時々は、水辺の家で 公演情報 monophonic orchestra「時々は、水辺の家で」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    芸術家たちの共同生活
     アーティストの持つ揺蕩いを見事に具現化し得ている。

    ネタバレBOX

     個性の異なる様々なジャンルのアーティスト達個々人のテイストを、適確なキャスティングと多くのアテ書きで抽き出し、各々の立ち位置を丁寧且つ適切に、諸関係のあるべき場所に定めることによって、アーティストが、一般の人々から、気儘、自由、変わり者と評されるような揺らぎまでを表現し得た稀有な朗読劇。
     シナリオの良さに加え、役者達のアーティストとしての質の高さ、これらを過不足なく自然な表現に仕立てた要を得た演出センスが光る。一方、始まりと終わりがあれば、物語は成立する、と信ずるの作家の創作フィールドは、良いことも悪いことも総てひっくるめて取り込ませ、煮詰らせて生きる力に変えて行こうとするたくましさに通じ、今作に、一種の爽快感を漂わせているのも印象的である。

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    2013/12/17 15:48

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