
クレームにスマイル2009
ニットキャップシアター
ぽんプラザホール(福岡県)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
(いい意味で)騙された
シチュエーションコメディ的なものを想像して、はじめそんな感じで進行していたものだからすっかり騙されました。
世界がこんがらがっていく過程にどっぷりはまり込んでしまいまいた。
「大根」のくだりは笑いすぎて泣きました(笑)

ラフカット2009
プラチナ・ペーパーズ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2009/11/04 (水) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★★
知らない役者ばかり41名
久しぶりに見るラフカット。プラチナ・ペーパーズのホームページで過去公演の記録をちょっと覗いてみた。私が見たのは1995、1996、2000、2003年の4回。出演者の中には当時は全然知らなかったが、今なら知っているという名前がそこそこある。ハイバイの岩井秀人とヨーロッパ企画の土佐和成がG2の作品で共演していたり、ケラの作品に親族代表の竹井亮介が出ていたりする。もっとも竹井の場合は今も親族代表の公演でケラに脚本を書いてもらっている。私が見ていない回でも、あひるなんちゃらの黒岩三佳とかグリングの青木豪が役者で出ていたり。
どういうわけか私の場合、ラフカットの舞台で見た役者のことがほとんど記憶に残っていない。とくにスペースゼロのような大きな会場で座席が後方だったりすると、単純に役者の顔がよく見えないのだ。その意味では、東京芸術劇場の小ホールでやった1995年の第1回目は、舞台が近かったこともあり、印象に残った役者が二人いる。ラッパ屋の鈴木聡作品に出ていた佐藤奈美と堤泰之の一人芝居に出演したかないまりこ。残念ながら二人とも最近は消息を聞かない。
最初のころはケラやじんのひろあきも脚本を提供していて、当然ながら無名の役者よりは脚本家を目当てに出かけていた。
今回もひさしぶりに見る気になったのは、4本立てのうちの1本が青年団演出部の工藤千夏の作演出だったから。

ステルスボーイ
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2009/10/17 (土) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
おめでとうございます
三宅さんそこまでしてドラム叩きたいんですね(涙)
でも30年はすごい。年配層の観客が皆大笑いしている!すごい! ここまで来ると一つのジャンルとして確立してますね。
歌も、踊りも、芝居もみんなギリギリ合格点な感じが独特の雰囲気出すんでしょうね。

て
ハイバイ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★
おしい
ものすごく構成が面白くできてるんだけど、生かせてない感じがした。あと菅原永二の母親役は感情移入できず。役者が悪いのではなくキャスティングミスかなぁ〜

雨の日の森の中
東京グローブ座
東京グローブ座(東京都)
2009/11/04 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★
Jパワー
出演者みな実力者ぞろい。
まだ2日目とはいえ完成度たかし。
イチバンの驚きは初舞台の谷村美月!さすが若手NO1女優、気配りも含め
素晴らしい。
とはいえ観客99%は増田君のファン。
よくも悪くもJパワー恐るべし!

プレイバック Part3
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/10/30 (金) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★
もうひと波瀾欲しい
とある作家がなくなった家で怒るドロドロ劇で進んでいくかと思ったら、実はそこまでの出来ことは作家の遺作の話だたっという展開は見事に騙されました。その後ちょろちょろ妄想が入っていくのもよい。
またわかった後、別の展開となるのかと思ったが、遺作の内容と同じように展開させていくのは、これまたお見事でした。
Part3のテープでもうひと波瀾起こしてもよかったかなと思うのと、ラストが少しあっけなさ過ぎたかなと思うところはありましたが、面白かったです。

タータンチェックの交わり
みどり人
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2009/10/31 (土) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★
ドキドキ感まであと1歩
女性の作家が書いた、女心を見せるお話ということで、基本は主人公である佐々木友香(宮本愛美)の部屋での会話劇となってきます。
部屋をのぞき見てるドキドキ感まではいきませんが、見てる感じは受け、世界観には引き込まれました。
ただ、主人公友香の友達・林菜穂(細井里佳)の関係性があまり明示されず、このキャラだけちょっとつかみ辛かったかな。
(友香の婚約者との関係性があると思われうが、そこまでの明示はない)
後、友香の部屋とお隣の部屋を、小道具を使って部屋番号を明示してわかるようにしておりましたが、そこまでの気があるなら、テーブルの上に出された消え物をそのままにしておかなく、どうにか隠すなどの工夫が欲しかった。
でも、面白かったです。

あぶく
浮世企画
荻窪小劇場(東京都)
2009/10/30 (金) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★
カラフルでモノクロ
前半、カラフルだなあと思い観ながら、また、この部分は夢オチかなと思っていたら、前半は全部夢オチでした(笑)
後半、夢(妄想か)だったのがわかった後の色のなさというか、モノクロ的な色での主人公の心情の表し方はお見事でした。
まあ、ちょっと主人公自体の心情が、内に向きすぎな感じは受けましたが。
後、物語的にはもう少し盛り上がりが欲しかったかな。
しかし、舞台のセット上致し方ないとはいえ、客席から振り向いて見上げる体勢をとる必要があるようにしての場面はないほうがよかったと思う。
(上手側の上手側はそれでも見えなかったのでは?)

あの人の世界
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/11/06 (金) ~ 2009/11/15 (日)公演終了
満足度★
巨匠の妄想
黒澤明が晩年に撮った『夢』みたいなもんだ。
若くして巨匠の風格を持つ松井周の深遠な変態世界。
奔放で自由な表現に驚嘆した。
でも僕は眠かった。ゴキコンのほうが素晴らしいと思う。

Livespire「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」
Livespire(ライブスパイア)
福岡中洲大洋(福岡県)
2009/11/07 (土) ~ 2009/11/20 (金)公演終了
満足度★★★★
これはすごい!!
舞台だったら☆5つ
いつもステキな舞台を見せてくれるキャラメルボックスだけど、
これも良かった!!あー生で観たいな。
ローソン、ぴあで前売りチケット買えます。

汚い月
乞局
笹塚ファクトリー(東京都)
2009/11/06 (金) ~ 2009/11/12 (木)公演終了

ふたりの女
SPAC・静岡県舞台芸術センター
舞台芸術公園 野外劇場「有度」(静岡県)
2009/06/20 (土) ~ 2009/07/04 (土)公演終了
満足度★★★★★
野外劇の新鮮さ
アングラ=テント芝居のイメージが強い唐十郎の戯曲を開放感のある野外劇場で観ることがまず新鮮な体験だった。
テント芝居の持つある種の息苦しさとは無縁で、傍観者として俯瞰するような位置に身を置くことができ、それは能を観るときの感覚にも似て、唐十郎の戯曲を先入観なく新しい視点で追体験できたように思う。

あの人の世界
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/11/06 (金) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

GHOST SEED ~ゴースト シード~ (再演)
カプセル兵団
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2009/11/04 (水) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

じゃじゃ馬ならし
SPAC・静岡県舞台芸術センター
静岡芸術劇場(静岡県)
2009/06/27 (土) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★
乾いた演出が好みではなかった
古典を型破りな形式で見せることで知られるアムステルダムの劇団だそうです。
「じゃじゃ馬ならし」というと「キス・ミー・ケイト」のモチーフになったりして、
わが国でも人気演目ですよね。
私が高3のとき、最後の学園祭の学年劇も「じゃじゃ馬ならし」でしたし、
楽しい舞台を期待して行ったんですが・・・。

オリヴィエ・ピィのグリム童話
SPAC・静岡県舞台芸術センター
舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」(静岡県)
2009/06/27 (土) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
夢見るような舞台
私が観たのは「少女と悪魔と風車小屋」です。外国の遊園地にいるような
楽隊の生演奏も聴けて、俳優の演技もさることながら舞台に花びらが散るさまとか、少女の銀の義手のきらめく美しさとか、夢のような舞台でした。
私のような者は、フランスのオデオン座なんて一生行く機会なんてないですから、貴重な体験でした。
楕円堂は磯崎新の設計で、とても素晴らしいホールです。
ホールだけでも一見の価値があります。多く使われている木の力なのか、高血圧にも喘息にも効くみたいで、ここで過ごすととても体調が良くなるのです。

JUNK
PLAT-formance
千本桜ホール(東京都)
2009/11/05 (木) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
清潔感。
役者二人+作家の三人組、PLATさん。コントというよりも、二人の掛け合いが洗練されているので演劇を観た印象が強く残る。小刻みな短編が続くのかと思いきや、最後は繋がる面白さがありました。どことなくクールで清潔感がある、汚い言葉を言ったとしても汚くきこえない、そもそもそんな言葉は使わないのだけど。この方たち私好きです。
暗転時の照明と音にも色々工夫されていて記憶に残ってます。換気扇からの光など格好良く。★3と4の間くらいで。

いらない里
ホチキス
吉祥寺シアター(東京都)
2009/11/07 (土) ~ 2009/11/15 (日)公演終了
どこだって必要な里。
劇団初見なるもほぼイメージ通りでさくっと楽しめる。宇宙っぽいセットとキャラの分かり易さもあるのでもう少し短い時間であれば親子で観劇、も良さそう。小玉さんの演技は立派な小玉芸であり彼女が登場すると嬉しく思う。背骨に金属が入っているかのようなシャキーンッとしたキレ。玉置玲央さんの子犬っぽい役柄はとても新鮮。最初登場した時、最前列のお客さんの顔を確認しているように見えてなんでかな?と思っていたら最後に嗚呼・・・・・これも芸術。印象に残ったのは全員踊ってる時の表情の良さ。一人一人ぐるり、観察。★は3と4の間くらいで。

演劇/大学09春「近畿大学『少女仮面』」◆フェスティバル/トーキョー
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/03/28 (土) ~ 2009/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
初演に思いをはせて
もっと早く書きたかったんですが、団体名キーワードをフェスティバルやトーキョーで入力しても検索に出てこないもので見逃してしまってたんです。
秋公演を観たいに登録したので、さかのぼって書くことにしました。
初演の「少女仮面」は吉行和子、白石加代子によって演じられたそうです。
今回の公演を観て、初演を観たかったなーと思いました。
吉行和子は当時、反新劇のノロシをあげていたアングラ劇に出ることを決意して「民藝」を去ることになったのです。
新劇界の重鎮で民藝の主宰であった宇野重吉が「そんな芝居に出ても何の得る物もないよ」と大反対したそうです。宇野の秘蔵っ子として「アンネの日記」の主役に若くして抜擢された吉行はどんなに悩んだことでしょう。
この「少女仮面」により、彼女の新たな女優人生が始まったともいえましょう。
「時はゆくゆく 乙女は婆アに、それでも時がゆくならば、婆アは乙女になるかしら」(「少女仮面」より)
何と美しいことばでしょう。
公演に関った学生の多くが、この芝居のテーマは「肉体と心」だと述べている。まさにそう。でも、そのテーマをこんなに素晴らしい劇に仕立てた唐十郎は凄い。
2008年、「アプサンス」(2010年再演が決定)で舞台を去ることを決意した吉行和子は老女と少女の同居した難役ジェルメーヌをみずみずしく演じました。「アプサンス」も「肉体と心」を描いた作品。
その記憶が残る中で、大学生たちの「少女仮面」を観たのです。

拝啓、絶望殿
ペテカン
駅前劇場(東京都)
2009/11/06 (金) ~ 2009/11/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
また行きたい
ペテカンの本田さんの世界が
良い意味でガラリと変わった
とても面白い作品だと思いました
大治さんも期待道理
いや期待以上の変身ぶりでした
メガネがステキ
金曜日に行きます
主題歌?
「血だらけの命』CDまだ売ってるかな