想いが、浮かび上がってくる、演じ分けが良かったです。

e 〈はやぶさ〉
人口衛星を擬人化する着目が良かったです。希望に向かって、突き進むのだが、壮大過ぎる宇宙が舞台なので、孤独感の方が、ちょっと強く感じてしまいました。

c 〈0141≒3088〉
まるっきり、理解不能でした。いきなりTシャツ脱いで、フライドチキン食べたり、しゃべっては、ただ食べ続けるだけ。ヤケ食いの心情は、理解できるが・・・他の方々のコメントをみて、なんとなく解ったが、不毛な作品に、魅力は感じにくいです。
「BABALESQUE~ババレスク~」大入りにて終了しました。ご来場の皆さまありがとうございました。

「BABALESQUE~ババレスク~」大入りにて終了しました。ご来場の皆さまありがとうございました。

junkiesista×junkiebros.

六本木BEE HIVE(東京都)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

初見してきました
1ドリンク付きの約1時間半なので、気軽に立ち寄り楽しめる作品。ライブハウスの狭い空間なので、美術は無しだが、照明の使い方が、良かったです。キレのあるダンスと演技力のある役者さんは良かったので、もっと大きい舞台の方が栄えると思いました。個人的趣味ですが、物語の主軸がブラックよりで、好みでなかったのが、残念でした。。有名曲の替え歌が字幕付き(映像)で楽しめたが、私はクスッと笑う程度だったが、場内部分的には爆笑でした。先日観たコメディでも思ったが、笑い程、感性や感覚の違いが分かれるものはないと思いました。出てくるだけで、拍手や笑いが起こる役者さんもいる、人気劇団ぶりがうかがえました。違う作品を観てみたいと思いました。

ネタバレBOX

原結婚相談所に、来た女性5人は、今までの自分を変えて、素敵な結婚の為に、全身整形するものの、本来の自分に戻りたいと思うが、時すでに遅し。整形した部分が朽ちてきて、整形を奨めた原所長を恨み殺し、5人で逃げる物語自体が、好みでなかったが、ラストのダンスが、特にかっこ良かったです。部分的に挿入される有名曲の替え歌や、ダンスを決める役者さんの力量は楽しめたのだが・・・次回作に、期待です。

1000円のパンフレットの販売は、あったようだが、初見の私にとっては、白黒コピーでよいので、無料の配役表だけでも欲しかったです。
ハリーポタ子【5年ぶりの東京。たくさんのご来場、ありがとうございました。】

ハリーポタ子【5年ぶりの東京。たくさんのご来場、ありがとうございました。】

石原正一ショー

シアター711(東京都)

2011/09/23 (金) ~ 2011/09/26 (月)公演終了

満足度★★★

魔女っ子いっぱいの華やかさでした
ジャスト世代でしたので、なおさら楽しめました。登場人物の多くが、再放送繰り返しているアニメキャラや、有名人なので、幅広い世代が楽しめると、思います。
日替わりゲストとの魔法対決?も、ありました。私がみたのは、MCRの福井善郎さん、かなり面白かったです。

ネタバレBOX

ハリーポタ子が魔女と対決する。
その仲間や敵は、お馴染みアニメキャラの特徴活かして大騒ぎするのは、可笑しかったが、物語というか演劇というと、薄味な感がした。
まぁ~あれだけ、濃いキャラなので、仕方ないというか、ちょうど良いのかもしれないが・・・好みが分かれると思ってしまいました。

ポタ子(竜崎だいちさん・ミジンコターボ)モモ(丹下真寿美さん)キキ(加順遥さん)の三人で、飛んでる描写など、キャラらしさが良く出ていました。
モモは、孫悟空キャラの魔法がかけられているという、Wキャラ的だったり、サマンサ、メグ、キューティーハニー等々、そして、尾崎豊、浜田省吾、由紀さおりと、盛りだくさん。

尾崎の一曲全て歌うのは、長く感じたが、私の隣の男性は、かなりウケテいた。この男性は浜省でも、かなりウケテいたので、大好きな方にはツボの様です。

そんな暑苦しい位の濃いキャラ、てんこ盛りの中、湯葉婆(小椋あずきさん)の情感が、舞台を引き締めていて、一番良かった。
由紀さおり(日詰千恵さん)も、らしく、印象的でした。
サリ(吉川莉早さん)も良かった。
アクビ(sun1!!さん・ミジンコターボ)の表情やアクビらしい動きも、可愛かったです

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