満足度★★★★★
楽しかったです!
こういった本格的な現代劇は初めてだったので、正直自分に理解できるか不安でしたが、変に難しく考えずに、その場で自然に目がいった部分を追いかけているうちに物語に引き込まれていきました。
登場人物も素人には多くて覚え切れないのでは?と思っていましたが、とても個性的な方ばかりで簡単に覚えられました。
最近の映画を観ていると、登場人物ばかり多くて派手なCGを使うだけの作品が多く、終わった後に何も残らないパターンが多いのですが、この作品は見終わって2日後の今でも各キャラクターが鮮明に思い出せます。
当然、ここまで完成度を高めるには役作りの為の苦労も相当な物だったと思います。
また、これも私が未熟なだけかもしれませんが、あれは何が言いたかったんだろう?あれはこういう解釈で良いのかな?という部分もありました。
でも逆に自分なりの解釈で納得した部分もあり、もしかしたら最初から明確な答えはなく、観た人間それぞれが考える部分を残してくれたのかなという気もします。
これも推測ですが、あえて日本風にアレンジせず、エジンバラで絶賛されたままのスタイルで構成してくれたのでしょうか?
英訳もあえて簡潔にし、観たままを自由に感じて欲しいといった思いを感じました。
素人の感想なので、的外れなコメントかもしれませんが演劇という物に興味を持たせてくれた劇団・関係者の皆さんに感謝したいと思います。