
『極彩夢譚(ごくさいむたん)』
東京あたふた
しもきた空間リバティ(東京都)
2011/10/15 (土) ~ 2011/10/16 (日)公演終了
満足度★★★
真摯に取り組む姿勢
話が入り組んでややわかりにくいところはありましたが、ベトナムというキーワードでなんとか時代背景を思い浮かべることはできました。現在と過去を行き来する点は観ていて問題なかったです。ただ「ヴェイシュー」というのは、耳で聞いただけではイメージがわかないですね。
役者さんが皆アクが強く、ちょっとやり過ぎかなというところは見えましたが、芝居に真摯に取り組んでいるという姿はよく見えました。

チェイサー
ZIPANGU Stage
調布市せんがわ劇場(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
20年越しの恋の行方、
舞台美術もストーリーもお洒落。サーランと鷺沼刑事は爆笑ものだったけれど、皆さん控えめに笑っていたので、声を抑えて終始ニヤニヤしていました。オジサンを応援しつつ楽しいひとときを過ごせました。

雲心「満員御礼!ご来場ありがとうございました!」
東京カンカンブラザーズ
シアターブラッツ(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
ヒューマンミステリー&ファンタジー
ガレージのダンデライオンが凄く良かったので、また見に行きました!お芝居に出てくる人たちはいつもとても優しくて健気で、もの凄い大事件に巻き込まれて、無茶振りで解決するという流れ。いちどお芝居に引き込まれたら観客も一緒にドタバタハラハラさせられるしかありません。ああ気持ちいいったら。

【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/11/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
黒の章
黒の章を観劇しました!
相変わらず迫力がすごかったです!
今回のお気に入り役者さんはカワソエミワさんとヤシキギユカさん!
赤の章はどんなお話なのかな~♪

ひとよ
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2011/10/21 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
刹那を受け入れる、時間の肌触り
物語の設定自体に日常的でない部分もあったにもかかわらず、
個人的には、何本か観たこの劇団の長編のなかで、
一番ダイレクトに人物たちの想いを感じることができる作品でした。
しかも、単に刹那の感覚を現わすにとどまらず、
そこから豊かに広がっていくものがあって。
なんだろ、
人情劇的な甘さとかビターさとは少し異なるテイスト。
見つめ受け入れる時間や気づきの質感の
どこか淡々とした、でも生きることの奥行きを
しなやかに観る側に伝える語り口に深く心惹かれました。

ハロウィン・シックス 【次月は11/19~21】
たすいち
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2011/10/22 (土) ~ 2011/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★
誰もが持つ闇
たすいちを観劇するのも6作品目ですが、今回も楽しめた。
つまらなくて飽きることもないし、観ている側がはずかしく
なるようなこともない。当たり前のようでスゴいこと。
6月公演「人間嫌い」での窪田裕仁郎、黒沢佳奈コンビが
今回は妖しく「闇」を魅せる。それでいて、二人の「悪」が
時折見せるほんのわずかの本心になぜか心を動かされる。
他の出演者も素晴らしく、永渕さんはカワイらしくも
採血に狂ってるマッド看護婦を、安田さんはちょっとおませな
子供で、インパクトあり面白く良かった。
拘束ピエロの池田氏が最後葛藤する様は、
いいところを持っていったかと。
きっかけさえあれば「だれもが悪人」になってしまう、
また「悪」から脱することができるのも人間なんだということか。

構成・イプセン―Composition/Ibsen
shelf
atelier SENTIO(東京都)
2011/10/21 (金) ~ 2011/10/29 (土)公演終了
満足度★★★★★
実力派
この劇団は3回目、いずれもイプセン。これぞ演劇というすばらしい実力でますます目が離せない。匠が集まって魂を込めた結晶の公演。キャンセルがあったようで少々空席があったが、今後は固定客が増えていくだろう。

鳥ト踊る
はえぎわ presents 真夜中
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/10/31 (月)公演終了

『出合頭』DEAIGASHIRA
イデビアン・クルー
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2011/10/25 (火) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
祝・結成20 周年
今年で結成20年になるカンパニーの実力を見せつける、バラエティに富んだ作品でした。
舞台奥に赤いベルベットのカーテンが吊され、黒のリノリウムの床の上に大きな白いステージが設置された空間の中で、冒頭から無音で動きも少ないシーンが長く続き、作風を変えて実験的な感じの作品なのかと思っていたら、音楽が鳴り始まるといつも通りの緩急織り混ぜたダンスがノンストップで60分間続き、気持良い躍動感に引き込まれました。
最近のイデビアン作品で特徴的な、各ダンサーにキャラクターを与える演劇的手法が今回は控え目で、キャラクターの関係性から生じるドラマ性ではなく、ダンス自体を強く打ち出していました。特定のキャラクターが割り振られていなくても佇まいや動きに各ダンサーの個性が強く出ていて面白かったです。
様々なジャンルの音楽を用いるのもこのカンパニーの魅力ですが、今回はバッハの大曲、『ゴルトベルク変奏曲』丸々1曲のみを使用するという、大胆な構成でした。各変奏の雰囲気に合った振付が良かったです。特にテンポの早い変奏で全員がバラバラに踊ったり、またはユニゾンで踊るシーンはとてもダイナミックで爽快感がありました。
各自バラバラの稽古着風の衣装にイデビアンのロゴがプリント(刺繍?)されてあって、チャーミングでした。トレーニング音響や照明も遊び心があって楽しめました。

【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/11/06 (日)公演終了
満足度★★★★
黒
昨年より、アクやクセやアブな部分より、美学を強く感じました。パラノイア視線に、慣れてきたのか?・・・イヤ、パラノイアの根底の、脆さは、私たちと同じだからかも?3話のオムニバス。2話目、土に眠る森の精霊達が、目覚めて魅せる木の館は、幻想的で必見。赤も絶対観たいです。

Live forever
キコ qui-co.
Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
ピンポイントでなんですが。
櫻井さんがやっぱり最高でした。
けれど、他の役者さんたちもとてもよくて、才能の競演が繰り広げられていました。

IN/GO
EgofiLter
シアター711(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★
歴史のウンチク
悲しい宗教の歴史の知識をもう少し与えてもらえたら、怖さ、あやしさが倍増したと思います。客席の温度がかなりポカポカ状態だったので、頭がぽか〜んとなり、複雑な人間関係の把握に支障が出てしまいました。濃いコーヒーを飲んでおくべきでした。

五人衆見参!
演劇集団池田塾
調布市せんがわ劇場(東京都)
2011/10/11 (火) ~ 2011/10/12 (水)公演終了
満足度★★★★
迫力が
もろさんの迫力が凄かった・・・。カッパさんは笑わせていただきました、また見たいかも。それにしても今回はレトロ感(?)満載でしたね~(e^□^e)

チェイサー
ZIPANGU Stage
調布市せんがわ劇場(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
にぎやかなバー
静かに飲みたい人には絶対に向いてない超賑やかなバーでした。
怪しい刑事とハゲオヤジの汗だくの大熱演から元気をもらいました。私も時にはあのくらい頑張らないと。

チェイサー
ZIPANGU Stage
調布市せんがわ劇場(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
深く考えずにゆるりと楽しめる
バーを舞台に幼馴染の男女が月日を過ぎた今、昔、交わした約束を叶えるまでの物語をコミカルに編んでいく。お酒のうんちくが出てくるが、私はそっちの方は勉強不足のため、新鮮だった。楽しめた。

ヴィドック?~VIDOCQ~
IYAYOWORK
遊空間がざびぃ(東京都)
2011/10/27 (木) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
美徳とは・・・
実在の人物を芝居にするってかなり難易度が上がると思うのですが、演出家さんがきちんと吸収し、表現していたと思いました。
音に負けないように叫ぶ芝居が多々あったせいか、喉をつぶしかけている役者さんがチラホラ・・・
細かい事を言うと、歌はもう少し短くても・・・ってのと腕が見えちゃいけない所で腕が見えちゃってました・・・(´;ω;`)
個人的には好きな世界観

Archives of Leviathan
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2011/10/19 (水) ~ 2011/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
嫉妬と言う化け物
タイトルを額面どおりに受け取ると「嫉妬の記録」となるのでしょうか。それがある個人そのものへの嫉妬なのか、その成果へなのか。個人そのものでも、個人の性格なのか才能なのか。サラリーマンとしてはなかなか身につまされましたが、ぞくぞくワクワクしながら面白く見させていただきました。
大筋は鉈の切れ味のようにズバッと切りながら、細かな部分で剃刀のような冷たい切味言うか人の暗部を抉り出す感じが良いです。熱い男の冷たい嫉妬と言ったら良いのか、とにかく男前な話に役者さんも皆さん凄い雰囲気があっていて素晴らしかったです。

【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/11/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題174
【黒】18:30受付&開場〜19:00開演〜21:00〜休憩10分〜21:20終演、予定通り。本編3作、休憩後に共通演目。重い話が続いていたので、これは時間は短いが、とどめにさらに「凄い」のが出てくると思っていた…休憩中かかっていたのは、昨晩みた芝居にもあったバッハ(主よ〜)…のでありましたが、思いっきり笑わせてもらいました。

ラフカット2011
プラチナ・ペーパーズ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
お祭り騒ぎ
かなりの数の役者さん達が熱演されていて、大変刺激になりました。
随所に役者の事や俳優の事、劇団の事などが盛り込まれており、役者の端くれとして何とも言えない気分になっちゃいました(笑)

蒲田行進曲
ファントマ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
妖乱→熱血
妖乱から熱血バージョンを観ました。
妖乱バージョン。
「狂った宝塚」の名を今回も欲しいまま圧倒的な美しく凛々しい美津乃銀ちゃん、儚げな田淵小夏。
熱血バージョン。
鉄壁の行澤ヤスと藤元銀ちゃん、可愛らしく強い美津乃小夏、池田屋の階段落ち撮影のえん魔監督の「スタート!」の声には鳥肌が・・・。
銀ちゃん小夏、両バージョンで美津乃さんは殺陣をやられていましたが、きりりとした太刀捌きと女性らしいしなやかな動きと演じ分けていらっしゃっていてうっとりとしました。
どちらもどなたも肩を掴んでがくがくと揺さぶられるようなお芝居で脳震盪を起こしそうでした。