最終審査に残った10組をご紹介します!(上演順)
烏丸ストロークロック(京都府)
作品タイトル「まほろばの景 2020」(応募内容)
1999年設立。京都を拠点に国内各地で活動を行う。取材やフィールドワークを元に短編を重ね、数年かけて長編へと昇華させる創作スタイルが評価されている。近年では土着の神楽や祭、山伏文化などに触れ、『まほろばの景』(2018)は日本古来の感覚を呼び覚ます作品として反響を得る。俳優・スタッフには関西外から多く人材を起用、団体や地域の垣根を越えた活動の中で、地方都市での持続可能な創作の形を追求している。作・演出の柳沼は第60回岸田國士戯曲賞ノミネート、平成28年度京都市芸術新人賞受賞。
OrganWorks(東京都)
2013年に立ち上げ、2014年には7名のダンサーが参加し、メンバーを固定化しながら人数を増やしていく。
2016年に『Reason to Believe』が、トヨタコレオグラフィーアワードにて「次代を担う振付家賞」「オーディエンス賞」をダブル受賞。
翌年の2017年にトヨタコレオグラフィーアワード受賞者公演として『聖獣 -Live with a sun-』を発表。
2018年には同作を札幌、東京、愛知、神戸、広島の5都市で上演する。
『Time of Conversation』撮影:Hajime Kato 『聖獣 live with a sun』撮影:Hajime Kato
ぺぺぺの会(千葉県)
作品タイトル「No. 1 Pure Pedigree」(応募内容)
ぺぺぺの会は、「令和時代のあたらしいアート」を作ることを目指して結成された、20代前半の若いメンバーで構成された劇団です。
戯曲にはオリジナルの詩の連作を用いており、詩的世界を演劇に立ち上げる手法に定評があります。
上演作品の「No.1 Pure Pedigree」は、キュビズム創始者の一人、ジョルジュ・ブラックの半生を題材にした物語詩集です。
銭湯を改修してできた北千住のBUoYで、第一次世界大戦前後の世界を現出させます。