
城山羊の会『身の引きしまる思い』
城山羊の会
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-
てがみ座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
純日本製ストレート・プレイの至福
井上ひさしさん亡き今、長田育恵さんがいてくれた。“あとにつづくもの”はここにいたのだと、喜びと感謝を噛みしめました。

新説・とりかへばや物語
カムヰヤッセン
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
新境地
物語を追わせるのではなく、語られる顛末が観る側に歩んできてくれるような感覚が舞台にあって。
作り手が、物語る新しい術を身につけたように感じられました。

時々は、水辺の家で
monophonic orchestra
新宿眼科画廊(東京都)
2013/12/16 (月) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

空想、甚だ濃いめのブルー
キ上の空論
新宿眼科画廊(東京都)
2013/12/06 (金) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
無題936(13-375)
19:00の回(晴)。18:30受付(真嶋さん)、チケットレス、開場。何もない会場、入って右が客席、途中で役者さんが出てきます、BGMなし、19:00前説(75分)、19:05開演〜20:20終演。リジッター企画、脚本演出、中島さんのお芝居ということでみに来ました。「Bチーム」。前にコメントありますように、事前に、骨子+即興という説明がありましたが…すみませんそう思っていませんでした。過去、演出家が割って入ってくるもの、受付の時から芝居(あるいは稽古)が始まっていたもの…いろいろありました。ですので会場に入ったら…。バンドがインプロ演るのとは違って、毎回、セリフを変え、筋を変え、ということができるのかなぁと思いながらみていました。

新説・とりかへばや物語
カムヰヤッセン
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
物語とは何か
チケプレで観劇しました。
現実で起きている物語と、劇中劇である架空(であるはず)の物語がリンクしていく作りがとても素晴らしかったように思います。
男女の違いについてだけでなく、物語とは何か、現実とは何か。
舞台セットや音の使い方もとても上手く、舞台作品として本当に素晴らしく、よく出来ていたのではないでしょうか。
ただ、物語の内容自体は少し複雑にしすぎていたような気はします…。

KUDAN ~この地球(ほし)の汚れた片隅で生まれた命~☆無事終演致しました。ご来場ありがとうございました!☆
TOKYOハンバーグ
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/12/11 (水) ~ 2013/12/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題935(13-374)
14:30の回(晴)。2回目、今年は3作。今回は前に座ります。14:38開演〜16:17終演。歌がよく聴こえ、細かい仕種、表情も。黒い衣装、黒く光る眼、闇、森、喪われた大地、白い人間、白いマリア、種の崩壊と異種の誕生、大量絶滅の危機、生態系の変化。
太く、高く、響く歌声、野性の舞。どちらもTOKYOハンバーグでは初めてみました。

シラノ!
おおのの
「劇」小劇場(東京都)
2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★
試みる事は勇気のある事
「シラノド・ベルジュラック」が、基本になった、落語メインの舞台
日本の古典落語と、シラノ どうやって合わせて行くのか?
見所であります。

アシュラ
平熱43度
ワーサルシアター(東京都)
2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
すばらしかった
物語の大筋にやや厨二臭い部分を感じてしまいましたが、
とにかく演出が秀逸だと思います。
ノータイムの転換で2つの派閥を同時に描いていく手法は見事。
ラストシーンの演出にも思わず魅入ってしまいました。
声量がでかすぎる人が多かったのだけちょっとしんどかったです。

幻しの王
ピープルシアター
阿佐ヶ谷展望スタジオ(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/17 (火)公演終了
満足度★★★★
時節も良い・・・
仕事と老い、家族と老後について、とても身近な話題と絡めた、こぢんまりとした空間での役者の息遣いを味わいました。

ティティプー見聞録
ピーチャム・カンパニー
シアターPOO(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/17 (火)公演終了
満足度★★★★
無題934(13-373)
20:00の回(晴)。19:20会場着、受付(チケットに整理番号あり)、そのまま階段で待ち、19:40開場。此処は初めて、入ってすぐカウンター、奥が舞台、間に椅子、壁際にシート席。足下を埋め尽くしているのは絵が描いてある紙…風刺画のような。正面にスクリーンがあり粗い画質の映像「The Mikado」、右上に字幕。「紙」を眺めると、hiroshima 、fukushima…尖閣諸島らしきものも。19:59前説(70分)、20:03スクリーンが上がり、開演〜21:13終演。アフタートーク21:25〜22:27。お話しは奇怪、トークは難解。
こちらは初めて。「朝日一家の挑戦状(@吉祥寺シアター)」で金崎さんを(2回)みて、またどこかでみたいなと思っていたこと、丸房さんはd'UOMO ex machinaで数作みているので、今夜、みに来ました。ちょうど会場にd'UOMOの大石知奈さん。金崎さんとお知り合いのようで、「朝日一家」見ましたよとお伝えすると、ちょっとその時の役をみせてくれました。
「ミカド」は、帰宅後ウィキペディアで内容をおさらい…で、実際の舞台は奇妙な展開、お話しはどこが面白いのかよくわかりませんでしたが、「観ている」ものはとらえどころがないのに、意外と面白いのでした…きっとそれは「なにが」「どうして」「なるほど」ではなく「なんで?」「?」「?」だからのようです…特に初めてだったので。

鍋
芝居処味一番
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
じわじわと来る…
間、テンポ、駆け引き、沈黙…
それらが絶妙のラインで組み上がっていく会話劇の妙。
ああいったナチュラルな流れって難しいんですよねぇ…(^^;。
時に和み時に揺らぎながら、徐々にいい場に…と思いきや!
見事にハシゴを外されました。
誰かの解放は、誰かの抑圧になりうる…。
人の心の関わりは、そうシンプルなものではないんですよね。
ものすごいスペクタクルがあるわけではないんですけど、
ちゃんと面白くて、後でじわじわと来る作品でした。

ザ・ランド・オブ・レインボウズ
天才劇団バカバッカ
六行会ホール(東京都)
2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★
申し訳ないのですが、、
大変つまらなかった。むしろ不愉快になりました。
言いたいことは沢山有るのだけれど、一点だけ。
演劇ではなくて「サーカス」をやりたいのであればサーカスに失礼。
サカースではなくて「演劇」をやりたいのであれば演劇に失礼。
観劇後、むなしい気持ちで帰途につきました。

愛人刑事
★☆北区AKT STAGE
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★
美しい舞台
愛人刑事は原作小説しかなく、これまで舞台はおろか、ドラマ化すらされていない。正直なところを言うと、小説としては決して成功作とはいえず、元々難解な広島に原爆を落とす日の続編ということで、初見の人には理解しにくいものと思われる。私自身その難解さを予感して、事前に小説を再読し、またこれは運が良かったのだが、一週間前にRUP主催の舞台、広島に原爆を落とす日を観てきた。当然そうした予習も有効だったに違いないが、そうした杞憂の必要もなく、非常に分かりやすく戯曲化されていた。渡辺和徳の手腕には驚かされた。
舞台の作り、音楽、ダンス、衣装と今回はとにかく美しい舞台であった。

『絵のない絵本』
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)
2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★
高級すぎるパフォーマンス
アンデルセンの「絵のない絵本」を下敷きとしたダンスパフォーマンス。
予備知識がなく、こうしたダンス中心の舞台も初体験。
女性9人が砂地を動きまわる。
もぎりでマスクを渡され、砂が舞うかもしれませんと言われたのかなあ。
マスクいるかもしれませんと、言ったのかなあ。
実際は、客席が上のほうだったのでマスクを使うまでのことはなかったが。
そんなこの舞台に直接関係ないエピソードしか書くことができない。
そもそも、ダンスを見ながら1時間半踊るもの大変だろうなあと、素朴な感想しか思いつかない。
途中、居眠りも出てきたり。
でも、若い女性たちが一生懸命踊っているのだから、居眠りなんて失礼と思ったり。
子供たちも何人か見かける。
子供たちの感想はどうだったのだろう。予備知識がないという条件では同じと考えてしまう。
人の感想を気にしてもしょうがない。そこらが、貧困さをさらけ出している。
意味もないことを書いてしまっている。
舞台を観てどうだったと聞かれたら、「うーん、なんだかわからなかった」というのが正直な感想。
「じゃー、おもしろかった?」との問に、「退屈だったかなあ」と答えてしまう。
言葉がないぶん、思考停止状態になっている。
ダンスだけで表現する試みについていけないだけの話しかもしれない。
なんか、筋とか意味を考えてしまっている。それがないと不安。なんでこんなに動きまわっているだけなのかと考えている。
あと、動きが真面目すぎたと言うことはないか。
主宰者が観客に対するお願いとして行ったパフォーマンスが抜群におもしろかった。
あんな感じがあれば、私自身もっと食いついたのでないか。わざとらしいことを徹底してやればおもしろくなる。
時々、コミカルな動きもいれたパフォーマンスでわかりやすいものにしたら、意図と異なってくるか。
素人にとっは、わかりやすさを求めている。それがないと、伝わってこない。
私には高級すぎるパフォーマンスだった。

時々は、水辺の家で
monophonic orchestra
新宿眼科画廊(東京都)
2013/12/16 (月) ~ 2013/12/25 (水)公演終了
満足度★★★★★
朗読劇という形式と内容が見事に和合!
絵にたとえるなら淡い水彩画のごとき静謐なストーリーに朗読劇という簡素なスタイルがよく合っていた。
人間の機微を描く劇には必須の笑いもいいバランス、いいタイミングでちりばめられ、しかも作り手のユーモアセンスがいいのかスベっていない。
少し前から応援している主役の川田智美さんがその顔立ちゆえ振られがちな少女役でなく繊細な演技で大人の女を演じているのも新鮮で何より。
スタイルと内容が噛み合った良作。
観た誰もが微笑を浮かべて劇場を去れるような、こぢんまりとはしているけれどそれだけに愛おしくなってくる、そんな一作でした。

ことし、さいあくだった人(終了しました。良いお年を)
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

「死ンデ、イル。」
モダンスイマーズ
ザ・スズナリ(東京都)
2013/12/12 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★
フライヤーが素敵
フライヤーが数パターンあり、それぞれ素敵。
・・・死んで存在する彼女。というところにひかれて観に行きました。

縦横無尽
最新旧型機クロックアップ・サイリックス
湾岸劇場博多扇貝(福岡県)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/16 (月)公演終了
満足度★★★
クロスワードパズル
ひとつ間違うとどんどん離れていってしまう、
そんな感じ?
テーマ的なものが見えなかったかな。
でも十分笑いました。

アクアリウム
DULL-COLORED POP
シアター風姿花伝(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了
満足度★★★★
プレビュー初日感激
水槽のあるシェアハウス、その世界の均衡が崩れていく
しかも、騒がしくも可笑しい2人の珍客にによって、
艶めかしい絵本のような場面や、後半は緊張感漂う展開
色々投げかけられたような気はするのですが、
でも終わってみれば単純に面白かったなと思える舞台でした。
今年の締めにもう一度見たい作品です。ワニ&トリが可愛い
(忙しくてブログ書くのが遅くなりましたのでこちらも遅くなりました)
今年の締めにもう一度みたいです。