最新の観てきた!クチコミ一覧

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Voice, narrative and dialogue

Voice, narrative and dialogue

shelf

MODeL T(東京都)

2008/11/10 (月) ~ 2008/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

面白い空間
俳優さんが本を持たずに漱石や宮沢賢治の小説を話す。よく全部憶えていられるもんだと感心するが,それだけではない。口調,声の質,視線の動きや間の置きかた,読み聞かせなんかをはるかに越えて,立派な芝居である。俳優さんが語るストーリーが頭の中でイメージされる。怪談物であったが,ゾクッとして背筋が寒くなった。秀逸である。それにしても,劇団の看板女優さんが受付していたり(ビックリした),幕間?には俳優さんと話したり,とても面白い時間と空間であった。また行こうっと^^!「

トランス

トランス

中野成樹+フランケンズ

STスポット(神奈川県)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

多田の巧妙。
多田淳之介は本当に意地の悪い演出家だ。
フランケンズに施した“目隠し”という枷を見て、改めて思わされた。
そして、それがあらぬ効果を生み出すのだから、困ったものである。

まあ、あらすじは上演前に多田によって語られてしまうのだが、
それでもなお、見るべきものがあるというか見せつけられるというか。
多田の読解力には舌を巻くばかりである。

フランケンズの面々も、どこか中フラの印象を残しながら(喋り方とか)、
多田フラならではの面白みを出しきれていたことに満足。

演出家を入れ替える公演が、どこの団体でもあっていいと思う。
今回の企画で、「うちも!」と思う団体があるといいなぁと思うことしきり。

ネタバレBOX

手法についてもう少し詳しく。
登場人物3人のところに4人を当てることにより、離人症の表現が面白くなる。
1人を2人で、3人を1人で、と台詞の分割・結合は留まるところを知らない。
最後のどんでん返しに次ぐどんでん返しで誰が正常なのか判らなくなる
場面への効果的なアプローチとなっており、圧巻の一言である。

そして、ベタな配曲も読解力の賜物。実に馬鹿馬鹿しくて結構。
『リズム三兄妹』 / 『はやねはやおき朝御飯』

『リズム三兄妹』 / 『はやねはやおき朝御飯』

岡崎藝術座

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/10/30 (木) ~ 2008/11/10 (月)公演終了

満足度★★

残らぬ体験。
『三月の5日間』を見逃して以来、岡崎藝術座を欲する気持ちを持っていて、
今回念願叶って、ようやく拝見が叶った次第。

世の中のあらゆるリズムに執着するリズム三兄妹。
その設定の妙が物語として大きな展開を見せることは、ほとんどない。
例えばキャラクタの面白さも、発展性はなく、そこにあるだけである。

生活に密着した身体表現の馬鹿馬鹿しさは、面白おかしいが、
別に徹底的に馬鹿馬鹿しい感じもしないし、特筆すべきことはない。
そりゃあ、内田慈の独白は、ずーんとくるけど、何もかも語ってしまっている。
じゃあ、何が残るんだろう。
1アウト・ランナー1塁、ショートゴロ、6-4-3ダブルプレー、3アウトチェンジ。
そっか。次の回に移ってしまうのか。
じゃあ、次に期待します。

悪っぱれ

悪っぱれ

ATT

北とぴあ つつじホール(東京都)

2008/10/10 (金) ~ 2008/10/10 (金)公演終了

満足度★★★★

楽しい舞台
通常の公演はアクションとショートコント集(とミニドラマや大喜利)を組み合わせた「LIVE」だが、今回は2年ぶりの芝居公演で、首領が年老いた悪の組織「カオス」が、次期首領を決めるために行う怪人トーナメント戦を中心にした物語。
そこは悪の組織だけに裏切りからクーデターまでありだし(←このアイデアがイイやね)、そんな中で成長する新人怪人(笑)の姿をサワヤカに(ホントか!?)描いており、もちろん通常のLIVEでも光っている笑いのセンスも発揮された楽しい舞台。
対戦する怪人の1人が歌う「Yeah! めっちゃホリディ」(エアーじゃなくて生歌だ)において、オリジナルにかなり忠実な振付なのにちゃんと蹴りが取り入れられているなんて小技も愉快。
欲を言えば最後に「いつものアレ」の唱和もあって欲しかったけれど、それはまぁ、次のLIVEってことで…。

いつか見る青い空

いつか見る青い空

弘前劇場

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

一服してがねが?
30周年を迎えた弘前劇場、待望の新作。
男の格好良さ・不器用さ、そのまわりの女たちを描く、ハードボイルドだ。

長谷川孝治の戯曲は哲学的な側面を多く見せてくる。
普段そんなこと話さないだろって面を見せると、そこに茶々を入れたりする。
そのバランス感覚がなかなかに冴え渡っている。

何よりも、今回は長谷川等。
ずっしりどっしりとした津軽衆の親分肌を見せつけられた思いだ。
何もそういった役回りはマーロン・ブランドや高倉健だけのものではない。
津軽には津軽のハードボイルドがいるということだ。

題名は福士賢治が喧嘩の加勢に出ようとするところを止める場面での一言。
椅子に座って背中で語る、「一服してがねが?」
気障じゃない格好良さが伝わるだろうか。

ネタバレBOX

やはり、今作で特筆すべきは最初と最後の場面の緊迫だろう。
福士と田邊克彦の静謐ながら鬼気迫る対峙は見応え充分。
語られぬところを読み取るのも、長谷川戯曲の楽しさでもある。

これはもう余談なのだが、弘前劇場の人材流出が激しい。
『地域と演劇 弘前劇場の三十年』を拝読して初めて知ることとなった。
弘劇は、長谷川の方針なのか、退団の発表等は特にしない。
一ファンとしては、淋しい限りである。
テキサス芝刈機

テキサス芝刈機

クロムモリブデン

青山円形劇場(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

モチーフという足枷。
傭兵集団・クロムモリブデンに相応しい円形初陣を想像していた。
が、早い段階で戸惑いに変わり、それをリカバリできずに終演を迎えた。
空間を圧倒的に支配する劇団員のパワーが、空しく拡散していたように思う。
TOPSの時に何となく危惧していたことが具現化してしまった。

しかしながら、劇団員ひとりひとりの魅力を確認できたことは事実だ。
先程と矛盾するようだが、それぞれのパワーをばしばし受けることができた。
いつもは、集団と個人のパワーが両立する。今回は両立しなかった。
たぶん、そういうことだと思う。

物語はモチーフがくっきりとしてしまったので、手放しで楽しめなかった。
別に現実の事故を笑いという形で昇華することに異論はないし、歓迎する。
ただ、具体的なイメージがあればあるほど、“飛ぶ”ことは困難になる。
少なくともこまごめはうまく“飛ぶ”ことはできず、彼らを見上げていた。
青木秀樹の言葉を借りれば、「早かった」のかもしれない。

ネタバレBOX

物凄く希望を描いたこの物語を否定する気はさらさらない。
綺麗事でも構わないし、何よりも達観した目線じゃないことに好感を持てる。
それはクロムモリブデンの魅力なのだろうか。こまごめには判らなかった。

5年後、この作品を上演した時に、また思うことがあるかもしれない。
つまり、レパートリーとしての強度を持つことができるかが、鍵だ。
今はその判断を留保したい。
いつか見る青い空

いつか見る青い空

弘前劇場

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

魂の世話。
ほんとにその辺にいる商店街のおばちゃんや上野公園であぐらかいて寝てるようなおじちゃん、のような、役者に全く見えない人が役者なのが驚く弘劇。演技ではなく魂の世話。との長谷川さんの言葉がしみる。
ゆったりしているけど侘び寂びの緊張感はあるので退屈じゃない。
印象に残った台詞「情報はあるけど知識がない」
自分で調べる前に先ず人に聞くような現代人。沢山の情報から選択することができないで選択の仕方をまた人に聞く。
弘劇を観終わった後はしばらく誰とも口をききたくない、と思う。

あと、小笠原真理子さんにいつもぐっときます。
真理子さん真理子さん・・・いいな〜真理子さん。

ベントラー・ベントラー・ベントラー

ベントラー・ベントラー・ベントラー

Piper

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★

フツーに面白い
初舞台になるハズだった平山あやが急性咽頭炎のために降板してしまったのは非常に残念ではあれ、大王作品だけにフツーに面白い。
喩えて言えば近くに行った時には必ず寄る美味いカレー屋に期間限定のトッピングがあって「それってどんな味になるんだろう?」と大いに期待してオーダーしたら品切れだったのでやむを得ずいつものベーシックなカレーで妥協したものの、やはりそれなりに美味かった、というところか。

『愛の四部作~笑ってはいけない。これも真剣な愛の形~』

『愛の四部作~笑ってはいけない。これも真剣な愛の形~』

u-you.company

池袋GEKIBA(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/13 (木)公演終了

コメディ仕立て侮るべからず
小さなハコと、台詞のチカラの相乗効果が小気味良い。
客演の男性陣も良い。
音とあかりが洗練されれば、より良いものになったと思う。

書庫

書庫

下鴨車窓

アトリエ劇研(京都府)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/11 (火)公演終了

満足度★★★

図書館好きの感想が聞きたい
大学図書館の書庫に年に1〜2回無理して入っていた学生時代を思い出す人(私だ)には、胸に「そんなこと言われてもなぁ・・・」と、重い気持ちが残るかもしれません。
逆に、書庫に度々訪れ、どきどきとわくわくで、書架を開いた・・・なんて人がどんな感想を持つのか知りたいです。

蟻のごちそう~The Feast of the Ants

蟻のごちそう~The Feast of the Ants

劇団夢現舎

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2008/11/08 (土) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

相変わらず不思議なことやってるね
まず、今回のタイトルが気になる。蟻のごちそうはニンゲン!

以下はネタバレBOXにて。。

ネタバレBOX

舞台の冒頭、両腕を切り落とすシーンから入る。そして首。

いったいこれはなんだ?!

切り落とした両腕をクロスしてXにして見せる。


その昔凶作の際に村で一番若い夫婦を神の遣いである大蟻さまにご馳走として捧げた」という伝説が起源とされる「身奉の儀」が五穀豊穣の儀式として執り行われます。

蟻塚町の人々は蟻ではない。働かないからだ。どちらかというと、きりぎりすだ。

セットは古びた木材を随所に使い昭和初期の臭いが漂う。ドア代わりの引き戸にはカランコロンと開けるたびに木の乾いた音が響く。
その響きは神秘的というより、一種不思議な過去の記憶の音だ。

そのドアのある床屋に町の人達がたむろしてはぐだぐだと毒づき合う。床屋の亭主とはよく言ったもので、暇があると遊女のところに入り浸り、そんなどうしようもない亭主に義理の妹は好意を寄せる。

一方、働き者の床屋の妻と町内会長である床屋は冷めた夫婦生活を続けているが、義理の弟が姉に好意をよせてちょっかいを出す。

雨は降り続け、やがて一之瀬川は氾濫するかのようになった時、愚かな人達は生贄の人柱を捧げる!なんて遊びになって誰か一人を川に突き落とそうとふざける。

どこまでもノー天気な人たちなのだ。

今回も全員が目の下にうっすらと熊飼ってます!状態のクマの持ち主メイクで終盤は前作と同じように、ターンテーブルをくるくる早く動かしたみたいに、早口で宇宙言葉をしゃべる。しゃべる!

やがて川は氾濫し町全体が飲み込まれ水浸しになったが、床屋の一角だけは流されずにどうにかとどまる。が、しかし・・・床屋の家中にぎゅうぎゅうになって非難した住人達は家もニンゲンも縮んでちっさくなっていたのだった。

座って動く滑稽な動きで全員が同じ方向に同じようにちょこちょこと滑るように動く。一糸乱れず。その光景はまさに蟻なのだ。

ワタクシは目眩を感じた。やっぱり彼らは妖怪なのだ。
川の波が町を飲み込み町が一瞬紫色に変じて波打った刹那、縮んだ彼らは縮んだことに気がつかない。

ちょこちょこと動く彼らを見て、いつだったかあのような光景を見たことがある、とふと思った。・・・そうだ、宇宙人の襲来のシーンにあんな光景を見たのだった。

そして舞台の上ではちっさくなった人達が両腕を切り落とすシーンになる。そして首。

冒頭と同じように切り落とした両腕をクロスしてXにして見せる。半分に縮んだ腕を掲げて。生贄のシーン。


働かない、愚かだ、ということは自滅と同義語ですね。

「なあ、まいち(床屋の主人)よ、この町は沈むぞ。」

「大丈夫ですよ、それより祭りだ!祭り!」



彼らの作る芝居には一種異様な雰囲気がある。その異様な雰囲気はなぜかワタクシの記憶を刺激する。いざその時に臨むとき人生が走馬燈のように脳裏を駆けるというが確かにニンゲンの脳というのは妙な働きをする。彼らの舞台はなぜか、ずっとずっと遠い昔に見たような記憶があるのだ。だから彼らの舞台はワタクシにとって前世の記憶の呼び水みたいなものだ。





寸劇役者に花束を-秋の唄2008-

寸劇役者に花束を-秋の唄2008-

LIVES(ライヴズ)

笹塚ファクトリー(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

特に2編目と4編目がイイ
舞台下手にあるCDラジカセから流れるラジオ番組に寄せられた聴取者のリクエスト曲(+α)が何らかのカタチで劇中に登場するスタイルの4編オムニバス。それぞれ面白いが特に2編目と4編目がイイ。
2編目(リクエスト曲はMr.Childrenの「GIFT」)は学園祭に向けてオリジナル・ミュージカル稽古中の大学演劇部に、そのOBである演出家が雑誌の取材で訪れて練習に口をはさむというもので、途中で見せる劇中劇のミュージカルがいかにもそれっぽくラストで見せる言葉のないミュージカル(?)も(意味不明な部分(笑)を含めて)面白い…ってか、1つの独自の演劇的表現として見事。
4編目(リクエスト曲はロシア民謡「一週間」で、松任谷由実の「ダンデライオン」も主題歌的に使われる)はファーストシーンから泣かせ系であることが容易に予測され、その通りの涙モノ。
末期癌患者たちが少女との出会いによって再び夢を持ち明るさを取り戻すという(思いっきりベタながら)優しい内容に広島弁の響きがよく似合い、終盤なぞあちこちからすすり泣きが聞こえるほど。
また、現在の場面と回想シーンのクロスのさせ方が上手い上に、回想場面はややセピアがかった照明にしてハッキリわからせているのもイイ。
ただ、「泣かせ逃げ」なのは卑怯!(笑)
ついでながら備忘録的に書いておくと他の2編は、高校の職員室が舞台のもの(スタンダードナンバー化している「四季の歌」)と、岸和田だんじり祭をテーマにしたもの(北島三郎の「まつり」)。

VERSUS ~バーサス~

VERSUS ~バーサス~

BB団

ウッディシアター中目黒(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

ジュヴナイルテイスト
「天使と悪魔の最終戦争」「高校オカルト研究会」「陰陽道」の三題噺をジュヴナイルもしくはNHK少年ドラマシリーズのテイストでうまくまとめていて、序盤は笑いも多いが謎が解明されるにつれてシリアスになる(しかしそれでもアクセントとして笑いはほど良くまぶされている)構成も○。

観ていて浮かぶ「陰陽道の古文書にあった呪符を唱えたのに何故西洋の天使が召喚されるの?」という疑問に対しても途中の台詞でサラリと触れ、しかし説明台詞ではなくホンの一言で(一応とりあえず)納得させてしまうのは上手い。

さらに、それぞれ心に小さな「闇」を抱いていた主人公とオカルト研究会部長が、それを克服して成長する様子まで描かれていてポイント高し。

キャストでは春見しんやのヲタクっぽさの表現(ズボンの裾をヘンに折り上げていることも含めて)と、高橋澄人の平田先生(本来の姿)時と「使い魔」が憑いた時の演じ分け(アフタートークで見て欲しいところと本人も言っていたし)が特に見事。
ただサンプリングの音出しタイミングが時々ズレていたのは残念。

くるめ演劇祭'08

くるめ演劇祭'08

石橋文化センター

石橋文化センター(福岡県)

2008/11/02 (日) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

店舗型演劇
一週間毎日、違う劇団の芝居が商店街の空き店舗で行われるというイベント。
観たかった劇団の演劇は、ほとんど平日で観れなかったのが残念でした。
一日しかないのなら、全部土日にしてくれれば良かったと思った。
内容は面白かったが、前の人の頭で、舞台が観にくいのもマイナス。
しかし、あまり演劇文化のない町なので、皆が演劇を身近に感じられて良い試みだったのではないかと思った。

蟻のごちそう~The Feast of the Ants

蟻のごちそう~The Feast of the Ants

劇団夢現舎

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2008/11/08 (土) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかったです!
こういった本格的な現代劇は初めてだったので、正直自分に理解できるか不安でしたが、変に難しく考えずに、その場で自然に目がいった部分を追いかけているうちに物語に引き込まれていきました。

登場人物も素人には多くて覚え切れないのでは?と思っていましたが、とても個性的な方ばかりで簡単に覚えられました。
最近の映画を観ていると、登場人物ばかり多くて派手なCGを使うだけの作品が多く、終わった後に何も残らないパターンが多いのですが、この作品は見終わって2日後の今でも各キャラクターが鮮明に思い出せます。
当然、ここまで完成度を高めるには役作りの為の苦労も相当な物だったと思います。

また、これも私が未熟なだけかもしれませんが、あれは何が言いたかったんだろう?あれはこういう解釈で良いのかな?という部分もありました。
でも逆に自分なりの解釈で納得した部分もあり、もしかしたら最初から明確な答えはなく、観た人間それぞれが考える部分を残してくれたのかなという気もします。

これも推測ですが、あえて日本風にアレンジせず、エジンバラで絶賛されたままのスタイルで構成してくれたのでしょうか?
英訳もあえて簡潔にし、観たままを自由に感じて欲しいといった思いを感じました。

素人の感想なので、的外れなコメントかもしれませんが演劇という物に興味を持たせてくれた劇団・関係者の皆さんに感謝したいと思います。

ひらかなくてもよい

ひらかなくてもよい

COLLOL

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2008/10/04 (土) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★★

音楽で言えば Dub-Mix
音楽に重点を置いたために台詞が聞き取りにくい部分があるなんざ序の口、現代の男女の別れ話が時折挟まれていたり、1つのシークエンスを同時多発的に4組くらいで演じ、しかもそれは群読のように揃っているのではなく意図的にタイミングをズラすことでエコーのような効果を生み出す「言葉のフーガ」あるいは「言葉のカノン」とでも呼ぶべき手法で演じられたり、新旧様々な実験的手法を盛り込んだ、音楽で言えば Dub-Mix、造語で言えば「コラージュ演劇」(?)な一方、原典に忠実で衣装が現代風でもちゃんと作品の世界観を表現しているし(文語調の台詞によることもあるか?)、天守夫人・豊姫を男性が演じていても歌舞伎的感覚で違和感がないし、など比較的ベーシックな演出もあり、事前に原作戯曲を読んだ身にとっては面白い。
決して初心者には薦められないが、コアな演劇ファンが原典を予習した上で観るには面白いのでは?

Desert Moon

Desert Moon

ネオゼネレイター・プロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2008/10/01 (水) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

まさにハイブリッド
地上が次第に砂で覆われ始めた未来、避難すべく乗ったヘリコプターが見つけた遭難者を救おうとして事故ったためにとりあえずビル内に退避した一般人グループ(軍関係者は事故死)が、普段は砂の中に潜んでいて人間を襲う時は知っている相手に擬態して近づく正体不明の「ナニカ」と遭遇するSF系サスペンス・ホラー。
劇中でも使われる言葉の通りまさにハイブリッドで、幼い頃に観た「コワい映画」の感覚をベースに、平家物語やキマイラ伝説などちょっと知的なものからチャック・ノリスや8マンネタ(若い世代は知らないのでは?)なども絡めて、程良いユーモアまでまぶした、そのブレンド具合が絶妙。
また、ビルの一室を表現した装置の下手側壁にある広い窓が前半でビルの防災システムによりシャッターで覆われてしまうことで生み出される閉塞感も効果的。

NO fear

NO fear

三角フラスコ

仙台市市民活動サポートセンター 市民活動シアター(宮城県)

2008/11/08 (土) ~ 2008/11/11 (火)公演終了

満足度★★★★

想像以上
当たり前ですがリーディングとは全然違っていて、膨らんだ世界をとても楽しめました。複雑でシンプルなストーリーも、ラストの驚きも、これもまた人生という感じで、とても良かったです。すごく満足しました。

テキサス芝刈機

テキサス芝刈機

クロムモリブデン

青山円形劇場(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

好みの台詞にはまりました
※ご招待で見させていただいたので★つけてません

幾つかすごい好みの台詞があってワクワクしたのですが、
クロム特有の繰り返しに、その高揚感がちょっとしぼんでしまい残念。

装置にいい意味で裏切られ、ヤラレタという感じです。
青木さんの戯画化センスは本当に秀逸。

蟻のごちそう~The Feast of the Ants

蟻のごちそう~The Feast of the Ants

劇団夢現舎

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2008/11/08 (土) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★

ちょっと期待はずれ
舞台のセットや衣装などは雰囲気がでていて非常に素晴らしい。また、開場時間に客席に入ると、そこには幕が開くまで、これから出演する役者が椅子に座っていたり、パフォーマンス(?)をしながら歩いており、おのずと舞台への期待度は高まった。
 が、いざ始まってみると、海外では受けるだろうことはわかった(和のテイストというか、歌麿というか)が、日本の舞台ではちょっと表現がきついかも、とおもった場面が多数。セリフに対する英語の通訳も入っていたが、そこで演技のリズムがいったん止まる感じがして、日本では不要に思えた。

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