みちゆき 公演情報 椿組「みちゆき」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    個人的な意見ですが
    好みが別れると思います.。椿組は、本の魅力を引き出し、色合いと味に深みを出すのが、上手い劇団さんと思っているのですが、本が好みでないと言うか、魅力を感じられなかったです。役者さんは、良かったと思いますが、

    ネタバレBOX

    通夜の席で、遺体の北澤に『まだ死んでいない。俺を連れて逃げてくれ』とi言われ、看護師のもとかが死体を盗すんで逃走する前半は、可笑しかったが、やっとたどり着いた旅館には、自殺サイトで、集まった人々がいて・・・

    もとかが旅館から出る時には、白地に赤い染みが付いた大きな風呂敷背負ってる、死体だった北澤が、少し離れて、独り歩きしてる。
    その描写が、理解不能でした。
    あんなに苦労して、死体と逃げてきたのに、邪魔になって、切り刻んで、背負ってるようにしか、思えなかったので、、、・・・死因は、本人の強い意思含む積極的安楽死だったが・・・
    所詮、肉体と言う名の物質と割り切れたのなら、土に埋めるなり、方法は、もっとあったと思う。わざわざ、重たい死体と一緒に、ファミレスに入ったり、腐らないように、氷で冷したりした前半部分は、なんだったんでしょう?
    コミカルに、したかったのかもしれませんが、『クスッ』としたり、『ニヤッ』とは、したけど、場内も笑い声は、ほとんどしなかったです。もちろん、声出さずに笑って面白いと感じる方も、いることは存じてますが・・・
    タンゴのダンスのシーンの見せ方は、面白みもありましたが、、、

    だから、、、?何事にも、答えが一つとも限らず、相反していても、結果同じだったりと、いろんな考え方、見方がありますが・・・
    ラスト近くに、北澤の両親の想いは語られるが、状況描写も感情描写も少な過ぎる脚本演出のように感じ、観劇後数日考えたが、解らず・・・

    『死』は、誰もが必ず迎えなければならない現実ですが、たいていの方が、普段意識する事は、ないと思われます。

    私事ですが、父が10年前に他界してます。心筋梗塞で闘病2年半、他界直前3ヶ月は、脳梗塞で半身不随になっていたので、会話もできませんでした。
    同時期に親友の父親も末期ガンで、寝たきりだったので、『死』に対しての様々な考えがある事を目の当たりしました。
    状況と感情だけでは、割りきれず、容赦ない現実も襲いかかってきます。
    そんな経験がある者にとっては、重たい意味の単語の提示にしか思えない本には、魅力を感じられなかったです。

    『観てきた』に、個人的な経験書く事に、躊躇しましたが、良くも悪くも、理由を書かないと、ケチをつけただけと思い、書かせて頂きました。

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    2011/11/02 13:03

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