【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』 公演情報 劇団パラノワール(旧Voyantroupe)「【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★


    2話共に、良かったです。『黒』とは、違うテイストだが、狂気に潜む、清・濁、正・悪、偏執狂を通して見えてくるのが、真実かも?しれない。何役も演じきる役者さん達も見応えありました。違う魅力が光るので、『黒・赤』両方見た方が良いと思います。

    ネタバレBOX

    《dogma》
    全てが死に向かっているような狂気の学校での物語。ゴダイ先生役川添さんが見事。生きる事の素晴らしさを、逆説で説く姿が印象的でした。。
    『和』テイストの衣装と動きが、効いていた。
    絶対服従の中で、ちょっとチャラい感の怖さ?モリクニ先生(ひょいのさん)と教頭(水沼小百合さん)も、良いアクセントに、なっていた。

    《テッドとリチャード》
    連続殺人事件の被疑者リチャード(堀口武弘さん)は『自分は無実で、悪魔の仕業だ』と主張した。
    一部の愚昧な聴衆は、リチャードをスターと祭り上げる。それを取材するリポーター(水沼小百合さん)とカメラ(ひょいのさん)の姿がワイドショー的で面白かった。笑いつつも、一部の庶民とは言え、真実を見ようとせず、祭り上げてしまう一般庶民は、現在のいろんな事柄とも、相似してるようで怖いと思いました。

    どんでん返し的な真実と罰の見せ方が、怖いけど魅力を感じ良かったです。

    リチャ―ド(堀口武弘さん)の苦悩と虚無感、良かったです。

    テッド(平良和義さん)の淡々とした不気味さ、良かったです。

    『黒』では、コミカルさを、少なくしても良いと思ったが、こちらのコミカルさは、テンポと狂気を際立たせる効果があったと思いました。

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    2011/11/05 12:11

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