
通る夜・1965
劇団芝居屋
テアトルBONBON(東京都)
2012/05/22 (火) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
しみじみです。
懐かしい。1965年は、生まれる前の年ですが、懐かしさを感じます。若い人には書けない本ですし、引き付けられる演技は絶賛です。こんなお芝居は是非、若い人に観てもらいたいし、両親にも観せてあげたいです。

葡萄酒いろのミストラル
シアターキューブリック
ザ・ポケット(東京都)
2012/05/23 (水) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
かりんとしずくとぼうけんのたびへ。
二時間の冒険の旅を楽しんできました。
観に行ってよかったなーと余韻をしみじみと噛み締め満喫中です。
問題は観終わってそのまま岩手に旅立ちたくなることかな。
明日が平日でよかったような、残念なような。うーむ。

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】
DULL-COLORED POP
アトリエ春風舎(東京都)
2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了
満足度★★★
演劇の特性を活かすアグレッシブな演出
開演前の数十分は2人の女優さんが猫耳や尻尾をつけた可愛らしい衣裳でお茶をふるまい、舞台上でお客様との触れ合いタイムが繰り広げられました。最前列に座っていたのですが、私はちょっと入って行きづらかったです。開演時刻になると会場案内をしていた劇団員の方々も舞台上に出てきて、日常から地続きにお芝居が始まる演出になっていました。会場の空気を和ませ、観客が舞台を身近に感じてきたところで、さらにグっと惹きつける巧みなオープニングだったと思います。
父、母、息子、娘の4人家族のお話でした。父が突然事故で亡くなり、一人になった母は家政夫に家事をまかせ、2匹の猫と会話をしています。母役を男性が演じるので、さっきまでお茶を淹れていた女優さんが猫役を演じても、無理なくファンタジーとして受け入れることができました。
葬儀のために帰ってきた息子と娘には猫の姿は見えません。幻想の猫と堂々と話をして、家政夫に対する態度がコロコロと豹変する母は精神を病んでいるようにも見えるのですが、猫たちが元気に軽快なムードを作るので過度な深刻さは生まれません。娯楽性を重視する演出が成功していたと思います。
亡くなった父も登場する回想シーンでは、猫たちが当時の母を演じ、その回想を母が外から見守る構造でした。ひねりが入った劇中劇で虚構性が増し、家庭内の確執を暴く痛々しい場面でも、冷静に観察できたのが良かったです。
以上のような工夫をこらした演出は刺激的でしたが、谷さんの作品をほぼ10年観てきた者としては、戯曲に物足りなさを感じました。いわばステレオタイプな家族の物語で、私の想像力の及ばない境地へと連れて行ってくれなかったのが残念です。役者さんの演技がおぼつかなくて、私にとっては正視に堪えない場面もありました。私が谷さんの実績と比較してしまうせいなのでしょうが、1人を除き出演者を劇団員だけにしたことで、演技力の未熟さが表面化したようにも思います。
カラフルな照明で空間を派手に、賑やかにしていたのが良かったです。ただ、ある部分だけを照らして空間を分けるような効果も、もっとあっても良かったのではないかと思いました。日本語の歌詞の曲が流れていましたが、邪魔にならずポップなムードになっていたのが個性的で楽しめました。でも音楽が特に印象に残ったこと自体は、作品全体として良かったのかどうか悩むところです。

I'm (w)here
はえぎわ
ザ・スズナリ(東京都)
2012/05/17 (木) ~ 2012/05/23 (水)公演終了
うーん
再見した。
分からない。
この芝居が何を言わんとしているのか。
私の人生経験の欠落か。
なぜか、見て良かったとは思った。
楽日だからか役者の演技は前回よりも良かった。

オパンポン☆ナイト セレクション
オパンポン創造社
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2012/05/18 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★
様々な愛のかたち
そこかしこの客演先で観させていただいてはいるものの、ホーム公演はこれが初。
当たり前のように、チラシ画像でもおなじみのあの正装でした(笑)
4作品の短編オムニバス。
3つ別々のエピソードで、4作品目で3つ全てがリンク。
タイトルコールがとてもお洒落で、舞台作品というよりは映像作品っぽい作り。
4作品とも、勢いや笑いだけではなく、ヒト対ヒトの情感がよくよく丁寧に描かれていて。
力強くも繊細な、心に訴えかけてくるもののある響くお芝居でした。
裏もなかなかに激戦区だったこの週なだけに、客席薄く盛り上がりにも欠けていたのですが。
全体的に、役者さんとしても素晴らしい野村さんですが書いても凄いのだなという印象と同時に、演出的には物足りない印象も受けつつ。
正直、もっともっと盛り上がってもよい公演でした。
惜しい…実に惜しい。

軍鶏307・改訂版
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/28 (月)公演終了
満足度★★★★
初★桟敷童子
前々から面白いと噂を聞いていたので、久しぶりに知り合い出てない舞台のチケット買って見に行きましたが、これはとても熱のある舞台でした。ちょっと場所がわかりづらかったのですが、お出迎えをキャストの皆さんが気持ちよくやって下さったので、すっきりした気持ちで舞台を迎えられました。
内容は観てもらえれば、ということで割愛致しますが、人間は強い!という気持ちが伝わってきました。役者の皆さん、みんな好演されていたのですが、僕の中では特にメンドリさん役の板垣桃子さんが良かったです。冒頭の静寂の時間は印象的でした。何度か胸が熱くなるシーンもあり、芝居終わるまであっという間。終わって、こんな時間やっていたのか、とビックリしました。美術が劇団員の方がやったと聞いて、それも感動。気持ちのいい、素敵な劇団と巡り合えました。

女
スポタニ♡
MAKOTOシアター銀座(東京都)
2012/05/18 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
三者三様の
女性の恋愛模様を描いた作品。中盤までは面白かったのですが、結末があっさり終わってしまった印象でした。あと、台詞にたよっていたようにも感じられ、観せかたの工夫などは次回に期待したいです。

平成中村座 五月大歌舞伎
松竹
隅田公園内 特設会場(東京都)
2012/05/03 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

エソラゴト
NICEPLAN
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

首無し乙女は万事快調と笑ふ!
ポップンマッシュルームチキン野郎
サンモールスタジオ(東京都)
2012/05/12 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

appx120508 『Flow flow』
BQMAP
Geki地下Liberty(東京都)
2012/05/15 (火) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

チャンス夫妻の確認
コーヒーカップオーケストラ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/05/17 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

ともだちが来た
sekiya makoto 2 man live
サブテレニアン(東京都)
2012/05/18 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

ドン・カルロス
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2012/04/27 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★
初・宝塚!
都内に数ある劇場で今だ足を踏み入れたことがなかったのは東京宝塚劇場と新国立劇場の大劇場だけだったが、今回宝塚劇場を征服。食わず嫌いはいけないなと反省。(だって顔が皆同じで変なんだも~ん。)あの同じ顔メイクだって100年近くも続けば一つの様式美!歌舞伎の隈取みたいなもの。歌も踊りもレベルが高く、衣装もセットも豪華。芝居の演出もアイデアに富んでいて、たのしかった!めくるめくような夢の世界を堪能した。宝塚にはまる人の気持ちがわかったな。女役の人たちの高音がもうちょっとしっかりした音ででてればもっとよかったな。

オパンポン☆ナイト セレクション
オパンポン創造社
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2012/05/18 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
愛が いっぱい.+:。(*´ェ`*)゚.+:。
客演は何度も観ているものの 本公演を観るのは初めてでした。正装!?であるオパンポンパンツも健在だったけど、何より愛に溢れていて 胸が締め付けられる程 キュンキュンするかと思えば切なくなったり・・・本当に素晴らしかった。キャスティングが また 本当に良くて、女優陣(斉藤友恵さん、池下敦子さん)は 抱きしめたくなる 可愛さと儚さを併せもっていて秀逸!!野村侑志って役者さんは これ程 多才だったんだと改めて思えた 公演でした。

軍鶏307・改訂版
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/28 (月)公演終了
満足度★★★
戦後の混乱期
劇団が演劇にかける思いがひしひしと伝わってきた。ストーリーは説明にあるとおり。
役者の皆さんが、戦後の混乱期の人々になりきっていて、観ているほうを飲み込んでしまった。セットもその時代がよくあらわせているように思った。
役者以外の皆さん(受付や案内役)もとても感じがよかったです。
帰りに道すがら観たスカイツリーの紫の照明がとて見きれいでした。

どうしても地味
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2012/05/16 (水) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★
和尚さん
箱庭はハズレないなぁ。
ほんま力のある劇団だと思う。
意外な役の小野哲史が良いね。
片桐はづき、何だかすっかり大人の女性だな。
神戸アキコの使い方は、うーん想定内。

通る夜・1965
劇団芝居屋
テアトルBONBON(東京都)
2012/05/22 (火) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
難易度
芝居屋の作品は、人々の日常を描き続ける。こう言うと「なあんだ」という声が聞こえてきそうである。日常生活なら芝居にする必要ないじゃん、という反応だ。芝居を見ることに非日常を求める観客は多かろう。無論、それはそれで一理ある。然し、だからこそ日常を舞台に掛けるとなれば、極めて高度な技術が必要なのだ。脚本の良さは勿論だが、舞台装置(大道具・小道具)、照明、音響、効果、リアリティー、くすぐりや笑い、深刻さ、それとなく引き込む非日常性、これら総てをトータルな視点で関係づけ、統一する演出、そしてその成果を具体化する俳優陣の演技。更に、演出は、役者相互の人間関係がちゃんと劇的に機能し良好であるように気を配らなければならない。
以上のことは、無論、悲劇や喜劇にも通じることではある。然し、日常的な生活を描きながら、誰の人生にも訪れ、而も、普段は殆ど意識されていないか、押さえつけられて意識されないような本質や人生の機微を表現することは、至難の業である。今回、芝居屋は、この至難の業を見事やってのけた。誰の胸にもある思春期の戸惑いや不器用、デリカシーと挫折、憧れと現実などを巧みな状況設定で見事に舞台化して見せた。心に届くメッセージを受け取れる公演である。

どうしても地味
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2012/05/16 (水) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
舞台が活きている
山椒は小粒でもぴりりと辛いといいますが
箱庭円舞曲は 地味に見えても毒とダイヤの小粒が潜んでいると思う
おもわず芝居仲間に見たほうがいいよ観たほうがいいよ、すごくいいよ
と 酔った勢いでメールしてしまいましたら
「僕は昨日観ましたよ!」って返事が来た!さすがお前いい趣味してるな!
と舞い上がってしまった。
大阪の人にもぜひ楽しんで欲しいなぁと思う。ほんとにー(*´∀`)♪

エリザベート
東宝
帝国劇場(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/06/27 (水)公演終了
満足度★★★★
劇場の雰囲気とGOOD!
山口さんのトート観ました。あのお声は心に沁みます。ゾフィーも迫力満点!物語もわかり易く、何よりナビゲーター役ともいえるルイジ・ルキーニ(皇后暗殺者)役の髙嶋政宏さんがすごく良かった。