
I Live My Life
Brand new stage
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2020/02/08 (土) ~ 2020/02/08 (土)公演終了
満足度★★★★★
素直に良かった。
感動した。
オリジナル楽曲も、歌も、ハモりも、ストーリーもgood。
普通でない自分、皆と違う自分に向き合う青春ストーリー。
主人公の心の動き、先生の存在もアクセントに。
言い過ぎず、良い塩梅のラストも好き。

彼方のソナタ
SSTプロデュース
難波サザンシアター(大阪府)
2020/02/07 (金) ~ 2020/02/10 (月)公演終了
満足度★★★★
浮浪者3人が季節外れの別荘に転がり込むが…
降り続ける雪は止みそうにない。
閉ざされた世界。
世界の終わり、死、1人、
3人の愉しいやり取り(ケラケラワラ笑わせて頂いた)を通して、人の俗っぽさと脆弱さを露わにしつつ、何故かとても虚しい感情がわいてくる。
面白かった。

TRANS(トランス)
をまちながら
未来ワークスタジオ(大阪府)
2020/01/31 (金) ~ 2020/02/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
この演目の観劇3度目、毎回印象が異なるが、「をまちながら」さんのトランス は人物描写が丁寧で、人間味溢れる味わい深いドラマの様でした。
ラスト、背中がゾクゾク。
オカマ佐竹さんも拝見したかったが、オカマ清水さんも板についてた。
大西さんの演技も好きです!
好きな役者さんが出てるので、満足度は少しオマケして★5つです。

RE:PLAY track.1 『三人分の欠陥』
劇団 右脳爆発
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2020/02/01 (土) ~ 2020/02/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
千秋楽観劇
幾つもの時代,場所で同時進行する物語が、お互いに絡み合いながら、1つの結末に向かって流れこむ!
其々の関係が丁寧に表され、数多の伏線が一気に解消されてゆく。ちょこちょこ入る笑いも愉し。
初演も観たが、より分かり易く完成度凄く上がってた。
すばらしい。
むっちゃ良かった

対岸の絢爛
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2020/03/06 (金) ~ 2020/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/03/11 (水) 19:00
トラッシュの新作があまりにも凄かったので、2度目の観劇。やはり凄かった。3つの時代,3つの場所を、家族の物語として繋ぐ構成力ある戯曲が魅力的だが、加えて、それを体現する役者陣も熱演だと思う。同じ役者が異なる時代に異なる役割を演ずることで、ある種の連続性を感じさせる芝居が作り上げられていると、改めて感じた。3つの時代で全く異なるキャラクターの役を演じた長谷川景と、物語を動かす役割の藤堂海という、2人の若手の活躍が目に止まる。
休憩なし2時間40分というのは、初心者に勧められるものではないが、あえて勧めておきたい。是非観て欲しい。

是でいいのだ
小田尚稔の演劇
SCOOL(東京都)
2020/03/11 (水) ~ 2020/03/15 (日)公演終了
主に若者の一人語りで構成された現代口語劇。3.11に観るのにふさわしいお芝居だったかも。上演時間は約2時間15分、5分休憩込み。受付に消毒液があり、マスクも配布。途中休憩で換気。終演後のトークはドア開け放し。座席間にも余裕あり。

対岸の絢爛
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2020/03/06 (金) ~ 2020/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
IR法によるカジノ誘致にゆれる関東Y市・現代。漁民が軍により船の供出を強いられようとする九州の漁村・1940年代。大規模公共事業だか誘致だかへの反対運動が熾烈化する中国地方F市・1980年代。ロザリオを受け継ぐ家族史を縦糸に流しつつ「公」と個人・市民の対立局面を切り取りその本質に迫った力作。
人物造形が秀逸。付和雷同で思想の無い人間が自分の正しさを疑わず異質を目の敵にする姿、異なる価値観の折り合い地点を見出そうとする善意の人間が結果的に陥る欺瞞。。登場する凡そ末端に等しい人間を通して、こうした「事業」が持つ本質と、事業推進の根源となる何者かが「空白」として浮かび上がり、それについて考え始める。
2時間20分によくまとめたと思える濃さ。

優しい顔ぶれ
らまのだ
OFF OFFシアター(東京都)
2020/03/06 (金) ~ 2020/03/11 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/03/11 (水)
11日18時回の大楽(2時間強)を拝見。
男女の間に生じたキリキリとした摩擦音がいつしか耳を覆うばかりとなった『麻酔みたいな』
万事、事なかれ主義と自己主張とでドタドタしているうちに社会は悪しき方向に流れていく『あたらしいニュース』
男と妻・愛人との三角関係がズルズルと続いていきながらも奇妙な調和を形成していく、公演名の『優しい顔ぶれ』…
泥濘に足を踏み入れてしまったかのような、名状し難い、でも、そんな泥濘の中であがく人々に注ぐ、作者の視線の優しさに感じ入った2時間15分。
それにしても、3作共に、あの会話の間の置き方とか・迷走ぶりとか・逆走ぶりとか…自分にとっては、普段なかなか出逢わないタイプの演劇だった(関西系ラジオ局の深夜放送のテイスト、かなぁ)。また体験してみたいな、と一晩経った今も願い続ける、奇妙な味わいの作品だった。
最後に蛇足だが、いつもはギュウギュウ詰めの客席が、新型コロナウイルス対策として、席間にゆとりを持たせてあって、実にリラックスして観劇できた。
普段もこうだといいんだけどなぁw

黒い鳥
アートグループ青涯
アトリエ第Q藝術(東京都)
2020/03/07 (土) ~ 2020/03/08 (日)公演終了
満足度★★★★
初の成城学園前そしてアトリエ第Q藝術。駅から徒歩2分の道のりだったが見失い、心細くなったその時、前方から歩いて来るある若手演出家(先日舞台を観たばかり)の家族連れが目に入った。「このへん?、いや違う」的会話をしている風。これは心強い先客と安堵し、後をついて行こうかと家族を追った視線をふと進行方向に戻すと、数間先に劇場の小さな看板が手招きしているではないか。やあそこに居たのか君は。さっきの演出家はここに立ち寄ったのかい? 無言の対応で、どうやら全く無縁だったと了解。暖かいお出かけ日和、さほど遠くない土地にこんな劇場が、と嬉しくなる。調べれば2017年~とまだ新しい。狭い受付スペースを通って劇場へ入ると、どことなくアトリエ春風舎似。座席はゆったり幅に置かれ、隣席の脚に接触する(嫌がられる)心配なく、心は舞台に集中した。
劇団阿彌出身の二人のユニットによる立上げ一発目公演が実現の由。パフォーマンスは阿彌特有の世界がやはりベースにある。と言っても私は十年以上前、王子神谷駅からの道を迷いに迷ってたどり着いて20分程度目にしただけだが、舞踏と能を観た目には馴染みある世界。超低速の身こなしと、面の使用、劇的シチュエーション(ストーリーでなく)の吟味の時間。パフォーマンス中の時間は、人間のある劇的状況をするめを噛むように噛み締める時間であり、視覚的な美が物語の状況を突き放すように端麗さを保っている、という能の風景は阿彌のそれと(多分)共通している。舞台は霊的交感が目指され、そのための俳優の身体的鍛錬が恐らくあり、観客はその念を共有し霊性を感受する。観客(信者)を説得し続けるのが「道」の探求者となった者の宿命。
さて今回の舞台は、私には、阿彌の特徴がある仕方で継承可能である事を示した、という感想になる。それ自体物語を持つ個体(身体)と、物語の世界とを橋渡す言語が、今探り始めたように恐る恐る、ぎこちなく吐かれ、培われたそれなりの年輪と、素人性が同居する独自な空気が流れていた。つまり、阿彌との比較では言語世界の方へ一歩踏み出そうというベクトルを感じ、しかし未だ不分明、手探りとの印象だ。
現在進行形のストーリーを追う「お芝居」的側面がそれに当たるが、言葉は詩のモードで書かれ、出来事を既にあったこととして俯瞰的に捉える場所に誘う(彼女らの出自)。ストーリーとして見た整合性の甘さは、「芝居」のモードで浮き上がり、一方詩劇の基調となれば、ディテイルよりは全体を覆うディストピアに生きる人間の実存に意識が向かう。問題は「芝居」な部分で、舞台にメリハリを与えるピースにはなっていたが、演技態かテキストか、いささかぎこちなかった。
美術、照明含めシンプルな中に趣向(意図)が窺える。次の点を探り当て「青涯」の線(足跡)を画いて行ってほしい。

『虚数』
演劇ユニットG.com
アトリエ第Q藝術(東京都)
2020/03/11 (水) ~ 2020/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
脚本、演出とも原作者の深く、切実な意図を良く汲み、役者陣の力量もかなり良く示して良い出来。舞台装置はシンプルだが、迫真的なイマージュを効果的な照明、音響の相乗効果で高めて良いセンスを見せている。(必見! 華5つ☆ 追記後送)

ゆうめいの座標軸
ゆうめい
こまばアゴラ劇場(東京都)
2020/03/04 (水) ~ 2020/03/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
テーマが限定的なので、今回の話が一要素として組み込まれる「姿」ほど翻弄されるめくるめく感じはないが、心を掴まれる。痛烈な復讐になっており、この復讐はありだと思った。怒りは大事だ。

Flip side
ZERO BEAT.
Geki地下Liberty(東京都)
2020/03/11 (水) ~ 2020/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★
笑えました。アドリブ満載な感じがしましたので、明日見るとまた違っているはず(笑)。残念ながら予定があってもう行けませんが。
みんなマスクをしているのに場内に笑い声が響きました。免疫力があがっった気がします。
久しぶりにエンタクさん(遠藤巧磨さん)に会えたのも嬉しかったです。

歪
Pave the Way
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2020/03/11 (水) ~ 2020/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
会話劇だけにひとつひとつの言葉が刺さります。
繰り返し問いかけられる「いつから?」という言葉は、普段気にしていなかったことに目を向けさせてくれます。
そして、様々な愛の形とその結末に対して投げかけられる「歪」という言葉も、それでは一体まともとはどんな状態?と考えさせられます。
とにかく、役者の力量が問われる作品、観る価値十分です(^^)d

平山建設
マコンドープロデュース
下北沢 スターダスト(東京都)
2020/03/11 (水) ~ 2020/03/23 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/03/11 (水) 19:30
価格3,300円
戦後間もなく高知で一人の男が興し、後に親族経営となった建設会社の二代(+α)記。描かれる時代的に言って朝ドラの後半のような味わいだが、終盤でしんどい方向に行くのはあまり好みではないなぁ。
が、全編高知弁の台詞やジオラマなどをその場で写した映像の投影、装置のアイデアなど実験的な演出と演者の熱演は買う。
しかし初日終演後である21時半時点でもここの公演情報の上演時間が1時間0分となっていたのはいかがなものか?(これを書いている時点では訂正された)
なお、受付開始・開場は開演の20分前。(こういう情報がないのも困りもの)

『虚数』
演劇ユニットG.com
アトリエ第Q藝術(東京都)
2020/03/11 (水) ~ 2020/03/15 (日)公演終了

あさぎもん
アフリカ座
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2020/02/28 (金) ~ 2020/03/03 (火)公演終了
満足度★★★
28日の午後、東京・池袋のシアターグリーンで上演された、アフリカ座第17回公演『あさぎもん』を観てきた。
これは、知人の役者・若林美保が出演していた関係による。
タイトルの『あさぎもん』とは新撰組のことで、なぜそう呼ばれているのかが冒頭に遊女達の会話から明らかにされ、当初の新撰組局長・芹沢鴨とその女・青梅の新撰組内部での暗殺劇でスタートするこの舞台。
新撰組と言えば、その芹沢暗殺、近藤・土方の関係、薄命な沖田、総長山南の切腹と舞台としては見せ場は多く、そのほとんどをこの作品は網羅している。そして、その進行に芹沢と梅の亡霊が影を落としている。
実はこの感想を書く前に、SNSに次のような書き込みをした。
小劇場系演劇を大別すると、大衆演劇・新劇・アングラ劇の3つの方向に分類できると思う。なぜ今このようなことを書くかというと、先日観たアフリカ座の舞台を観て考えさせられる点が多かったからだ。
そう、このアフリカ座が魅せた新撰組の物語は、限りなく大衆演劇に近い新劇なのであった。
登場人物の化粧、甘い殺陣、それにどこぞの大衆演劇劇団の座長が演じているような近藤と、調所に娯楽として捉えることの出来る大衆演劇の香りを漂わせながらそれで終わらなかったのは、芹沢とお梅の亡霊の存在。そしてその二人に翻弄される隊士達の心の葛藤が描かれていたからである。
しかし、その心の葛藤を的を絞って深く掘り下げていてくれたら、この舞台はより劇的になっていたはずである。それが残念であった。

きらめく星座【公演中止3月5日(木)~8日(日)】
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2020/03/05 (木) ~ 2020/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/03/11 (水) 13:00
座席1階
日本は先の戦争で、庶民の音楽にまで「敵性言語」を排除し、「非国民だ、銃後の守りとしてふさわしくない」などと摘発した。この物語は、どんな暗い時代にも流行歌を楽しむ庶民がいたことを、風刺の効いた舞台で表現した名作だ。
2幕もので休憩を挟んで3時間を超えるが、笑いあり涙ありで十分に楽しめる。オデオン座という横文字の店名のレコード店の娘が、バリバリの帝国陸軍傷痍軍人と結婚する、という設定だ。
市川春代の「青空」。この曲は、他劇団もキーポイントとなる設定・背景で使ったりして、流行した当時を知らない私なのだが、すっかりおなじみになってしまった。
パンフレットやチラシの図柄にも使われている防毒マスクの冒頭、ラストの演出がいい。防毒マスクで何を防ぐのか。焼夷弾の火や煙だけでなく、これまであった文化との隔絶を意味している、のだろう。舞台自体はとても楽しくて一緒に歌いたくなるような感じなのだが、この冒頭とラストに井上ひさしの鋭いメッセージが込められている。
新型コロナの関係で上演期間が短くなったこの舞台。終了後はスタンディングオベーションも起きた。「青空」のメロディーで、今が新たな「戦前」にならないようにと歌いたい。

対岸の絢爛
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2020/03/06 (金) ~ 2020/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★
小劇場の手打ちの公演がウイルス騒ぎで立ち往生している真っただ中で、果敢に開けたトラッシュマスターズ公演。駅前劇場で、座席も80くらいに絞って席の間を少し開け、マスクを配り、観客にアルコール消毒を求める、という苦渋の決断だ。こういう風に見せないと、ネットで叩かれたりするらしい。そういう上からのお達しに配慮はしたくない劇団だろうに涙ぐましい。生活が懸かっている。
表向きはいま問題が顕在化しているIRが素材だが、テーマは、こういう「已む無し、ことなかれ処理」でうやむやに解決していくことこそが、日本の宿痾であるという芝居だ。最近の「埋没」も「オルタニティ」も、表面的な事件の奥に、日本の社会構造の見えにくいところに触れていた。しかし、その課題には解決の先も見えていない。昔の新劇社会劇の裁きではどうにもならないから、民芸に書いた作品などは、訳のわからない風俗劇になってしまう。
「対岸の絢爛」では、戦時中の空襲による市民被害者の処理、80年代の開発ブームの中の地方都市の開発、近未来のIRの受け入れに揺れる大都市の住民説明会、と三つの時代の場面が交錯する。政府が住民に求めることは住民の生活の安寧とは食い違っているが、住民の方にも、付け込まれる要因がある。住民の中にも賭博嗜好が消えがたくある。いままで、パチンコとか、宝くじで長年、法で禁止しておきながら、抜け道を作って賭博には慣れ親しむようにされてきている。舞台で演じられるように、市民の家庭の中にも深く入り込んでいて、今さら単純な論理で排除できない。そこでどう生きるか。IRのように先端的な問題提起のおくに、根本的な問題を提起しているところがいいが、そこを解くにはまだ、作者にも見る方の社会にも時間がかかりそうだ。
七人の俳優が、三つの時代の登場人物を演じる。時代を超えて、相互に関係があるような、ないような作りで、それが日本に遍在する国民性を現していて、これはなかなかうまい趣向だ。トラッシュマスターズも二十年という。俳優も力をつけてきて、それぞれリアリティのある演技だ。今、小劇場で、社会問題を素材に、かつての新劇のような政治に沿った型通りのプロバカンダ劇でない芝居を志す劇団は少なくない。トップランナーとして、頑張ってほしい。
運悪く、今回は勘定は合わないだろうが、作った席だけは売れている。

恋のヴェネチア狂騒曲
シス・カンパニー
新国立劇場 中劇場(東京都)
2019/07/05 (金) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
2回見ることでアドリブとアドリブでないところがわかった。
福田雄一作品は、アドリブが多いから面白いな。
ムロさんと 賀来賢人は次に何をやってくれるのか楽しみで
終始、笑える演劇でした。

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
シアターミラクルが初めてだったので、
あのような客席配置で見るのは新鮮でした。
初めてのナイゲン、とても良かった。
来年も役者さんを変えてやるのかな?
違ったナイゲンが毎年、見れるのは楽しみですね。