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不都合な四日間≪終演致しました!沢山のご来場ありがとうございます!≫

不都合な四日間≪終演致しました!沢山のご来場ありがとうございます!≫

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

テアトルBONBON(東京都)

2011/06/29 (水) ~ 2011/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい企画公演
この劇団の公演は初めて観に行きました。以前から存在は知っていましたが、今回観ようと思ったのは、スペシャルステージと銘打たれたこの企画がとても魅力的だったからです。

他劇団の脚本家3人を招いて、四日間の出来事を1人1日分ずつ執筆していき1つの作品として上演するというのです。しかも脚本家は、自分の順番がまわってくるまであらすじを知らないという。各劇団の世界観はそのままにしながら物語としてまとめなくてはいけない。これだけでも面白そうですよね。
さらに、参加しているのが以前から観たいと思っていた劇団や、気になっていた劇団ばかりですから、夢のような企画公演でした。

劇場に入ったら舞台美術が素敵だったのでさらに期待が高まりました。喫茶店が舞台になっていたので、それだけでどんな話になるのかとうれしくなります。
喫茶店ニューヨークの閉店までの4日間が描かれているのですが、マスターとバイト、そしてお客たちとの話がとても面白いです。脚本を書いている劇団は全て初見なのでどんな雰囲気の話なのか全く想像がつかなかったのですよね。開演前にチラシを読んでだいたいの劇団が持つ特色は分かりましたけど、観るのは初めてですから。

脚本はそれぞれ面白かったし、物語と役者さんたちが作り上げた展開に何度も笑いました。コメディ部分では何度も吹き出しちゃいました。
2日目を担当した「あひるなんちゃら」ですが、この劇団は本当にいつか観に行きたいとずっと思っていました。だけど今まではことごとく他の予定と重なっていて観る機会がありませんでした。だからどんな本なのか一番気になっていました。で、実際に舞台を観てみたら、4人の脚本家の中で一番好みでした。駄弁芝居というものをたっぷりと楽しませてもらいました。
今年こそあひるなんちゃらを観に行きたいですね。毎回チラシの裏に関村さんが小さな文字でびっしりと書いている役者紹介も好きで、全部読んでいます。

今回の作品でだけ判断は出来ませんけど、競泳水着さんは安心して楽しく観ることができました。1日目だから大きな事件は起きないし、伏線がまかれていく中にコメディ要素があってという感じなので、1本きちんと観てみたいです。
乞局は、登場人物が不幸になる芝居が苦手な私にはちょっと合いませんでしたけど、でも悪夢のようなあの空気は気になります。だけどやっぱり人が傷ついていく姿を長時間観るのはキツそうですね。

4日目はこの企画をたてたクロカミショウネン18ですね。それぞれの脚本家が伏線をパス(というより、ぶん投げ的な部分も)あって、意表をつく展開に爆笑しつつ今後の展開に興味を持って観ていました。
最後は今までの登場人物たちが隠していた謎なども全て明かされて大きなことが展開されていきました。あれをここでこういうネタに使うのかと感心したり笑ったり、不幸のスパイスは気になったけれど、1つの作品としてとても楽しむことができました。
この企画、またやってほしいです。

『Every Day』公演終了いたしました。ありがとうございました。

『Every Day』公演終了いたしました。ありがとうございました。

津田記念日

OFF OFFシアター(東京都)

2011/06/23 (木) ~ 2011/06/27 (月)公演終了

満足度★★★★

いちばん切ない7日間
招待券をいただいて観た前回公演「共犯者」がとても良かったので、また観に行きたいと思っていました。届いた公演案内に主宰の方がメッセージを添えてくれいていたのには感激しました。
恋人との別れを受け止めるまでの7日間を描いた物語にも惹かれてチケットを予約しました。

恋人なのに空気がよそよそしいし敬語を使っているし、二人の噛み合わない雰囲気が気になったけれど、最初から彼女はここにいてはいけない存在だったからなのですね。
だけど彼女は目の前にいて、笑って、しゃべって、ご飯を作ってくれる。今までと同じような時間なのに決して同じではない、限られた時間…。

最初から切なくて涙腺がゆるんでいたけれど、2人で植物園に行ったシーンでこらえきれずに涙が溢れました。

お話も良かったけれど、舞台セットが素敵でした。「共犯者」の時もセットと演出にドキドキしたけれど、今回はとても可愛いセットで、場面転換の仕方もいいアイデアでした。水や時計の使い方も良かったです。

今回は開演前の挨拶に主宰の津田さんが登場したので、どんな人か分かってうれしかったです。同年代なのですね。急いでいたから終演後はアンケートを走り書きしてすぐに帰ってしまったけれど、次に機会があれば声をかけてみようと思います。

ネタバレBOX

7日あるのだから食べたいものを食べて見たいものを見て、一緒に過ごそうと前向きな彼女と、なかなか受け入れられず、自責の念にかられる彼。そんな2人のやり取りが悲しかったです。

「7日ってなんだよ。7日って1週間だよ。それが過ぎたらどうなるんだよ」
「どうなるんだろうね?」

じっと彼女を見つめて、嫌がる彼女に、
「1週間時間もらったんだからさ、30秒くらい俺にくれてもいいじゃない」

こういう会話に何度も泣きました。

別れの時間までの猶予を与えられて、離れかけていた気持ちが戻って、でも7日目に永遠の別れがきて。現実にはこんなこと起きないから、大切な人には伝えられるうちに気持ちを伝えておかないといけないですね。普段からそう思っていますけれど。
ピーチボーイズ

ピーチボーイズ

天然工房

テアトルBONBON(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

可哀想なおじいさん
予定には入ってなかったけど、6番シードの宇田川美樹さんが本編後のおまけイベントに出演するということでお誘いをいただいたので急遽観ることになりました。
天然工房さんは、初観劇がやはり宇田川さん客演の「ピッキングストーリー」で今回が2度目でした。

「桃太郎」の芝居初日を終えた楽屋が舞台の話で、演出家が本番前に言った「芝居に嘘をつくな」という言葉の解釈を間違えた役者たちが暴走してしまう話でした。演出家のダメ出しと舞台が交互に展開されていきました。

面白くてたくさん笑いました。特に自由すぎるおばあさんと、それに翻弄されるおじいさんは大好きです。奮闘してるおじいさん可愛かったです。たびたび登場するスタッフの女の子など、笑いが理解できない部分はありましたが、全体的に面白く観ました。

最終的に役者の考えに合わせて脚本をどんどん書き換えていくのですが、あそこまで変えた芝居を実際に観てみたくなりました。

舞台終了後は宇田川さんがゲスト出演する、松田信行さんと2人での即興芝居でした。事前に書いて提出していた言ってほしいセリフが書かれた紙が舞台にばらまかれ、シチュエーションもお客さんからのリクエストで決まりました。私が観た回は牢屋が舞台でした。

松田さんが看守で宇田川さんが囚人として展開していきましたが、私の書いたセリフが早い段階で読まれました。宇田川さんが腕立て伏せをしながら叫んだセリフです。けっこう内容にはまっていて、その後二人は脱獄していきました。

後半はちょっとお客さんの書いたセリフがあまりセリフらしくないこともあって、グダグダになってしまったのが残念でしたが、松田さんが舞台中央に書いてあるメモを指差して「これが運命を決める」と言って最後のセリフとして選び宇田川さんが読んだセリフが、天然工房の舞台が面白いとかそういう言葉で、最後はまとまりました。

天守物語

天守物語

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

鷹の見せ方が秀逸
少年社中の「天守物語」を観に行ってきました。劇団名は以前から知っていて、いつか観たいと思っていました。チラシの雰囲気が素敵だったし、会場が吉祥寺シアターだということもありチケットを予約しました。予約は遅かったのですが、座席番号は D列12番と良席でした。

原作は泉鏡花の「天守物語」です。妖怪と人間の恋とそれぞれの種族の悲哀が描かれています。
泉鏡花原作の舞台は、芸術集団れんこんきすたの「外科室」を観たことがあります。特に鏡花が好きという訳ではありませんが、縁の地である金沢へ旅行してきたばかりですし興味がありました。

力を持ちながら、人を殺すと鳥になってしまう妖怪。その妖怪たちを束ねる美しい富姫と殿様の鷹匠、図書之助。二人の出会いと恋、そして二人を取り巻く妖怪と人間の争いが、絵巻物のように展開していきました。

世界観はとても素晴らしかったです。衣裳やメイク、演技で作り上げられた世界を楽しみました。ただ、開演後すぐに退出した人に前をぶつかって横切られたり、両隣の人が何度もカバンをガサガサあさる音がうるさかったり肘が当たったりで、集中が途切れたのが残念でした。座席はとても良かったのに、まわりが悪かったです。

話も素敵でしたが、残念だったのは富姫と図書之助がお互いを想う気持ちがあまり伝わってこなかったことでした。富姫の美しさに心を奪われた図書之助と、かつて恋人を裏切り愛して合った為に殺されてしまった樫之助にそっくりの息子。出会って惹かれたというのは分かりますけど、妖怪と人間が自分の世界を捨ててもいいと思えるほど深くお互いを愛してしまうというところまでは理解できませんでした。納得できていないのは私だけかなと思いましたが、コレビューを読んでみたら同じように感じている方がいました。

とても素敵だったので、これで主役2人の内面がもっと舞台で表現されていたら大好きな作品でした。少年社中さんの舞台は、また気になる作品があったら観に行きたいと思います。

ネタバレBOX

天変地異で人が大勢死んだのは妖怪のせいだと滅ぼそうとする人間と、獅子頭によって弱い人間を助ける為に力を与えられて生まれた妖怪。いわれのない理由で仲間を殺されながら、鳥になってしまう為人間を殺せずに苦しむ妖怪の憎しみと葛藤は悲しかったです。

全体的に素敵でしたが、特に見せ方が良かったのは富姫の恋人だった鷹ですね。
富姫と愛し合った樫之助を殺して鳥になってしまった彼は本当に鳥に見えました。かつては同じ妖怪でありながら鷹の言葉は富姫には分からないというのも、時が経ち、かつて殺した恋敵の息子が富姫と出会い恋に落ちていく姿を、そしてその結末を見届けようとする彼の姿は素敵でした。
鷹と妖怪や人間の対比は、昔観たゴジラと少女の恋愛物語でも同じような方法がとられていました。鷹は衣裳もそれらしく作ってありますが、ゴジラは上半身裸で特殊メイクもなし、効果音と役者の動きだけでリアルに表現していました。こういうのは演出の力ですね。役者さんの表現力ももちろんですが。
テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズ

南大塚ホール(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

笑った、笑った!
地下室に監禁された七人の男女が脱出を試みるが、何故、監禁されることになったのか、その謎を探る為、それぞれが独白していくと・・・笑


以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

7人の職業は、別れさせ屋、本マグロと偽ってハマチを撃っていた魚屋、占い師、刑事、暴力団の下っ端、元ホステス、俳優だった。彼らが監禁されるまでに辿ってきた人生を
それぞれ独白しながら、なぜ、自分たちが監禁されなければならなかったかを、その回想に秘められた接点を探るのだが、一人一人の秘密の暴露が面白い。これらを数個の椅子を巧みに使って、ジェットコースターや山や、水上サイクルなどに見立てて見せる演出が素晴らしかった。

結局薬局、彼らを監禁したのは、暴力団の下っ端だったのだ。彼が余命いくばくもない明美と出会えたのは彼らのお陰だと、その繋がりを説明し、お礼を言いたかったのだという結末。ちょっと無理無理こじつけた感はあるものの、何も監禁しなくても・・という彼らの疑問の中、人生に絶望していた恩人を、一種のショック療法でもって生きる気力を与えたのだという。笑

コメディだけでは終わらない物語だったが、キャストらの動きから、相当、練習したように思える。7人のキャストの演技力は秀逸だったが、その中でもキャラメルボックスの稲野杏那の照明を利用した一瞬の表情の魅せ方が上手い。

楽しい舞台だったが、このホール自体のキャパが広い為、空席が目立つ。客席に、「面白くなくても面白かったと声を大にして宣伝してください。」との泣きが入ったが、いあいあ、物凄く面白かったよ。
テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズ

南大塚ホール(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

すごく!
面白かったです!椅子を使っての技術(?)のすごさにビックリしました。これは見た人でないと分からないと思います!ストーリーも、笑えて、ほろりとさせられて、すごく楽しめました。もっともっと多くの人に見てもらたい劇団だと思います。また違った作品も観たい思いました。

星より昴く

星より昴く

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2011/06/04 (土) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

ベタでも素敵な物語
私が観始める前に6番シードで上演されていた作品なので、劇団もキャストも違いますが観るのが楽しみでした。

スケジュールの都合で初日のチケットを取ったので、芝居がどうかなとちょっと心配もありました。いくつかトラブルはありましたけど、でも楽しくそしてちょっと泣きました。

正体を隠して、自分の幸せでもある龍治の夢を応援していく真理、彼女の「好きな人が夢を叶えることが幸せ。だけど自分から遠い存在になってしまうことが少し寂しい…」という気持ちに共感しました。

ベタなラブストーリーといえばその通りですけれど、こういうハッピーエンドもいいですね。

ネタバレBOX

ひとつ気になったのは、缶コーヒーの撮影シーンでした。下手にいる龍治は黒幕で隠されて、客席からはカメラマンとアシスタントの姿しか見えません。カメラマンが「いいよ~」と何度も繰り返しながらシャッターを切るというだけの場面なのに長いのですよね。何の為に必要なシーンだったのか、ここまで長くする理由が分かりませんでした。

役者さんについては米倉役がイメージと違いました。弱小事務所の期待の星という設定でしたけど、ただの軽い男にしか見えなかったので。後半の事件以外は明るい内容ですし、キャラクターもそういう感じの人が多かったので、私の好みではなかったということでしょうけど。事務所社長役のまみさんはハマり役でした。観ていて楽しかったです。

真理と親友の初江の友情が素敵でした。真理の為に龍治を殴りに行くシーンでは、彼女のセリフに泣きました。その後真相を知った龍治が真理を迎えに行く場面でももちろん涙がこぼれました。あそこまでしっかりと受け止めてくれる人ならいいなと思います。また2人で一緒に夢を育てていけるのですから。
関ヶ原でダンス

関ヶ原でダンス

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

名もなき百姓たちの戦
有名な関ヶ原の戦いを舞台にしながら、メインは足軽百姓たち、何か大きな手柄をたてて活躍するわけでもなく、情けない男たちが右往左往して、最後は自分の大切な人の為に踊る小さな物語っていうのもいいですよね。ただ、無助たちがあまりにも情けないので、しっかりしなよと思いましたけど。嫁たちは大変ですよね。

登場人物たちの年齢設定がよく分からなかったけど、きっと想像しているよりは若いのかなと思いながら観ていました。後で購入して読んだパンフレットに1部キャストの年齢が出ていましたけど、老け役だと思っていた方も若かったと知って驚きました。

足軽百姓にその母や嫁、武将に盗賊と20名を越す役者さんたちが出演していました。大人数での作品も好きですが、普段は大勢出ていてもメインで観ている人物がいて、さらに好きな役や役者さんを観る感じなのですけど、今回はちょっと視点をどこに定めていいのか分からず戸惑うシーンもありました。

6C作品は毎回美術も衣裳も音楽も素敵ですし、役者さんの芝居で関ヶ原の世界がきちんと描かれていました。客演さんたちも初めての方がほとんどでしたけどカッコ良かったです。殺陣もありましたしね。人が死ぬシーンは観ると辛いけれど殺陣は好きです。

イメージしていたのと違う雰囲気の話でしたけど、誘って一緒に観に行った方がまた観たいと言ってくれたのでうれしかったです。

ネタバレBOX

劇団HPの特設サイトで事前に役の詳細を見ていましたが、一番気になっていた役が藤堂瞬さん演じる多念でした。盗賊チームで頭領の椿を演じていた椎名亜音さんの弟という設定でしたが、未熟児という役をどう演じるのかなと思っていました。客演先では殺陣をカッコ良くやる役を観ることが多かったので、盗賊チームになったと知った時は殺陣の見せ場とかある役なのかなと思っていたので意外でした。でもASSHに客演した時の盲の男も意外な役だったけれどとてもハマっていたので、多念もきっと素敵だろうなと期待していました。それに、亜音さんの頭領は絶対にカッコイイはずですし、2人が演じる姉弟を観るのがとても楽しみでした。

ただ、楽しみではありましたけど、設定を読んでいたので多念が事件を起こすらしいと心の準備もして行きました。舞台で人が死ぬのを観るのは、映画やドラマで観るよりも衝撃が大きいですから。でも、あの流れで多念が人を殺してしまったのは、心の準備とか意味がなかったほどの残酷なシーンでした。

それ以外は椿を「姉ちゃん」って追いかけるところとか、荷車(?)の引き手にいる無助の所へ行って、中に入り込んで無助を体で押して追い出して自分が引き手になるシーンとか可愛くて好きでした。
愛はガツン!

愛はガツン!

まじんプロジェクト

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/04/13 (水) ~ 2011/04/17 (日)公演終了

満足度★★★

遺産を巡るコメディ
知人の佐藤祐一さんから連絡をいただいて公演のことを知りました。
映像関係の友人たちといつか実現させたいと話していた企画で、出演者も素敵な方ばかりだというので千秋楽のチケットを取ってもらって観に行きました。
もちろんそれだけが理由ではなく、内容も面白そうだと思ったからです。

最初は人の生死そのものまで笑いのネタにしてしまうことに苦手意識を持ちましたけど、その他のコメディ部分は楽しめました。刑事ドラマのパロディなどもあって、佐藤さんが私の好きな「相棒」ネタをやっていたので笑いました。

誰が味方なのか、何が嘘で誰の言葉が真実なのか、そして家族の絆なども描かれていて良かったです。ただ、笑えないネタがあったことと、もう少し物語りに何かがほしかったなという気持ちが残りました。

テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズ

南大塚ホール(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題125
むちゃくちゃ面白かった!眼にウルルだし、笑っちゃうし、アイデアに関心するし、こっちだって客席で大車輪さっ!

よくかかっているインスト曲は、映画『TRUE romance 』の『You're So Cool』(HANS ZIMMER)。ヴォネガットの「タイタンの妖女」アマゾンでみたら、ハヤカワSF302、そうとう昔です)は文庫が出てすぐに買ったけど、そのままになってる。

ネタバレBOX

開場15分前頃に着きましたがもう受付は始まっていました。しばらく立っていると、スタッフの方がわざわざ「パイプ椅子」を持ってきてくださいました。

今日も最前列(1番前は座れないようになっているので、2列目から)に座ります。舞台上、7脚のパイプ椅子が置いてあり、また頭上からも吊られています。

暗転、真っ赤なつなぎを着た男女が、さるぐつわをされ、椅子にくくりつけられている。それだけの舞台で様々な人生模様が語られるんだから、そのレベルは尋常じゃない。1人1話の話、それがなにも繋がってはいないんだけど...この後お話は、ソウキマシタカ…やられた。皆さんもご覧になってぜひ確かめてください。

パイプ椅子がこんなに表情豊かだったなんて驚きです。普段、椅子を運んだりするとガチャガチャするけどそんなことはなかった。丁寧に扱い、出来上がったものは一目でそれとわかる。それにちゃんと動くんだ。
The 時給探偵〜消えた探偵助手〜

The 時給探偵〜消えた探偵助手〜

劇団東京都鈴木区

遊空間がざびぃ(東京都)

2011/04/09 (土) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

観客参加型の謎解き芝居
鈴木区の新作です。もともと謎解きゲームが好きなので、それが加わった芝居はどういうものなのかとても楽しみにしていました。
チケット予約をした後に届いたメールの注意事項で、観客は猫役なので語尾に「にゃ」「みゃ」などを付けないといけないと書かれていたのでワクワクしていました。

ただ、私は1人参加だったので、ちゃんと謎解きが出来るかとか、心配に思っていることもあったのですが、会場についてすぐにスタッフ猫に「仲間が増えたにゃー」って声をかけられて、しかも猫耳まで渡されて心がほぐれました。
他に1人参加の方もいましたけど、本編の前にミニゲームをやってくれたので、他のお客さんたちとも打ち解けて、協力しながら楽しく謎解きをして物語を楽しむことができました。

話も面白かったし、過去公演のキャラなども登場して盛り上がりました。この素敵な企画、ぜひまたやってほしいと思います。
鈴木区の公演は、いつも会場全体が温かくいい一体感があって好きです。

under-ground

under-ground

空の驛舎

ウイングフィールド(大阪府)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★

観客目線
①開演前、観客席の真上に照明が降り注ぐ。まるで日焼けサロン。暑い。
②上演中、座る席の位置によっては、舞台を注視する目線のラインに、音響卓の明かりが入ってくる。集中力が萎える。
この作品は言葉の洪水を集中力を持って処理することを必要とします。以上の理由により、集中できないことから、作品を楽しむことができません。観客目線を持っていれば防げることなのに、残念。

JACKED JACKERS 

JACKED JACKERS 

劇団森

早稲田大学学生会館(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/18 (日)公演終了

満足度★★★

新人の劇団森進化過程
スタートの照明の色使いや音、動きは劇団森らしさの片鱗が見える。劇団森の良さは、一見引いてしまう様なサイケデリックさにあると思う。ゲロを吐くと気持ちがよくなるような演劇だと思う。今日は新人というコトで全体としてはフツウの演劇になっていて、普通の学生演劇として標準的な出来とは言えるが、期待を込めて、あえてコメントしたい点は、スリリングでなければならないストーリーなのに、スピード感が感じられず残念。笑を取る場面も沢山あるが踏み込みが甘い。今後の劇団森化が楽しみだ。

わらいのまち

わらいのまち

東京セレソンデラックス

シアタークリエ(東京都)

2011/09/04 (日) ~ 2011/11/03 (木)公演終了

満足度★★

まったく乗れなかった
全然笑えなかったし。
なんだろ、この感じ。

ネタバレBOX

全然面白いと感じなかった。
なぜだろう。

ベタな笑いは嫌いじゃないし、役者たちも熱演というのはわかる。
「東宝セレソンデラックス」っていうのも面白いと思う。
しかし、周囲のおばちゃんたちが大爆笑すればするほど気持ちは冷めていく。

同じことを、あまりにも何度も繰り返しすぎるのがいやなのかもしれないし、ベタがあまりにもベタベッタすぎるからかもしれない。
やくざな兄貴が帰ってきて、周囲が迷惑して、その兄貴が美人に一目惚れという、寅さん的な出だしや(引き戸に寄っかかると、戸がすっと動いてこける、なんていうところは、まんま寅さんじゃないか)、「そんなの関係ね~」のつかみや、いまどきポポポ~ンの歌、いまどき仕分けで有名な白いスーツの女性国会議員の設定とか、スリッパで頭を殴るのが何度も何度もとか、ドタバタと走り回るとか、不倫相手の女性が相手の赤ん坊を誘拐する八月の蝉的なエピソードとか、なんかそんなのが気になってしょうがないからだろうか。

どこかで、(別の古い映画とかテレビとかで)見たり聞いたりしたことのあるような、既視感だらけの内容(ギャグも笑いも設定も)で、古い舞台を観ているようだった。それは、昔書かれた作品ということではなく、古くさいという意味においてだ。もちろん、古くても、古くさくても、いい作品はあるのだが…。
とにかく、なんか気持ちが悪い。
人情話的な話の収束もなんだかな~だったし。
平成の世でも、やっぱりこういうのがウケるということなのだろうかね。

前半はそうでもなかったが、後半の、勘違いで取り違えあたりから、周囲の笑い声は高くなってきたのだが、そういう中にいると、こっちの感覚のほうがおかしいのではないかと、不安になってくる。
安心して観られるということで、ファンが多いのかな。
空のハモニカ

空のハモニカ

てがみ座

「劇」小劇場(東京都)

2011/09/14 (水) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

金子みすゞの
自殺の真相が分かりました。

次回は乱歩の再演、やはり長田さんにはぜひオリジナルなものを書いてほしいと思いました。

ネタバレBOX

夫から性病を移され26歳にしては何とも老けた風貌、少女のころの透明感溢れる姿とは大違い。

テルが自殺したのは、娘の親権をテル側が獲得するため。

弟が東京で古川ロッパの台本を書いていたとは、みすゞの才能を見い出していただけのことはありました。そして、娘も東京へ出て自立できました。

ああ、それにしても男運がなかったことが悔やまれます。

針金でできた魚などのモビール、素敵でした。スポンジボムに出てくるヒトデのような星型の針金細工も可愛い。針金の魚の葬送も荘厳。

今泉舞さん演じる少女時代のてるは透明感があって本当に素敵でした!

汚れ役と写真館の純情娘役を演じ分けた美舟ノアさんも素晴らしかったです!
恋、ほのか ~何年後かのI love you~

恋、ほのか ~何年後かのI love you~

Knocturn

六行会ホール(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★

思春期の恋
保木本真也(コメディユニット磯川家)の本だけあって、笑いが満載だった。プラットホームのセットがリアルで素晴らしい。美術:福島奈央花。また、芝居の中に組み込まれている映像(関口裕二)も素敵だ。物語の舞台は駅で始まり駅で終わる。駅の風景が田舎町の長閑な場面を想像できて、そこも温かみ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

小さい頃からずっと一緒で幼馴染の純(渡辺大輔)と智子(岩井七世)はお互い、ずっと好き合っているのに、素直にそれを言うことが出来ない。素直になれないことから、お互いにすれ違い、好きでもない相手と付き合ってしまう。それでもお互いにお互いを大切におもいながらも現況を切なく思ってしまう。

こうして二人はくっついたり、離れたりしながらを繰り返し、煮え切らない思いだけが増幅し、想いだけがつのる。その恋は一見、ほのかな恋のように思えそうだが、実際はそうではない。お互いに肝心なところで意地になって素直になれないばかりに、最終的には智子は医者と結婚してしまうのだ。自分の気持ちに未消化のまま。だから、大人になって何年後かの「好き」を告白したとしても、気持ちが空回りして一緒になることはない。

それは甘酸っぱく、もどかしく、いじらしくも切なく甘い初恋ラブコメなのだが、最初にボタンの掛け違いがあると、中々、素直になれない感情ってあるよね。素直になれないって、凄く損しちゃうわけだけれど、大人になれない精神がそうさせるのだとしたら、やはり幼稚な感情のまま発展しない二人は結ばれないよな・・なんて感じてた。

千恵役の川面千晶のキャラクターが絶妙!実に素敵だ。
初恋ラブコメよりコメディの部分がイカシテル!

暴れン坊の棒、大いに暴れるの巻

暴れン坊の棒、大いに暴れるの巻

LIVEROCK

ラ・グロット(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

荒削りで実験的な公演
この会場は初めてで、入ってみると、いびつな5角形。
入口のそばには、一段高いところがあり、奥に向かって階段が付いていて、
下に降りることができる。もとは倉庫か何かだったのか?
(↓ここに会場の写真があります。)
http://www.la-grotte.com/1f/

11の小さい話に分かれていて、関連性の濃いもの、薄いもの、
少し前の話と関連しているものなどさまざまだが、
何しろ実験的で、暗くしてライトを使うもの、
まくしたてたり、静かに魅せたり・・・
何より驚いたのは、例の階段が可動式だったことで、
これが動きながら役者もアクション的演技をすると結構な迫力!

ということで、荒削りで、好みは大きく分かれると思うが、
期待は持てる劇団と思った。

で、好みは分かれるところで、
こういう実験的試みは、個人的には面白かった。
これはプラス1P。

でも、ギャグがあまり受けなくて、しかも、
一番つまらない「ニューートントン…」というやつが、
最後までしつこく繰り返されたのは、いかがかと思った。
で、これはマイナス1Pで、結果3Pとしました。

おしまいのとき

おしまいのとき

ポツドール

ザ・スズナリ(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

ぐったりした
初ポツドール。140分くらい。観劇後の疲労感がはんぱなかった。こんな疲れたのは初めてだった。

ネタバレBOX

子供を水事故で亡くした夫婦(橋本家)と、同じマンションに住む隣人夫婦(今井)、クーラー整備業作業員と、その身ごもった彼女。

橋本妻(篠原友希子)のナレーションがところどころに入る。第一部「不幸」第二部「復活」ということで、彼女の「再生」の物語にもみえるが、タイトルのとおり「おわりのとき」でもある。むしろどこからが「おわりのとき」だったのかすらわからないくらい。でも、ラストのご飯モリモリ食べるとこで「再生」のような気もしてきた。

ほかの人物たちも、どこからが「おわりのとき」だったのか。すでに終わっていたのか。

前方客席で整備員(菅原)に部屋(舞台2階)が若干見えにくかったが、その彼女(新田めぐみ)の、髪からつま先までの表現(メイクや衣装、体型、発言、演技すべて)が、上手いなと感じた。
悩殺ハムレット

悩殺ハムレット

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

圧倒的
今回は古典ということで、
物語の骨組みがすでに観る側にあることから
個々のシーンに役者たちが醸し出すニュアンスの鮮やかさが
あっという間に観る側を凌駕してくれて・・・。

そこから一気に疾走する
圧倒的に豊かで鮮やかな舞台でありました。

ネタバレBOX

シェークスピア戯曲のもつ面白さが
あらかじめ用意されているということで
作り手は物語の骨格を組み上げる手番に力を削がれることなく
戯曲を読み解き、個々のシーンが担うニュアンスの表現を
ぞくっとくるような感性で作り上げていく。

品格に包まれて置かれるのではなく
ダイレクトに伝わってくる台詞の意図、
抜き身のような今様の言葉から
あけすけに、ダイレクトに伝わってきます。
個々のキャラクターたちが背負うロールのニュアンス。
それは言葉にとどまらず、身体の表現や
刹那の表情の誇張や
舞台全体に作られる空気として伝わってくる。

もちろん、物語の構成としてのロールの軽重はあるのですが、
場面を創るということに関して
軽いロールを振られた役者がみあたらないのが凄い。
戯曲に描かれた役柄の大きさや色に縛られることなく、
ひとつずつのキャラクターの刹那が
観る側にがっつりと入り込んでくる。

禍々しいだけではない父の亡霊が纏う華、、
悪に染まりきらず揺らぐ(褒め言葉)クローディスの内心、
エロいという言葉を背負いうる母、
そして、ひたすら重厚に悩むのではなく、
リアリティを持った苦悩の質感を醸し出すハムレット。
清純なだけはなくちゃらいだけでもない無邪気さを持ったオフェーリア。
絶妙な思慮の深度とまっとうな感覚を感じさせるレアーティーズ。
宮廷内のたくらみの匂いを編み上げるボローニアス。
ホレイシオの作りだす実直さと悲劇の現場の疲弊感。

彼らと遜色ないというか、時には競い合うように
ローゼンクランツやギルデンスターンそれぞれの
人物像や男っぽさが、役者の美しさに阻害されることなく
むしろ切れというか味方となって浮かび上がってくる。
マーセラスとか墓掘りから滲み出してくるにび色の印象に
役者の震えが来るような表現力と舞台への献身を感じる。
バナードーが組み上げる冒頭のトーンの確かさが舞台の安定を生み
オズリックの作りだすトーンが、
坩堝のような思惑の先に定まった惨劇を
ぞくっとくるほどしなやかに形骸化させて・・・。
イングランド使節が一瞬で観る側に渡す悲劇の外側の質感の軽さが
物語の片端の枠組みとして機能していく。
                              
そして、終盤でのフォーティンブラスの物語の受け取り。
そこには、もう、言葉になしえないようなテイストとともに
浮かび上がるある感覚が編み上げられていて。

戯曲に編みこまれた、
登場人物たちの肌触りが
古典の枠組みに縛られない、
戯曲の意訳とニュアンスの描写力の具現として
役者たちの秀逸な演技から溢れだしてくるとき、
役者それぞれのときはなられたような演技の広がりの先に
不滅の名作の骨組みと舞台を満たす感覚の実存感が
一つに重なる。
それは、作り手がきっともくろんでいるがごとく、
役者を見せる舞台として
圧倒的に観る側を取り込んでいくのです。

これ、かなうことなら、是非にもう一度見たい舞台。
かなうか?

ジャンクパイレーツ

ジャンクパイレーツ

YANKEE STADIUM 20XX

シアターサンモール(東京都)

2011/07/16 (土) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

超A級エンターテイメント
アクションコメディをベースに歌やダンス、パロディ、さらに家族愛まで盛り込んで、休憩込み195分を2時間程度にしか感じさせないのはのが見事。
ただ、欲を言えば前半でもう少し父の失墜を描いて欲しかった。

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