最終審査に残った10組のご紹介

最終審査に残った10組をご紹介します!(上演順)

劇団5454

烏丸ストロークロック(京都府)

作品タイトル「まほろばの景 2020」(応募内容

1999年設立。京都を拠点に国内各地で活動を行う。取材やフィールドワークを元に短編を重ね、数年かけて長編へと昇華させる創作スタイルが評価されている。近年では土着の神楽や祭、山伏文化などに触れ、『まほろばの景』(2018)は日本古来の感覚を呼び覚ます作品として反響を得る。俳優・スタッフには関西外から多く人材を起用、団体や地域の垣根を越えた活動の中で、地方都市での持続可能な創作の形を追求している。作・演出の柳沼は第60回岸田國士戯曲賞ノミネート、平成28年度京都市芸術新人賞受賞。

烏丸ストロークロック 『まほろばの景2020』撮影:東直子 烏丸ストロークロック 『まほろばの景2020』撮影:東直子

Aokid

ゆうめい(東京都)

作品タイトル「ゆうめいの座標軸」(応募内容

舞台作品・美術・映像を制作する団体として2015年に設立。
自身の体験や周囲の人々からの「自分のことを話したい」という声を出発点として、生々しくも多種多様に変化していく環境と可能性を描き、その後、表現によってどのように現実が変化したかを「発表する」までを行う。表現と発表をし続けることによって生まれる他者との共鳴と反発を繰り返し、現実に新たな視線や変化を見つけることを目指している。

ゆうめい 撮影:川喜田茉莉 ゆうめい ゆうめいの座標軸『弟兄』撮影:福本剛士

OrganWorks

OrganWorks(東京都)

作品タイトル「HOMO」(応募内容

2013年に立ち上げ、2014年には7名のダンサーが参加し、メンバーを固定化しながら人数を増やしていく。
2016年に『Reason to Believe』が、トヨタコレオグラフィーアワードにて「次代を担う振付家賞」「オーディエンス賞」をダブル受賞。
翌年の2017年にトヨタコレオグラフィーアワード受賞者公演として『聖獣 -Live with a sun-』を発表。
2018年には同作を札幌、東京、愛知、神戸、広島の5都市で上演する。

OrganWorks 『Time of Conversation』撮影:Hajime Kato OrganWorks 『聖獣 live with a sun』撮影:Hajime Kato

小田尚稔の演劇

小田尚稔の演劇(東京都)

作品タイトル「是でいいのだ」(応募内容

2015年より劇作活動を始める。主に哲学・思想に関する文献を参照しながらオリジナルの戯曲を書き上演作品をつくる。上記のような題材を扱いながらも「いつでも、どこでも、誰にでも」伝わるような普遍性のあるものを、何度でも再演に耐えうるような作品づくりを心掛けて劇作を行っている。 2018年には滝口悠生氏の長編小説『高架線』の演劇化も手掛けた。

小田尚稔の演劇 『高架線』(2018年1月上演)撮影者:前澤秀登 小田尚稔の演劇 『善悪のむこうがわ』(2019年5月上演)撮影者:清水はるみ

福井裕孝

福井裕孝(京都府)

作品タイトル「インテリア」(応募内容

1996年生まれ、京都府出身。人・もの・空間の関係を演劇的な技法を用いて再編し、その場の全体的な状況を異なる複数のスケールやパースペクティブから捉え直す。近年は『モデルルーム』(2018)、『インテリア』(2018,2020)、『マルチルーム』(2019)など部屋という空間単位から作品を製作する。2019年、中村大地(屋根裏ハイツ)、野村眞人(劇団速度)と共同で「#部屋と演劇」という活動を始める。

福井裕孝 『インテリア』撮影:渡邉時生 福井裕孝 『マルチルーム』撮影:横田敦史

オレンヂスタ

オレンヂスタ(愛知県)

作品タイトル「黒い砂礫」(応募内容

2009年、作・演出「ニノキノコスター」と主宰・プロデューサー「佐和ぐりこ」により設立。愛知県名古屋市を拠点に活動。同時代的な社会問題を題材にした脚本を、身体表現とオブジェクトパフォーマンスを用いて演出し、挑戦的な作品を常に創り上げている。12ヶ月連続インターネット配信や他団体とのコラボ公演など一風変わった企画も積極的に取り組む。2017年、『MANGAMAN』にてP新人賞2017・観客賞W受賞。2019年に劇団化10周年を迎えた。

オレンヂスタ 撮影:対馬一宏 オレンヂスタ 『ドミノノノノノノノハラノ』

うさぎストライプ

うさぎストライプ(東京都)

作品タイトル「いないかもしれない」(応募内容

2010年結成。劇作家・演出家の大池容子の演劇作品を上演します。
「どうせ死ぬのに」をテーマに、演劇の嘘を使って死と日常を地続きに描く作風が特徴。
2013年9月、地下鉄サリン事件を遠景に交差する人々の思いを描いた『メトロ』で芸劇eyes番外編・第2弾「God save the Queen」に参加。2019年3月、『バージン・ブルース』で平成30年度希望の大地の戯曲賞「北海道戯曲賞」大賞を受賞。

うさぎストライプ 『いないかもしれない 動ver.』 撮影:西泰宏 うさぎストライプ 『ハイライト』 撮影:西泰宏

ぺぺぺの会

ぺぺぺの会(千葉県)

作品タイトル「No. 1 Pure Pedigree」(応募内容

ぺぺぺの会は、「令和時代のあたらしいアート」を作ることを目指して結成された、20代前半の若いメンバーで構成された劇団です。
戯曲にはオリジナルの詩の連作を用いており、詩的世界を演劇に立ち上げる手法に定評があります。
上演作品の「No.1 Pure Pedigree」は、キュビズム創始者の一人、ジョルジュ・ブラックの半生を題材にした物語詩集です。
銭湯を改修してできた北千住のBUoYで、第一次世界大戦前後の世界を現出させます。

ぺぺぺの会 『TOKYO2020』 ぺぺぺの会 『一人称^自分』 撮影:コトデラシオン

太めパフォーマンス

太めパフォーマンス(福岡県)

作品タイトル「Sento」(応募内容

2009 年に「太めパフォーマンス」を結成。
踊るモットーは【楽しく】。特殊な身体性を武器に、物事の価値観を破壊する表現を追求し ている。
2012 年より拠点を福岡に移す。国内外のダンスフェスティバルから居酒屋までお呼びがかかれば何処でも赴き、作品を発表している。2019 年には活動 10 周年を迎え、御礼周りツアーを実施。
横浜ダンスコレクション2019 コンペティションⅠ奨励賞受賞。
2020年の抱負は「挑戦」。

太めパフォーマンス 撮影:yukiwo 太めパフォーマンス 『Sento』

JACROW

JACROW(東京都)

作品タイトル「鶏口牛後」(応募内容

私たちは2001年に旗揚げ、「大人が楽しめる小劇場」をコンセプトに社会的なモチーフで人間を描く会話劇をつくり続けています。ドラマや映画、小説や漫画においては当たり前のジャンルである“ビジネスもの”が、演劇では珍しいと評される不思議にあえて挑戦、圧倒的にリアルな“ビジネス劇”を得意としています。
鶴屋南北戯曲賞ノミネート、テアトロ新人戯曲賞、若手演出家コンクール優秀賞、劇作家協会新人戯曲賞最終候補。

JACROW 『ざくろのような』 撮影:鈴木淳 JACROW 『フィクション』 撮影:鈴木淳

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