最新の観てきた!クチコミ一覧

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【東京バンビ】ピクルス ご来場ありがとうございました☆

【東京バンビ】ピクルス ご来場ありがとうございました☆

元東京バンビ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/03 (月)公演終了

満足度★★★★

良かったと思います。
9月30日、10月2日、3日と観ましたが、
悪くはなかったと思いますよ。
まあ、千秋楽はホントご愛嬌って事で・・・(;^ω^)
今回も町田さんの演技力と、
この為に8kgも体重を絞ったアダチさんに
役者魂を感じました。
後、
もう少し稲葉さんが目立っても良いと思いました。(;^ω^)

ファンタステカ

ファンタステカ

発条ロールシアター

タイニイアリス(東京都)

2011/09/29 (木) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★★

好みでしょうか?
夢か幻か、はたまた妄想か、どうとでもなる結末だからこそ、思わず膝を打つような何かが最後に欲しいところです。

【東京バンビ】ピクルス ご来場ありがとうございました☆

【東京バンビ】ピクルス ご来場ありがとうございました☆

元東京バンビ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/03 (月)公演終了

満足度★★★★

男性客多し。
前回のBARが舞台のお話が初見でしたが、大変面白かったです.
今回も大変に面白くて引き込まれる内容でした.
どう終わるのか楽しみでしたが,案外素直にいい意味でセンチメンタルに終わった気がします.
MCRの櫻井さんがいい感じのバランスで,声量があってしゃべり方が好みです.
ラストは不覚にも涙が出ました.
人の善の部分を信じて,確信犯的に信じて生きるのはすばらしいと思いました.

【東京バンビ】ピクルス ご来場ありがとうございました☆

【東京バンビ】ピクルス ご来場ありがとうございました☆

元東京バンビ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/03 (月)公演終了

満足度★★★★

多くは語る必要は無い
ほろりとさせられました。芝居を観て泣いたのは久しぶりです。
あまり多くを語る必要のない良い作品と思います。

ネタバレBOX

段取りから外れる事態が発生すると、リカバリが大変ですね・・・
【東京バンビ】ピクルス ご来場ありがとうございました☆

【東京バンビ】ピクルス ご来場ありがとうございました☆

元東京バンビ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

甘くはなかった切ない物語
笑えるシーンをところどころにまぶしながらも、病的な緊張感にあふれており、誰もが多かれ少なかれ抱えている心の古傷を思い出させてくれるヒューマニズムにあふれた作品でした。喜劇では既に定評がありますが、人の心の暗部を映し出す鏡みたいなシリアス度の高い作品もいいですね。表現の幅とファン層が広がったと思います。

でも、次は全員が汗びっしょりかきながらガンガン笑わせる作品を見たいです。

三鷹の化け物

三鷹の化け物

ろりえ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

あれ、すご過ぎっっ
予測不能のバカバカ大ワールド。三鷹のでかい劇場だから出来ることを小劇場の気鋭のキャストでぶっ飛ばしまくり、途中休憩ありで2時間半以上も上演時間あるのに、全然飽きないで笑いっ放しの快作。そしてあらゆる事が起こったはずなのに終演後には、何一つ頭に残らない清々しさ。これぞエンタメ。

ネタバレBOX

すげーなー、お母さん。でかかったっっ。あれ、見るだけでも行って良かった。
『DAIKAIJU EIGA』『Rosa, seulement』

『DAIKAIJU EIGA』『Rosa, seulement』

青年団国際演劇交流プロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

両方見た
どちらの作品も唯一無二。言葉がわからなくても十分楽しめる仕掛けになっているのが何より嬉しい。本公演を見なかったら、外国の演出家の作品なんて一生触れる機会が無かったかもしれないから、貴重な体現出来て良かった。多分、僕は作品の表象しか捉えられてないんだろうし、ローザルクセンブルクも作品観るまで知らなかった位だけど。でも、こうして日仏の交流の架け橋となる企画は今後も是非やって欲しいと思った。

『Rosa, seulement』不撓不屈の革命家の行進。世界は変わると訴え続ける。なんて力強い言葉の数々。1シーン1シーンが胸に響く。例えどんな困難があろうと立ち向かい続ける役者の動きも美しい。字幕があるから言葉がわからなくても十分楽しめた。

『DAIKAIJU EIGA』外国から見ると、日本はこんなに不思議なのか。ギュギュっと濃縮された、日本と大怪獣についての一時間足らず。わかりやすいが、奥深い。二ヶ国語で台詞が喋られるので、言葉がわからなくても楽しめた。僕は観劇後は表象しか理解できてなかったが、ロングアフタートーク(何と1時間以上も!!同時通訳ではなく、通訳の方が間を取り持つ形だったので、通訳の方は本当大変だったと思う)で作品の奥深さを知って感激。見れて良かった。

ネタバレBOX

『DAIKAIJU EIGA』のアフタートークの覚え書き。メモを取りながら聞いていた訳ではないので(まさか1時間以上も話を聞けると思ってなかったので)うろ覚えです。

特撮映画「ゴジラ」は日本が第二次大戦の敗戦し、僅か10年後に作られた映画。今見るとちゃちく見えるが、でも復興途中でまだ経済が回復しきってない当時を考えるとすごいことだ。(加藤教授)

ゴジラ、ではなくゴジラの映画という位置づけ。つまりスクリーンが無ければゴジラはいないんだということだ。転じてそれは、本作はスクリーンなしで言葉でゴジラを見せるという作品に仕上がっている。(加藤教授)

映画「ゴジラ」シリーズで描かれるのは日本人は被害者であるということ。ゴジラのテーマは大きく2つあって、「対外的(日本国外)な敵」と「自衛隊(国内)の暴走」の二つがあり、どちらのテーマにも核の脅威がほぼ例外無く関係している。(クリストフ・フィアット)

日本は、憲法の成り立ちや自衛隊や米軍基地をとってみても不思議な国だ。また、実際に来日してみて自然環境に大きく左右される風土なのに平然としているようにも見えて不思議さを感じた。(クリストフ・フィアット)

ヨーロッパにはゴジラみたいな、モンスターはいない。敵でありながら国民に受け入れられている。それは、国民は被害者でありながら核や自衛隊の矛盾を受け入れているような姿。「核の脅威よりもゴジラを受け入れる方を選ぶ」というニュアンスについて、過激な表現であることはわかっている。でも、被害者でありながらゴジラがいることを日本人は受け入れているように感じた。「ゴジラがいる」ことが日本の歴史の前提のような存在であるような感じ。(クリストフ・フィアット)

この物語は、ゴジラについて語る日本人女性の成り立ちの話のつもりだ。役者が名前を名乗った所から徐々にその役が人格を持ち出し、言葉に関しても紙に書いたものを読み、目を離してよみ、紙を捨てて話す。その3回の行為で徐々に役が浮かび上がって行く。もちろん、核の脅威や311を踏まえた、寓話にしているが。作者自身の日本に感じる不思議な感じを体現したかった。(クリストフ・フィアット)
アンソロジー5『五重奏』

アンソロジー5『五重奏』

エレベーター企画/EVKK

月眠ギャラリー(大阪府)

2011/09/18 (日) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

橋の脇のギャラリーに
散歩がてらにぶらりと入りながら、そのまま舞台の闇にふっと溶け込めるようなところがステキです。役者が至近距離にいて、余分なセットもなく、そしてたぶん描写が真に迫っているようでもあったので、自分は雨に濡れて駅まで歩く2人の女の子の姿が特に印象的でした。きっとすごくどこにでもあるような話なのかもしれないけれど、役者の声を通して、子供たちの時間を体感できることで、それがどれだけその女の子たちにとっては辛いことなのか、想像できる素晴らしさを感じたように思いました。

四つ子の宇宙

四つ子の宇宙

四つ子

アトリエヘリコプター(東京都)

2011/10/01 (土) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

笑いすぎてお腹いたい
私はひなだんの最後列でした。座席によってはR18のようです。

ネタバレBOX

松井さんの手術場面でお腹がよじれました。
降りそそぐ百万粒の雨さえも

降りそそぐ百万粒の雨さえも

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2011/08/06 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

駆け抜けた
立川迅助シリーズのラスト。
3部作だったのですね。
新撰組としては珍しい江戸に戻ってからの活躍を描くのも楽しみにしていました。
とはいえ、勢いのなくなり下り坂を落ちていく新撰組は散る桜を見るようで、
悲しいものがありました。

労咳に倒れた沖田がどうやって戦うのかと思いましたが、
迅助と共に想いで戦っていくシーンには感動しました。

シリーズを通して、
敵対するものが分かり合うというのも、
とても感ずるところもありましたね。

生まれて初めての千秋楽公演でしたが、
出演者全員の一言挨拶、小多田さんの誕生日、阿部さんの三本締めと盛り沢山。
初めての千秋楽観劇だが、これなら皆観たがる訳ですね。
元気をもらった公演でした!

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/01 (木)公演終了

満足度★★★★★

不思議な世界へ
前川さんの演出の完成形を見たような気がする。
散歩する侵略者も素晴らしい演出だったが、さらに一歩先をいった気がする。
最後のシーンは、まさに奇ッ怪!
主人公と共に迷い込んだ世界に取り残された気分になった。

仲村トオルさんは、チーム・バチスタ3のドラマと平行しての仕事だったのか、
ちょっとあちらのキャラが入っていましたね(^_^;

火山ガスで全滅した集落に里帰りした主人公。
実家の神社には仲村トオル演じる謎の男が住んでる。
それを胡散臭い不動産屋と調査に来た学者さん。
4人が奇っ怪な話を紡いでいく。
そんな話。
話の最中に、生者でない死者を思わせる仮面の男女達が、
何かの動作をしながら舞台上を横切る。

物語は、集落最後の日を語る段になると、
今まで死者だったと思われる人々の動きが分かる仕掛け。
生きていた人の動きが、あの仮面の人々と一緒なのだ。
ガスで一瞬で死んだ人たち。
自分たちが死んだことに気がついていないか、
そこにあった営みを繰り返し行っていたのだ。

ここに震災と被るが、
何か得体の知れない怖さと悲しさを感じた。
しかも最初から登場していた、
不動産屋と調査に来た学者も死んでいたとはねΣ(´∀`;)

笑いありの途中から、ラストのしっとりと終わる様は、
まさに能というか、上手い落語の話を聞いているような、
凄いものをみたという感じをうけた。

淵の字になって寝る

淵の字になって寝る

山田ジャパン

サンモールスタジオ(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題149
14:00、会場案内のメールをいただく。「開演時間ピッタリに始まります」とありました…その通りに始まりました。満席に近かったと思いますが、開場内では時々お見かけするメガネの女性(他のコメントの時にも書いたけど)が丁寧に案内。60分前受付、30分前開場。会話の相当部分、大きな声(怒鳴り合いあり)、普段は興ざめなんだけど、今夜は耳に心地良い、はじめて。舞台の上には大きな積み木のようなものがあり、これがシーンごとに配置を変え、椅子やテーブルやベッド、ヘリコプターになってしまいます。衣装は、黒、赤、緑、ピンクのような鮮やかなものから、グレー、積み木と同色まで、キャラクターごとに色分け。イラストの男…をめぐる家族のお話。続く

ネタバレBOX

言葉の応酬、先手を打った者勝ち。セリフがポンポンと飛び交います。また、キャラクターがその色以上に尖っていて、すっきりしたのどごしでした。ふいと家を出て行った父親、残された母と兄弟、兄の恋人、父の借金を取り立てる二人組、弁護士、なぜか東京にいた父、北海道から引っ越してきた母子の前には、愛人である父の秘書とその娘、大家とその愛人...、そして極め付きは、母の兄と兄妹の母親。

父親の顔は...イラストみてください。どうやらストレスによるものらしい。父親に迫る取り立て屋たち、そこに母親(ババアと言った方がきっと正しい)が登場、超人的な頭の回転で危機を...。

嵐が過ぎ去り、狭い部屋に落ち着いた家族、あまりに狭いので4人も寝ると、ごちゃごちゃして...「淵」の字みたい、というお話しでした。

役者さんたち、ノリノリですね。みていて気持ちよかったです
マーシャルアーツ・パフォーマンス「JUMP」

マーシャルアーツ・パフォーマンス「JUMP」

キャナルシティ劇場

キャナルシティ劇場(福岡県)

2011/10/01 (土) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

話よりも体術
ストーリ-は大して意味がない、むしろ詰まらない。
が、この作品のメインは体術を見せることにあるのだから、それはそれほど気にする必要はないのかもしれない。

見ているとやはりひとりひとりの得意分野は違うようで楽しかった。

特にお婿さん役の方と一家の老人役の方が素晴らしかった。
婿役の方はとにかくジャンプ力、そして滞空時間の長さが凄かった。
一方の老人役の方は美しい回転を見せる。

すっかり体術に魅了されてしまったが、こうなると話にもっと力を入れてほしかった。

ロベルトの操縦

ロベルトの操縦

ヨーロッパ企画

ももちパレス(福岡県)

2011/09/29 (木) ~ 2011/09/30 (金)公演終了

満足度★★★

毎回行く必要はもうない
ロベルトの操縦。人の名前かと思っていたらそれは乗り物型の兵器の名前だった。

ほとんど全編が「移動中」(実際には背景が動く)という舞台は新鮮味があり面白い試みだと思えたが、それ以外にはあまり評価できるところはない。

軍、という設定なのに誰ひとり軍人に見えない。これはいままでの舞台でも誰一人それらしく見えたことはなかったので、指摘する方が野暮なのかとむしろ思えてしまう。もうここを観るときには、「そうは見えない」ということは考えず、そこは最初から諦めて観ることにするべきかもしれない。

また、登場人物の個性が無く、全員同じ。というのも毎度のことなので、もうそのことを問うのもばからしくなってくる。

ロベルトを使っての移動も、コーラを買いに→海へ→宇宙へ。の目的のスケールアップもあまり意味はなく、無理矢理ギャグとしてもつまらない。

発想はいつも面白いと感じるのだが、それを物語として構築する技量もなく、役者も同じ演技・間ばかり、そしてそれが毎回変わらないまま。
もう毎公演行く必要は感じない。

 イッセ-尾形のこれからの生活2011 in 小倉

イッセ-尾形のこれからの生活2011 in 小倉

森田オフィス/イッセー尾形・ら(株)

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2011/09/24 (土) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

いつも通り安定している
今回も8本ほどの短編。
初めての自転車をを練習する中年主婦やおなじみとなった天草五郎など。

一つ一つは長くないので飽きがこない。
好きなネタばかりというわけにはいかないが、それもバラエティーがあるので楽しめる。

最近サラリーマンものが少ないので、それが個人的には残念。

TRAVELING-あの日の約束-

TRAVELING-あの日の約束-

オレイロ×R

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/10/01 (土) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★★

楽!
最初は、観客としてどう見ていいかが分からず少々困惑しながらも見ていましたが、ストーリーが進むにつれ、こんなんもアリよね?みたいな気持ちになり、中盤からは楽しんでみられました。

二人芝居ということもあり、二人の懸命にシーンをもたせる、進ませるという意気込みがお客さんの心を掴んでいってる様が良くわかりました。
そして、私もその一人です。

だが、二人芝居 故の色んな制約をもっとスムーズにさらには逆に取ってやっていただければもっともっと私たちの心を掴んで離さなかったでしょう!!
もったいないな~と思うところがありました。

やはり、あごが私は好きです!!
カーテンコール一回ではなく二回は私も納得でした!
幕が降りても、また登場人物達に会いたかったです!!


おつかれさまでした!!


次回も期待してます!!

旅とあいつとお姫さま

旅とあいつとお姫さま

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2011/09/26 (月) ~ 2011/10/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

3年連続で拝見
やはりスタイリッシュで、美しくて、お洒落。たった5人とは思えないくらい豊かな舞台。超おすすめ。子どもたちに見せるのべきなのは、「こどもだまし」じゃなくて本物。こういう作品だと思う。背伸びして観ろよ~。

歪な王子

歪な王子

おにぎりスキッパーズ

Geki地下Liberty(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★

楽しそうでした。
それだけ。
山盛りの出演者の中に知り合いがいなければ、それだけ。

屑星のアリア

屑星のアリア

一劇'11 10月公演

法政大学(市ヶ谷キャンパス)(東京都)

2011/10/01 (土) ~ 2011/10/04 (火)公演終了

満足度

眠くて苦痛な時間でした
時代も場所も社会階層も私にはさっぱりわからず。病気の背景や病気についての描写がほとんど無いので、リアルさもなく、主人公は最後まで純真無垢の希望を失わない少女というのが、これまたつまらない。
衣装のセンスはわからないが、もうすこし観客目線で脚本を考えて欲しい。
役者はソコソコいいんじゃないかなぁ。チョット表情や演技が平坦な気がするけどね。
イチゲキのシナリオはいつもはもう少し分かりやすいんだがなぁ。。。

ネタバレBOX

エルが最後まで希望を失わないっていう設定がドラマ性を失った物にしていると思う。一度、絶望させてから救うという展開を考えて見てもよかったと思う。とにかく、ラスト10分まで寝ずに我慢するのが苦痛でした。次回期待します。
『DAIKAIJU EIGA』『Rosa, seulement』

『DAIKAIJU EIGA』『Rosa, seulement』

青年団国際演劇交流プロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/05 (水)公演終了

満足度★★★

観る側にとって上滑る思い
DAIKAIJYU・・・、
行き場ややり場のない感情の表現としては
一定のクオリティを持ったものなのかもしれません。

ただ、テーマとなる事象に対して
造る側と観る側に共通の認識が
編みあがっていかないように感じました。

・Rosa seulement
表現としては、惹かれるものがありました。

ただ、言葉やそれを伝える仕組みの問題もあって
充分に作品のニュアンスを理解できなかったように
感じました。

ネタバレBOX

・DAIKAIJYU EIGA

先日のミナモザなどを観ているから特に感じるのかもしれませんが・・・。

舞台から抽出される感情や怒りは
しっかりと感じ取れる。
それは、演じる側の熱のようなものとして
観る側に伝わってくる。

意図もわからないではない。
そこには、作り手の日本の現状に対する
イメージが作られ、
提示される。

もし、そのイメージが観る側の抱いているものと
共振するものがあれば、
この舞台はとても秀逸な表現なのだろうなと思う・・・。

でも、その、彼らから醸される瞬発力と厚みに支えられた怒りが
観る側にとって、
ぺらぺらした看板のようにしか感じられないのです。
なんだろ、概念で作り上げた構図に
理もなく火を放ち、その感覚を燃やしたような印象・・。

武器というか、表現のメソッドは持っているのだろうと思う。
でも、つくり手が捉えた、
原発事故などへの感情や感覚は
観る側のそれと大きく乖離しているような気がして・・・。

役者の熱演に対してとまどい、
その、すれ違い感のようなものに
どうしてよいのか分からないまま
劇場を後にすることになりました。

・Rosa seulement

予備知識がない物語。
開演前に観る側に、演じ上げるものの背景を
伝えようとはしていたのですが・・・。
私にはベースになる知識の持ち合わせすらなかったので、
そのプチパフォーマンスも
今ひとつ上手く機能していないように思えた。

とはいうものの、
舞台での役者の動きには
一定の方向性があって、
みているうちに、記憶のページをめくっていくがごとく
刹那が次々に重ねられていくような感覚が生まれます。

日時、場所、人がその刹那の冒頭でコールされて、
次第にひとりの半生の感覚が浮かび上がってくる。
動作のシークエンスも、
最初は観る側にとって全く意味をもたないものですが、
やがて、その人物とシークエンスのニュアンスが明かされたとき、
時間のランダムで無機質な重なりに
想いや体温のようなものが絡まり宿る・・・。
その質感の広がりには強く惹かれるものがありました。

ただ、プロンプトのタイミングや表示の方法(時間の長さなども含めて)が
なにか不安定というか、
演技ともずれているような印象があって。

説明などを読むと即興的な創作の部分もあるのかもしれませんが、
もうすこし、作品の流れと観る側にやってくるものが
ひとつに束ねられた形での
情報があればなぁと
残念に思いました。

あと、たとえば、公演後に、この作品についての
彼らのメソッドの初心者用の種明かしがあればなぁと
思った。

終演後、
言語というより、舞台空間を
作り手と観る側で充分に共有できていない感じが残りました。

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