是でいいのだ 公演情報
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公演地:東京都

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公演地:東京都

是でいいのだ

小田尚稔の演劇(東京都)

公演に携わっているメンバー:5人

【団体紹介】
2015年より劇作活動を始める。主に哲学・思想に関する文献を題材に扱い、過去にスピノザ、プラトン、カント、アウグスティヌス、ニーチェなどの著作を参照しながらオリジナルの戯曲を書き、上演作品をつくる。上記のような題材を扱いながらも、「いつでも、どこでも、誰にでも」伝わるような普遍性のあるものを、また、何度でも再演に耐えうるような作品づくりを心掛けて劇作活動を行っている。
【応募公演への意気込み】
「是でいいのだ」は、イマヌエル・カント『道徳形而上学の基礎づけ』、V・E・フランクル『それでも人生にイエスと言う』という著作を題材にしている作品です。「君は、みずからの人格と他のすべての人格のうちに存在する人間性を、いつでも、同時に目的として使用しなければならず、いかなる場合にもたんに手段として使用してはならない。」カント『道徳形而上学の基礎づけ』(光文社古典新訳文庫、中山元訳、2012年、136頁) 。
フランクルの上記著作の冒頭には、カントの「道徳法則」についての引用がなされています。V・E・フランクル(Viktor Emil Frankl 1905-1997)は、ホロコーストの際アウシュヴィッツに送られ、強制収容所での体験をもとに著した『夜と霧』の作者でもあり、極限的な体験を経て生き残った人物です。
本作では、2011年3月の東京での出来事と、カントやフランクルの思索との接続を意図しています。登場人物を通して語られる震災直後の東京の風景。そして、このような逆境や、自分の人生の境遇や環境を受け入れて、少しでも前に進んで乗り越えることをこの物語で描いています。
「是でいいのだ」の公演も今回で四度目です。今回も素敵な出演者、スタッフの方々に恵まれました。ご観劇頂いたお客様の心のなかにいつまでも残り続けるような、いい上演になるように努めます。
【将来のビジョン】
以下の四点を考えております。
第一に、年間の上演の機会を増やすことです。2020年度の公演計画については、現状、三月、四月、十一月に行うことを決めております。
第二に、ひとつの公演あたりの規模を少し大きくすることです(会場の規模及び公演日数の拡大)。
第三に、戯曲本数を増やすことです(なかでも再演に耐えうるものを心掛けています)。
第四に、東京以外での公演機会を設けることです。2016年に試験的に東京都新宿区で上演した作品を広島市中区で上演しました。今後、このように複数の地域でも上演が出来るよう公演のあり方を模索しております。

公演に携わっているメンバー(5)

橋本清
役者・俳優 演出

出演します。
久世直樹
その他(演者) 音響

「是でいいのだ」に音響で関わらせていただきます。
濱野ゆき子
役者・俳優 ナレーター

出演いたします。
さわだ
役者・俳優

出演させていただきます。
oda
脚本 演出

「是でいいのだ」に携わっているメンバーです。

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