最新の観てきた!クチコミ一覧

7881-7900件 / 190911件中
さようなら、シュルツ先生

さようなら、シュルツ先生

MODE

座・高円寺1(東京都)

2024/10/18 (金) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

33年ぶりに「MODE」の舞台を鑑賞。ああ、こういうテイストだったのか。超現実で摩訶不思議な世界で、昨今なかなか出会えない作風が新鮮で刺激的だった。私などは舞台を観る時、内容に意味を求めてしまい、わからないと「難解だ」と投げ出してしまうのだが、今回は、素直にその世界に身を沈めてトリップ感を味わった方が気持ちいいし自由になれるような気がした。

またこの作品で特徴的なのは役者の身体が前面に出ている点だ。フェティシズム的な表現が多用されているし(観客の眼はどうしてもその部分をクローズアップして見るだろう)、登場人物の奇妙な動きや静止するシーンも多い。普段観る舞台ではこれほど役者の身体を意識していないと振り返って思う。どちらかというと台詞によって人物の関係性や物語の展開を把握することに腐心しているような気がする。圧倒的に聴覚が先行しているのだ。翻ってこの作品は圧倒的に視覚に訴えてくる。
当日パンフで主宰の松本氏が「劇的とは何か、ということばかり考えていた」と書かれている。一般的には「ドラマチック」ということだが、私は以前から「演劇でしかなしえない表現」という風に勝手に解釈している。その意味では今作は十分に劇的であったと思うのだがいかがだろうか。


Spirit Seek Story

Spirit Seek Story

Superb Sick Squad

萬劇場(東京都)

2024/10/02 (水) ~ 2024/10/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真田林佳さんを目当てに観劇。木曜ソワレ。
Superb Sick Squad さんは、7月に「ドウトク」を上演した !ll nut up fam (イルナップファム) さんと姉妹団体なんですね。

イザベラ役の沼舘ミオさんはドウトクで迫真の演技を拝見してました。その役は40代で募集されていたはずなのにずっと若く見えるなあと思っていました。Superb Sick Squadさんに所属されていることを知って、なるほど、と。ちなみに、雰囲気があまりにも違うので中盤まで分からなかったです。前回は死刑囚、今回は魔女ですものね。

真田さん演じるアクアは「誰かを何かしらに導く伝道師」。私の知ってる ザ・真田さん でした。劇中劇「こいのぼれ!」では持ち前の強い声を張り上げて、イメージ通り。ダンスでは私の知ってるイメージを超えた動きを見ることができました。ダンスシーンは台本によると9回で、その半分くらい参加されてたのかな。前の舞台から2週間しか経ってないところなので負担は大きかったと思うのですが、とても良かったです。

リリ役の松本梨菜さんはどこかで拝見したような・・・と。2年前の「黄泉の国でも愛してる」でした。人の姿をした猫の役で、可愛い感じでしたね。

広くはない萬劇場のステージ上、18人のダンスは圧巻でした。自由席でたまたま最前席だったのですが、みなさんの迫力に圧倒されました。

ネタバレBOX

主役の松岡里奈さんのセリフの量はすごかったです。とくに序盤の、本編に入る前の「つかみ」のところは台本2ページ近くの長セリフ。「噛まずに走り切ったら拍手」。ちょっと噛んでしまいましたが、拍手を惜しむことはありませんでした。

4つの劇中劇は以下の通り。それぞれ3,4人が参加する、作家である主人公が作ったショートストーリー。

(1)テーマは友情、タイトルは相対性理論
(2)テーマは自分らしさ、タイトルはブレイクザルール
(3)テーマは成長、タイトルはこいのぼれ!
(4)テーマは悪、タイトルはトゥーフェイス

私の理解した内容は以下の通り。

(1)未来からのロボットとタイムトラベルして仲良くなってお別れする
(2)3人の淑女が舞踏会に行ってフィーバーして規則や伝統に変化をもたらす
(3)大人を見返すために鯉が滝を登る
(4)人間に裏切られた魔法使いが復讐して何が正義か何が悪か

書いてみると、(3)がいちばん単純ですね。しかし映画「アルマゲドン」の曲「ミス・ア・シング」で鯉の滝登りを無理やりにも盛り上げ、最大限やり切った感じが良かったです。

余談ですがイルナップファムさんの「イル」のところは公式サイトで「!ll」「ill」「♪ll」と複数の表記があります。メモとして書いておきます。
七曲り異聞・隠れ処京香

七曲り異聞・隠れ処京香

劇団芝居屋

中野スタジオあくとれ(東京都)

2024/10/22 (火) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

辛い人生を乗り越えて明るい未来が 良かったです

憂鬱なロケット

憂鬱なロケット

友池創作プロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2024/10/23 (水) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かった。過去と現在とてもうまく違和感なく見せてくれて分かりやすかったです。みんなが少しずつ未来に向けて変わっていける兆しも見えていいお話でした。よい時間が過ごせました。ありがとうございます。

シみる~昭和歌謡短編集 其の四~

シみる~昭和歌謡短編集 其の四~

はぶ談戯

小劇場B1(東京都)

2024/10/23 (水) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/10/25 (金) 19:00

創立25年の劇団で名前は知っていたが、観るのは初めて。3話構成のオムニバスだが、1話毎と全体との巧妙な作りは見事。とても面白く観た。(1分押し)31分、34分、25分、14分。
 「家族のカタチ」は、ゲイカップルとその1人の娘が紡ぐ家族の物語。イマドキの展開と切れ味のある台詞がいい。
 「おしがまとキミを乗せて」は、頻尿に悩む女性と同僚が巻き込まれた事件の展開で、笑っていいのか、と思いつつ笑ってしまい、奇想天外に終わる。
 「ノーノーノーチャンス」は、女芸人コンビが後輩の芸人の住む問題マンションに行くが…、の展開。あれこうなのかな、の設定がその通りになるのだが、そこにも巧さが見える。
 3話終わったところで、冒頭ちょっとだけ出てきた設定を活かして、3話をまとめる展開。これが巧い。
 ベテラン・若手混じった役者陣も丁寧で、歌を歌うということも頑張っているなぁと思う。久々に見たワダタワーは相変わらず大きかったな(^_^;)。

七曲り異聞・隠れ処京香

七曲り異聞・隠れ処京香

劇団芝居屋

中野スタジオあくとれ(東京都)

2024/10/22 (火) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

第41回公演『七曲り喫茶紫苑』の続編のような作品。それを私は観ていないので、最初は分かり難かった。前半は登場人物が二人ずつ現れ芝居を展開、徐々に全体の輪郭が見えてきました。コロナ禍後の話ですが、「昭和」の香りが濃い人情話。増田再起の脚本・演出、そして出演。いつもの雰囲気になってきました。セットは殆ど無く、舞台は地下室という設定。ここに新たに開業する居酒屋の姿を登場人物が想像する。役者の表現力が試されます。観客も同じ気持ちで楽しみます。芝居らしい芝居。決して古いという言葉で終わらせてはいけませんね。上演時間1時間35分の心に響く作品でした。

七曲り異聞・隠れ処京香

七曲り異聞・隠れ処京香

劇団芝居屋

中野スタジオあくとれ(東京都)

2024/10/22 (火) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高!役者の演技のレベルに感服。まずは、この舞台は観て損はないです。向田邦子や山田洋次の作品に近いものがある。非常に昭和的な匂いのする舞台だけどテーマがコロナ禍ということもありあまり昭和臭がしない。どうでもいいことだけど、弟役の人が出てきた時「えっ?富澤たけしがゲスト出演?」と思いましたw 最高の時間をありがとうございました!ほんと最高でした。

憂鬱なロケット

憂鬱なロケット

友池創作プロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2024/10/23 (水) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

過去と現在がまじりあい紡がれていく青春の記憶にまつわるとても面白い舞台でした!

ネタバレBOX

自分にとって都合のいい記憶…確かにほろ苦さを感じた作品でした
七曲り異聞・隠れ処京香

七曲り異聞・隠れ処京香

劇団芝居屋

中野スタジオあくとれ(東京都)

2024/10/22 (火) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。
人間関係が希薄になっていると感じる現代(あくまでも自分の見解)ですが、昭和の人情が感じられる舞台でした。
役者さん達の熱演、生き生きした表情や姿が、とても良かったです。
京香さんのお店「隠れ処 京香」が実在したら行きたいなと思いました。
優しく楽しく、切なさも感じた良い舞台でした。

七曲り異聞・隠れ処京香

七曲り異聞・隠れ処京香

劇団芝居屋

中野スタジオあくとれ(東京都)

2024/10/22 (火) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

説明通りで
人情裏長屋って感じの話でした
会話を積み重ねての状況の把握が
なかなか楽しめた95分の作品

ネタバレBOX

連作モノなんですね
コロナで大変だった
飲食店の経営者らが
慕っていた姉さんの
新店舗立ち上げで喜ぶ
という話ですわ
七曲り異聞・隠れ処京香

七曲り異聞・隠れ処京香

劇団芝居屋

中野スタジオあくとれ(東京都)

2024/10/22 (火) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

タイトルから何となく想像できたが、第41回公演「七曲り喫茶紫苑」の続編(1年後)。その公演を観ていても いなくても楽しめる作品。同時に劇団芝居屋のしたたかさを感じる。コロナ禍で演劇界は大打撃を受け、たぶん今もその影響はあるのではないか。その原因となったコロナを題材として劇作する。その意味で失礼ながら転んでもただでは起きない、そんな強かさを感じるからである。しかし それは重要なことであろう。

少しネタバレするが、上手に平台を積み重ねただけの ほぼ素舞台。その最小限のセット、そこにタイトルー隠れ処京香という妙味が生かされている。物語は ほんの数時間の出来事、そこに前作から引きずっていた蟠りを打ち明ける。過去(コロナ禍や駅前再開発など)と決別し未来に目を向ける といった逞しさ、まるで人生の応援劇といったところ。

さて、観劇当日は断続的に雨が降るという不安定な天気、場内はけっこう蒸し暑かった。終演後 外へ出た観客は口々に涼しくて気持良いと。芝居でも冒頭 ビルオーナーの間寛子(堀江あや子サン)と七曲り「万年青」女将の影山典子(永井利枝サン)の会話シーンで、堀江さんの顔が汗で…。何気なく汗を拭きふき演じていたが、少し気の毒だった。
(上演時間1時間35分)

ネタバレBOX

場所は、東京郊外にある私鉄沿線の北口飲食街…駅北口から少し奥まったところにある5階建(ハザマ)ビルの地下室。始めはスケルトン物件かと思って観ていたが、実はこのビルのオーナー夫妻の私的社交場。夫婦の趣味は社交ダンス、しかし他人に見せるほど上手ではない。そして最愛の夫はコロナで亡くなった。寛子は夫との良い思い出は胸に仕舞い、大切なこの地下室を貸すことに。

一方 借りる伊崎京香(齋木亨子サン)は、以前七曲りで割烹料理屋を営んでいたが、突然 行方を晦ませた。実は この女将も夫をコロナで亡くしている。1年前 七曲りにあった飲食店のうち何軒かは移転することになり、その送別会というか激励会を開いた時、コロナに感染したと。そういえば 三密は避けるように言われていた時期。感染経路は定かではないが、そう思うことで気が滅入ること、どこにもぶつけることが出来ない憤りや悔しさを紛らわせてきた。七曲りの仲間に会った時、素直に喜べない複雑な心の内を打ち明ける。

この2人の未亡人を通してコロナ禍における何とも言えない理不尽さを改めて考えさせられる。死に目にも会えず、病院から火葬場へ、そして遺骨になって対面する。その「骨壺が温かかった」という台詞に実感がこもり 嗚咽がもれる。
この地下室に割烹料理屋を開店するにあたって 清めの儀式をする件は少し滑稽。取り急ぎインターネットで調べたやり方で執り行うが…。そこにも京香姐さんのために 何か手伝いたいといった温かい気持が透けて見える。

先にも記したが、セットは無く 地下室という設定から 音響も時々聞こえるエレベーターの昇降音ぐらい。まさに役者陣の演技力で物語を紡いでいく。芝居屋は「覗かれる人生芝居」というコンセプトの下に役者中心の表現を模索していると。その真骨頂ー市井の人々の暮らし、その中での人情をしっかり観せてくれた。
次回公演も楽しみにしております。
憂鬱なロケット

憂鬱なロケット

友池創作プロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2024/10/23 (水) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/10/25 (金) 14:00

脚本が面白かったです!

ネタバレBOX

身近にいそうな主人公の性格にイラッとしました。イラッとさせられる脚本が素晴らしかったです!
広くてすてきな宇宙じゃないか【Mura.画】

広くてすてきな宇宙じゃないか【Mura.画】

Mura.画

北池袋 新生館シアター(東京都)

2024/10/25 (金) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
この公演は「Mura.画(ムラエ)」の本公演ではなく、初の演劇研究会2024としての公演。出会ったことのない俳優とのコラボ、脚本(成井 豊氏)の魅力もあるが、俳優陣の生き活きとした演技が物語を充実させている。その意味では本企画は成功だと思う。

初めて観る演目だが、近未来に出現しそうな世界で色々考えさせられる。同時に人を思いやる気持、その優しさ温かさは どんな時代でも変わらない。公演の魅力はテーマ性は勿論、軽快に物語を展開し飽きさせないところ。上演時間60分と短いがとても充実した内容で楽しめる。
(上演時間1時間) 【ミザールチーム】

ネタバレBOX

舞台美術は、舞台(板)を囲むように2~3段の段差を設け、その立ち位置によって場所や時間の違いを表し、わずかな段差を上り下りすることで躍動感を出す。上手に衝立があり その上部に開いた傘、下手にも同じように複数の傘が…。カラフル(colorful)な照明によって ちょっと幻想的な雰囲気を漂わせる。

物語は、TV報道番組で Family Rental Service(略称FRS)がアンドロイドの貸し出しを始める、それを中継を通じて報じるところから始まる。ニュースキャスターの柿本光介は、試しにアンドロイドの「おばあちゃん」を柿本家に迎え入れた。 父 光介が勝手に話を進めてしまったこともあり、 三人姉兄妹の反応はまちまちだ。長女(中学3年)のスギエや長男カシオ(中学2年)は おばあちゃんの優しさに癒され、少しずつ彼女との距離を縮める。 しかし末っ子のクリコ(小学6年)だけは おばあちゃんを拒み続けた。その頑なさが拗れ周囲は勿論、東京中を巻き込む騒動へ……。

テーマは「人とアンドロイドの関わり」といったことだろうか。 母を失った子供たち…スギエ、カシオ、クリコの三姉兄妹。 アンドロイドおばあちゃんは、あくまで 彼らの「おばあちゃん」として優しく接していく。 しかしクリコにとって母は1人だけ、おばあちゃんでは「代わり」は務まらない。 おばあちゃんは それを承知でクリコと向き合い続ける。 アンドロイドの命は尽きないが、エネルギー充電は必要。クリコは、おばあちゃんをFRSへ帰すよう働きかけ、そこにもう1体のアンドロイド「ヒジカタ」が登場して緊迫感を増していく。

FRSにいるのは全てアンドロイド。ヒジカタは介護用アンドロイドとして病院に派遣されていたが、人の死によって責任を問われた。おばあちゃんとは異なり、ヒジカタは 生死に関わる人間とアンドロイドの違いを重く受け止めた。 アンドロイドの派遣役割などで状況が異なるのは生きている人間も同じ。人はアンドロイドと違って もっとハッキリした感情で揺れ動く。重苦しくなりそうな内容だが、終始明るいおばあちゃんのおかげで救われる。ただラストは、おばあちゃんとクリコの邂逅だが、そこには近々ヒジカタと同じような立場で介護問題が横たわるような…。

総じて役者陣は若く、アンドロイドおばあちゃんも若々しい。その衣裳や持ち物は、映画「メリー・ポピンズ」を連想させる。ドレス・帽子・日傘・鞄など映画から飛び出してきたよう。また照明が美しい。タイトルにあるように「宇宙」そして「星座」を思わせるような青白い輝きを照射する。その余韻付けが実に好い。
次回公演も楽しみにしております。
こもれびラジオ

こもれびラジオ

劇団BLUESTAXI

テアトルBONBON(東京都)

2024/10/22 (火) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

(Aキャスト)

東京から少し離れた地域にある架空の町、峰原市。閉鎖した印刷工場を改装してカフェを作り、更にその一角にブースを置いてコミュニティFMラジオ局の放送を行なっている。「こもれびラジオ」は鈴木絵里加さんが局長。場所を提供しているカフェのオーナー・小野健一氏と山口祐子さん夫妻。補助金を負担している市役所の市民自治推進課の担当・鯵坂(あじさか)万智子さん。ヘビーリスナーである菅原琴さんがスタッフ採用の面接に来ている。現役スタッフの木野雄大氏と高根沢裕貴さん。カフェ常連のお喋り好きな介護士・杉山さや香さん。朗読の番組を持つ町内の古本屋の主人・大谷朗氏。

鈴木絵里加さんは多才。いろいろ細かいネタを仕込んでくる。
菅原琴さんは何か男にもてそうな雰囲気がある。歌手でLIVE活動もしているそうだ。
お笑い芸人役の松野翔子さんは松田聖子ライクな昭和アイドルをブースでずっと無音で演っているシーンが強烈。
小野健一氏はひたすら弄られて周囲に柔らかな笑いを提供。何とも掴みようのない憎めない男を好演。
ブースに入った大谷朗氏の語る想い出が映像となって舞台上に見えてくる時こそラジオから魔法がかけられる瞬間。

是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

市長からラジオ局の梃入れを要求され東京からやって来る水野里香さん。実は彼女はこの町出身でカフェ・オーナー夫妻とは知らぬ仲ではなかった。

鈴木絵里加さんは挙動不審なコミュ障キャラで決める。クライマックス、もうどうしたらいいか分からなくなったが逃げ場を失くし追い詰められた弱者が吐き出す本音。ずっとラジオにしがみついて生きてきた自分。こんな孤独な惨めな自分に話し掛けてくれるのはラジオのDJだけ。あんたの声だけを頼りに生きてきたんだ。さあこれを聴く世界中のたった独りの為にお前の想いを込める時が来た。お前の想いは必ず伝わる。だから全てを信じて吐き出せ。それがラジオだ。
父娘旅情(おやこりょじょう)

父娘旅情(おやこりょじょう)

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/10/23 (水) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今の時期にあう内容でとても感動しました 良くできています 最後は拍手が鳴り止まなかったです

七曲り異聞・隠れ処京香

七曲り異聞・隠れ処京香

劇団芝居屋

中野スタジオあくとれ(東京都)

2024/10/22 (火) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

憂鬱なロケット

憂鬱なロケット

友池創作プロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2024/10/23 (水) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 全く頭を使わず仕事帰りに楽しむことができる。

ネタバレBOX

高校時代科学部の活動と十数年後の現在がクロスしつつ展開する物語。発想も実際に良くあるペットボトルを使って何か有用な物を作るとエコロジー絡み。ロケットを作るのだが、これを全国大会に出し優勝したメンバーたちのその後が入れ子細工で展開する。ロケットがミサイルと実質的に極めて近いことは科学少年・少女でちょっと気の利く子なら小学生でも直ぐ気付く。そこに全国模試2位の秀才が絡み部員同士の恋愛感情が絡んで思春期部活のあれこれが観客にも想起される、と同時にかつての同級生が結婚して数年しか経たないのに中三の娘がおり、思春期の反抗が少し複雑なかつての同級生の家庭の有様を薬味として添える等である。
 こういったありきたりの状況に荒唐無稽な政治やスキャンダラスなその手法が絡み、マスメメディアが絡んで最終場面ではドンデンもある。
おまえの血は汚れているか

おまえの血は汚れているか

鵺的(ぬえてき)

ザ・スズナリ(東京都)

2024/10/18 (金) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

全員名字が違うきょうだいの30年ぶりの再会、その背景にある殺人事件の真相を巡って互いが互いの今を揺すぶっていく。
タイトルに違わず、終始ひりひりした会話が続く95分。そして、その緊迫をドライブし続ける俳優陣の集中力と推進力に舌を巻く。

妊娠出産を経験しているがゆえに、どうしても「母」や「妻」である3人の俳優の視線を目で追ってしまった。みなさんすごく細やかで瞳の雄弁さを痛感。名字を変えても、会うことがなくとも付きまとう血縁と埋葬しきれない記憶、そして罪。さらに私は本作に"逃れられない母性"をもみた気がする。
血縁を繋いでいく、いかざるをえない状況が身体に起こるということ、それによって抗い難い本能に苛まれるということ。母性は輝きだけではない。夕暮れの灯りに包まれるラスト、長男の妻の台詞に一筋の光。毎度ながら、舞台美術、音楽、照明が素晴らしく、鵺的ならではの総合芸術の力を堪能!

売り言葉

売り言葉

平体まひろひとり芝居

雑遊(東京都)

2024/10/10 (木) ~ 2024/10/14 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/10/13 (日) 14:00

スパイラルホールでの大竹しのぶによる初演以来22年ぶりなので「何か自転車で舞台を走っていた」以外ほとんど記憶がなかったが(爆)冒頭の「あの曲」で「おや?」と思いその後すぐの言葉遊びで「そういうことか!」と膝を叩く。
以降、多彩な表情と変幻自在の演技に惹きつけられ魅入る。
そして終盤、流れ始めた時に「いやまさかあの曲?」と思ったその曲が意外にもピタリとハマっており冒頭と共に選曲にも舌を巻く。
あと、女中の語りから始まりいつの間にか智恵子になり終盤で女中に戻っている構造やラジオの臨時ニュースでその場の時代を表すのはさすがだね。
現代衣裳で見せる高村智恵子の「怨み節」、面白かった♪

ネタバレBOX

冒頭で流れたのはクイーンの「バイシクル・レース」、ラストを飾ったのはピンク・フロイドの「エコーズ」。
そして冒頭の言葉遊びは「自ら転ぶ車と書いて自転車」。
ソーセージ

ソーセージ

クオーレ

博品館劇場(東京都)

2024/10/10 (木) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

これは実に楽しいステージですね。歌あり、踊りありのポップで華やかでおバカなコメディ。大いに楽しめました。

このページのQRコードです。

拡大