最新の観てきた!クチコミ一覧

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たりない写真、  歌えなかった唄のために

たりない写真、 歌えなかった唄のために

ユーキース・エンタテインメント

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2013/10/12 (土) ~ 2013/10/16 (水)公演終了

満足度★★★★★

笑いあり涙ありの...
たった今鑑賞してきました!
初めて演劇を観たのですがもうなんて言葉にしたらいいのか。
とにかくみてきてよかったです!笑いありのなかには感動するところも。
最後は泣けました。みなさんの演技が素晴らしかったです!

旅のしおり2013

旅のしおり2013

ブルドッキングヘッドロック

ザ・ポケット(東京都)

2013/10/09 (水) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★


ブル版松本清張サスペンスといった趣。
よしこさんちょっと痩せた?

ネタバレBOX

1シーンのみ、足だけとはいえ役者を使ったのが謎だな。
伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

サンモールスタジオ(東京都)

2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★

ウルヴァリン:HAKUSYAKU
長いね。
もっとすっきり見せられる腕はあると思うんだけど、
その辺が苦闘の跡なのかな。
各パートのヒロインはそれぞれ魅力的で、もっと見たかった。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

サンモールスタジオ(東京都)

2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

誰かと出会うために生きている。
静かで切なくて、でも穏やかで優しい終末のおはなし。
心に残るような台詞が沢山で、それを口にする役者さんたちも皆素敵だと感じました。
世界が愛おしくて仕方なくなる。
とても良い時間を過ごさせてもらいました。観に行ってよかった。

ライノ

ライノ

大橋可也&ダンサーズ

クリエイティブセンター大阪4Fドラフティングルーム(大阪府)

2013/10/12 (土) ~ 2013/10/13 (日)公演終了

満足度★★

コンテンポラリー
コンテンポラリーダンスの公演を観た回数は少ないのですが、なかなかこれを作品とは認識しづらいです。絵画で言うところの抽象画を観ているようで、これが絵か、と思うのと同様に、これはダンスなのだろうか、という印象しか受けられませんでした。

いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より

いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より

パルコ・プロデュース

オリックス劇場(大阪府)

2013/10/12 (土) ~ 2013/10/26 (土)公演終了

満足度★★

がっかりな作品
かなり期待できる作品だったのですが、観てがっかりでした。
リチャード三世を源平合戦の時代に置き換える、というなかなか刺激的なアイディアであり、役者の演技や殺陣、舞台セット、音楽等もすごい出来では合ったのですが、なぜか心に来ませんでした。

白浪クインテット

白浪クインテット

劇団Patch

ABCホール (大阪府)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★

新しい劇団と客演
旗揚げから一年の劇団。観させてもらったのは初めてですが、やはり実力不足は否めない。作・演の末満健一の演出に答えてはいるが、役者としての基礎能力は低いな、という印象でした。
ただ、作品自体は、ライブ(役者が歌い、ペンライトやタオルで盛り上げる)あり、歌舞伎的な見せ方ありで、なかなか楽しませてくれるものでした。
客演として、関西小劇場界の実力派俳優が何人かいますが、やはりその人たちの方が、実力が上すぎた。

晩餐

晩餐

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

笑って泣いて最後は踊って
お芝居の面白いところ、てんこ盛り。
楽しかったです。

アドリブ場面は柴田理恵さんに頼りすぎの気がしましたが、やっぱり笑いました。
ただ、泣きのシーンについては、微妙なところも。
そのへんは好みの問題と、究極ネタバレなので↓で。
これから観ようとする人は、ご遠慮ください。

ネタバレBOX

耕太郎が母親の舞子に初めて会う場面や洋服を買ってもらった場面は、私もウルッときました。梅雀さん、田畑さんの演技も、すごく良かったです。


しかしながら、子どもを作ると舞子が死ぬからと言って、生まれてきた子どもが二人を別れさせようとするというのは、どうなの?
百歩譲ってそこは理解できたとしても、それで別れる決心をした純ちゃんが「舞子は本当は好みじゃなかった」とか「子どもを産める人がいい」って振り方は、酷過ぎないか?

二人が別れる必要はないじゃないか。あんな言い方、舞子かわいそうじゃないか。
どうせ嘘つくなら「本当は子ども嫌いだから作りたくない。ごめん」とかいうやり方もあるじゃないか。
もっというと、こっそりパイプカットでもすればいいよ。うん。
それしたくないというのは、やっぱり、こいつ舞子よりもいつか自分の子どもが欲しいのか?とか、意地悪な気持ちにもなりました。←性格悪い。すみません。

純ちゃんの言い方が舞子に対して酷すぎれば酷すぎるほど、観てる側が「舞子かわいそー」って泣くのを期待しているのか。
田畑さんの演技が良かっただけに、あの場面は残念でした。

「本当は好きなのに、それを隠して別れを告げる」って、メロドラマの定番ですから、好きな人は好きなのでしょうが、私の好みではなかったようです。
無理くさいというか。
泣け泣けって感じもちょっと。

しかし、全体的にはとても楽しいお芝居でした。

最後のハッピーエンドも(全ては中野たまちゃんのお手柄ですが)、良かったです。でも、あの作家だった耕太郎は、確実に消えているんだよな。梅雀さん、可愛かったな。
晩餐

晩餐

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★

”くちづけ”は越えられなかった気がする
う~ん何だろう舞台セットも出演者も豪勢で良かったのに・・・。
”くちづけ(映画も観ちまった)”と同じく高齢の家人と観に行ったのだが、
家人の評価は自分より辛口でした。
他にもいろいろと思うことアリで星の数は減らしてしまった・・・。

(2時間半)
(上演中の飲食は自由ですがケータイ等のモバイル電源はオフにしてねと)

ネタバレBOX

クロノスジョウンターの方が出来がよいなぁ
(芝居は観てない=原作本読んでの感想)

映画と芝居を合わせる見せ方とか工夫も面白くはあったんだが、
なんだろう柴田さんの弄り過ぎ、とか。
(宅さん家畜管理用のマイクロチップの存在知らないことバレたり(^^)とか)
(でもな~んか台本化したような感もあるなぁ)
なんか、もやもやムズムズするものがあった。

最後はオールスタンディング強制しての皆でダンスでした、
今回は初めて2回も続けたそうです。(強制はちょっと・・)

上演中に写メOKという撮影タイムも設けたり
(その後の泣けるシーンで前日までの2日連続で着信音が鳴ったそうです)
結構しつこく撮影タイム後の電源オフを言い続けていました
おかげで今回は音が無くて良かったです♪

舞台のシェアハウスという特性は生かしきれていなかったように感じた

メアリー役のステファニーさんの言葉づかいは楽しかった

舞台セットは「くちづけ」のダイニングのような感じです

写メタイムあり

ここ数日ケータイが本番中の、
それもかなり良いシーンで鳴ってしまって困ったそうです。

シェアハウス「イノヘッド」が舞台で暗転後の動画投影でスタートです
A.D.2013~2016までの話であります

’13年10/13に銀色の服を着た男女(♂♀♀)がシェアハウスに降り立つ処から舞台開始であります。=60年前の日本に来たと

未来は世界エネルギー戦争のせいで人口が半分にまで減少していると、
父の手料理を最後の晩餐として2075年に戻ろうと・・・・。
(未来での栄養摂取はタブレットになっていたです)
親父は自分の子供育てるために命をかけ、
母は心臓悪くして子供が生めない。
自分が消える日まで母を説得してみる息子。

結局子供が親に会いに時間渡航したおかげで未来は明るいものに変化してのハッピーエンドでありました(^^)





白浪クインテット

白浪クインテット

劇団Patch

ABCホール (大阪府)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★

クソガキ
初めて見た劇団Patchの舞台。演劇始めて一年ちょいの一期性、これご初舞台の二期生。思うことはあるなれ度、みなさん、よく末満さんについて行ってるなと。歌舞伎要素もあって楽しかったなぁ。個人的には力丸(陽)、蓮士郎(陰)の2人が『隠し味』のように感じた。次もありそうなそんな終わり方も嫌いじゃないd(^_^o)

奇妙なコドク

奇妙なコドク

立体親切

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/13 (日)公演終了

無題854(13-293)
17:00の回(晴)。受付時間などがわからないのでとりあえず30分前に行ってみる。すでにお二人待っていらっしゃる。入口に「お知らせ」はなく、階段下を覗くと受付が見える。16:38地階で受付が始まった様子なので下りる。サイトにも劇場にもなにも案内がないのはなぜでしょうね。上演時間がないのは普通なので訊く(90~100分)が、この段階でテンションは盛り下がる。客席からみて逆コの字型にテープルと椅子、白いクロス、床はジグソーマット。パイプ椅子3列。BGMは単調なリズムの繰り返し(ホイッスル音、パーカッションなど)、17:00前説(アナウンス)、17:05新内さんの前説、上演~18:37終演。此処は初めて、こちらも初めて。上演内容の案内が一切なかったのですが「戦国物」でした。系図が苦手なこと(不勉強ですみません)、ゲームをしないことなどなど(画像を投影しなければならなかったのかな...)、ほとんど入り込めませんでした。テーブルには出席者の名前、シンポジウムに参加しているような錯覚、ナルホド、こういう(枠組み)のもあるのかと思いました。



福喜多さんちの三兄弟6 〜金木犀の頃〜

福喜多さんちの三兄弟6 〜金木犀の頃〜

劇団925

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2013/10/12 (土) ~ 2013/10/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

ひさしぶりに
逢った福喜多さんちの三兄弟。去年一年間、全く逢いににいけなかったから^_^;ひろっちゃんは相変わらずで、天くんは結婚することになってて、薫くんは会社員になって働いてて、でも人見知りは相変わらず全開で、ようこさんはほんわかしていて、石焼さんは面白すぎてd(^_^o)ちょいと乾いてた心に潤いをもらった感じがした。今後、どんな展開になるのかなあ〜。そろそろ妹のさくらちゃんに逢いたいなぁ、、、

熱帯男子 2

熱帯男子 2

オデッセー

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2013/10/12 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★

光井愛佳さん
お元気そうで何よりでした。

ネタバレBOX

モー娘。に入った頃の光井愛佳さんはおばちゃん風のクシャ顔でしたが、今ではトリンドル玲奈さん風のクシャ顔になっていて可愛い感じがしました。彼女は骨が弱いと聞いていたので骨折しないかと心配しましたが、ダンスも無事にこなし本当に良かったです。

今回はリゾート開発真っ盛りの1988年当時の話。

身近にいると麻痺してしまう…、池綿島のサンゴ礁も、同僚も、見慣れているとその素晴らしさに気が付かなくなってしまうものですね。

プロポーズの言葉として、味噌汁を作ってくださいはダメ、毎朝味噌汁を作ってくださいが正解、友情溢れる素晴らしいアドバイスでした。
伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

サンモールスタジオ(東京都)

2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★

不老不死
笑いの中に哀しみが横たわっていて。強烈に惹きつけられるわけではないがなぜか目が離せなくなる、そんな舞台でした。前半の2つは素晴らしかったですが、その分、後半が気持ち弱く感じましたね。

無休電車【本日大千秋楽☆10/21(月)14時開演、当日券若干枚ございます!!!】

無休電車【本日大千秋楽☆10/21(月)14時開演、当日券若干枚ございます!!!】

劇団鹿殺し

青山円形劇場(東京都)

2013/09/27 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

電車は行くよ
アホだったり、しんみりしてたり。
今までみた鹿の中で一番笑いが少なかったですが、私はそれがマイナスになるとは思いません。面白かったです。

ネタバレBOX

最後の星空はうっとりするほど綺麗でした。騒がしいエピローグなどををつけず、栗田がハンドルを握ったところで終わるのもよかったと思います。
2番目の女たち。

2番目の女たち。

崖っぷちウォリアーズ

劇場HOPE(東京都)

2013/10/08 (火) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

適材適所
捨てる神あれば拾う神あり

ネタバレBOX

バーの常連で便利なセカンドガールを自称する女性たちの間で何となく自然発生した女子会でしたが、お互い本音では気に入らないところがあったり、やはり仲間に寝取られたりするのは我慢ならないものです。イケメンらの男性客も混じえて楽しいはずの女子会が相手をなじったりすることで険悪になり、その場の雰囲気が、バイトで働く吉郎の大好きだった父親が愛人の存在を巡って祖母や母親や小姑から陰口を叩かれていた幼少期の家族構成や家庭環境と同じようになったとき、突然吉郎はワカコに豹変し、イケメンを刺し、女性たちの中から一人殺される者を選べと命令するなど思わぬ展開へと発展する多重人格者の話でした。

実はサイコスリラーだったという大きなオチでしたが、女子会部分だけでも見応えがありました。リカのローラ風お喋りはとても可愛くて良かったです。

頭が大きいのか身体が小さいのか、バランスの悪い先輩でしたが、適材適所、色んな役者さんがいてお芝居は成立するのだと改めて感心しました。

そんな先輩ををかばったイケメンが女子に文句を言ったとき、いったんギャフンとなったはずなのに、それどういう意味ですかぁーと白目を大目に見せながら斜めから睨み返すセツコの逆襲の様子に、それそれ、そんな女子がいて、いったんわだかまりができるとその後ずーっとそんな目で見られてしまうんだよねと背筋が凍る思いでした。

時々シャーッという雑音が流れ、吉郎の心の中に何かが起こりつつあるということを暗示していました。このことは後半の展開のために必要だったと思いますが、あくまでも楽しい女子会として始まるべきです、冒頭のフミエと吉郎が闇の中で見つめ合うシーンは変な雑念を植え付けてしまう観点から不要だと思いました。

余談ですが、地デジ化が進み、シャーッという音が一瞬空白になった状態を示す表現だということをいつまで理解できるのかと思ってしまいます。

フミエにワカコらしき誰かが感染ったような終わり方はドキッとさせられ素敵でした。
2番目の女たち。

2番目の女たち。

崖っぷちウォリアーズ

劇場HOPE(東京都)

2013/10/08 (火) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★

怖わ!
最初は笑いもありましたが,終盤は笑いも忘れるシリアスな展開。ただただ舞台に集中です。最後の台詞には寒気が走りました。フサエを除き4人は美人でスゲェ嫌な女,お見事に演じ切りましたね。喧嘩のシーンは壮絶で,見応えあり。とても面白かったです。

『賛歌』 うたいた~い!

『賛歌』 うたいた~い!

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2013/10/12 (土) ~ 2013/10/13 (日)公演終了

満足度★★★★

無題853(13-292)
13:00の回(快晴、淡い青空)。12:23受付、13:00開場。13:03前説(80分)、13:08上演~14:21終演。

1.プロローグ「當麻(たえま)」リスト『孤独の中の神の祝福』。
2.「班女(はんじょ)」ドボルザーク『4つのロマンチック組曲Op.75』
3.「弱法師(よろぼし)」バッハ『マタイ受難曲』
4.「祇王(ぎをお)』フォーレ『ピアノ四重奏曲No.1 Op.75』
5.「山姥(やまんば)」ONDEKOZZA『鬼太鼓囃子』
6.エピローグ「賛歌」メンデルスゾーン『シンフォニーNo.4 Op.90』
 萩森英明(編曲)『ララバイ』

バレエは2回目、先週「ELEVEN(10/5@ヤマハエレクトーンシティ渋谷)」をみました。今日のほうがダンサーに近い、「やまんば」はかがり火に照らされていたらどうだろうと思いながらみていました。

ファニー・ガール

ファニー・ガール

シンクロ少女

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2013/10/04 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

特別だけど特別じゃない
幼少期と、それくらいの子どもを持つ大人になった二つの時間がシンクロしていた。男を作って蒸発した母に捨てられ、父と二人で明るく生きる女の子。親が事故で亡くなり、性欲が無く処女だという母の姉に育てられる男の子。その二つの家庭がシンクロしていた。時間と空間をシンクロさせる構成に痺れた。とにかく女の子を演じた浅野千鶴さんが素晴らしい。彼女の演技を何作品か観ているが、良さが余すところなく発揮されている。キュートな笑顔。憂いのある眼差し。切なさや恐怖を押し殺し、どうってことないふりをしたスウィートボイス。照れ隠しのようなユニークなダンス。とにかく魅力満載。挿入される歌が、世代的にもろにフィットする選曲でまいった。大好きな『イン・マイ・ライフ』もだが、クイーンの『Somebody To Love』の大合唱はひっくり返った。笑った。時間のシンクロ、空間のシンクロ、音楽と演劇のシンクロ…こうした意味の『シンクロ少女』なのならば、もう脱帽。恐れ入った。人間の業というか、心の奥底にずっとあるような性への執着のようなものを見せつけられた感じがする。でも決して嫌な感じではない。すごいなぁ、シンクロ少女。次回作も必ず観たい。

奇妙なコドク

奇妙なコドク

立体親切

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/13 (日)公演終了

満足度★★★★

奇妙丸
 戦国時代と現代との対比、関連付けが面白い。始まり方も奇妙というか、ちょっと変わっている。前説から、いきなり口上に移り、今作の特殊性を説明するのだ。描いている世界は、信長の時代と現代である。それも信長と現代を描くのではない。信忠とその幼名、奇妙丸を含めた生涯と、歴史小説で流行作家となった父を持つ、引き籠りのニートの話として描くのだ。口上を述べる者が態々「現代劇です。ござるなどの表現も無ければ、殺陣もございません」と説明する。これはユニーク。自分は、この斬新な始まり方で、面白く観始めた。

ネタバレBOX

 作家は、当然のことながら、信忠が、二条城での戦いから逃げられた可能性についても言及しているし、実際、それは可能であっただろう。信長ほど、信忠は、他人を信じなかったわけでもないようだし、それが、無能とは結びつかないことは、歴史が証明している。そこで、何故、一歩引かなかったかが、論争の争点に成り得るのだ。作家は、この点を見逃さない。そして、以下のように解釈するのである。即ち、敷かれていたレールが、いきなり外され、自らの自由の下に、それから先の判断を下す方法を持っていなかったのだと。余りに偉大な父を持った息子のエディプスコンプレックスというわけである。
 一方、現代の話が、信忠の話にオーバーラップするのも、当にエディプス・コンプレックスに於いてなのである。父(五光)を有名作家として持つ七光(にじ)は、父の敷いた通りの道を歩いて来た。作家に成る為の道である。したいことを諦め、良く勉強して国立大学の仏文科に入学、良い成績をおさめていた。父に対する反発はあるものの、そして、父のつけた道しるべ通りに歩むことは、それなりに努力を必要とするものの、兎に角、謂われた通りにやっていれば済んだ。然し、父が倒れた後では、自分が、何をどうするかを決定しなければならなくなった。だが、どうしていいのか分からない。
 七光の父は、単なる流行作家。信長と比べるのは役不足とはいえ、子にとって絶大な父とその後継者と目される嫡男という位置は等しい。二人とも、著名な父を持ち、而も、後継者であることから、周囲からは、ちやほやされ、父の敷いたレールの上を一所懸命に走り、率なくこなしてきたのではあったが、自らの完全自由に於いて選んだ結果ではないことから、自分に従う者達との間には、矢張り、距離がある。即ち、従者たちとの関係に於いて、真の闘争もなければ、真の融和もないのである。その為、信忠も七光も、従う者達に物理的には囲まれ乍ら、常に孤独たらざるを得ない。
 この点に気付いた時、七光は、二条城に籠り、自刃するに至った信忠の真情を理解したと合点するのだ。即ち、多勢に無勢で戦う中で、信忠は初めて己の意思と命を懸けて共存の感覚を得たのだと。そして、それこそが、彼が、命の果に松姫に捧げた純情であったのだと。
 今作では、この物語の流れを構成する登場人物として編集者が登場するのだが、彼女の日常が描かれるシーンが、七光・鈴(七光の孤独が作り出した幻影)と信忠・松姫との対比が作り出すドラマから浮いている。この問題を異化効果を用いて処理することができれば、今作は傑作になろう。同化するのであれば、佳作となろう。
 ユニークな口上の使い方といい、一見、異質な登場人物を結び付ける着眼点といい、現在に引き寄せた視点から作劇している点といい、この業界で生き残れそうな要素を持つ存在だろう。たゆまぬ努力に期待し、チャンスに恵まれることを祈る。

 

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