
武蔵小金井四谷怪談
青年団リンク 口語で古典
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/04/17 (土) ~ 2010/04/29 (木)公演終了
満足度★★★
うまく表現できない
月の初めに歌舞伎の『四谷怪談忠臣蔵』を観て、今月2回目の四谷怪談『武蔵小金井四谷怪談』」である。鶴屋南北の四谷怪談をどの程度デフォルメした作品なのかであるが興味あったが、結論から言うと私には合わなかった。どこが気に入らないのかうまくいえないが、共感できなかった。2本目の『落語 男の旅 大阪編』は落語のテイストを芝居にうまく変換されていて、もう少しやりすぎると下品になるが、程よい具合に料理されていた。アフタートークの『舌切り雀』はフランス語での人形劇、これはまいった。評価は1本目が☆2
2本目が☆4、3本目が☆4で総合で☆3といったところ

はなよめのまち【ご来場誠にありがとうございました!】
キコ qui-co.
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了

2人の夫とわたしの事情
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2010/04/17 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

八百長デスマッチ/いきなりベッドシーン
柿喰う客
タイニイアリス(東京都)
2010/04/15 (木) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

武蔵小金井四谷怪談
青年団リンク 口語で古典
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/04/17 (土) ~ 2010/04/29 (木)公演終了

パンオプティコン
劇団活劇工房
明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)
2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了
満足度★★★
一番大切なこと。
学生のサークルということで荒削りな部分は多々ありましたが、それを差し引いてなお、全員が楽しんで演劇を創り上げている様が舞台から沢山伝わってきて、観ている間中純粋な感動で心が満たされました。演劇で一番大切なことは、楽しむ心、楽しませようとする心なんじゃないかなって再確認。素敵な時間をありがとうございました、これからも頑張ってください(^o^)
※岩倉頌磨くんに突出した演技力と華を感じました。

In The PLAYROOM
DART’S
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/04/27 (火) ~ 2010/05/02 (日)公演終了
満足度★★★★
凝りに凝ってる
昨年12月の初演から4ヶ月ぶり。劇場でもらったプログラムの挨拶によると、今回は再演ではなく追加公演だという。そのココロは、劇場も出演者も初演と同じだから。確かに4ヶ月後、同じ会場、同じ面子でやるのは演劇の場合むずかしいもんね。
なにはともあれ、観られてよかった。
DART’Sという劇団の第1回公演。作・演出は広瀬格という人(要注目)。役者の演技もよかったし、なによりも凝りに凝った脚本がすごい。
複雑な設定、不思議な構造、そんな芝居が好物の人にはオススメかも。
具体的な内容に触れるのは体力的、能力的にシンドイので、興味のある人はとりあえず観てほしい。
(観劇上の注意として、トイレが一つしかないので、なるべく外で(別に屋外でという意味ではない)済ませてきたほうがいい。初日は寒い日でトイレ待ちの行列ができて開演がちょっと遅れたりしたので)

雨とカエルと、ラブストーリー オン・ザ・コンクリート
早稲田大学劇団木霊
劇団木霊アトリエ(東京都)
2010/04/23 (金) ~ 2010/04/27 (火)公演終了
満足度★★★
斬新な演出と大胆な演技
とても刺激的で、とても挑戦的な舞台。しかしその内容は重く、時に目を背けたくなるようなシーンもある。
カーテンを使った演出が秀逸。舞台をクロス上に4つの空間に仕切り、その中央部に別世界を象徴する空間を産み出している。このカーテンが開いたり閉じたりしながら、さまざま場所を見事に表現している。
キャストは主役の福家匠人以外、一人複数役をこなし、舞台袖では常に着替えが行われているという状態。しかも着替えながら台詞をしゃべったりする。ブレヒト流の異化効果を狙っているのか、ちょっと意図が把握しかねたが、斬新な演出であることは確か。
随所にみずみずしい感性を感じさせながら、芝居としては未完成部分が多いと言わざるをえない。ただ、随所に演出家のこだわりが見え、その志の高さは評価したい。
役者では湯口光穂が熱演。体を張った演技で芝居を引っ張っていた

リングワンダリング
Monochrome Plus
シアター風姿花伝(東京都)
2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

L0VE The World 2010
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)
2010/04/23 (金) ~ 2010/04/27 (火)公演終了
満足度★★★★★
再見
初日の作品の佇まいは、自分の先入観や接し方の影響も大きいとはいえ、あくまでもこれまでに慣れ親しんでいる『L0VE』に限りなく近しいもの、だった。けれど楽日の今日は、まごうことなく『L0VE The World 2010』が、まったく新しい世界観を従えて濃密に立ち上がっていた。

リングワンダリング
Monochrome Plus
シアター風姿花伝(東京都)
2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

12人の怒れる学校へ行こう!
劇団うえのの本
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/04/23 (金) ~ 2010/04/25 (日)公演終了
満足度★★★
落ちがシャレとは(笑)
12人各々のキャラが立っていて楽しく観た。
陪審員長のおどおどした演技が○
音響さんと美術さんには頑張って欲しい。

スウィート・ガラパゴス・ケーキ
アタシト、
MODeL T(東京都)
2010/04/24 (土) ~ 2010/04/25 (日)公演終了
満足度★★★★
パタンナーからパウンダー
下北沢から池袋。素敵な二人にまた会えたのがうれしい。そして「ヨシオ」元気でしたか!前途多難ながら二人の今後が気になる私です。やっちん頑張れ!さらなる続編を期待!いや、観せて!!

PerformenⅤ~Purgatorio~
電動夏子安置システム
ザ・ポケット(東京都)
2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了
満足度★★★★
両バージョン観た私もパフォーメンの1人?
昨年、初めてこのシリーズを観て「こういう手法もあったのか」と虜になってしまって以来、待ちに待った最新バージョンである。
いつも観ている「多少婦人」に竹田氏が脚本を提供したことがあり、この劇団の存在は早くに知っていたが、普通のコント集団だと思っていて、多少婦人のメンバーから客演の案内が来ても、素通りしていた。いま思えば、残念なことをしたものだ。
「神聖喜劇」と銘打ち、宗教や哲学の薀蓄が語られるのかと思いきや、中身は現代のコント、しかもそれにもちゃんと哲理と連動しているというところが好みだ。劇団内の分業制が徹底しており、見事な職人芸的なチームワークも魅力のひとつ。たまたま気の合った仲間が集まって演劇やっているという感じではなく、劇団員一人ひとり、パズルのピースのようにそこにはまるべくしてはまっているような印象を持った。役者陣の個性がとにかく魅力的で、
客演者自身もこのシリーズのファンであるというだけに、劇団員との一体感が素晴らしい。また、客演俳優を本拠地で観たくなるのが、この作品の特質でもある。昨年は千秋楽に急遽チケットを知人にいただいたので、1バージョンしか観られなかったが、今回は念願叶って1日で両バージョン観ることができ、満足です。と言ってる自分もまんまと竹田氏の思惑通りに動いているのかも(笑)。

見えそうで見えない
パセリス
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了
満足度★★★
セリフの抑揚
リーディングとストレートプレイでは聞いた感じが違いますね。当たり前と言えば当たり前なんでしょうが、私には此処が「見えた!」処かも知れません。だからでしょうかセルフリミックスが新鮮で面白かった。上手く伝えれませんが印象に残る公演ではあると思います。

美しい手紙
ライオン・パーマ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了
満足度★★★
振り返って考えると・・・
ボーリングの玉を後ろに投げるなんてあり得ないお間抜けな話だし,しかもその行為に至る動機も有耶無耶で説得力に欠け,全体の印象がお間抜けで終わってしまう。美しい手紙のテーマもぼやけてしまった感がある。演出の意図がコメディに終始するのであればこれでもいい。まぁ面白かったし,笑えたから。でも,違うとも思う。テーマを残して,それこそ美しいストーリにできなかったものか。そうなると,メガロミオのシーンはバッサリ無くなるんだろうな。

背伸び王(キング)
コマツ企画
小劇場 楽園(東京都)
2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
男4人のぶつかり合い。
初めてコマツ企画さん見ました。
独特のゆる~い遣り取りが面白くて面白くて・・・。
会場のみんなが笑っていたのが印象的でした。
ちなみに当日雨だったのですが,制作さんがちゃんと傘袋を用意して下さってて,案内もとても親切にして下さいました。
お芝居の内容についてはネタばれBOXにて。

見えそうで見えない
パセリス
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了
満足度★★★★
いつも高いハードルを課している。
『うそつき』という短編をリーディングとストレートプレイで演じることにより、それぞれの特徴が活かされ、題名のとおりまんまとだまされました。
このような気持ちの良いだまされ方は大好きです!!
パセリスは今回が2回目ですが、前回は男編と女編、今回はリーディングとストレートプレイといったように、作者は自らに高いハードルを課し、それを必死で乗り越えようとされているように思えます。
それ自体はとても素晴らしいことだと思いますが、ただ私としては、無理に対立軸を作る必要性もないと考え、一度長編で意外な結末を楽しんでみたいと思います。

クローバー【終了】
東京アシンメトリー舘【閉舘】
レンタルスペースさくら・中目黒(東京都)
2010/04/16 (金) ~ 2010/04/26 (月)公演終了
満足度★★★★
魅力的でした!
開演前、役者さん達がフツーにそのへんで雑用や雑談していた、その掴みからして、面白かったです。
登場人物を一人残らず活かしきっていた脚本・演出は凄いなと思いました。
ドラマチックな展開はあるけれど、それが全体のテンポからはみ出す事なく
なめらかに仕上がっていたので、あんなに近い距離でも気恥ずかしさを感じずに楽しめました☆
上演前と上演後の空気が、日常と物語の繋ぎになっていて
なんだかすごく、持って行かれちゃった感じです(笑)
また、この劇団の役者さんはとってもよかったです。

おるがん選集 春編(上演台本付き/カフェ営業あり)
風琴工房
ルーサイト・ギャラリー(東京都)
2010/04/26 (月) ~ 2010/04/29 (木)公演終了
満足度★★★★
【桜】編
モーパッサン原作の「寡婦」(約30分)は翻案による和洋折衷ぶりが面白い。
永井荷風の「墨東綺譚」(約50分)は江戸情緒の残る昭和の下町風情満載でモノクロの大映映画的な味わい(個人的なイメージです)がステキ。
それにしても「寡婦」と「荷風」…いや、何でもないです。(笑)
※ 4月21日からスタイルを変え、ツイッている一口レビューをまずアップして後日加筆することにしました