最新の観てきた!クチコミ一覧

133821-133840件 / 191525件中
小田急線で会わせに行きます

小田急線で会わせに行きます

ジェットラグ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★

小さなスペースでの大ネタ
姉妹それぞれの性格の作りこみに
密度と枠を超えたような
表現の広がりがあって。

観る側にシチュエーションが馴染むにしたがって
キャラクターたちの感情の色や起伏が醸し出す
密度の濃淡にがっつり惹かれていく。

小さな空間ならではの
描き方もしたたかで、
時間を忘れて持っていかれてしまいました。

ネタバレBOX

劇場は舞台もそれほど大きいわけではなく
4人がたてば、結構満ちる。
だから、装置にしても
小道具にしても
どこかコンパクトにデフォルメされていて。

その中で演じられる物語も、
流れからすると派手さがあるわけではない。
どこかコミカルさすらもった、
姉妹の姿の描写の態であったりもする。

でも、その土台のなかに組み上げられていく
登場人物の想いの表現には
その舞台の大きさや
様々な具象でのリアリティのそぎ落し方からは
思いも及ばない表現のふくよかさがあって。
シチュエーションの設定や、
会話に織り込まれたウィットを足場にして、
描き出されるキャラクターの内心には
圧倒的な豊かさがあって。

妹やその彼氏、恋の相手・・・、
一人ずつのキャラクターの作り方に
ぶれがない。
だからこそ、姉の心情の閉塞や
箍が外れた時の広がりが舞台を鮮やかに席巻する。

その姉の心情の起伏には、
一色に染まるのではなく
微細に重なり変化していく想いの質感、
さらには観る側にも息を詰めさせてしまう、
半生を背負ったような想いのありようの刹那ごとの豊かさが
紡がれ、織りあげられていて
がっつりと取り込まれる。、
しらっとシチュエーションを組み上げる
作家の技量も実に秀逸だし、
その感覚を場に供する演出や共演者たちにも豊かな技量を感じましたが
なにより、へたることなく貫き演じ上げるこの役者の表現に
直球で心を奪われて。

キャラクターが持つ不器用さが
観る側のいらだちとなり、
躊躇に重なるあやうい解き放たれ感が
観る側のなにかを広げる。
キャラクターの想いに
つぎはぎ感やへたれ感をまったく感じさせない演技は
観る側に、単なる物語の流れだけではない
舞台への肌触りと感慨を残していくのです。
なんだろ、観ているうちに、
脂の乗った噺家が、
どこか脱力感のあるまくらから
大ネタをしなやかな緩急とともに語りあげていくのを聴くような
グルーブ感に満たされる。

観終わって、俯瞰しているものの
暖かさとビターな感触が
どこかコミカルで、にもかかわらず
驚くほどにとても愛おしく思えて。
劇場の風情や舞台美術などからは
とても想像しえないような満たされ感が残り、
作り手や演じ手たちの力量に改めて
舌を巻いたことでした。




Wブッキング

Wブッキング

ウカレコーポ

Blue-t(笹塚)(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

白Verを・・・
残念ながら両バージョンを拝見することはかなわず、
白Verのみを拝見。

作り手の掌にしっかりとのせられてしまいました。

ネタバレBOX

空間の使い方がしたたかで、
2か所に置かれた舞台空間が
物語の感覚を会場全体にひろげて・・・。

コメディとミステリーのテイストが
バランス良く配されていて、
物語の展開に幾重にも惹かれる。
シンプルな物語のように思えて成り行きを追っていてると
意外な奥行きがあって、
自然に前のめりに観てしまう。

で、解き放たれる状況を追いかけて、
舞台の空気と一体化して
構造を読み切ったと思ったあとに
もう一度様相ががらっと逆転して・・・。

語られ方がフェアなので、
きれいにひっくり返された感が
心地よい。
その後の舞台のペースも
観る側に更なる余韻を創り出して・・・。

ほんと、見事にやられてしまいました。
田園に死す

田園に死す

流山児★事務所

ザ・スズナリ(東京都)

2012/02/09 (木) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★

テラヤマを描く寺山作品。
マームとジプシーのリピート演劇をみた直後の(自分的)大元・天野天街さんのリピートはハンパじゃなかった。
再演な分役者の遊びの余地があったのか、POPな印象。
+後半まともな人が入ることでいつもよりかなり観客よりでわかりやすい印象を受けた。

ネタバレBOX

だからって天野天街世界が弱まったかと言ったらそんなことは全くなくて、終盤も「天野さんがここで終わらす筈がない!」と思ったらやっぱり終わらず、より狂ったラストがやってきたのにはニヤニヤしてしまった。
原作を読んではないけど、田園に死した寺山氏を天野さんの世界観で見事に見せ付けられた。
『短編集 仇野の露』津公演

『短編集 仇野の露』津公演

烏丸ストロークロック

四天王寺スクエア(三重県)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

3組の男女に透けて見える社会
結婚を考える男女、これから離婚しようという男女、長年連れ添ってきた男女…
舞台上には二人しかいない、だけど彼らの世界は二人の中では決して完結していない。
それぞれにそれぞれの人生や、思いがある。

ごくシンプルな舞台美術で、閉塞してしまいそうな二人芝居でそこまで見せてしまう烏丸さんの描き方はすごい。

生演奏の音楽が主張しすぎることなく作品を生かしていて素敵でした。

ひもの男

ひもの男

劇団やみつきわさび

ナンジャーレ(愛知県)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★

大学生のリアル
日替わりゲストとして、自劇団の役者・伊藤文乃の出演回を拝見しました。

とっても優しいお芝居でした。
最後列で観ていても、大学生の登場人物らと一緒に、笑ってぐだぐだとした、だけどいろいろ考えちゃう日常を過ごしているような錯覚に陥りました。

春風

春風

年年有魚

駅前劇場(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

まあまあ楽しめた
個人的には、まあまあ楽しめた。
舞台美術&役者陣がなかなか良かった。
上演時間90分。

ネタバレBOX

<残念だった点>
私にはこの物語で言いたい(観客に伝えたい)焦点が
ぼけてしまっているように感じた。

説明文を読むかぎり、作品のキーワードは「頑張って」であり、
応援歌的な作品とのこと。

ならば90分という限られた時間の中で、時間配分が適切には思えなかった。

「小学校教諭が何故学校へ行けなくなったのか、相談相手の友人から友達にならなければ良かったと言われた理由、今後学校へ復帰できそうなのか」といった点にもっと時間を使って欲しかった。

また、女優については病気になりながらも「芸能界は頑張る事をやめたら終わる世界なので頑張る」というところは良かったのだが、最後の方の場面で、ADが「女優の色紙を誰に渡したらよいのか分からない」といったセリフがあった。
あまり意味のないセリフだったのかもしれないが、私には努力して頑張っても
色紙を誰も欲しがらない程度の人気であり、先行きが暗いのかと思えてしまった。

個人的には、おばあさんと詐欺師のエピソードに時間を使うより
こういった点を丁寧に描いて欲しかった。

<良かった点>
・舞台セット(喫茶店)が本当の店のように見えた。
・役者陣が各々の役柄を好演。
特におばあさん役の岩堀美紀さんは本当におばあさんに見えた(笑)。
なんだかんだで目立つ今城文恵さん、暖かな感じのするお母さん役の
辻川幸代さんも捨てがたい(笑)。
一丁目ぞめき

一丁目ぞめき

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

うんことちんことまんこの話ですが
どこかに居そうなダメな男たちの日常というリアルなの話ですが、下品な台詞もさることながら細かい動作や表情が丁寧に描かれており、その人物が浮き彫りになってくる。本当に男っていう作品です。うんことちんことまんこの話 良かったです。
勉強になりました。ありがとうございます。

  ∞    (メビウス)

∞ (メビウス)

乙山×ト Produce Project (o.p.p)

Geki地下Liberty(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★

骨太で誠実
非常に骨太で、誠実な作品でした。
このテーマを芝居にするにあたり、
腹くくったんだろうなという覚悟が伝わってくる脚本。
とても好感が持てました。
斜に構えた視点ながらも、しっかりと人間讃歌している。
こういうテイストの作品だとは予想もしなかったのでびっくりしましたが、良作でした。
演出次第で、もっともっと良くなるだろう所が隠されている気がします。
また観たいですね。

未ダ和解ナリ

未ダ和解ナリ

W×A Produce

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

モチベーション
千秋楽を観ました。全員のモチベーションが非常に高く、多少のつまづきなどものともしない勢いを感じました。2作品が関わっていく快感がありました。知っている人が多いので、どうしても思い入れが入ってしまいますが、それを差し引いてもいい公演だったと思います。芝居を観る、というより芝居に埋没できるという体験をさせてもらいました。私は芝居の可能性のひとつを感じました。

エドワード8世

エドワード8世

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2012/03/23 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日
東京公演の初日を観てきました。

前売りもほぼ完売していたので、当日券で朝から並んで、
何年かぶりに立ち見をしました(前夜観たピーター・ブルックがライトな作品で良かった(笑)が、そんな疲れもなんのその(苦笑
やはり引退公演の初日に駆けつける熱心な観客だけあって、
拍手なども含めて会場全体の雰囲気が素晴らしく、
何年も記憶に残る素晴らしい舞台だったように感じられました。

宝塚の場合、作品の完成度とは別に、
こうした観客の熱気も大きく影響するのです・・。

天気が悪かったにもかかわらず、
終演後も劇場の前には多くのファンが帰らずにいて、
なんだか夢を見てるような温かさが劇場に溢れているようでもありました(笑

センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダー

天才劇団バカバッカ

テアトルBONBON(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しい
笑えた。年配の役者がさすがの存在感。良くも悪くもいろいろな要素が詰まっていてごちゃごちゃしている。今後も再演される予感。脇で気づきにくいが、黒服3人女の右端がいい味を出している。

煙草の害について

煙草の害について

劇団東京乾電池

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/23 (金)公演終了

満足度★★★★

味わい深い、いぶし銀!
個人的には、非常に良い時間を過ごせた!
東京乾電池公演、初見。柄本明さんの一人芝居。
新宿ゴールデン劇場なので、本当に目の前で芝居を堪能できた。
上演時間70分。

ネタバレBOX

柄本さんのアコーディオン演奏から芝居が始まる。芸達者だ(笑)。
「チェーホフの煙草の害について」は本来15分程度の芝居だそうだ(柄本さん談)。本場の芝居は格式高いものだそうだが、柄本さんの芝居は下品なシーンもそこそこあって笑えた。
70分間、まるで観客一人一人に語りかけるような芝居であり、実際何回も目があった。
それにしても、わずか50人位の観客のために演じるという非常に贅沢な公演であった。なのに料金は2000円。
芝居小屋で演じるのが、役者の原点と考えられているのだろうか。
我々観客には嬉しいかぎりである。
NMSグレイテストヒッツ

NMSグレイテストヒッツ

石原正一ショー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

現在6本目・・
今のところ
3/21
『グレープフルーツムーン』
『踊る赤ちゃん人間』
3/23
『紛れて誰を言え』
3/24
『アイ・アム・ウェイティング・フォー・ザ・マン』
『幸福論』
3/27
『元少年の歌』
を観ました・・。

ラストまで、石原氏ともども自分も走り抜けられるか・・(笑

『元少年の歌』
は、2年前に自分も大阪まで観に行きました。
コモンカフェで石原氏が上演した舞台を最初に観た(カフェ上演自体初めてだったのかな・・)思い出深い舞台です。

観客席も、やっぱり大阪ということもあり、
東京に比べてずっとぎゅうぎゅうで、
自分も右端の席に窮屈そうに座って観たのを、
今でもよく覚えてます(笑

今回、2年ぶりに東京で再演を観てみて、
物語の隅から隅まで、
役者二人の演技の端から端まで、
味とか哀愁とか、男同士の友情みたいなものが漲っていて、
改めて素晴らしい舞台だと感じました。

27日はこの演目一つきりで、
この演目の東京での千秋楽でもあることもあってか、
石原さんのとび蹴りにも力がこもっているようで(笑
なかなか見応えがありました。

また、2年前に大阪公演で観ていたからこそ、
今東京でこれだけ楽しめたのかな、
とも思い、ちょっと得したような気がしました(笑

ふだんは、自分も「この公演を観てきた・・」というような自慢めいたことは
思うことも言うことも全くないのですが、
・・この公演だけは、ちょっと自慢したくもなりました(笑

物語は、一見『元』少年たちの単純なやり取りのようでいて、
芯まで中年男の優しさとか、温かさとかが通っていて、
演技や物語の遊びが溢れていて、
石原さんと福山さんの「らしさ」が詰まった
素晴らしい傑作のように自分には感じられるのです。

2年前に観た舞台の物語が頭に入ったうえで、
今いちど、一瞬一瞬の表情をとらえたとき、
二人の演技の素晴らしさが改めて感じられました。

生でこの演技を間近で見られて自分は幸せだと思いました。

この公演を東京で見逃した方は大阪まで観に行くだけの価値が十分にあると自分は思います。
・・2年前の自分がそうしたように(苦笑

自分は、2年前に観たときより、今の方が、もっと舞台を好きになっていることに
気付きました。
きっと年とともに舞台も自分も成長したのかもしれません(笑

今回この公演を観た方は、
どうかお願いですから、
何年かしてこの舞台が再演したとき、
また観に行ってほしいです(こんなお願いを書くのは自分も初めてです(苦笑
きっと、もっとこの物語と、この2人の中年男の優しさが
分かるようになっていると思います。

この2年のあいだに、自分は父親を亡くしました。

入院してすぐ、父親の命はあと一週間と言われました。

その当時の職場の人たちはそう言っても、死ぬまで誰も気にもしませんでした。
社会というのはそういうもので、自分たちが忙しいと、
「父親の命があと一週間だと言われたので、病院の面会に行くため少し早く帰りたい」
と言っても、忙しいとみんなそんなドラマみたいな話は、最初から聴かなかったフリをするのです(そして死んだあとで初めて聞いたような顔をする。「・・いや、だから一週間で死ぬって言われたって言いましたよね。1年って言ったわけじゃないんですよ」って、素で言った記憶が。・・ああ、人間と言うのはこんなに残酷なものなんだな、と、改めて感じました。自分はその前年同僚の父親が死んだとき何も言わずに仕事手伝ったのにねぇ・・って、珍しく愚痴です、スミマセン(汗 )・・なので、残業が終わってから、病院の面会時間が過ぎていても諦めずに頼み込んでこっそり入れてもらって(さすがに向こうも人間なので一週間の命の患者の面会を断れない)
母親と死ぬまで、それでも毎日面会に行きました(なんとか必死に

父親は頑張って、年末年始の忙しい時期を生き延びて、
その後一週間ではなく1か月生きました。※
「体はもう死んでいる」と、医者には言われましたが、
それでも死ぬ前には、自分と母親の前に戻ってきてくれた(苦笑

自分の周りで、余命いくばくかと言われ、死んだ人たちと同じように、
オヤジも決して怖いと言って泣いたりしなかった。
明るく笑って死んだ。

その光景が心に残っているから、
きっとこの物語がよけいに心にしみるんだと思います(笑

人生は悲しいことや苦しいことばかりだけれど、
こんな舞台に思いがけず出会い、
一緒に成長しているような気になると、
まだ何か光みたいなものがどこかに残っているんじゃないかと、
そんな気になったりもします(笑

※・・あとで母親から、
   「子どもが今は忙しいから、頑張ってもう少し生きて」
   と、カレンダーを手に、オヤジの耳元で囁いたのだと聞いた。
   その時自分は、いくら苦しくても、生きることが愛なのだと知った。
   父親は成人の日の朝死んで、その時、お袋は
   「(あと1週間でお袋の誕生日だった)・・私の誕生日までは生きてくれなかったのね」
   と、少し寂しそうに、でも少し誇らしそうに・・言っていたなぁ・・(苦笑

   ・・そう、生きることが愛なのです。
   それは、あまりにも単純で、ただ、この世に、「真実」とでも言うものがあるのだとしたら・・
   (ふだんはそんな偉そうなコトバ絶対使いませんが)
   これこそが、真実のように、自分には感じられます。
   (昆虫のように(そういっては昆虫に失礼かもしれませんが)ただ生きるというのではなく
   人の心にも生き続けるという意味で)

   それはどんな人にも、神さまから等しく与えられたもので、
   ただ不幸なことに、
   今は、そのことを忘れた人が多すぎる・・(苦笑

   ただ、だれも言わないからと言って、
   大事でないわけではない。

   僕が、変わり者の役者や役柄を好むのも
   そういうところから来るのかもしれません・・(笑
   (思えば落語には変わり者がいっぱい出てくる)

---------------------------------------------


ちなみに、『紛れて誰を言え』は、美容整形の話だったのですが、
観劇してた男性客など結構みんな気軽に笑ってたのですが、
自分も観ていて気づいたのですが、
これだけ整形が一般的になると
なかなか笑い事ではない気がして、
なかなか根が深い問題だよなぁ・・と、
思ったりしました。

・・考えてみれば、女の子たち(ここでは女性とは言わずに、
高校生から20代前半くらいの、わりと若い女の子たちをイメージしてみます)
が、しばらく見かけないなぁ・・と、思ったら、
化粧とかというレベルではなく顔が少し変わっていて・・(気のせいじゃないよな・・(汗
なんてことは、世間ではわりとよく見かけるように思います・・。

そういうのには、男性より女の子たち同士の方がよほど敏感で、
自分たち男性(以前から気づいていたのですが、男性のほとんどの目はこういうとき節穴に近いように自分には思われる)には到底気付きえない小さな変化も、
彼女たちはけっして見逃さないのです・・(汗

そうして整形した(と思われる)女の子たちは、最初のうちこそ、
内面に見える変化はそうないのですが、
1~2年ほどたつと、すっかり別人のようになってたりします
(もっとも、最初から内面に変化はなく、自分が見逃してただけなのかもしれませんが・・)
別に性格が良くなるとか悪くなるとかではなく、
雰囲気というか、うまく説明できないですが、世間慣れするとでも言えばいいんでしょうか・・・?

(逆にそうした女の子たちに囲まれても
自分のことを見失わずに堪えて頑張っている女の子などを見かけると、
素直に応援したいなぁ、という気持ちになったりもするのです
・・別に整形が悪いというのではないのですが、
整形している人が割といるなかで整形しないで頑張るということは、
それはそれで、世の男性たちはきっちりと見極めて、
好きとか嫌いとかではなく、同じ人間として芯を持っているな、と、もっと評価して良いように思われます・・)

そうした事象のいくつかを、第三者の立場から観察してみたりすると、
なかなか、整形と言うのは、複雑な問題なのカナ?
とか、思ったりもするのです。

整形というのは、外見の問題だけでなく、
心の弱さ、というか傷つきやすさと関わってくる
(場合が多い・・あくまで全てそうだとは思ってないですが・・(苦笑
ように、自分には感じられます。

それなので、一概に「悪いこと」だと決めつけて人を苦しめたりすることは、
整形してない人にも、そうしたコンプレックスを軽視することとして
軽蔑されかねないことのように、自分には感じられたりもするのです。
(もちろん想像力のある男性にもですが・・)

物語の台詞のいくつかは、笑いのオブラートに包まれてはいますが、
非常に本質的なもののようにも思われます。

なかなか考えさせられる良い舞台だったな、と思えたりしました。

ネタバレBOX

ちなみに、わざと自分の顔を不細工に(観劇中は思わず笑ってしまいましたけど、別に石原氏は不細工ではないと思います(笑
整形した夫の行為は、
リアリティのある物語として捉えるなら、
ちょっとやり過ぎだとは感じられますが、
あくまでコメディとして捉えるなら、
非常に鋭いところをついていると思いますし、
よく考えたら自分自身も、
(もともと別に自分の顔のつくりが上等だとも思ってないですが)
見た目をわざと落としてみて(苦笑
様子を伺ってみる、というのは
こどもの頃からわりと本能的に行ってきたので(笑
よく理解できたりもするのです。
(あえて整形しなくても、1~2年の幅で見た目を良くしたりわざと落したりする(体型や服←体型より流行的な歴史をたどって服の感覚の遅れを取り戻すほうが大変だったりする・・結局は勝手にアレンジし始めて完全に無視するのだけれど(笑 も含めて)のは、
やろうと思えばわりと簡単にできるように思うので、色々と迷ってる方はぜひ
試してみたらいいと思います。
・・特に若い男性(笑
女性は、化粧などによって、日常的に周囲のそうした変化を体感していますが、
男性はそうした変化を体感することが、非常に稀なので。
良い勉強になります。
そしてまた、外見と言うのがそれほど簡単にコントロールできるのだと実感できれば、
逆にそれほど重きを置くほどのことでもないと思えたりもするのです。

自分はもう大変なのでやらないかもしれませんが・・(苦笑
R-古書店

R-古書店

Project*Rocca

遊空間がざびぃ(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/27 (火)公演終了

満足度★★★★

オムニバス
オムニバス。
最初の話がすごいよかった!!

ネタバレBOX

一番最初の話がすごいよかった!!
不思議な内容のようで、日常どこにでもありふれた優しさに包まれたような、そんな感覚でした。
すごい切なくて、あー分かる。って思って、ほろっとしました。
お母さんと上の娘二人がよかった。
テンション違うのを挟んでもう一つの話は、一番はじめのがすごくよかっただけに物足りなさを感じてしまった。
前回のハルシオンデイズより遥かに好みでした!!!
ガラスの動物園

ガラスの動物園

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/03/10 (土) ~ 2012/04/03 (火)公演終了

満足度★★★

追憶のかたちが立ち上がる感覚
薄汚れたまだら模様の灰色の壁で三方囲まれた箱形の舞台装置と、壁と同色の衣装のダンサーたちの存在で、冒頭のトムの口上から、脳内の記憶が立ち上がっていくような錯覚を見事に見せてくれました。アマンダ役の立石さんが元気よく威勢よく演じるので、かえって過剰な愛と愚かさ存在のかなしさが、透明感を伴って立ち現れたように思います。

マイワン・アンド・オンリー

マイワン・アンド・オンリー

東京グローブ座

青山劇場(東京都)

2012/03/10 (土) ~ 2012/03/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

極上の愛の賛歌
観る前は、かなり迷いましたが、行って本当に良かった!

素直に感動しました。

単なる、お気楽な、ボーイ・ミーツ・ガールの良くあるミュージカルかと、高をくくっていたのですが、してやられっぱなし。

久しぶりに、日本の上演ミュージカルで、プロの仕事ぶりを見せて頂きました。

主役の坂本さんは、所属事務所のイメージからか、真のミュージカルファンには敬遠される向きがあるのかもしれませんが、四半世紀も、ミュージカルを観ている自分的には、今や、日本の10本の指に入る、名エンタティナーのお一人ではと感じます。

大和田美帆さんも、同様で、彼女も初舞台から拝見しているので、最近の実力を観るにつけ、如何に努力されたかが、推量できます。

お二人が踊るシーンは、古き良き、アメリカミュージカル映画を観るようでした。

他のキャストも、それぞれ、役を楽しく演じられ、久々、観ているだけで、幸せになれる、素敵な作品でした。

最近、翻訳ミュージカルを観る度、違和感ある訳詞にゲンナリすることが多かったのですが、この訳詞は、グッドフィットでした。

ガーシュインの音楽が良いのはもちろんですが、訳詞がしっくりしているので、素直に舞台に酔いしれることができて、満足でした。

最後のカーテンコールで、ミュージシャンの挨拶を、映像で済ませたのも、奥ゆかしくて、好印象でした。

最近、やたら、出演者以上に、目立とうとして、最後に、我が物顔で挨拶するある指揮者に辟易しているので、この奥ゆかしさには、敬意さえ感じました。

昔から、何千という演劇を観て来ましたし、たくさんの演劇人や業界人にも会いましたが、とかく、プロ中のプロ程、出しゃばらず、謙虚なものですね。

ネタバレBOX

なかなかに含蓄のあるストーリー展開でした。

結婚式での牧師の祝辞には、思わず目頭が熱くなりました。

川平さんのミスターマジックスは、出番は少ないけれど、最高のインパクト。

鈴木綜馬さんは、珍しい憎まれ役を軽妙に演じ、大和悠河さんは、宝塚ファンの方には不満が出るのではと危惧していたら、最後の方で、カッコいい決めポーズもあり、アンサンブルの皆さんのレベルも高く、まさに、これぞ、スタンダードミュージカルという醍醐味に満ち溢れて爽快でした。

やっぱり、演出・振り付けが、本場の方だからでしょうか?

いつも、このぐらいのレベルのものを見せて頂けたら、チケット代も高いとは感じないのにね。

照明の美しさも殊の外で、この照明で、うまく場転をする技術にも感嘆!

とにかく、全てにおいて、プロの仕事を見せて頂いた感じがします。

この公演は、坂本さんや大和田さんを食わず嫌いな方にも、できれば是非観て頂きたくなる舞台です。
くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

DULL-COLORED POP

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

「名は体をあらわす」
DULL-COLORED POP という劇団名は、ちゃんとやっていることを伝えているなあ。人間の見たくないような醜い部分、それをあくまでPOPに描くって。
・・・正直、見たくないものを見た感じです。私が(娘として)自分の母に言ったこと、母から言われたこと。あるいは、私が(母親として)子供たちに言っていること。結構、出てきました。笑えるほど・・・。母親って、病の一種かもしれません。男性が母親役、また母親の回想シーンはネコが代弁することで、「生々しい痛み」は少し和らいでいる気がします。

「人生って甘いもんじゃないのよ、我慢よ。」なんて台詞、そういえば「ガラスの動物園」のアマンダの台詞でも同じようにあったかも。

「ザ・シェルター」「寿歌」2本立て公演

「ザ・シェルター」「寿歌」2本立て公演

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

余韻残る最終景。
本公演は2本立てですが、核戦争の前後のような感じでつながりを持っています。この2本の微妙なつながりを、本公演ではキャストのつながりとして、また小道具の「赤い傘」をモチーフにして描いていた。
「ザ・シェルター」は、核戦争に備えるための家庭用シェルターの製品テストで、社員の家族がシェルターの中に閉じ込められてしまう物語。シェルターの中に閉じ込められる境遇に陥って、なぜか「台風」の話で盛り上がってしまう。
台風って日本に住んでいる人は皆持っている災害体験。でも深刻な被害だけでなく、気分が高揚する感じとか、安全な場所(家)から、荒れ狂う外界を観る密かな喜びだとか、そういう共通した既視感が面白かった。
台詞にもあったけど、家族でシェルターに入るとしたら、やはり台風の話をするんじゃないかって。
2本目の「寿歌」は、核戦争により人類が殆ど消滅した世界を描いており、まさに「生き残った」世界そのもの。そう、シェルターに入るとは、「そのあと」への想像力が必要なのだと。
最終場面の雪(核の灰らしい)が降りしきるなか、地球丸と名づけられたリヤカーを引く男女二人の姿が明るく印象的。不思議な希望感。

今回は小松和重さん出演の楽しみもあって伺ったが、予想に違わぬ活躍ぶり。
ザ・シェルターのシェルター製造会社のサラリーマン役も、寿歌のキリストを髣髴させるヤスオ役も奇妙に重なりながら、小松さん独特のキャラクターが生きていて面白かった。

アンナ・カレーニナ

アンナ・カレーニナ

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★

濃密な時間
アンナとカレーニン、ヴロンスキーの三角関係に焦点を当てて、トルストイの長大な原作からシンプルに、想像した以上にスピーディに迫力をもって展開。アンナとカレーニン夫妻の踊りは二人の関係が表面的で不自然さを表現するために逆に技巧的で難しいのだと推察。チラシにデザインされていた写真は、夫婦の「愛のない夫婦関係」を描いていたのだと戦慄した。一方アンナとズロンスキーの踊りは伸びやかさな自然な美しさを感じる。
三人の主役と同じかそれ以上に群舞が迫力ある踊りを見せてくれて素晴らしかった。華やかな舞踏会、酔っ払った仕官たちの踊り、最後の機関車を表現する踊り。情景描写と心理描写交互に肌理細やかに表現されていました。濃密な面白い舞台でした。

平成演劇デモクラシー ~高校生文明開化の乱~

平成演劇デモクラシー ~高校生文明開化の乱~

平成演劇デモクラシー実行委員会

ライブハウス・国立リバプール(東京都)

2012/03/20 (火) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

なんて素敵にバーレスク
大六本木帝国歌劇団「ノルウェイの森森3D」馬鹿馬鹿しい毒々しい華々しい、そして、たのしい。そんなちゃんとしたバーレスク、ベテランのそろったプロの舞台でもなかなかできるものではありません。なおかつ歌い踊ることもきちんとしているなんてことが10代の子たちにされたら立つ瀬のない人たちがたくさん出てしまいます。内緒にしておきましょう。世をはかなんでしまう人が出るかもしれませんから。

このあと是非とも戸川純とJ・A・シーザーにお礼参りを。

ネタバレBOX

トークショーで、もんたげとせたそーが六本木高校と一緒にやりたかったので参加したと言っていたのが印象深く、「六本木少女地獄」が東京都の高校演劇部に与えた衝撃を推し測ることができましょう。
ところで、フェスティバルは少なくとも3回やれば伝説から通説になるので、またやってほしいもの。

このページのQRコードです。

拡大