満足度★★★★
両バージョン観た私もパフォーメンの1人?
昨年、初めてこのシリーズを観て「こういう手法もあったのか」と虜になってしまって以来、待ちに待った最新バージョンである。
いつも観ている「多少婦人」に竹田氏が脚本を提供したことがあり、この劇団の存在は早くに知っていたが、普通のコント集団だと思っていて、多少婦人のメンバーから客演の案内が来ても、素通りしていた。いま思えば、残念なことをしたものだ。
「神聖喜劇」と銘打ち、宗教や哲学の薀蓄が語られるのかと思いきや、中身は現代のコント、しかもそれにもちゃんと哲理と連動しているというところが好みだ。劇団内の分業制が徹底しており、見事な職人芸的なチームワークも魅力のひとつ。たまたま気の合った仲間が集まって演劇やっているという感じではなく、劇団員一人ひとり、パズルのピースのようにそこにはまるべくしてはまっているような印象を持った。役者陣の個性がとにかく魅力的で、
客演者自身もこのシリーズのファンであるというだけに、劇団員との一体感が素晴らしい。また、客演俳優を本拠地で観たくなるのが、この作品の特質でもある。昨年は千秋楽に急遽チケットを知人にいただいたので、1バージョンしか観られなかったが、今回は念願叶って1日で両バージョン観ることができ、満足です。と言ってる自分もまんまと竹田氏の思惑通りに動いているのかも(笑)。
2010/04/28 08:50
2010/04/27 22:17
コメントいただき、ありがとうございます。電夏に注目していただき、大変嬉しいです。
特殊な構造の芝居なので、うまく説明できず申し訳なく思いますが。
この劇団はいくつかのシリーズを持っており、9月の公演は、これとはまた別のシリーズですが、私も未見のシリーズなので、どういう芝居なのかいまからとても楽しみです。ゲームと同じで各シリーズとも回を重ねるごとにその意味がだんだんわかってくるという変わった仕組みです。
KAEさまのように多くの芝居をごらんになっている目の肥えたかたに観ていただきたいので、ぜひ一度お出かけください。