
第2の秋 Second Fall
KARAS
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

月刊小玉久仁子 7月号
ホチキス
こった創作空間(東京都)
2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★
スキモノ揃いで埋まった客席
始まる前から完全に客が暖まっている状態でしたね。「よっ、待ってました」感と言うか、もう何をしても言っても笑うと言うか、存在しているだけ勝ちと言った客席の雰囲気でしたね。
それが芝居として良いのか悪いのか分かりませんが、そういう空気にしてしまうのは、稀有な存在ですし流石です。でっ、キャラクター前面押しの話よりもそうでない話の方が「やっぱスゲエな、小玉久仁子」と思わせるのも天晴れです。

遙か遠く同じ空の下で君に贈る声援 2013
シベリア少女鉄道
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/07/03 (水) ~ 2013/07/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しい、これは楽しい
昨今のシベ少舞台は前半部分が前振りの前振りになっていて、前半の物語に耽溺できず、結果的に後半の落ちにも驚きも笑いも少なかったのですが、今回は前半部分もドタバタ劇として「普通に」楽しめましたし、後半の「飛び道具」の連発には爆笑してしまいました。
キャストも申し分なかったですが、特に前半から盛り上げた暴力的に理不尽な状況に追い込まれる従姉妹となし崩し的にただただ翻弄される客が見事でした。

失われつつある物語
Minami Produce
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/07/02 (火) ~ 2013/07/07 (日)公演終了
満足度★★★
好きなところも良いなあと思うところも多々有ったのですが・・・・
自分がファンタジーを観る上で重要視するのは、ありえない話をいかに上手く騙して信じさせてくれるか、ありえる話と思わせてくれるかなんですが、
それが残念ながら薄かったですね。
チカラ技で強引に信じさせちゃう芝居もありますが、この劇団のように設定と嘘を丹念に積み上げていく芝居だと、「なぬ?」って言うシーンが多く冷めてしまいましたね。

女王の魂
劇団EOE
ウッディシアター中目黒(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
EOEという生き様
三日目の観劇である。劇団EOEの舞台は、扱うテーマが今回の女子プロレスであれ、バレーボールであれ、バドミントンであれ、必ず劇団EOEの生き様を見せつけてくれる。小手先のテクニックではなく、真正面からの直球が猛スピードで観客の顔面めがけて飛んで来る。受け止めるのが嫌な客はおそらく二度と観ることはないだろう。この直球に心地良さを感じた者はリピーターとなる。七ヶ月の休眠は、と言っても週四回の厳しい稽古は続けられていた訳だが、彼らにとって苦しい雌伏の期間であっただろう。しかし、新メンバーと共に、主宰の真生が、そして絶対エースの平澤有彩が、力強く復活の狼煙を上げた。そして、今回の作品で、EOEという生き様を瞼に焼き付けてくれた。七ヶ月のブランクはファンにとっては辛いものではあったが、そんな辛さは今回の公演で、今日の雨のように綺麗に流されてしまった。あとは、この劇団が、そして平澤有彩が何処まで行くのか、愉しみだけである。三年後、チケットが取りたくても取れなくなる、そんな日が来るのが、少々心配になってきた。

elePHANTMoon×iaku
Sun-mallstudio produce
サンモールスタジオ(東京都)
2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

ロミオ&ジュリエット
TBS
東急シアターオーブ(東京都)
2013/09/03 (火) ~ 2013/10/05 (土)公演終了
満足度★★★★
古典と思っていたら。
城田さんがロミオまたはティボルトを演じることで話題ですが、時代設定を変え、主演の皆さん、ダンス-コーラスの皆さん、花道に張り出した装置、音楽、構成などすばらしい内容でした。

ミュージカル『ドラキュラ』オーストリア・グラーツ版
フジテレビジョン
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2013/08/23 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
大掛かりな装置。
この装置の組み合わせで、数々のシーンへ。ドラキュラの愛はこういうことだと語りかけてきます。コロスの歌、動きが効いてます。

モスクワ・モスキート
ウラダイコク
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
熱くて
良かったです!モスクワが舞台だし難しいストーリーなのかな?と思っていましたが、そんな事は杞憂でした。役者さん達の熱い演技もあり、どんどんストーリーに惹きこまれました。シリアスな内容の中に、ほっと出来るような笑いがあった所も良かったです。役者さんは皆、日本人顔(?)でしたが、衣裳や雰囲気がロシアっぽい感じで、違和感がありませんでした。とても面白かったです!

DANCE TRUCK PROJECT:2013 横浜公演
Offsite Dance Project
新港ふ頭入口前 特設会場(神奈川県)
2013/09/07 (土) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
1日目鑑賞
6トントラックの奥行きのある荷台部分を舞台に、8組の出演者によってダンス、音楽、映像のパフォーマンスが行われ、屋外ならではの開放感が心地よかったです。
白井剛/Dill『...NO.2』
Dillさんがラジオの音をリアルタイムでダブ処理する音響に乗せて、上半身裸にサスペンダー姿の白井さんがもがく様に踊るストイックな作品でした。ジャンプして飛び降りた瞬間に音を変調させていたのがドラマティックでした。
21世紀ゲバゲバ舞踊団『横浜三人姉妹』
金色のビキニを来た女性3人が、スポーツやファッションショウを思わせる動きやポーズを繰り返す作品で、健康的な色気と素っ気ない感じが印象的でした。メンバーの1人が運転席に乗り込み、クラクションを鳴らして終わるのがユーモラスでした。
斉藤洋平/ケンジル・ビエン『light or BOX』
手前に透過性のスクリーンを設置して映像を映し、奥からはレーザー光線による照明を打ち、その間の空間を頭にオブジェをパフォーマーが動き、不思議な空間性が感じられました。
テニスコーツ
植野隆司さんはトラックの一番手前でギターを弾き、ヴォーカルのさやさんは客席を歩き回りながら歌う形での演奏でした。儚くて素朴な歌声が夜の屋外にマッチしていました。
岩渕貞太・関かおり『Conception -DANCE TRUCK version-』
静かなドローンが流れる中で、シンプルな衣装を身に着けた2人がほとんどの時間を接触し続けたまま動く、熱を感じさせない無機質なデュオ作品で、トラックの中に異質な世界が現れていました。
稲葉まり『無題』
アニメーション映像の上演で、人形、レース、花火といったモチーフが用いられた、ヨーロピアンな雰囲気がある可愛らしい作品でした。
東野祥子『Ende of Eden (A Lament for Syria)』
トラックの脇に設置された廃品で出来たオブジェの中や手前のスペースも用いたパフォーマンスで、シリアの音楽(おそらく)を用いたDJプレイに合わせて壊れた人形の様な動きの合間に下世話な感じの動きが入り、異様な迫力がありました。
向雲太郎『弁天さまと男』
奥で裸の琵琶奏者が演奏し、トラックの外では向さんが穴のない白い仮面を被ってうろうろ歩き回ったり、水を入れたトタンの洗い桶に顔を浸けた後にその水を被ったりと、滑稽さと孤独を感じさせるパフォーマンスでした
開演はそれほど遅れなかったにも関わらず、終演は予定より1時間以上遅くなっていて、運営の甘さを感じました。

「アリゾナ☆侍☆ガールズ」
UDA☆MAP
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/08/29 (木) ~ 2013/09/03 (火)公演終了
満足度★★★
立体「週刊少年ジャンプ」的
ゴールドラッシュの頃のアメリカでの和洋折衷アクションコメディ。
諸設定からしてマンガチックで、対決・裏切り・共闘なども含まれるあたりは特に週刊少年ジャンプ掲載の作品群を彷彿とさせる。
キャラも多くそれぞれ個性的だが、そのために長くなり中だるみ感もあったのは残念。

真田十勇士
TBS
赤坂ACTシアター(東京都)
2013/08/30 (金) ~ 2013/09/16 (月)公演終了
満足度★★
記念公演
赤坂ACTシアターの5周年紀念公演で宣伝で派手に広告していたので、何となく不安な気持ちで観劇に行きました。やはり微妙な公演でした。お洒落と魅せる作品がお好みな方には良いですが、何か勿体ないと思えてしまう作品で残念です。

チューボー
KENプロデュース
コア・いけぶくろ(旧豊島区民センタ-)(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
好みの問題で恐縮ですが
料理系漫画とかドラマとか結構好きなのですよね。
開演した、と言うタイミングで団体客を入れていたが誰かが案内をしないとダメだ。
さすがにあそこまでウロウロされると。。
まぁ、遅れてきた客が悪いので気の毒かとは思うけど。
好みの問題だったなぁ。
なので決して芝居が面白くなかったわけではないのですが。
自分はドラマより舞台の方が断然面白いと思っていて、殆どドラマ観ない奴ですが、
料理系の場合は「あ、ドラマの方が大分アドバンテージあるものだな」
と感じてしまった。

虎と。狼と。
多少婦人
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/09/03 (火) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
両方観劇
こういった通常の劇場ではないところでやる芝居も好きです。
会場の真ん中に丸椅子が並んでいて(役者用)、客は周りを取り囲む形。
虎バージョン、狼バージョンとそれぞれ5編程のオムニバス形式でした。
狼→虎の順番で観劇。
短編モノは下手すると軽過ぎてしまいがちですが、話それぞれ面白かったと思います。
普段の公演もオムニバス物が多い様でして、得意なんでしょうねぇ。

舞台版『心霊探偵八雲 いつわりの樹』
シン×クロ/ネルケプランニング
青山円形劇場(東京都)
2013/08/21 (水) ~ 2013/08/28 (水)公演終了
満足度★★★
再演。石川役佐野大樹さん好演!『仮面ライダーフォーゼ』清水富美加ちゃんほか戦隊・ライダー出演者多数。
赤い左目を持ち、死者の魂を見ることのできる特殊な能力を持つ大学生、斉藤八雲の活躍。
2008年初演時にも石井を演じた佐野大樹 以外キャスト一新、演出家も変わっての再演。、
初演時バリバリの「和風ロック音楽」?から、普通の音楽に変わり、アグレッシブさは控えめになった印象。
凝った謎解きとストーリー展開、同じ青山円形劇場・囲み舞台でのシンプルなセットは同じですが、
清水富美加演じるヒロインの立場が、すでに知り合いだった初演時の設定から、今回は初めて出会ったことになっているなど、
その他、様々な点でシナリオや設定も変更されました。
結果全体的に、おとなしい印象に変わり、少し物足りなかった感じもします。
俳優陣では、石川役の佐野大樹が初演と同じ石川刑事を好演。
何度も何もないところで転ぶドジさで笑いのアクセントとなりながら
実は重要な役どころでもあり、好感が持てます。
そして、『仮面ライダーフォーゼ』城島ユウキ役でハジケた
初舞台の清水富美加も、明るいけれどユウキとは一味違った魅力を見せてくれました。
また、個人的に注目は清水富美加をはじめ、東映ヒーローものレギュラー出演者、ゲスト出演者が偶然集まった点です。
清水富美加の他に、平田裕香『獣拳戦隊ゲキレンジャー』敵幹部メレ役、
三浦力『獣拳戦隊ゲキレンジャー』深見ゴウ/ゲキバイオレット役、
野村真由美『映画 仮面ライダー THE FIRST』ショッカー幹部役(佐田真由美名義)、
東地宏樹『仮面ライダークウガ』釈節男役、
『海賊戦隊ゴーカイジャー』敵幹部ザツリグの声
(アニメ版「心霊探偵八雲」でも後藤和利役)というように、
近年の東映スーパー戦隊/仮面ライダーシリーズの影響力はなかなかのものです。
ちなみに、観客はほぼ女子一色。男は一割、いや10人くらいしかいなかった…。

怒濤
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/15 (日)公演終了
満足度★★★★
ひとりじゃできない
あの北里柴三郎の帰国後のお話し。あ~日本は…。と考えたり、家族・仲間や弟子たちがあったから今があるんだ。と考えました。昭和19年の作品ですが今でもかわらず訴えてくるものがありました。

9月文楽公演
国立劇場
国立劇場 小劇場(東京都)
2013/09/07 (土) ~ 2013/09/23 (月)公演終了
満足度★★★
初文楽
人形遣いの顔が出てるのは聞いてたから気にならなかった。
顔が出てるクラスの人形遣いが最初に登場にする時に拍手するのはさ、いかにも通だけが見るものだ感がでててやるせない。

石川さゆり特別公演
明治座
明治座(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/25 (水)公演終了
満足度★★★★
うん、観れて良かった!
当たり前であるが、石川さゆりさんのファンばかり。
かなり年輩のお客さんが多かったが、
「さゆりちゃん!」、「待ってました、日本一!」などの掛け声があちらこちらから、発せられていた(笑)。
元気いっぱいのお客さんに囲まれ、非常に楽しい時間を過ごせた!
公演時間3時間30分(休憩時間35分含む)
第1部(歌芝居)12:00-13:25
第2部(オンステージ)14:00-15:30

団子の打ちかた教えます
サンハロンシアター
小劇場 楽園(東京都)
2013/09/03 (火) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

かっぽれ!〜夏〜
green flowers
あうるすぽっと(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
bravo
既にこのシリーズのファンも居るとは思うが、松野やと今今亭一門の合宿のあれやこれやが主題である。作り方としては先ず、役者が噺家を演ずるが、次は劇中で話された落語を演劇化するという二重構造。
世話物喜劇に分類されるであろう、この作品はこういうジャンルの作品には珍しく二ツ目の話が演劇化された場面などでは品さえ漂った。