
『若い兄嫁(仮)』
青年団若手自主企画 vol.50 二反田やまゆう企画
アトリエ春風舎(東京都)
2011/07/14 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★
現代口語演出
現代口語演劇においても、俳優は化けるのか?
というか化けているように見えるのか?
今回のお芝居では、そこのところが、よーく見えたような気がする。
最近のお芝居は、テンションを高く保つことによって、日常とは異なるキャラクターとしての説得性を持つという手法より、その人物の立ち居振る舞い・声の高さや表情などの細やかな意識化によって説得性を保つという方向性に、スタイルの主流が移ってきている。ある種、舞踊とかダンスに近い身体性を獲得することが、日常の中でエレガントな変化を与えるようになっているとでも言えばいいのだろうか。
その点、6本の寸劇をやることで、それぞれがどう化けおおしているのかを、よく観察できる機会だったのではないか。
演技・役者というものがとてもよくわかる舞台だった。

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001
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/07/30 (土)公演終了
満足度★★★★
現在のこととか、そうじゃないこととか
3.11以降、書き手は皆、この問題にぶつかるようだ。「現在のことを書きたい、しかし”そのもの”ではなく、演劇とか表現とか、そう呼べるような作を乗せたい」
本作も、そのような作家意識に格闘したひとりの劇作家の作品だ。
舞台上で起こっていることは全部、虚構だ。
そして、作意が確実に存在している。
これが演劇の紛れも無いことで、現実と彼岸との距離を明確に描き出したとき、作品は自立するのだと、前に誰かから聴いた。
この作品は、そういう意味でとても自立した作品である。
そして、聴こえ方によっては、ミイラの居る深い石室の中へ、そっと引きづり込まれそうになる。
演出家と俳優との企みによって、この試みはより深い心の闇へと誘う。

実験都市『ご来場ありがとうございました。』
演劇ユニットG.com
劇場MOMO(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
光と音が効果的
理解できないところもありましたが、実験都市の端、砂漠の雰囲気を味わいながら実験都市の終焉を感じ取ることができました。

ピーカンフェス2011
PIECE COMPANY CREW
調布市せんがわ劇場(東京都)
2011/07/08 (金) ~ 2011/07/09 (土)公演終了

滑稽を好みて人を笑わすことを業とす
毛皮族
リトルモア地下(東京都)
2011/07/23 (土) ~ 2011/08/09 (火)公演終了
満足度★★★★
初毛皮
「語りのゴミ」面白かっです。
役者さんが上手いので物語に違和感無く入り込めました。
脚本も前半の伏線を自然に余すことなく回収して、気持ちよくまとまりました。
決して爆笑ではなかったけれど、世代が登場人物と被っているのでジワジワ込み上げる笑いでした。
あと2作品も楽しみ。

黄色い叫び(再演)
中津留章仁Lovers
タイニイアリス(東京都)
2011/07/21 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
考えさせられた
人間の醜さと愛が良く描かれていたと思います。
ローソクの灯かりだけの演出が良かった。
効果音でセリフが聞き取りにくいのが少し残念でした。
これを4月に上演したのが凄いと思いました。

愛・王子博
INUTOKUSHI
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
初見でした
アソコまでやるか?
と言うのが率直な感想です。
もしかして、いつものことなのかな?
賛否両論だろうけれど、凄いパワーと魂を感じました。
全公演満員でも赤字だと言うことで応援の意味で物販にてTシャツを購入。

嵐が丘
アトリエ・ダンカン
赤坂ACTシアター(東京都)
2011/07/11 (月) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
総立ちのスタンディングオベーション
キャサリン平野綾で見ました。
主役4人が歌唱力があって、安心して見られる舞台でした。
とくにエドガー山崎育三郎の情感こもった歌は鳥肌立ちました。
河村隆一はまた違うまっすぐに伸びる声で、役に合っていたと思います。
4人の大合唱が最高でした。
総立ちのスタンディングオベーションも納得。
トークショーなどもやっていますが、まだ席が余ってるみたいでした。
本当に最近、舞台はチケットを売るのが難しいみたいですね。
![昆虫系[改訂版]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/163/stage16303_1.jpg)
昆虫系[改訂版]
鵺的(ぬえてき)
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/08/01 (月)公演終了
満足度★★★★
おどろおどろした関係
実際の保険金殺人事件を見チーフにしたとの由
人間関係が実に濃い。一人ひとりの役者が芝居ではなく、地でやっているようで実にうまい。
前作、不滅でも感じたが、すごくウェットで、よどんだ雰囲気が劇風か
舞台が横に広いため、よく見えない場面があったのが残念(私の席は上手のほうであった)

「イキザマ」
RISU PRODUCE
シアター711(東京都)
2011/07/22 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
多少の欠点を吹き飛ばすような「カタルシス」に浸る
詳しい筋は既に書かれているので書きませんが、
大変読後感ならぬ観劇後の印象が強い
素晴らしい作品でした。
正直、前半はテンポがイマイチで、モタモタ感もあった。
笑いもあまり取れなかったり……。
新人採用試験~練習開始のあたりまで。
また、これは仕方がないかもしれないが、
舞台に立派なリングが用意されていて、
臨場感は抜群ながら、
しかしこれは簡単に撤去できるものではないため、
常にこれが舞台上にあるわけで、
結果、舞台装置の転換ができない点が、
もしかすると変化の無さの原因になりうるかもしれない。
それから、登場人物は、病気以外にも、
何らかの悩み・屈折感・挫折感を持ち合わせていて、
劇の進行に従って、各人はそれと向き合っていくことになる。
これも、頭の理屈で考えれば、結構クサい台詞
(「感謝」「人にやさしく」など)もあったし、
冷静に考えれば、これはベタな人情話なのかも。
(こういうことを書いてしまう私はつまらん人間?)
ただ、そうは感じさせなかった理由として、
1つには、プロレスを題材として、
身体のぶつかり合いという要素が
しっかり表現されている点があると思われた。
それは、リング装置のみならず、
役者もこの公演のため相当鍛え上げた様子であり、
その効果が計算されたものかどうかは分からないが、
リアルな格闘技的な演劇表現が、
ただエンターテイメント的な面白さのみならず、
全体的印象についても良い効果を出していたと思う。
そして、観終ったあと、(極めて個人的な体験でしかないかもしれないが、)
私は「カタルシス」的な「浄化」感に自然と包まれていた。
(ご存知の方には釈迦に説法ですが、
アリストテレスは(ギリシャ古典)悲劇について
カタルシス(浄化)という見地から論じているわけです。)
もちろん、この話は、この話は悲劇ではないのですけど……。
演劇にしろ、音楽にしろ、「感動」することもしないこともあるけど、
「感動」しても「カタルシス」に浸ることは、
実はあまりないのです……。
終演後の挨拶も、何かそういう雰囲気を引きずったもので、
それだけ役者陣が「役」に没入できていたのだろうと思う。
ということで、多少の欠点はあるにしても
それらを十分吹き飛ばしてしまうような
素晴らしい出来であった。
余談ですが、私の隣にはお嬢様が座られていたのですが、
大変感受性の強い方で、私以上によく笑い、そして泣いていました。
終演後アンケートを記入しながらちょっと話をしたら、
他の劇団の方で、この日の出演者のお一人とお知り合いとのことでしたが。
(あまりしつこく聞くのもどうかと思ったので、劇団名などは聞きませんでした。)
現代でも(こういう言い方が失礼なのは承知ですが)若い方で、
こんなにピュアな方がいらっしゃるのですね。

リタルダンド
キューブ
PARCO劇場(東京都)
2011/07/15 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

黄色い叫び(再演)
中津留章仁Lovers
タイニイアリス(東京都)
2011/07/21 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

愛・王子博
INUTOKUSHI
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
インモラルvs世界
初犬と串。100分。
ネタというか風刺のオンパレード。んでシモ全開。
仕事帰りに観て元気が湧いてきた。
役者は藤尾姦太郎が一番良かった。
![昆虫系[改訂版]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/163/stage16303_1.jpg)
昆虫系[改訂版]
鵺的(ぬえてき)
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/08/01 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題64
初日です、満席ですね。1時間35分という案内がありました。最前列はかなり窮屈です、座布団も薄めで、両隣密着状態。1人分くらいは外したほうがありがたいです。お話そのものが緊張を迫られるものでしたし、せめてお尻には楽をさせたほうがいいかと思います。横いっぱいにセットを組んでいるので下手の場面は少し見にくいです(私はほぼ真ん中)。体重計の場面は全くみえず。2/3くらいの幅で十分だったと思います。開場するとなにか雑踏のような音が聞こえてきます。始まって明るくなると下手、窓が開いていて、ここからお店の外の音が聞こえてくるという設定なんですね、感心しました。第2回公演「不滅」に続いての観劇。

モンモンハウス
ボタタナエラー
「劇」小劇場(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

愛・王子博
INUTOKUSHI
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
犬と串恐るべし!
初進出の王子小劇場で犬と串魂を感じさせてくれる圧倒的な公演だった。照明、舞台美術、音響、衣装、そして鍛えられた役者の演技とどれをとっても素晴らしかった。そしてなにより作演出のモラル氏の奔放な才能に恐れ入った。
ここまでやるかというのが正直な感想。一般人の常識を超えるものを用意してくれている。賛否両論かもしれないが、そのチャレンジ精神も含めて感動した。
犬と串恐るべしだ。

リタルダンド
キューブ
PARCO劇場(東京都)
2011/07/15 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★
出来た妻と優しい部下達
題材が病気ものはどうしても泣かせる展開になるのはわかっているんだけど、はい、案の定いろいろと泣けました。でも、なんかあっさりとした仕上がりで幕締め。
鋼太郎さんが病に冒されて行く姿がよりリアル。
高橋さんの選ばれなかった方の女の生き方にちょっと同情。
同じ境遇の立場に居る人はまた違った感想になると思うんですが、いろいろ考えせられました。
パルコよりル・テ銀とかで上演した方が良かったんではないかなと、いらん心配してしまった。

黄色い叫び(再演)
中津留章仁Lovers
タイニイアリス(東京都)
2011/07/21 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
色々な感じ方ができる作品
今年の4月にワーサルシアターで上演されたものの再演です。あの震災後では賛否両論あったのかもしれませんね。
東北の過疎化が進むとある田舎町の公民館の2階で繰り広げられる"青年団"の物語。
前半は会話劇というような感じで進みますが、マスコミや新聞などでは決してとりあげられない 被災地の人々の本音が表現されています。
そしてその被災地でも被災した者とそうでない者との感じ方の違いなどもあることなど・・
何が正しくて何が間違っているのか!? それは結論としては出てきませんが、人間のエゴというものが見え隠れするのは 中津留さんならではなのかな。
後半は台風という設定のなかロウソクと懐中電灯だけでの芝居、リアリティがありました。
ただ、中津留作品なら もう少し 天災を受けた側とそうでない側の意見を 決め付けても良かったのではないかなぁ・・ そんな気がしました。
上演時間は2時間20分、実に濃密な空気感のなか 笑いはゼロのお芝居ですが、堪能しました。。

実験都市『ご来場ありがとうございました。』
演劇ユニットG.com
劇場MOMO(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

突発公演 Calc
劇団芝生
北池袋 新生館シアター(東京都)
2011/07/22 (金) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★
両極端
サスペンスとコメディ、違和感なく観れました。
ただ、せっかくの2本立てなので、多少のリンクがあったらよかったのかな!?と、思いました。(例えば、何人かの配役が同じとか)