
残響アナザー・ヘブン
Micro To Macro
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

FOLL IN DOWN FEEL SO GOOD
アコヤの木
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2012/07/23 (月) ~ 2012/07/25 (水)公演終了
満足度★★★★
アコヤの木
上田ダイゴさんお得意のモダン・コメディ。
ラストの回収の快感は素敵。 曽木さんは様々な劇団に客演をされてきた引き出しをガッツリ披露!
必死でコケティッシュ!
pic.twitter.com/F0RtxHe6
というようなtweetをさせて頂いた。
なるほど。
曽木さんは持てる力を出し尽くした作品であることは間違いない。
そして僕は、
曽木さんが舞台で歌う作品を観るのは4回目になると思う。
何度も目にして、
思う。やはり。
・・・・届いてないのではないか?
なぜ、無理をして歌うのだろうか?
曽木さんクラスの女優であれば、もっと間を持たすことなど出来ようはずなのに、
わざわざ安定しない歌声では、
ちょっと勿体無い気になってしまう。
いやそれにしても、
上田ダイゴさんの脚本は素晴らしい。
言葉のチョイスは、もうひとひねり欲しい所だが、
それでも構成力は半端ない。
観終わった後にうなってしまった!
それからチラシの勝山修平さんの手腕にも改めて舌を巻く。
上手いなー!しびれる。
![Sloth -スロウス[怠惰]-](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/297/stage29785_1.jpg)
Sloth -スロウス[怠惰]-
演劇レーベルBo″-tanz
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/25 (火)公演終了
満足度★★★★★
ドラマや映画を観ているようだった。
毎回思うが、ボータンツの作品(役者も含めて)はカッコいい!
今回は映像も多様していたのだが、その映像の造りも細かい!
演劇って、映画やドラマにない良さがあるけれど、このシリーズに関しては、演劇だけに留まるのはもったいない作品に思う。
でどりさんも好きだけど、宇喜田も好き。
美香の、にやぁってする時の顔はマジで怖い、不気味。
最終話が楽しみです。

ラ・マンチャの男
東宝
帝国劇場(東京都)
2012/08/03 (金) ~ 2012/08/25 (土)公演終了
満足度★★★★★
言葉にできない
本当に素晴らしかったから、言葉にできないです。
ただただ『ラ・マンチャの男』に出会えたことに感謝。
夢は稔り難く敵は数多なりとも、私はその見果てぬ夢を追い続けます。
勇気を、力を、ありがとうございました。

【ご来場ありがとうございました!】 403 Forbidden
劇団アシイルカ
東京アポロシアター(東京都)
2012/09/22 (土) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★
色々とすごい!!!だけれども…
知り合いに誘われて拝見しました。
板との距離は多分10㎝くらい。最前列かぶりつきシートで観させて頂きました。
まずは入場してびっくり!制作さんの対応が本当に親切!!感動もののホスピタリティ精神でした。
さて、本編に関して。
まず断っておくのですが、こういう毛色の本の舞台を観るのがはじめてで…
どういう評価をしたらよいのか難しいところではありますが、一観客として生意気にも言わせて頂くと、あまり面白くはない内容だったかな。プロットに魅力を感じなかったし、伏線の張り方及び回収方法がやや雑だなという印象でした。すみません。
でもそれ以外の点はどれも出色で大変勉強になりました。
大道具はリアルと虚構の真ん中という感じでセンスを感じましたし、とても丁寧なつくりでした。
また、ニコ動をモチーフにした映像の使い方、これがとにかくすごかった。
こういうこと、できるんですねと終始感心しきりでした。
役者さんでは、ロリコン修理業者役の村田さんが印象に残りました。
舞台演劇的な演技も、日常の会話を切り取ったような台詞まわしも、両方使いこなせる方だなと思いました。
終演後にお話させて頂いたときに、これで役業はひとくぎりとおっしゃっていたので、今回拝見できてよかった。でもまたいつか村田さんのお芝居が観たいです。
これだけのクリエーターが揃っていたのに、芝居の世界にはまれなかったのは自分としても残念でした。
でも演劇をやる人間として学ぶ点が多く、収穫になりました。
ありがとうございました!

シェイク!!
ゲキバカ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★
これ、じんわりクルわ。
きっとこの舞台は、記憶に残るだろうなあ。
ま、いわゆる名作ってわけでも、身体震わすほど笑ったり泣いたりする芝居じゃないんだけど・・・その情景が記憶に刷り込まれるんだろうな、って気がした。
上質なエンタメ・・・は言い過ぎだけど(笑)、とにかく仕掛けが細かいんだよね。劇中の仕掛けもなかなかなもんだけど、実は開演前からも仕掛けはあって・・・王子小劇場の階段にパンフレットが貼ってあるんだけど、このパンフは、『シェイク!!』の劇中に出てくる劇団が打つ公演のパンフなんだわ。演出家・原作者から役者に至るまで人のふんどしで相撲をとる系の名前を配していて・・・このあたりも好み。そういや、たけし軍団に負古太郎ってのがいたな(笑)。このパンフレットは、階段のみならず折り込みパンフにもありますので・・・観劇前には読んでおこう!でも、くだらないからね!笑
そのどうでもイイ細かさは、かつてのロフトプラスワンの匂いがしたなぁ。ゆるいんだけど、細かな一言を逃さないために、すっげく集中して観てたもの。「そこまで締めるか!笑」ってくらい喰い込んだまわしでバカやってるシーンですら、ボク集中を途切れさせなかったからね(笑)
芝居の方も、冒頭はおもしろいんだけど、人のふんどし系の笑いもそこかしこに。
でも、途中からグンと良くなるんだよなあ。役者の人にとっては「あるある」なのかもしれないけど・・・ひきこまれたわ。とにかく舞台上で繰り広げられる世界が楽しくってしょうがなかった。
ダンサブルでかっこいいゲキバカって感じは、今公演はものすごくデフォルメされた形で。スローモーション。イイネ。
圧巻は、名作『RENT』を学生時代の彼らが演ってるシーン。このダメっぷりが・・・すごいよ。ものすごく巧い。
ま、『Seasons Of Love』聞いて笑ったのは初めてだけどな(笑)
二度目の『Seasons Of Love』なんて、あの素晴らしすぎるイントロのピアノソロを聞いた瞬間から笑いがこみあげてきちゃったもの。
もりだくさんなステージ。堪能いたしやした!!!

白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)
劇団バッコスの祭
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2012/09/26 (水) ~ 2012/10/01 (月)公演終了

理系ヲタが、船上で恋する確率
ドリームプラス株式会社
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2012/09/26 (水) ~ 2012/10/10 (水)公演終了
満足度★★★★★
ドタバタ
少し前まで日曜朝ゴーカイレッドだった人が、ヲタで腕っ節がめっぽう弱い別人と化してました。少しドリフをほうふつさせるドタバタ喜劇に、国際問題になりかねない深刻な事態が加わって、終始ハラハラ。ピュアな愛がかわいらしいステージでした。

ナイゲン【本ページは2012年版です。ご注意下さい】
アガリスクエンターテイメント
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/09/22 (土) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
会議は踊る
会議とはあんなに面白いものだったのか!
若手とはいえ、もうとっくに高校を卒業してる役者達が、高校生の雰囲気をしっかり醸し出してたのにはビックリ。
この劇団は新作を発表するたびに前作を超えて面白くなってきていると思います。自分で自分のハードこんなに上げて大丈夫?と心配になるほど。

UndergroundStates
EgofiLter
シアター711(東京都)
2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★★
よかったです
ドヤ街での貧困ビジネスと愛憎劇。かなりリアルに感じられて、終始イライラしながらも、のめり込んでしまいましたね。

〜飛来・着陸・オードブル〜
Baobab
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/09/26 (水) ~ 2012/09/27 (木)公演終了
満足度★★★★
全体的には楽しい
上演時間70分、開演10分遅れ、満席。前半は言葉が多く笑いを押し過ぎで星3つ、後半は軽快なモダンが基調で星4つ。

林檎ト大地ノ黙示録【ご来場ありがとうございました!!】
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
ザ・ポケット(東京都)
2012/09/18 (火) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
Aチーム観劇しました
初めてリジッター企画さんのお芝居を拝見しました。
ダブルキャスト、ダブルエンディングのこの公演、私は時間の都合がつかず、Aチームのみの観劇となりました。
何かを探して地面を掘っている男。そこから物語は始まるのですが、いろいろなことが説明されていなくて、これからどう進んでいくのかまるでわからない。
観ていくうちに、ひとつ、またひとつと、状況がのみこめていき、謎が整理されていく。事件を追っている刑事と同じように事件を追いかける。過去へ現在へそのまた過去へ……。
場面が変わるたびに、一つずつ、ああ、と合点がいって、話がつながっていく。
最後は、パタパタと折りたたまれて、綺麗な一つのお話のつまったプレゼントの箱ができあがったような、そんなイメージ。
話の内容を考えると、悲惨で狂気に満ちたものであるのに、そこまで暗く嫌な印象にならない。数日たって思い返す舞台の印象は「白」でした。女優さんの力が大きいのかしら。
最後の「何人……(略)……少年漫画では……ハッピーエンド……」のセリフはついついうなずきましたよ。確かに。
Aチームのお話は、キャストの皆様のブログによりますと、「ミルクチョコでドラクエ」なんだとか。それでこのような印象なのでしょうか。「ビターチョコでファイナルファンタジー」なBチームを観られなくて誠に残念です。とりあえず、台本を買いましたので、今後、時間取れるときにじっくり読んでみます。
中島さんの脚本のお話は、ユニットガクさんで「エソラカラア」も拝見しましたが、どちらにも、「くそまみれの石」から「ダイヤモンド」に変えられて、あがめたてまつられる少女が登場するのですね。偶然そのようなお話を拝見することになってしまったのだと思いますが、そういう少女たちは本当に魅力的で、熱狂したくなる者の気持ちは判る気がいたします。
Aチームの女優さんは皆様かわいらしくて、美しくて、目の保養でございました。男優さんはどなたも個性的で、目の離せない方たちばかりでした。
森脇洋平さんの踊りが、流れるようにしなやかで、空気のようにふわっとしていて、素敵だったことを書き留めておきます。
また次回も拝見できたらいいな……でもできれば、名古屋や岐阜あたりで公演してくださらないかな……などと願っております。

ゴベリンドンの沼 終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!
おぼんろ
ゴベリンドン特設劇場(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
ものたりない
もっとどっぷりあの物語の世界に浸っていたかった。
マチソワ2連チャンで観劇したけれど、まだ観たりない。
出来ることならもう2、3回は観たい。東京に住みたい。
観れば観るほどそれぞれのキャラクターが愛おしく思えてくるのだろうな。

貧乏が顔に出る。
MCR
サンモールスタジオ(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
変わらなくちゃいけませんかね?
ああ、全くその通りだと思わせるこのタイトルに惹かれて
新宿のサンモールスタジオへ行ったのだ。
再演だそうだがなるほどMCRらしさ全開のテーマ。
「人は簡単に変わらない」「ってゆーか変わらなくちゃいけませんかね?」
という開き直りに似たスタンスがまたいい。
罵倒しながら、男たちは哀しいほど優しい。

CAT'S EYE
劇団ゲキハロ
サンシャイン劇場(東京都)
2012/09/23 (日) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ
アミューズ
本多劇場(東京都)
2012/09/21 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★
不安を抱えて生きる人達の群像劇
若手イケメン俳優をメインに打ち出しているものの、良くあるような恋愛モノやコメディータッチの賑やかな雰囲気ではなく、シニカルで重い雰囲気が支配的な作品でした。
ある田舎町で起きた連続殺人事件を介して繋がる人間関係から、人の自己中心的な面が見えてくる物語で、どの登場人物も人の話を聞かずに感情的に捲し立てたり、1人で笑い続ける場面があり、誰もが心の奥に持っている狂気を感じさせました。
楽しいとか悲しいといった明快な感情ではない、不穏なモヤモヤとした閉塞感が漂い、後味の良くない終わり方でしたが、人との関わり方を考えさせられました。
台詞が別のシーンで他の登場人物によって繰り返されたり、雨や海など水に関連するモチーフが所々に散りばめられていたりと、全体に関係性を持たせた構築性のある脚本が良かったです。
最初の方で繰り返すのは良くないというような台詞が出てくるのに、繰り返しで笑わせる場面が多いという自虐的な感じが可笑しかったです。
個人的に大声で叫ぶのが続く芝居は好きではないので、そのような場面が多くて辟易気味でしたが、吉本菜穂子さん次第に高ぶって絶叫するシーンは強く印象に残りました。
ステップ状にそれぞれのシーンのセットが組まれた美術が照明と合わさって効果的に使われていて印象的でした。

ナイゲン【本ページは2012年版です。ご注意下さい】
アガリスクエンターテイメント
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/09/22 (土) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
とっても面白いぞ!!
Aga-risk Entertainmentの作品って、バスレがない印象だ。
確実に笑わせてくれる。
それも、ありがちな、太っているとかハゲているとかという、どーでもいいことに延々突っ込むだけや、テレビのバラエティ番組の焼き直しのようなもののような、さもしいヤツで笑いを取ろうとするものではない。
そこが好きなのだ。

中也論 よごれたかなしみ
趣向
STスポット(神奈川県)
2012/09/23 (日) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★
傷
飛び石や靴脱ぎ石には、石材が使われ、如何にも大正から昭和初期の雰囲気を醸し出している。更に孝子の庭には、四季折々の木々と花、鳥や虫が挙って、いやがうえにも風情を顕す。このような背景が、芸術家たちの寄る辺ない位置に、傷つけられた神経をどれほど安んずるかに思いを致すべきであろう。
太郎が、泰子が、秀雄が、二郎が何故、中也を嫌うのかの答えが、ほの見える。無論、中也自身が最も深く傷ついている。中也は、小林自身が指摘している通り、voyantである。見えすぎるが故に、彼は言葉を溢れさせる他、方法を持たなかった。而も、彼の発する言葉は、その向かう対象の裸形を明らかにせざるを得ない。彼の愛する対象は、中也に愛されることによって、己の本質と真正面から向き合わざるを得ない。それが如何に不快であるか。多少とも自らを掘り下げたことのある人なら納得のゆく所であろう。つまり、太郎、泰子、秀雄、二郎総てが、自らの本質を嫌ったのである。そして、そのことを悟らせた中也を嫌うことによって自らの平衡を保ったのだ。そして、それら総てを暴き、愛された者たち総ての裸形を知る中也を恐れたのである。そのことが、voyantである中也には見えていた。そして、己自身、そのヴィジョンに喰われつつあることも。
それが、中也という詩人の誇りでもあり、傷でもあった。即ち、中也とは、総ての底を見尽くす透視力と同時に見られる傷。傷を一身に体現した存在。詩人と名付けられ、生きながらメスをあてがわれた神経束、同時に自らを切開するメスであった。
だが、彼を詩人と名付けた者は誰だったのか、或いは何だったのか?
我らに残された問いである。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
ニッポン放送
Zepp Fukuoka(福岡県)
2012/09/25 (火) ~ 2012/09/26 (水)公演終了
満足度★★★★★
最高!!!
演劇にはないノリというかおとなしくしとられないというか、
最初からスタンディングで私にはヘビーだったけど、
胸がどきどきでずっと森山未來から目が離せなかった。

ブラッディ・マリー
劇団東京ドラマハウス
萬劇場(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了