
楽屋 -流れ去るものはやがてなつかしき-
Dreamユニット・アンサンブル
Cafe Slow Osaka(大阪府)
2013/11/01 (金) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★
よかった!
本当に素晴らしかったです。
個性豊かな役を演じている4人が可愛くてかっこよかったです。
がっつりお芝居でしたが気づくと前のめりになりながら
観ていました。
とても面白い舞台でした!

青い童話と黒い音楽
ロデオ★座★ヘヴン
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
ほんとうの音楽
脚本「空想組曲」のほさかよう、演出「こゆび侍」の成島秀和による2本立て。
空のもっと高みへと垂直に昇り続け、ついに燃え尽きた作曲家の人生と
どうしても死んだ親友と離れたくない少女の受容と再生の旅。
どちらも宮沢賢治のストイックさを映すようなキャラクターが登場する。
カンパネルラとジョバンニの別れのシーン、絶妙な間がどうしようもなく泣かせる。映像と照明がセンス良く繊細で印象的。

いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より
パルコ・プロデュース
東急シアターオーブ(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/30 (土)公演終了

地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-
てがみ座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
チームワークのよさと鮮明なイメージを呼びおこす舞台演出が際立つ作品
ドラマという性格上、民俗学に精通している方々からみれば専門的に物足りないところがあるかもしれませんが、あの時代の民俗学のありようの一端をそのドラマを通して垣間見せてくれたことと役者の方々が生き生きとその個性的な役を演じられていたことからすると、とてもよくできた人間ドラマの作品であったように思います。
また、限られた舞台装置を活用した、例えば長机とイスをうまく組み合わせて山道をつくりそこを宮本常一が歩いてゆくといった、イメージが鮮明に浮かんでくる舞台演出の冴えや暗転時で皆がてきぱきと動いて次の舞台設定を行うまさにチームワークのよさといったものがこの舞台を支えていたようにも感じました。

片鱗
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
流石前川作品
イキウメ(前川)のアジが全面に出た良い作品かなと思います。
得体のしれない恐怖をSFチックに描き出し
現代に投影した作品に仕上がってます。
精神錯乱、不安、恐怖、想定外の事態と、通常の世界でなら当たり前のはずのことが
今現在の恵まれた世界では「ありえないこと」とされ、想定外の事態に誰も対処できず、今ある幸せを手放す恐怖、不安に苛まれ、崩壊していく現実的な恐怖にさらされ、どうしようもなくなっていく仮想現実をうまく描き出しているのではないでしょうか。

東海道四谷怪談―通し上演―
木ノ下歌舞伎
あうるすぽっと(東京都)
2013/11/21 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
通し観劇
上演時間6時間、15分休憩が2回。言葉が分かりやすく、現代的な面もあり、全く違和感なく楽しめた。第2幕が有名だが、全体を通してみると業の連鎖が見えてくる。夢の場はほぼ原作に忠実とのことで、その前衛性に驚いた。アフタートークも面白い。

サンゴクシ
ショーGEKI
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2013/11/16 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
動きは素晴らしいがセリフが・・・
あれだけの大人数が、ぶつかることなく綺麗に立ち回る様に纏めるのはご苦労様されたのではと想像できます。皆さん沢山練習を重ねてきたのだなと。
戦闘シーンでの武器も、なかなか工夫されていて良かったと思います。
ただ、序盤の戦闘シーンから音にかき消され全くセリフが聞こえてこない。何を言っているのか分からない人が沢山いたので、全体的に学芸会の様な印象になってしまっていたのが残念でした。また公演時間約3時間(休憩含む)はちょっと長いかな。もう少し短く纏めていただけたら、違う印象になったのではないかと思います。

死神様の言うことにゃ
JEWEL BEANS
上野ストアハウス(東京都)
2013/11/21 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
良作
シナリオ的に釈然としない部分もあるのだが、大きなストレスになるほどではない。最初から最後まで集中して観られた。
「死神」という非現実的な存在もうまく処理出来ている。ダンスの使い方なども含め演出のセンスが良いのだろう。
出演者では高野亜子役(主人公)の石嶺彩乃さんが上手い。また、高野ひなた役(母親)の丹羽佐知子さん、瑠音役(死神)の植松彩夏さんの演技には味がある。

椿荘の四季
劇団CANプロ
銀座みゆき館劇場(東京都)
2013/11/21 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
演技に力が入りすぎている
感情を込めようとして力みすぎた演技になっている。
発声・呼吸法の問題もあるが、単なる挨拶程度のシーンにも悲愴感が漂ってしまっている。
こういう癖は早めに直す方が良いと思う。

さらば八月の大地
松竹
新橋演舞場(東京都)
2013/11/01 (金) ~ 2013/11/25 (月)公演終了
満足度★★★
わざわざ中国語にしなくても。。。
舞台セリフでまでわざわざ中国語にしなくてもよかったのに。。。
私は中国語が少しわかるので 役者さんに関心しながら見ましたが
字幕小さいから見えない所も。。。
ちょっと不親切かな。
セットや内容は 長いだけあって見応え抜群。
翼くんの関西弁もなかなか良い。
映画への情熱にかける様々な人間模様が複雑で 時代の波にのまれながら生きる内容はステキでした!

ゾロ目羅漢
ひげ太夫
d-倉庫(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
元気がわいてくる
2回目のひげ太夫! 今回も圧巻の組み体操 これはぜひ生で見て体感して頂きたい!
組み体操 かなりスピードあふれる展開で 人間の体をつかって表現する小道具は必見。

~複製技術の演劇~パサージュ3
あごうさとし
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/11/22 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★
演劇について思考する
難しかったなぁ。西堂先生とのアフタートークまで聞いて作品の片鱗を掴んだ感じ。面白いとか、面白くないとかではないなぁ。でも貴重な体験出来ました。

イタコ探偵工藤よしこの事件簿
渡辺源四郎商店
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/11/15 (金) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
わかりやすく深い
何が起こるんだろうとドキドキする物語構造がたまりませんでした。わかりやすく深い。あの、ものすごいインパクトのある役を演じきったのは誰かと思ったら山田百次さんでした。すごかった!

『タガタリススムの、的、な。』
舞台芸術集団 地下空港
ギャラリーSite(東京都)
2013/11/14 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
初めてです
公演中の欄に出てきたので、観覧しました。
想像を超えるいい公演でした。演技・構成はもちろん、音楽がすごくよかった。
また見に行きたいと思った集団でした。
今後に期待しています。

SPACE一休
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
熱い☆
小さなステージだったのに、そんなことを感じさせない暑い舞台だった。
笑いもあり涙もあり、満足!!
ただ、何が原因かは話あらないけど、途中で少し集中力が途切れてしまいました・・・・。役者が噛んでたからかな・・・。

SPACE一休
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★
ちょくちょく挟む小ネタが楽しい・・
俳優陣の熱量を感じたが、一方で冗漫さも感じ、途中で観る側の集中力が途切れた。
時折入るダンスとのコラボが、単なる荒唐無稽なドタバタで終わらない奥行きを舞台に与えており観ていて快い。

ペンション百万石
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
事件らしい事件起こらずとも演劇は成立するか
山梨に在るペンション百万石は、ちょっと変わったペンションだ。天文台があるのである。というのも、このペンションを始めた2人が大学の天文部出身で、空気の澄んだこの地にペンションを立てた時に、自分達の趣味も取り入れ、こんな設計にしたのである。無論、星や宇宙に興味のある人々には、それだけで有名でもある。

SPACE一休
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
3.12人災と秘密保護法成立への嘘 喝
カプセル兵団が、2000年に旗揚げ公演をした時のシナリオが、今作の原典だという。13年の時を経て若書きでは書けなかった、登場人物達の内面の葛藤や、登場人物の各々が、今、そのように行動している原因や背景を掘り下げることを科し、実践して来た演劇経験を演出に活かして作り上げた作品だ。殺陣がスピーディーでパフォーマーとのコラボレーションも良く観て美しいと感じる。

アンダー・ザマク
劇団 贅沢貧乏
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
ジリリリリリ・・・
おかっぱ頭が細い体の上で揺れるたび、記憶の底の目覚ましが、ジリリリリ・・・・と、小刻みに揺れていました。相変わらず、素敵なお芝居を奏でる山田さん。劇団贅沢貧乏「アンダー・ザマク」芝居感想絵です。http://chigusa.petit.cc/muscat2/

地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-
てがみ座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題907(13-336)
19:00の回(曇)。18:35会場着、受付(受付は18:15から、指定席、座席は「Aパターン」)。舞台は古い木造の大きな部屋、横長の机(作業台らしい)、椅子、上手に棚、下手は2階への階段。奥は廊下、ガラス戸、雨戸が閉まっている。18:56前説(150分)、開場時から聞こえているざわめきが止まり列車の音(?)、くぐもった話声、時間通りに開演~21:29終演。正面に「1935年」「1943年」「1945年」と表示され、徐々に戦争の影が拡がってきます。
てがみ座は8作目(本年は3作、「おたより」を含み、スタンプラリー完結)、ここ数作は対面式でしたが、本作は通常の配置。七味さんがでるというのでどのような役なんだろうと思いながら開演を待ちました。遥かな昔ではなく振り向けばすぐ見え、手を伸ばせば触れることができるはずの「時代」、戦いが終わるその前までをひとつの部屋から描いた作品。ランプにかけられた黒い布は「灯火管制」でしょうか、戦争の影が徐々に沁み出してきます。大東亜共栄圏、空を覆う「B(BOMBER)」、敗戦の予感、そして舞台は一足飛びに現代へ。