ワールドエンド、スーパースター。
劇団エリザベス
タイニイアリス(東京都)
2011/06/09 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★
確かに不条理ファンタジー
物語は現実味のない空想の怪物もの。笑
ふざけた社会派といえば、まあ、言えない事もないが女の淡々とした言動に面白味がある。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
序盤、何処からか逃げてきた女と逃げていく男が出会う。どうやらメールの風評によって彼らは動かされていたようだった。そしてどこか飄々としたテイの女が996人のマイミクは友達ではなく単なるツールだとのたまう場面から始まる。男は女のマイミク数に驚き、次に女が言う「ツールとして人生というゲームを楽しむ」とのセリフにも驚く。つまり男はマイミクは友達だと思っていたのだろうか?むしろ、ワタクシはマイミクを友達だと勘違いしている男に驚いた。会ったこともない本名も知らない相手を友達などと思えるわけがない。
そうこうしているうちにサイトが繋がらなくなるが出会い系サイトだけは繋がる。ここで女は小笠原課長なる人物と10万円で逢う約束をするが男はそんな女の行動も信じられない。やがて、男2が透明人間から逃れるようにやってくる。透明人間に噛みつかれた人間は透明になって彼らの仲間となる、というのだ。この設定が惜しい。透明人間は古すぎだろ。鴨川ホルモーのような奇抜なちんちこりんな怪物が欲しかった。笑
突然発生した透明人間に怯え、彼ら3人は立てこもりを始めたものの、外部からの情報は全くない。情報がなければ人は不安になるが、何故か出会い系コミュニティだけは繋がりが良かったという、この後に及んでふざけたナンセンスコメディだった。とにかく不思議感いっぱいの作品だったが、女が吐くセリフの数々は、割と現実味を帯びていて緩くて楽しめた。3人芝居。
ドリルチョコレート×キコ qui-co.「世田谷童貞機構」
MCR
駅前劇場(東京都)
2011/06/13 (月) ~ 2011/06/14 (火)公演終了
満足度★★★★
世界を変えるエロい○○
どこにもイケなくて、何にもなれない。
そんな痛い童貞たちの青春は、絶望的に笑える。
笑っちゃう。涙が出るほど笑っちゃう。
笑えばいいと思う。
笑って、笑って、甘い世界に指を突っ込んで
「ああ、やりてえな」と天を仰ぎ見る童貞たちの姿に
喘ぎ声は祝福のファンファーレが鳴り響く。
世界の終わりの合図?
ドリキコ、恐るべし。
観なきゃ損かも。
今日の公演に期待を込めて。☆4つ。
異邦人
京都舞台芸術協会
京都芸術センター(京都府)
2011/06/09 (木) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
お手本になる良い企画
京都での演劇イベントは、?と思うのが多い。なんでそんなことを?誰得?自分たちが得なんでしょうけど。持ち回りでなあなあ。大学演劇部の縦割りから逃れられず、サークルのり。これでは、一部の関係者以外へは広がりらない。去年のhapplayは良い企画だったけど(ちょっと悪ふざけがたまに傷)。でもこの企画は違う。本気。キャスト見れば分かる。なるほどオーディションで選ばれた本気の人たち。所属団体にも縛られていない。だから魂を感じる作品。気持ち悪くて怖い感情の高まり。このような企画を今後も期待します。
「知恵と希望と極悪キノコ」
LIVES(ライヴズ)
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/06/11 (土) ~ 2011/06/15 (水)公演終了
満足度★★★★★
さすがLIVES! 面白い。
「情感」があって笑いも豊富。
市井に生きる普通の人々の希望や哀感がある。
笑いが多く、楽しい舞台。
ダブルコールぐらいの拍手があった。
ネタバレBOX
仮面ライダー・イナズマ映画版の撮影初日。
キノコ怪人が作り上げたキノコ戦闘員役に、役者が集まってくる。
役者としてキャリアはあるが、映画が初めてだったり、定年後シルバー劇団に入り、演技自体が初めてな、“売れない”役者たちが控え室に集まって来る。
また、仮面ライダーの中に入り、顔を出すことのない経験豊富な役者、映画に出るのは20年ぶりのアイドル、ジャンケンだけでアイドルになったGKP(ジャンケンポンの略・笑)のメンバー、昼ドラの売れっ子女優に、彼女の尻に敷かれている脚本家、プロデューサーに監督、スタッフなどなど、大人数が登場し、映画の初日が始まる。
しかし、音声のスタッフが来られなくなったり、雨が降ってきて撮影も危ぶまれたりする。
戦闘員役の役者たちは、緊張しているものの、真剣さはがあまりないように見えた。そんな中に1人ピリピリしている、売れたいと強く願う男の熱い言葉に動かされ、また、ライダーの中に入っている役者の後押しもあり、やる気を出そうとする。
彼らは、台詞がほとんどなかったり、全然ないのだが、自分たちのシーンをきちんし解釈をして、自分たちが出演したという、爪痕を残したいと思うのだった。
中には、これで役者を辞めて故郷に帰ろうとする者もいて、その思いは強い。
しかし、彼らの脚本の解釈はどこかズレていたり、緊張で台詞がきちんとしゃべれなかったりする。
監督は、そのシーンをすべてカットすることに決める。
戦闘員役の俳優たちは、それをなんとか考え直してほしいと思い、あれこれと策を巡らすのだった。
そんなストーリー。
LIVESらしい、いるいる感の強いオジサンたちがとてもいいのだ。
彼らを含め、市井に生きる普通の人々の希望や哀感がある。
「役者」が主人公の舞台であり、笑いにしていたが、身につまされることもあるのではないかと思った。
かつて、そうであった自分たちを演じていたのかもしれない。
大人数の舞台なのだが、どのキャラクターもきちんと見えてくる。
つまり、それぞれへのスポットの当て方がよく、短い台詞でもきちんと印象が残るようにできているのだ。
説明がいちいち再現されるのは、少々丁寧さを通り越してしまうのだが、それをまた笑いに結びつけるのがうまい。
役者を辞める男の最後の台詞は、仮面ライダーの戦闘員の台詞なのにもかかわらず、ぐっと来てしまった。渾身の台詞を、本当に役者が渾身の台詞としていたことに感動した。
また、劇中に歌われる、アイドルグループと元アイドルの歌は、かけ声や振り付け、歌の外し方までが、とてもよくできており、本当に面白い。『ROPPONGI NIGHTS』を彷彿させる、やけにうまい男性コーラスがちらりとだけ聞けるというのも憎い。
笑いに関しては、普通1つネタについては、引っ張るだけ引っ張る(もういいよ、と思うまで)劇団が多い中で、さらっと流していく。
例えば、プロダクションの社長がセーラー服に着替えてきても、それで無理矢理笑いを取りにいったりしないし、アイドルグループの3人目の女の子(?)についても、いじり方は軽い。なんと言うか、年季の違いだろう。まだまだ面白いことはあるんだよ、という余裕すら感じる。
笑いには、瞬発的なものや、腰が砕けるようなしょーもないものまで幅広く盛り込まれている。「悲哀」の聞き違いはあまりにも、しょーもないのだが、それがいい塩梅に膨らんでくる。
辞める役者が「やっぱり役者続けるよ」というような大団円にならないあたりも、ある年齢以上の劇団らしいラストだと思った。
「どうやって自分たちのシーンをカットされないか」となってきたあたりから、バカバカしいことも含めての展開がとてもいいのだ。
とにかく全編いい感じで笑え、楽しい舞台だった。こういうLIVESは大好きである。
終演後の拍手は、ダブルコールぐらいの響きだったので、多くの観客も同じ感想だったのではないかと思った。
今 【無事に公演を終えることができました。本当にありがとうございました!】
333
東中野レンタルスペース(東京都)
2011/06/10 (金) ~ 2011/06/13 (月)公演終了
客への心配りが感じられました
劇場に着くと、靴をビニール袋に入れてくれたり、暑いのでジュースなんかも飲んで大丈夫ですから、とか言ってくれたり。とてもお客さんに気遣いをしてくれているのが伝わりました。
芝居の内容はそれぞれの「今」ということで、内容がよくわからない話や、場面転換がわかりづらかったりもしましたが、それはメグの独特の演出でもあるのかなとも思いました。
なにしろ、あの狭い限られた空間で、しかもまわり全部にお客さんがあんなに近い状態の中で芝居をしたのは凄いと思いました。
出演者の皆さんも、全員個性が強い人達ばかりで良かったと思います。
特に豊永さんの声は、渋くてカッコイイですね。うらやましいです。(笑)
面白いと思ってもらえるかどうかも大事ですが、やっぱりやる事に意味があると思いました。ああやって自分を見せることで、見た人から何らかの反応があるわけだし、これからの自分の為になると思います。
俺も刺激を受けましたし、また見たいと思いました。
さらばユビキタス
エビビモpro.
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/06/08 (水) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
次回作が心配!
ローレライとセイレーンの歌に惚れ惚れ!
また、二人のセリフのシンクロも見事で、この二人が別次元で素晴らしかった。
今回の楽曲も作詞・作曲した矢ケ部さんが、今回の公演をもって退団との事で、好きな劇団だけに、今後の劇団がどうなって行くのか、とても心配⁈
ももいろナースステーション
アリスインプロジェクト
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★
人生何事も勉強。。
付いて行きました。
劇場内で久々に約1/2近く休息(zzZ、ハナミズキさんの突っつき攻撃も無く)を取る事が出来ました。感謝。
然し乍ストーリは粗方理解する事ができました。ダンス?と歌入りフルオケ、歌詞を知らない人(大半)は歌わず、知っている人は歌う、時代を先取る省エネ型の見せ場。この後、新宿ピカデリーを予約しておいて良かった~。
<ハナミズキ>
興味本位で見に行きました。全体的に捻りが欲しかったし、コメディタッチにしては、今一面白くなかったかなぁ~。
【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2011/06/07 (火) ~ 2011/06/15 (水)公演終了
満足度★★★
RはR18指定
15の短編を巧みに構成して、興味を惹きつけていました。アンダーグラウンドなムードがあって、ムラはあるもののパワフル。よくやってるなあ、って好感でした。危険さ、グロさは実はいまひとつ物足りなかったのですけれども、照明や美術もも素敵でした。また拝見したいと思います。
少女と結婚詐欺師
かーんず企画
ブディストホール(東京都)
2011/05/19 (木) ~ 2011/05/22 (日)公演終了
満足度★★★★
安心して観られ裏切らない劇団さん?
初「かーんず企画」、初「ブディストホール」・・行ってきました。
若手とアイドルとベテランさんのバランスが良く、「安心して観られ裏切らない劇団さん」の印象。
ネタバレBOX
舞台上は洋館、上手前方寄りに応接セット、下手奥段差上に“自分を不治の病と信じ込み不登校となった一人娘民本さん(鞠子役)の2階の洋間、中央にベッド、左手に勉強机と庭を見下ろす窓、1Fと2Fの導線も違和感無く(1m少しの壁幅で階段の昇降を再現)確りと作りこんだセットの中、両親・親族より一流の結婚詐欺師の堺さんに鞠子の「不治の病と思い込んでいる心の病」を治して欲しいと懇願し、シリアスな物語が続くものと思いきや、途中から、学友、2F窓からの登場は、庭師とナルシスト男子生徒、昔詐欺に落とし入れた担任女教師、その女教師に思いを寄せる短めのズボンにサスペンダーで見るからに暑くしく&青髭の副担任、大物芸能プロデューサー等々、登場人物が入り乱れ周りの人全てを捲き込み鞠子の病を直そうと試みるのであったが・・、最後は、どんでん返し×2倍で、少ししんみりと・・。
副担任役の志賀さん、庭師役の弓谷さん、お手伝いさん役の恩田(あい)さん[とても兄妹とは思えない濃いキャラの兄も競演]が印象に残りました。主役(結婚詐欺師)の堺さん、シリアスでコミカルで謎めいた展開の中、詐欺師っぽく、少し二枚目っぽさも加え、役作りが大変であった事と思われますが、柳葉流「舌先で左右のホッペを膨らます」攻撃には・・。もう一人の主役民本さん出番まで暫く間があり、ベッドの中での睡魔との闘いがあったのでは・・。楽日大雨の中の撤収作業、御苦労様でした・・。
ひかりごけ2011
三条会
三条会アトリエ(千葉県)
2011/05/28 (土) ~ 2011/06/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
ひかります。
ひかりと影と反射と、斬新な空間の使い方、素晴らしい俳優。
リング・リング・リング 【公演終了!ご来場誠にありがとうございました!!】
ステージタイガー
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/06/10 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
鍛えた体は、カッコイイ
ステタイは、「灼熱ニ声」と「イキルカラダ」を観てます。
今回は初の2時間、 流石 すごいです。
長与千種 小野愛寿香さん ひざを軽く曲げた状態がつづく、
背中をけられる、その反動で前に飛び出るシーン、
ほんとに蹴られています、 あんな動きは出来ない。
アクションだけではない、演技も綺麗で熱いです、体を一杯に使って表現してます。 小野愛寿香さんが主役、紛れもなく主役で小野愛寿香さんの魅力が、てんこもり、物語りも面白かった。
ひかりごけ2011
三条会
三条会アトリエ(千葉県)
2011/05/28 (土) ~ 2011/06/11 (土)公演終了
四番倉庫
青年団リンク 二騎の会
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/06/04 (土) ~ 2011/06/15 (水)公演終了
メガネ夫妻のイスタンブール旅行記
城山羊の会
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/05/21 (土) ~ 2011/05/31 (火)公演終了
20110529
(^・ェ・^) すきなかんじです!
ドリルチョコレート×キコ qui-co.「世田谷童貞機構」
MCR
駅前劇場(東京都)
2011/06/13 (月) ~ 2011/06/14 (火)公演終了
満足度★★★★
意外とタフな笑い
前提とか設定とかを、
フライヤーや当パンにあずけて
しまうようなあたりから
なにかラフでおかしい(褒め言葉)
個人的には決して嫌いな笑いではなかったというか
とんでもなくツボの部分が何か所もありました。
ネタバレBOX
単純に力技というわけではなく、
ちょっと常ならぬものが編み込まれているので、
90分がべたにならない。
いい加減に見えて
物語の枠組みにも、笑いの勘どころにも
しっかりと芯があり観る側がそのまま舞台にゆだねられるのが良い。
6人の役者たち一人ずつの持ち味が
きちんと生かされていたりもして。
MCRなどの公演と比較すると
若干作りは浅いものの
それがこの舞台の味になっていて
適度に笑いながら
楽しんで観てしまいました。
賢治島探検記
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2011/06/07 (火) ~ 2011/06/17 (金)公演終了
満足度★★★★
西川浩幸が帰ってきた!
西川浩幸が、元気に帰ってきた!西川の登場シーンが涙が出るほどかっこいい。観に行ったかいがあった。
吹雪の中でワルツ
さるしげろっく
ワーサルシアター(東京都)
2011/06/07 (火) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
満足です
盛りだくさんの内容で、話があっちこっちに飛んでいくけど、きちんと解決されていく。笑って、泣かせてもらいました。満足です。
モリー・スウィーニー
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2011/06/10 (金) ~ 2011/06/19 (日)公演終了
六月大歌舞伎
松竹
新橋演舞場(東京都)
2011/06/02 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
諸々に感慨深い松嶋屋4代観劇
現仁左衛門さんが、孝夫さん時代から、もう40年以上のファン歴なので、今月の歌舞伎を見逃すわけにはいかないと思っていました。
先代の仁左衛門さんから、千之助君まで、4代の松嶋屋さんの至芸を拝見できた幸せは筆舌に尽し難い思いです。
故あって、もう一度、今再び観ておきたいと思った「頼朝の死」と、仁左衛門さんが、孫の千之助君と連舞する「連獅子」、共に万感の想いで観劇しました。
千之助君、子獅子の所作が、手順舞踊にならず、懸命に心を表現しようとする様が心打ちました。
親子での「連獅子」は数々観ましたが、孫ととなると希少ではないでしょうか。
代々伝わる芸の真髄を見せて頂き、大満足です。
ネタバレBOX
頼朝の死」…大好きな真山青果の名作舞台。真山美保さんに、殊の外可愛がって頂いたせいもあるのかもしれませんが、青果以上に、腹芸の名戯曲を書ける劇作家はいないと信じています。
子供の頃に観た時は、政子は単なる脇役の一人にしか映らなかったのですが、今、人生の紆余曲折を経験してこの芝居を観ると、政子の言う「家は末代、人は一世」の台詞は、とても胸に響きます。
また、頼家の「将軍とは、有るを有りとも知られぬ身か。」の台詞も、痛切に聞こえます。
頼朝の死の秘密を知りたい頼家。お家の名誉のために言えない重保と政子。愛する人を救うために、その秘密を漏らそうとして、愛する重保の手で、命を取られる小周防。
一つの秘密を巡って、皆が苦悩し、悲劇へと突き進む哀切さがたまらなく哀しく。愛おしくなる名舞台です。
私の席からは、広元役の歌昇さんが、死角になり、全く見えなかったことだけは甚く残念でした。
誰でも、秘密は持っているけれど、家族や愛する人のために、口が裂けても言えない秘密を持つ人は、本当に辛い!歌舞伎の世界の役者さんにも、家を守るために、如何に黙して語らずの秘め事が多いのでしょうから、こういう芝居を演じている染五郎さんや、愛之助さんの心中もお察しするものがありました。
それにしても、愛之助さんの重保の容姿、台詞回し、過ぎ去りし、孝夫ファンには嬉しすぎる風情でした。
「梶原平三誉石切」…はっきり言えば、全く面白くありません。播磨屋さんも、若い時分は口跡も良く、血縁の役者さんの中では、群を抜いて名優だと感じていたのですが、どうしたことか、台詞も、変な癖がついて、聞き取りにくいし、個人的にかなり落胆ものでした。
途中から、鶴ヶ岡八幡に居並ぶ平家の若い武将達の、「どなたの血縁か当てゲーム」を、勝手に楽しんで、過ごしました。
「連獅子」…何百回も観たこの演目。親子の獅子でもジンとしますが、祖父と孫の舞いは、感無量です。仁左衛門さんの千之助君を見守る表情だけで、ウルウルしました。
千之助君が、振りをなぞるだけでなく、獅子として、舞台に健気に存在する様に、心から感銘を受けました。
思えば、昔、お父様の孝太郎さんが、楽屋でミニカーで遊んでいて、お父上に叱られていたのは、今の千之助君ぐらいの時でしょうか?
歌舞伎ファンは、こうして、代々の芸の継続を、目で観て応援できるので、やはり、他の演劇とは異質な面があるのだなと、痛感しました。
できれば、千之助君のお子さんの初舞台も拝見したいものです。
それから、今回、初めて、法華僧の日門と、浄土僧の専念の、宗派の違いから起こるいざこざシーンが、個人的にツボになりました。愛之助さんが、念仏を唱える時のおりんの棒を勢い余って、半分折れてすっ飛ばしてしまうハプニングもありましたが、何とか事なきを得てほっとしました。
コクーン歌舞伎第十二弾 盟三五大切
松竹/Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2011/06/06 (月) ~ 2011/06/27 (月)公演終了
201106061900
201106061900@シアターコクーン