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家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

冨士山アネット

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/10 (水)公演終了

満足度★★★★

中味を詰める力
舞台上の表現から伝わってくるものは
一見ストレートなのですが、
実はしたたかなひだがつけられていて・・・。

その家族の匂いがしっかりするところに
作り手の表現の深さを感じました。

ネタバレBOX

その家に夫婦がやってきて、
次々に子供が生まれていく。

一人のこともが手離れすると
次の子が生まれ・・・。
やがて、両親の戸惑いを感じるような間があって
3人目の子供が現れる・・・。
作るというより授かるといったニュアンスの表し方、
また子供がハイハイをするまでの手の掛かり方の表現などが
とても創意にあふれていて・・・。

さらに、子供たちが成長していく中の出来事、
反抗期や愛情の表現などにも
小さな表現の積み重ねがあって・・・。

で、なによりも感心したのは、
その家庭の匂いのようなものが
舞台から伝わってくること・・・。

自分の家の匂いはわからないけれど
他人の家って玄関に立っただけで
それぞれに個性があるじゃないですか・・・。
その個性が舞台上の家庭からしっかりと醸し出されてくる。
父親と子供たちの関係や、
母親の誕生日のちょっとしたサプライズに至るまで、
そこにXX家の香りが存在しているのです。

単にステレオタイプな家族を描くというだけでなく、
そこに中味を詰めて色を醸し出す演出や振り付けの力、
そして、ほとんど身体の表現で
こまかい印象を刻んでいくダンサーたちの表現力に瞠目。

刹那の身体表現からわき上がってくる
ニュアンスの解像度の細かさが
舞台上の空気のスムーズさにつながって。
ラストちかくのシーンにほろりとして・・・。

表現される時間の尺が自然な感触kとして伝わってきて
そのしなやかさにどっぷりと浸りこんでしまいました



富士見町アパートメント

富士見町アパートメント

自転車キンクリーツカンパニー

座・高円寺1(東京都)

2010/02/27 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

Aプロは、私は蓬莱作品派です
まず、客席に座って、何となく違和感が。
舞台の面と客席が平行でないので、素直に正面向いて座ると、何と、富士見町アパートの壁面しか見えないのです。(笑)
舞台が始まってしまえば、あまり感じなくなったものの、生理的な座り心地の悪さが、何となく不快でした。

「魔女の夜」…核心部分に入るまでが、やや間延びした感じですが、二人の女性の人間関係は秀逸に描かれていた作品でした。最近、蓬莱さんの作品は、頼まれ仕事の出来栄えの方が優れている気がしました。

「海へ」…赤堀作品、何度か拝見していますが、どうやら、私の性には合わないようです。男性目線の作劇だからでしょうか?ピース、ピースは面白いのですが、人間工学的リアルさが欠けているように思いました。

両作品で、一番の好演は、私としては、井之上隆志さんだと思います。

ネタバレBOX

「魔女の夜」…女優の友紀が核心部分を話し出すまで、マネージャーのさゆりが、何度も、「どうして?」「何でなの?」など、同じ言葉を繰り返すため、しばらくは、世界に入れず、蚊帳の外で観ていました。友紀が起こした事故の顛末が語られるに連れ、二人の人間関係が秀逸に露呈され始め、俄然話が面白く展開し始めました。最後に、お互いの本音を吐露した時、部屋が明るくなり、二人の今後の人生の方向を示唆したように感じました。最近、よく目にする事件での、芸能マネージャーや、代議士の秘書等の職業人の立場の哀しさが、胸に迫りました。

「海へ」…自殺した男と、部屋にいる3人の男の関係性があまり見えて来ない作品でした。だから、自殺した男の存在感がとても希薄な感じがして、彼が散らかしたゴミがどうも生活感がない気がしました。休憩中に、スタッフがせっせとゴミを仕込んでいる様子も見えますから、余計に、あー芝居観てるんだという気分が強くなったのかもしれませんが。弟は部屋を片付けるため、後の友人二人は、貸したお金の所在を探すために、この部屋にいる筈なのに、無闇に脈略なく脱線してばかりで、ちっとも、当初の目的を果たそうとする様子がないのが、不自然な気がしました。その目的を果たそうとしながら、思いが交錯して、脱線するのなら、そういう心の軌跡が描かれていれば、感情移入できたかもしれないのですが、どうも、3人の行動の意味づけが曖昧な印象がありました。でも、それぞれのショート不条理コント的場面は、実に面白くはあったのですが。その中で、同じアパートの住人の土井には、一番人生が滲み出ていた気がしました。きっと、自殺した男の部屋に、人恋しくて、何だかんだ理由を託けては訪れていたのでしょう。彼の語る夢の話に、一人暮らしの老人の悲哀を感じました。1時間ちょっとの芝居で、暗転が3回程あるのも、落ち着かない気がしました。長い時間が経過しているという設定でしょうが、それなら、最初に時刻を表示していた電子時計が、暗転後に、時刻を示してくれたらよかったのに。何故、最初だけの表示だったのでしょう?
ストーリーのあるAVの方が好みと言う弟の心情は理解できましたが、陰毛をトイレに保管する男達の気持ちはさっぱりわからず、意味不明でした。赤堀作品の世界感は、男性客の方が理解しやすいのではないでしょうか?
農業少女

農業少女

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/03/01 (月) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★

多部未華子の好演が光る
「農業少女」という作品を初めて観たのは5年前、明治大学の学生劇団「劇団螺船」においてだった。この劇団は長年にわたり現代演劇の秀作を数多く上演しており、見逃した話題作にも出会える楽しみがあり、私のような者にとってはありがたい劇団だったが現在は活動休止中らしい。
「螺船」の公演のときは、当日パンフが「都市農業説明会」のパンフを兼ねており、入場するとすぐに「どうぞ」とウーロン茶の入った紙コップを差し出された。これが後の「健康に良いと言って飲んだ毒の入った飲料」の伏線になっているという趣向で、気のきいた演出だった。「螺船」は野田版に近い演出だったと聞く。今回は松尾スズキらしく楽しい趣向があるが、そのぶん「螺船」より筋がわかりにくく感じられ、テーマがすんなり頭に入ってこなかった。
人気公演らしく、平日の昼にもかかわらず席は完売。
雪の降った翌日でまだ冷え込みが残っているというのに、冷房が入っているかのごとく空調が寒く、途中で思わずコートを着た。
私はかねてから「農業少女」のヒロインには多部未華子が合っていると思っていたので、今回の配役が発表されたときは、わが意を得たりだった。
事実、多部は生き生きと好演している。

ネタバレBOX

開演直後、「こんにちは」とやけに明るく感じの良いスタッフが入ってきたと思ったら多部未華子本人だった。「都市農業」についての説明会チラシを上手側最前列客に配る。中央部最前列の客には主催者・都罪=ツツミ(吹越満)の秘書役の江本純子が配る。ミーハー目線で言えば、このとき間近で観た「多部ちゃん」はとにかく可愛い。
舞台上手側のTVモニターに舞台稽古の模様が映ったり、山崎一の以前の出演CMの映像が流れて本人が照れたり、蟻に扮した野田秀樹本人が映って「新作の台本も書かずにサボってる」と吹越が突っ込みを入れたり、多部が山崎を見て「石田純一?」とソックリネタを振ったりで、客を笑わせる。
家出少女(多部未華子)と列車の中で知り合った毒草の研究者を名乗る山本ヤマモト(山崎一)と少女を商売に利用する都罪との対立。
「都罪」という名前からして象徴的だが、少女は都罪の怪しげな仕事にかかわり、米の新種「農業少女」の宣伝キャラクターとなり、都会生活の中で都会の毒に染まっていく。ヒットラーを例にとったファシズムや大衆の情報操作批判などもからめ、山崎、江本、吹越が1人何役もこなしながら物語が進んでいく。
江本を観るのは実は今回が初めて。毛皮族などの扮装写真でしか見たことがなかったので、想像していたイメージと違っていたが、松尾スズキの演出の中で呼吸していたのはさすがと思う。
周囲の声が聴こえなくなった状況で、少女が実際の聾唖者のような発音をしていたことが印象的。「螺船版」ではなかった。
農業や田舎を嫌い、都会に出た少女が結局、農作物のブランド戦略に利用されてしまうが、その毒から離れて黙々と農業に向き合う皮肉。このあたりが「螺船版」では非常にわかりやすかった半面、ヤマモトと少女のかかわりかたがややわかりにくかった。
今回の公演は逆に、都会での生活描写が具体的に入ってくる分、都市農業の諷刺がややぼやけた感が残った。
「都会では野菜を英語で表現し、化粧品などに加工してからだの外に塗る」というのもなるほど痛烈な指摘だと思った。また、よく知らない人物がゲスト出演し、「あの○○界のカリスマXXさんが企画したお品物!」と絶叫する深夜のTV通販のいかがわしさも都会の毒の一種なのかもしれない。
ヤマモトも都罪も妄想に生きている男。少女は都会を夢見ながらもひたすら現実を希求する。少女と男たちの関係はいまひとつ真相がよくわからないのだが、もしかしたら、この少女の話も現実には存在せず、男たちが妄想の中で作り出した虚像なのかもしれないと思った。前回の「螺船版」ではそんなことは考えなかったのだが。
多部未華子はTVの画面の中より舞台のほうが合っている気がする。最近は不況の影響も受けてTVドラマ界が不調のせいか、舞台に進出する人が増えている。昔は映画スターが舞台に転進する例が常だったが、いまや大女優の岩下志麻のように舞台俳優の両親を持ちながらただ一度「オセロ」に出て「舞台には向かない」と自分で判断してその後一切舞台に出ないような人はむしろ珍しい。多部には舞台女優の素質もあり、今後、良い作品に巡り合うことで活躍していってもらいたいと思う。
終演後、若い男性客が「むずかしくてよくわからなかったけど、多部は超カワイイ!」と言っていた(笑)。
棄憶~kioku~

棄憶~kioku~

G-up

青山円形劇場(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/11 (木)公演終了

満足度★★★

役者の鎬の削り合い
役者の技量が試されるような非常に緊迫した会話劇で、見応えがありました。セットもシンプルで、より演技を引き立たせていたと思います。

ネタバレBOX

満州第七三一部隊の生き残りたちを帝銀事件と絡めて描くという、非常に重い内容。人体実験などのあからさまな表現や当時の専門用語が効果的に使用されていたと思います。
個人的にはブラックな感じの有馬自由さんがツボでした。
カフカの「変身」

カフカの「変身」

パルコ・プロデュース

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

森山さんの身体表現力
良い役者のそろった公演でした。
森山さんがすごい!音楽と相乗効果の生まれる演出も!

ただ、贅沢をいってしまうと、間延びしないひねりや揺れ幅が演出に欲しかったかな。本の流れとして、そんなもの望めない気もするが、贅沢をいうと、欲しい気がした。
生意気言ってすみません。僕の一意見です。


家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

冨士山アネット

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/10 (水)公演終了

満足度★★★

アゴラ劇場は言葉のヒロバ
踊りのヒロバとしたところで、所詮、板の間です。
三鷹天命反転住宅みたいに住めないですから。

家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

冨士山アネット

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/10 (水)公演終了

満足度★★★★

面白い!(^0^)
元々、ダンスは良く解らない、ってか勉強不足で苦手な分野なのだけれど、これは面白い!ダンス的演劇(テアタータンツ)」ってことらしいけれど、セリフはなくてもパントマイム的な要素も加味されて家族の情景を存分に表現してた。こういった解り易い物語性のあるダンスなら、次回も観たい!と思った。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

舞台は1組の夫婦がいる。やがて子供が次々と登場し、やんちゃな子供を両親があやす風景を表現する。そのあやし方は夫婦の絆とか、家族の絆とか、血の繫がりを感じて、実に美しい風景だ。ああ、こうして家族って構築されていくんだな。って無性に感激する。同時に家族っていいな・・。と思う。

子供3人と父母の5人の家族は朝の食卓の風景や、子供たちが大きくなって洗面台の取り合いのシーンをも写す。テーブルをスクリーンにして家族の記念写真を描写する場面も素敵だ。そうして舞台のバックに設置されたループ状の白いセットを同じようにスクリーンに見立て映し出す画も面白い。

家族は紆余曲折を迎えながらも、しっかりと繋がって離れない構図が素晴らしいと感じる。ある意味、理想だ。全体的な物語で見せる母の強さにも痺れる。確かに家族にしか見せない、家族しか知らない態度や風景があって、だからこそ家族はいつでも安心して帰れる場所だ。なんとなくホッとできた空間だった。

アフタートークでの長谷川のしゃべりが実に面白い。甥の誕生で自分が王者(長谷川は末っ子らしい)だった家族の構図が陥落し、崩れた様子は可笑しい。そして何よりも家族に話すように口汚い言葉で友人に話すと嫌われる事件など、長谷川の独演会を開催したら面白そうだ。という事実が解ったのは収穫だった!(^0^) なんだこいつ、面白いゾっと!!

X星団の四囚

X星団の四囚

劇団上田

シアター711(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★★

初・上田観劇でした。
どこからどこまでが現実で、どこからどこまでが本の話なのか。
絡まりあってなんだか不思議な感覚でした。
怒涛のショートコントにもおなかがよじれる位笑わせていただきました!

また次も観てみたいです。

喫茶久瀬

喫茶久瀬

文月堂

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/02 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★

たっぷり!
古びた喫茶店を舞台に、そこに集う人々の悩みと絆、再生を描く物語。

「失われたご近所」を描く物語でもあり、そこでは「ここも!? あなたも!?」と驚いてしまうほど誰もが問題とドタバタの種を抱いています。

あまりにもてんこ盛りなので、そのぶん、せりふまわしや設定、モノの扱いなどに「素直(シンプル)すぎるな」「もうちょっと細部を見せてほしい」と感じる部分もありました。でも、大人になっても決して「オトナ」にはなれない人々の心情をこねくり回さずに描く筆致はむしろ気持ちのよいものとも言えますし、スピーディーで巧みな展開(これは脚本のセンスですよね)と俳優たちの熱演には飽きさせない魅力があり、素直に笑い、楽しめます。

てんこ盛りなだけにすべてのエピソードを着地させるのには多少時間もかかり……2時間をちょっと超える、その「ちょっと」ぶん、スマートでもよかったかもしれません。この芝居には合わなかったかもしれませんが、敢えて閉じない話があるのも個人的には好きです。


ネタバレBOX

いわゆる「アラフォー」の惑いを描くその先にあるのは、決して大仰な成功でも、人一倍の幸せでもありません。登場人物たちは「幸福」へのキーのようなものを手に入れ(触れるくらいで?)、舞台は終わります。

エピローグに「子どもの誕生」が描かれる(ここ、非常に複雑でナイーブな問題を孕みもしますよね)ことも含め、ある種「ユートピア」的な物語ではあります。でも、いずれにせよ、今ドキの大人のユートピアは「雨降って地固まる」ことのようで。前提として雨は降る。そのこと自体にリアリティを感じもしました。

会場には過去の作品の舞台写真がさりげなく展示されていました。初めて観る者にとっては興味深く、イメージも広がります。こんなところにもカンパニーの気持ちよさは宿っているのですね。










~粋にイ・江戸・ロ「虎」でしょ成る~

~粋にイ・江戸・ロ「虎」でしょ成る~

イエロー・ドロップス

APOCシアター(東京都)

2010/03/03 (水) ~ 2010/03/06 (土)公演終了

満足度★★★★

落語と芝居の楽しさが、きちんとあった
落語を演じてみせるという芝居は数々あるが、言ってしまえば、オリジナルの物語が面白いのだから、物語としては、そうそう失敗は起きないと思う。

とはいえ、コメディとして成立させ、観客をそれなりに笑わせたり、楽しませたりするのは、よく知られた落語だけに、逆に大変かもしれない。

そういう意味では、今回は、シンプルに楽しませてもらったと思う。

ネタバレBOX

落語をシンプルに芝居で見せる、というと、前に観た「噺劇(しんげき) 」というものがある。
これは、関西の落語家・桂九雀さんが中心になって行われている企画だ。

特に大道具なども使わずというあたりも噺劇と似ていて、ついつい比べてしまった。
噺劇のほうは、落語家さんが中心になっているし、落語家さんの出演もあることから、端正に、きちんとした落語を演じているという雰囲気がある。
翻って、イエロー・ドロップスのほうはというと、顔を白塗りにして、コメディというより古い喜劇っぽさが全面に出ているところが異なる。

落語自体も同じ演目であっても噺家さんによって、特色が出るということを考えれば、どちらがいいか、というものではないだろう。
結局は、両方とも面白かったのだから。

さて、今回の公演は、小さな空間ということもあり、密着度が高く、雰囲気はとてもよかったと思う。
白塗りながら表情もよく見えたし。

ただ、休憩を挟んで前半は、数本の落語とマクラのような短編を数本上演したが、20分程度の中編2〜3本でよかったのではないかと思った。
そのほうがじっくりと1つひとつを楽しめたと思うからだ。
後半は、「死に神」を1本じっくりと演じていたので、面白さが満喫できたと思う。

役者さんたちは、数多くの役を演じ分け、それぞれ熱演であったが、「死に神」で主人公を演じていた男優の、独特の表情と身のこなし、「縁切榎」でおばあさん役を演じていた女優さんの、これもまた独特の表情と身のこなしは、ここぞというところで、ちょっとオーバーな動きと表情で古い喜劇っぽさが爆発していて、特に印象に強く残った(つまり面白かったのだ)。

ただ、やはり白塗りの顔は段々慣れていくものの、やはり違和感は否めず、普通にやったほうがいいのでは、と思った。

また、男性の髷が、一部分を除き、町人の話なのに、侍風だったのがとても気になった。今後も落語をネタに続けていき、髷を使うのならば、このあたりは考えたほうがいいかもしれない。

また、さらに細かいことだが、「ひったくり」と言っていたが、これは「追いはぎ」じゃないとオチないんじゃないかなと。

ついでに言うと、このタイトルは読みにくいし、もっとシンプルにしたほうがよいのでは。

話芸である落語を、芝居のフォーマットでビジュアル的に見せることで、成功した演目もあり、このあたりのセンスがもっと盛り込まれていけば、さらに独自の世界に進むのではないかとも思う。
家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

冨士山アネット

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/10 (水)公演終了

満足度★★★★★

でも家族です。
冨士山アネットの身体表現は自分の皮膚感覚に合う。
殺陣にも似た動作一つ一つが起こす感情の動きや関係の取り方が、最もそっけなく図々しき、そして幸福な関係図「家族」を形成してゆく様がなんとも心地よく、まるでよく出来たピタゴラ装置をずっと観ている感覚。自分にとってこんな楽しいものはなかった。
今回は観ていると台詞がかなりはっきり見えてくるシーンが多かったので、戯曲から振り付けを立ち上げる手法でやっていると聞いて合点。
家族全員チャーミングで魅力的だったが、特に過保護ぎみ母の鬱陶しさと憎めなさが身に詰まされた。
そんな風に自分の視点は完全に演劇的表現や展開の方に比重が置かれてたので、ダンスの身体性の出来不出来は特別気にはならず。
10月に公演されるという白鳥の湖もがぜん気になる。今から楽しみ。

テトリミノ=ファクトリー・プラス【ご来場ありがとうございました】

テトリミノ=ファクトリー・プラス【ご来場ありがとうございました】

アガリスクエンターテイメント

タイニイアリス(東京都)

2010/03/03 (水) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

テトリミノ再演!
初演時に制作・舞台監督(?)としてかかわらせていただき、本当に面白かった記憶しかないのですが、3倍増になってどうなるか楽しみにしていました。

ネタバレBOX

相変わらずの笑いの切れと僕が視た中での初のホラー
でもこんな未来もあるのかなーと妙に納得してしまう作品でした。
ファバラ教のテーマ何度歌ったかわかりません(笑)
ファーバラー
棄憶~kioku~

棄憶~kioku~

G-up

青山円形劇場(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/11 (木)公演終了

満足度★★★★

役者同士の火花を見る!
 この作品を観ながら、野木萌葱の「東京裁判」を見たときの感動を想い出した。ストーリーの重厚さとか、脚本の質の高さという前に、野木萌葱の作品は役者の演技力を最大限に引き出す芝居であり、観客に役者を堪能させる作りだと思う。

 有馬自由の里中少将にしびれた。

ダイニング・キッチン

ダイニング・キッチン

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

テアトルBONBON(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

食の「常識」は違えど
小さなマーケティング会社で繰り広げられる「食」のやり取り。
生まれも育ちも異なれば、食に対するそれぞれの「常識」は当然のように一様ではなく。

前作「飯綱おろし」があまりに完成度が高かったことから、それと比べるとまだまだ荒削りではあるものの、十分に楽しめる作品となっていた。

演者の中では、主役の社長を演じる勝俣美秋と、パート社員を演じる横澤有紀が出色。

ネタバレBOX

しかし、常識が違うからこそ、食をコミュニケーションツールとしてお互いを理解しようとする機運も生まれる。

「決して好きではない人とずっと一緒にテーブルを囲むことはできない」と言う言葉が本舞台を端的に表している。
三大欲のひとつだからこそ、楽しく過ごしたいとの思いも至極当然に共有できる。
日本人同士の食の常識の違いだけでなく、フィリピンを比較対象として登場させることで、他国との違いも際立たせるなど、工夫も見られた。
天晴スープレックス5

天晴スープレックス5

ブラボーカンパニー

小劇場 楽園(東京都)

2010/02/17 (水) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

固定ファン多し!
初見。脚本家/福田雄一さんの劇団ってことで。
コントライブも初めてならば、劇場も自由席も初めて。

予想以上にお客さんが多くて満席にビックリ。
ま、早々と行ったので最前列を押さえ、
ちょっと足を出したらステージに足が乗り(事前に注意される)、
手を伸ばせば役者さんたちに触れることができそうな至近距離。

チラシとタイトルで(プロレスもの?)と心配していたのですが、
全然違って、次々と繰り広げられるコントの応酬でした。

ネタバレBOX

「変」をキーワードにしたたくさんのコントの数々。
シンプルなセットと安っぽい小道具は嫌いじゃない空気感。
これまで観た作品から、福田さんは細かいエピソードが続き、
気がつくと繋がっている、みたいなのが好きなのかなと推測。
その割にはほかの作品と違って、今回の話は繋がりがあまりなく、
結構やりっぱなし・・・的なゆるーい仕上がりでした。

個人的には笑えたネタは3割8分(会場は6割後半ってとこ?)。
バッターとしては悪くない数字だけど、
もう少しポテンシャルはありそうに思いました。
ただ、固定ファンがかなり多くて、
そういう人たちが笑いを後押ししてましたが、
私は固定ファンの方々の反応っていうのが少々苦手で、
逆に覚めてしまう傾向にあるので、そのせいで笑えない部分も。

と、厳しいことも書きましたが、なんだかんだ楽しんだのも事実。
中でもロシア人がロシアンギャグを考える、
っていう話が好きでした。
面白くないと、コサックダンスを踊らされるの。本気で。
ハプニングもあいまって、一番笑いました。

ひとりひとりのキャラクターが確立していて興味深かったので、
次回公演も行っちゃうと思います。
昆虫大戦争

昆虫大戦争

こゆび侍

RAFT(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★

のびしろ有
自分とは異なる生き物を、具体的に想像してみる事は難しい。
フンコロガシ的な生き物と、F。とても、新鮮な芝居だった。

ひょっとこで観た事のあった、佐藤さんが、あんな演技も出来るのかと驚いた。
今後も注目したい役者さんのうちの一人。

ラストシーンはグッと来る出来栄え。印象的。

ミツバチか、ワニ

ミツバチか、ワニ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★★

ルール無視!
あひる、初見です。
笑わせてもらいました。ありがとうって感じです。
演劇的ルールを破っていく快感を味あわせてもらいました。

登米さんを観る為に行ったのだが、期待外れだった。
やはり、彼は演出家がいいように思う。
役柄が凡庸だったせいかもしれないので、次回に期待したい。

三瓶さんは、ヤバイと思った。
今後観たら、出てくるだけで笑ってしまうかもしれない。

スレ違いの糸は風の空模様

スレ違いの糸は風の空模様

劇団光希

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2010/02/18 (木) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

光希さん!ありがとう!
オープニングの、ユリエとお父さんの回想シーンが、とても印象的でした。女の子の透明感を、とても大事に守ってる優しさや、深い愛が、わかりました。親友を、とても!とても!大切に思ってる事と、幸せを祈り続けている気持ちが、伝わり・・・・・泣いちゃいました・・・忘れられないシーンです。開演5分で、涙が出たのは、初めてです!!!とっても、優しく、暖かい、素敵な作品で、もう一度見たいと思ってます。。。。。9月の公演が、楽しみです。

それなりにカップチーノ(てぎつねくみあい)

それなりにカップチーノ(てぎつねくみあい)

捨組

創空間富や蔵(福島県)

2009/06/20 (土) ~ 2009/06/21 (日)公演終了

満足度★★★★

染み。
そうだよなぁ・・・と見終わったあとにひとり心の中で考える公演でした。
ステさんの作るものは男子からも女子からもああ。そうだ。と共感を得るところがあってそこがいいなぁと見るたびに思います。
今回もそうでした。
個人的にはあるカップルの描写が一か所だけん?と思うこともありましたが、ふんわりとした雰囲気で最後まで飽きることなく楽しめました。

テテ

テテ

女子会

光のしずく スペースⅡ(福島県)

2009/12/12 (土) ~ 2009/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★

ジョシ。
演出が女性的なんだけど男性的な不思議さがありました。
フィギュアスケートで言うとアメリカのジョニ子的な。
指の動き、視線の動き一つまで集中して見て、やっと少し世界観が見えて来た気がします。
とっても素敵な公演でした。

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