
SATU ACADEMY
浅井企画
東京グローブ座(東京都)
2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★
マンネリか・・・(初見だが)
第一部は100分ほどの「察アカデミー」という警察に入りたい人たちの予備校の話。話と言っていいのか・・・堺くんのモノマネ(上の説明文に書いてある人たち)でほとんど終わる。芝居としての質はかなり低い。モノマネも亡くなった人たちが多い(それが分かる観客層ではあるが)第二部はトークと歌。こっちの方が面白かった。しかし、歌が古い(わかる私も古いが)。ヘドヴァとダビデの「ナオミの夢」なんて久しぶりに聞いたよ~ もう少し芝居の方を面白くしないと新しい観客が来ない。

スペーストラベラーズ
ネルケプランニング
本多劇場(東京都)
2012/07/05 (木) ~ 2012/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★
すごく楽しかったです
映画も、舞台の再演版も拝見させていただいていましたが、今回もとっても楽しめました。
坂田さんが以前やっていた役と違ったのですが、とっても自然に見れました。

ラ・マンチャの男
東宝
帝国劇場(東京都)
2012/08/03 (金) ~ 2012/08/25 (土)公演終了
満足度★★★★★
千秋楽!劇場全体が一体となった最高の公演でした!!
「素晴らしかった!」の一語に尽きます。
3年ぶりの再演、もう前回初めて観てから3年お経ちました。
幸四郎さんの熱演は、ポイントになる部分だけでなく、
ちょっとしたユーモラスな部分も的確で、わかりやすく。
松たか子さんの体当たりの演技、声量も、歌声もいい。
駒田さんもサンチョそのまま、仕える喜びが伝わります。
牢名主役、上條恒彦さんは、宿屋の主人同様に温かい。
(前回観劇時にはご病気で、瑳川哲朗さんでした)
この日は千秋楽!
終盤、名セリフでは拍手が起きて、エンディングに向けて、
舞台上の役者と観客、劇場全体が一体となって、自然と拍手が起き、
劇場内の空気が沸き上がってくるのがわかります。
カーテンコールでは、再び全員による合唱と、
幸四郎さんによる英語歌詞の「見果てぬ夢」が歌われて、
最高の公演でした。
こんなに劇場が一体になって盛り上がったのは、
人生で(おおげさですが)初めてのことでした。

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5
劇団劇場製作委員会
Glad(東京都)
2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
ランチョンfeat.木皮成「BOOGIE BACK!!」
Vol.3のコンテンポラリーダンス系(発電NOTE)に続くダンスパフォーマンス系「刺客」。
芝居のためのルールでもこのテの演目に適用可能というのがミソ。
また、時間表示がカラフルなのも内容に適合して◎。

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5
劇団劇場製作委員会
Glad(東京都)
2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
演劇集団声を出すと気持ちいいの会「A Watcher by the Dead」
全体はメタフィクション(←好きなんだなぁ)で、演技エリアをドリンクカウンターの前にも広げ、ルールを逆手にとって劇中の超常現象として応用するなどのアイデア(奇策?(笑))が見事。

劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5
劇団劇場製作委員会
Glad(東京都)
2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団鋼鉄村松「crpuscule〜俺とアイツの千秋楽〜」
先頭打者として出塁するという役割をきっちり果たすべく中編コント風の笑いをテンコ盛りにした作品で会場を温めた(どころかアツくした?)のはさすが(笑)。
それにしても前週に続き尻出し気味…まぁ、お祭りだしね。(爆)

うつくしい革命
劇団フルタ丸
「劇」小劇場(東京都)
2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★
初見
ここでの評判が良かったので観劇しました。うーん、良くも悪くも無難。私にはここで書かれている程の絶賛具合は全く感じませんでした。役者さんが上手なわけでもなくかといって下手でもなく、脚本もあの構成にしてしまうと粗が目立ちますがその粗がどうでも良くなる程の突き抜け感もなく。革命と謳いながら最後はこじんまりとした世界観の収束でした。この作家さんは風呂敷を広げるのが巧いのかな?

沈没のしらぬゐ【池袋演劇祭にて豊島区町会連合会会長賞受賞!!有難う御座いました!!】
蜂寅企画
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2012/09/05 (水) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
真っ向勝負
半端じゃなく思い入れのある劇団さんなので、
観る前からちょっと緊張したりしましたが、
すごく面白かったです。
蜂寅企画の魅力といえば、
中尾さんが繰り出す、気風のいい江戸言葉の決め台詞、
役者の皆さんが放つ劇場が焦げ付くような熱い情念、
そして毎回お客さんを「ハッ!!」とさせる演出ギミック、
かなあ、と観劇前にぼんやり思っていたのですが、
今回はいつもの蜂寅企画の面白さに加え、
会話の繰り返しの中から忍び寄ってくるような
じわじわっとやってくる面白さがありました。
時代劇、というジャンル。
お芝居を作る上では
確かにかなり制約の多い「縛り」ではあります。
立ち振る舞いやしゃべり方はもちろん、
衣装や小道具のひとつひとつにも
「時代」というディティールが必要になってきます。
ですが、そういったディティールの丹念な積み重ねによって、
演劇の役割のひとつである
「観客を今、ここではない、どこか遠くへ連れていく」
という面でとてつもない威力を発揮する、
そんな難しくもあり、面白くもあるジャンルであるとも思います。
蜂寅企画さんの一番の魅力は
「私たちは、時代劇と真っ向勝負する!」という気概が
舞台の上にいつも立ち昇っていて、
そのエネルギーを一身に受けて前を見据える役者さん達が
なんとも、恰好良いです。うん、恰好良いんですね。これが。
蜂寅さんには、これからも時代劇というジャンルで
ガンガンやりたいことをやりたい放題にやっていってほしいなあ、
と思いました。

ナイアガラ
劇団HOBO
駅前劇場(東京都)
2012/09/05 (水) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

波の音が聞こえる
こども声優劇団
秋葉原アトリエ『ACT&B』(東京都)
2012/08/26 (日) ~ 2012/08/26 (日)公演終了
満足度★★
一生懸命
事前に初舞台を含む5人の女優だけの公演だと聞いていたので、それ程期待はしていませんでした。案の定他の劇団の芝居に比べると稚拙さが目立ちました。只、一生懸命さは充分伝わって来ました。今後の彼女達の努力に期待します。

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル
北京蝶々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了
満足度★★★★★
それぞれの背景。
【話の核心部分に関してはネタバレ欄に書きます】
(作品自体の感想とは少しずれるかもしれないけど、観ながら思ったこと→)
自分は大分県出身なのだけれど、なぜそこを出て関東(神奈川)に来たのか?ということを考え直してみると、
①住んでるところが(無縁社会ならぬ)超有縁社会で、どこどこの誰々が何してて~という噂話ばかりしているのが、本当に嫌だったから。
②好きなアーティストや演劇の公演で、東京での公演はするけど、それ以外での公演はしない。という場合が圧倒的に多く、地方から都心にいちいち出るには、時間、お金、体力等、膨大なエネルギーを費やすため。

残響アナザー・ヘブン
Micro To Macro
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
心に響く作品♪すべてが美しい♪
歌と生演奏!これだけ上手だと大きな力となり感動を生む♪
石井テル子さんの歌いいですね~♪
生演奏もこれだけのクオリティだと魅力的です♪
普段聞く機会のないバイオリンの音色は癒されます♪
しかも曲もいいのでお芝居とマッチしていて聞き応え充分♪
音楽とお芝居のコラボレーションの作品!あまり観た事のない雰囲気♪
何もかも新鮮に見えて心に響きます♪
そして話がいいですね♪
脚本がいいとかなり見応えあります!
過去に行ったり、現代に戻ったりするシーンの切り替わりはライティングで美しく表現!
シーンが切り替わる展開は巡るましいのですがテンポが良くて話しも理解できます(^^)
演技も主役のソラシド役の長縄明大さんは
あどけない少年の役を見事に演じていて違和感なく魅入りました!
後半のコンサート場で叫ぶシーンはゾックとさせます!
女性の弟役の響(ひびく)役の松村里美さんも
言葉が上手く喋れない子役を上手に演じていて感情移入しやすかった♪
そして何気に兎役の西村恒彦さんは表情が良くて
愛くるしい兎を演じて注目を集めてました(^^)
ラストのくちなしの花が舞う中、
兎が飛び跳ねるお洒落な終わり方はナイスです♪
繊細でこだわりの演出好きですね♪
それが全体の世界観を創っていて、
シーンの断片を切り取っても美しく魅力的!
タイトルの様に音楽が心に残る刺激的な作品♪
時間があれば次の日も観に行こうかと思った程、
感激後の余韻に浸っていました♪♪♪♪

手話版「天気と戦う女」
長内まゆこプロデュース
【閉館】(東京都)
2012/09/04 (火) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★
大変良かったです。
劇団BOOGIE★WOOGIEの本倉さつきさんが客演するので、観て来ました。"手話"と聞いて初めはもっと暗い感じの話を想像していましたが、良い意味で裏切られました。あんなに明るく・楽しく・激しい(?)作品だとは思っていなかったので、芝居に引き込まれて夢中で観ていました。今まで手話には殆ど縁が無かったので、手話での台詞・動作の表現方法を興味深く拝見もしました。
願わくは上演時間が約50分というのは、短過ぎた様な気がします。役者・演出・会場設備どれも大変良かったですが、敢えて悪い所を挙げるとすればそこです。
主役の椎名亜音さんが非常に良かったです。私は本倉さんを目当てで行きましたが、その本倉さんが霞んでしまう程の弾けっ振りでした。劇団6番シード所属という事ですが、機会があればこの公演も観て観たいと思っています。
公演終了後の"ちょい呑み"コーナーも良かったです。客席に劇団BOOGIE★WOOGIEの別の役者さんもいて、短い時間ではありましたが、本倉さんを交えて色々とお話する事が出来ました。非常に有意義な時間を過ごさせて頂きました。

東京アパッチ族
七ツ寺共同スタジオ
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2012/09/01 (土) ~ 2012/09/10 (月)公演終了
満足度★★★★
七ツ寺共同スタジオ40周年記念公演「東京アパッチ族」観ました
すごく懐かしい雰囲気の舞台(4年ほど前に豊橋で観た黒テントを思い出した)。2011年という時代に当て書きしたような、不気味なリアリティの世界観。「どん底」のように雑然としつつも、ときおり個々にフォーカスを絞り込む感じの演出。まさに、新宿梁山泊と坂手洋二と小熊ヒデジの融合した舞台(笑)。花道のすぐ隣の席で、通過する大勢の役者を間近に感じてたけれど、特に虎=山口純さんの体躯からは重厚な圧が。第二部以降はやや勢いが緩んだようにも感じたけど、選挙でやはり盛り上る。そして、物語世界は続く…本日より後半戦!

ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】
ラフメーカー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/09/04 (火) ~ 2012/09/10 (月)公演終了
満足度★★★
照明の使い方が綺麗でした
割と坦々とした話の展開でした。
母娘の切り替わりが周囲での人間関係で判らせるようにしており、
ちっとわかり難さがあったのですが、
それも計算のうちだった気がしますねー。
白を基調とした舞台セットと、
効果音やBGMに照明など丁寧にされていたのが印象に残りました。

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル
北京蝶々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了
満足度★★★★
興味深く
観劇しました。笑える所も沢山ありますが、色々と考えさせられる内容でした。それぞれの思いに賛同したり、しなかったりと、いつの間にか自分自身も会議に参加していました。気付いたら劇に釘付けになっていました。少し短めだったので、物足りなさは感じましたが、とても面白く、興味深い劇だったと思います。因みに、帰宅してから、道州制について調べてしまいました。

ナイアガラ
劇団HOBO
駅前劇場(東京都)
2012/09/05 (水) ~ 2012/09/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
シリーズ化して欲しい
新宿中央公園に暮らすホームレスたちを描くほろ苦ストーリー。
“脇役体質の役者が全員脇役に徹する”とどうなるのかと思ったら
“ちゃんと舞台で会話する”とこんなに面白いということを見せてくれた。
厳選された台詞とそれを租借する役者の力、意外に(?)洒落た演出で
笑いながら、この笑いは久々の上質な笑いだと思った。

東京福袋
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2012/09/02 (日) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★
パフォーマンス袋 4日め観劇
登場順とタイトル
1)吹越満 フキコシ・ソロ・アクト・ライブ『スペシャル』より
「稽古が必要な大変な作品」と「稽古が必要ない楽な作品」の2つ
2)山田広野『山田広野の活弁天国』
〜〜休憩10分〜〜
3)近藤良平『ハレ』
4)3軒茶屋婦人会『3軒茶屋婦人会的音楽会』
各自20〜30分のパフォーマンス。もっと見たい!と思ったら時間切れで終わり。面白かったけど、もっと見たかった。けど、値段を考えれば見られただけでも贅沢か。
最後は全員のカーテンコールもなく、照明ついて終わり。
んー、なんかあっけない幕切れだったかな。
当日はリニューアルした劇場内の後方中央席から観劇。見やすかった。

荒野1/7【全日程終了・ご来場いただきました皆様ありがとうございました!】
鵺的(ぬえてき)
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/08/07 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了
満足度★★★★
初見
友人に誘われ観劇。イメージと全く違ったのにビックリ。そして、嫌が上でも舞台に釘付けにされる感覚、素敵でした。深く深く心にのしかかる物語に感銘を受けました。次回作も観に行きます。

緑の指
世田谷シルク
シアター711(東京都)
2012/08/15 (水) ~ 2012/08/19 (日)公演終了
満足度★
初見
「観たい!」が多かったのと話題性の高い劇団さん。当日パンフレットにはあらすじとこの劇団さんが提唱している演技方法が記載され、更に期待が高まる。しかし幕が開くと、ダンス部分も温いし、演技も決して褒められたものではない。演技方法なんてどこで使われてたかさえ謎。物語も中途半端。全てにおいてガッカリ。もっとしっかりと芝居を作った方が良いと感じました。隣では少年王者館がやっているのですよ。