最新の観てきた!クチコミ一覧

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プロタゴニスト

プロタゴニスト

ハグハグ共和国

テアトルBONBON(東京都)

2013/09/11 (水) ~ 2013/09/15 (日)公演終了

満足度★★★


チラシなどに書かれていたものから描くイメージと、実際の内容がまったく異なることにまずビックリ。しかも、幕が開いたとたんに始まったダンスにまたまたビックリ。ま、その後はなんとか落ち着いて観られたが、どうしても一本の筋が頭の中で繋がらない。後日、主宰のブログを読んで、納得。先に分かってしまったらネタバレでつまらないからなあ。にしても、月野原りんさんの存在感はすごかった。

読書劇 テロならできるぜ

読書劇 テロならできるぜ

オフィス再生

秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)

2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

Don't think feel!
見沢知廉の随筆集(「テロならできるぜ銭湯は怖いよの子供達」)に基づく予定だったが、結果的に彼と母との関係(及び獄中での彼の「ある闘争」)を中心に描くことになったとの由。
極めて「演劇的な」表現が多く、「語る」のではなく「見せる」ことで「物語でなく思想を伝える」趣き。(=映像化は不可能)
従って「わかる」のではなく「(何となく)伝わる」感覚。(←個人差があると思う)
よって、椅子にふんぞり返って「さ、楽しませておくれ」な態度では楽しめず、「読み取ろうとする姿勢」が必要なのではなかろうか?
喩えて言えば、ただ送り出される番組を眺めていれば良いテレビではなく、書籍を開いて自分で読む読書のように。(もしかしてそんなところが「読書劇」たる所以?)
そう言えば従来の作品も題材について調べて臨むと、より面白かったし。
そんなワケで、その演劇的表現だけでも面白いが、演ずる側と観る側との「知恵較べ」(ちょっと違うか)的に観るとグンと面白いのではなかろうか?
ま、最終的には Don't think feel! であり共鳴できるかどうかが評価の分かれ目かな。

『ジャンヌ』 ―ノーベル賞作家が暴く 聖女ジャンヌ・ダルクの真実―

『ジャンヌ』 ―ノーベル賞作家が暴く 聖女ジャンヌ・ダルクの真実―

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/24 (火)公演終了

満足度★★★

作家のシニカルな視線
ジャンヌ・ダルクの生涯、そして死後の彼女に対する評価を描いた物語で、サブタイトルの「ノーベル賞作家が暴く聖女ジャンヌ・ダルクの真実」は大袈裟でしたが、単なる歴史劇に終わらないラストが興味深い作品でした。

シーン毎に左右の大きな壁を移動させて空間を変化させつつ、史実通りにストーリーが展開し、ジャンヌが裁判で異端者とされ火刑台に掛けられて死ぬまでが描かれていました。そこまでは史実に則っていたのですが、ジャンヌの処刑から25年経った復権裁判が行われた時代に飛んでファンタジー的な展開となり、さらに20世紀の人物も登場して、それまで地味目だった演出も遊び心が感じられるものとなったのが印象的でした。ジャンヌを含めた登場人物達に対するシニカルな視線が、いかにもバーナード・ショーらしかったです。
ほとんど動きの無い、イギリスの伯爵とフランスの司教の対話シーンがかなり長かったり、ジャンヌの処刑シーンは描かれていなかったりと、シーン毎の時間配分のバランスが良くないと思いました。

ジャンヌ役の笹本玲奈さんは、声や表情の演技は良かったのですが、元々の戯曲上の描き方がそうなのか、キャラクターの造形にあまり魅力を感じませんでした。
ジャンヌ以外の登場人物は全て男性で、ベテラン勢のシリアスな台詞の応酬に見応えがあり、所々で見せるユーモラスな演技も楽しかったです。

転換の時に流れるピアノ曲以外にはほとんど音楽が用いられず、音楽に頼った雰囲気作りをしていないのが良かったです。衣装は時代考証的には正確ではないものだとは思いますが、重厚な雰囲気があって格好良かったです。

【3日間終了!!】鬼FES.2013【またいつか会いましょう!】

【3日間終了!!】鬼FES.2013【またいつか会いましょう!】

ロ字ック

シアター風姿花伝(東京都)

2013/09/14 (土) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

全3日間参戦‼!
(書きたいことはたくさんあるけれど)今、通院してて就労不可な状態なんですが、ごはん代削ってまで、チケット代つくり出して、行ってよかった。演劇が好きでいてよかった。主宰のやまださん、ありがとーって。ほんとに。

(追記)
'12の時出演者から観劇のお誘いを頂いた。「スタンディングで観劇」と聞き、通院中の自分としてはそれが出来るか心配で、どうしようか迷った。そんな観賞スタイルの演劇なんて聞いた事なかったし。ムリしてでも行って良かったと思った。今年も行って本当に良かった@roji9 #鬼フェス

家庭的 1.2.3

家庭的 1.2.3

Baobab

d-倉庫(東京都)

2013/09/13 (金) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★

フィクションの家族
テクノやハウス等のダンスミュージックに乗せて家族の模様が描かれた作品で、大人数でのダイナミックなダンスが印象的でした。

踊りながら喋って家族のメンバーを紹介するソロリレーから始まり、普通の家族の情景をユーモラスに描くダンスが展開する構成で、中盤ではラップと映像を交えたエネルギッシュな群舞もあり、メリハリがありました。
シャツを丸めた物を赤ちゃんに見立て、家族皆で可愛がる終盤のシーンで、男性ダンサーが演じる母親がそれは赤ちゃんではなく唯のシャツだと述べることによって、舞台上で演じられていた家族関係も崩れて行き、演劇のフィクション性と、現代における家族の繋がりの脆さを表現しているように感じました。

メンバー間でダンスの実力差が見られたものの、ストリートダンス的なムーヴメントを用いた振付に躍動感があり楽しめました。
ダンスがメインの部分と台詞がメインの部分の繋がりが弱いと思いました。各シーンが少々長く感じられ、1~2割刈り込めば最後まで一気に持って行く流れが出ると思いました。

アーユーシェアリング!?

アーユーシェアリング!?

kanikuso

アドリブ小劇場(東京都)

2013/09/12 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

オーバーアクションで
何となく中途半端でした。

ネタバレBOX

いくら過去に男に襲われたことがある女性だったとしても、シェアハウスに住んでそこそこ経っているんでしょう、一々驚き方が大袈裟でオーバーアクションに引いてしまいました。そもそもまだ男性が怖いのなら女性だけのシェアハウスを探せば良いのにと思います。決めポーズを邪魔しただの、決めポーズはしていませんだのの会話は全く意味不明でした。

一方、シェアハウスのオーナーの声はかすれていてほとんど聞こえない状態でした。公演中に声が潰れたのなら已むを得ない面もあると思いますが、事前に作ったオープニングビデオの声もかすれていたことからそれが地声のようです。ドラマの流れを中断してしまうくらいの聞き取れない声の役者さんをなぜ使うのか理解できませんでした。

オーナーが監視カメラを付けるのは留守中に自宅で妻が殺された過去を持つから、住人の一人の女性が男性のパンツを盗むのは過去に男に襲われたトラウマや憎しみがあるからなのだと思いますが、その二人がソファーに座って何かを話し合った結果心の悩みは解消されました。

劇的な変化、そこが知りたいのです。フラメンコのことや、ヤクザの舎弟のことなども含めて中途半端でした。
ホントに?

ホントに?

惑星ピスタチオ

新宿シアターモリエール(東京都)

2000/12/27 (水) ~ 2001/01/02 (火)公演終了

満足度★★★★

宝くじが当たったら
※実際の公演期間は1995年12月27日(水)〜1996年1月2日(火)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1996年1月1日。
宝くじが当たったらどうする?という妄想の話でした。話はすっきり短かったです。4人がそれぞれ違った魅力出してました。あと、やっぱりパワーマイムもちょこちょこ使われていてよかったです。いい話シリーズvol.4とあって、ピスタチオにいい話シリーズとかあったのか、そもそもいつ始まってたのか全く知りませんが、いつもよりは「生きる」とか「死ぬ」とか「宇宙」とかそういう切羽詰まった物語ではなく普通の女の子の話で楽しめました。
ちょん切りたい

ちょん切りたい

大人計画

新宿シアタートップス(東京都)

2000/12/16 (土) ~ 2000/12/30 (土)公演終了

満足度★★★★

考えたら年末
※実際の公演期間は1995年12月16日(土)〜12月30日(土)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。
チラシ、大きすぎて表の方しか載せてません。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1995年12月29日。
とにかく、登場人物がすごい多かった。それもあんま普通じゃない人ばっかり。あと、ミュージカル(?)というか、それもまっとうなミュージカルじゃなくて大人計画調の歌と踊りがすごく印象的でした。
面白かったんですが微妙に混乱して年の瀬の劇場を後にしたのを覚えています。これが、1995年の最後に観た一本。
8ビットの日々

8ビットの日々

シアターシンクタンク万化

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2013/09/14 (土) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

人生の縮図を表したストーリー!
シアターシンクタンク万化って何と無く名前は聞いた様な⁈
私が観劇を始めてからは活動されてなく今回が3年振りの公演!

今回は二本立て公演
○マイコンからファミコンの頃
○セガからプレステの頃

最初は90分ずつ二本続けての観劇はどうなんだろうか?と
不安もありましたがかなり面白かった♪
これは二本観ると人生の色々な縮図が表れています!
1本目は好きなモノに純粋に情熱を注いだ時代
2本目はそれが仕事へと変わりビジネスとして考える時代
それぞれが繋がり人生の縮図を表したストーリー!
それは私が生きて行く上で経験した事と重なる部分もあり
最後まで話に惹きつけられました♪

お芝居はストーリーがいいとやっぱり面白いですね♪

ドラマにありがちな内容ですがコンピューターをテーマにしたのが
時代背景も分かり感情移入しやすくて良かったのかも‼
またそれを演じる役者さんも素晴らしい演技で魅せるので
見応えあるヒューマンドラマを観てる様なお芝居♪

それは小栗旬主演ドラマ「リッチマン、プアウーマン」の様な部分もあり
今、話題の半沢直樹の社会派の様な部分もあり
様々な顔のある人間ドラマ!
初のシアターシンクタンク万化良かった♪

フォアローゼス

フォアローゼス

ゲキバカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/09/12 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

あっという間でした!
面白くて、2時間以上の舞台でしたが、あっと言う間に感じました。ストーリーはベタな感じもしましたが、犯人は意外でした。役者さん達の演技も、迫力があり、皆それぞれのキャラクターの味を出していて良かったです。笑い・家族愛・友情など、沢山詰まった舞台で、ダンスもすごくカッコ良かったです!劇中に何度か入るベースの音も、舞台の雰囲気が出ていました。また次の舞台も観てみたいと思う劇団でした。満足の舞台でした!

久保栄を読む!『火山灰地』第一部・第二部

久保栄を読む!『火山灰地』第一部・第二部

日本の近代戯曲研修セミナーin東京

芸能花伝舎(東京都)

2013/09/07 (土) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

リーディング&シンポジウム
 拝見したのは、日本演出者協会主催の近代戯曲研修セミナーin東京「火山灰地」第二部のリーディング公演である。本来、この戯曲は、一部、二部で7時間以上に及ぶ大作だが、今回は、各々、2時間15分程に削っての公演である。演出上、残したのは、農民の生活、研究者の論理である。
 因みに、第二部の完成は、1938年、2.26事件の2年後だ。盧溝橋事件の翌年でもある。時代は、急速に右傾化し新劇運動にも体制の圧力が強く掛けられる時代になっていた。左翼は、四分五裂、解体を余儀なくされてゆく。当然のことながら、作品表記に関しても細心の注意が払われなければならなかった。久保 栄は、その為、大切な科白・表現を隋所に散らしたり、治朗“入隊”の表現を避けて、軍部隊の居る地域名、上川を出すだけに留めている。
(追記2013.9.30)

ネタバレBOX

 不勉強が祟って久保 栄の文章には、初めて触れたのだが、深く読み込まねばならない作家だろう。現時点で、自分が、言えることは、以下のことだ。

 だが、ラディカリズムの立場から言えば、現在を生きる我々のこれらの批評も総てアリバイ作りである。彼は、同時代に韜晦という手法を採って表現したのだ。この点をはっきりさせておかねばならない。そして、己が、時代の中で久保ほどのことを言えるか言えないかを問わねばなるまい。
 日本の思想が何故、かく迄低くなったかと言えば、根本的には、インテリが命を懸けなかったからである。論理は無限にたてられる。然るにそれを根拠付ける唯一のもの・ことは己の生き様にある。その事をすら理解できない似非インテリがこの国の支配層には圧倒的に多い。最悪の為政者、即ち、権力を持った下司である。彼ら程には厚顔無恥になれない、或いはそれを演じ切れない神経を持つ者の多くが、大学教授などになってアリバイを創る。そして、それだけのことだ。民衆に必要なのは、火のような言葉である。それを発すれば発した者の喉を焼き、舌を焼き、唇を爛れさせる。そのような言葉なのである。今、インテリの誰に、こんな火が、吐けるか? 
かもめ

かもめ

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2013/09/04 (水) ~ 2013/09/28 (土)公演終了

観ました。
見応えがありました。が、諸事情により★評価はつけません。

ネタバレBOX

中2階、サイドのMR列で観劇。チケット購入時に、角度によっては見え難い場合があることを知らされていましたが、この席は、前かがみのお客さんがいると視界の確保が難しいですね。

例えば、一幕で上手にある月がほぼ見えない。前かがみの「度合い」によっては劇中劇を演じるのニーナの姿さえ隠れてしまうという状況で、視界の半分は「前かがみ客」の頭を見ていました。
文字通り半分観ていなかったので、評価はノーコンテストにさせて下さい。
【3日間終了!!】鬼FES.2013【またいつか会いましょう!】

【3日間終了!!】鬼FES.2013【またいつか会いましょう!】

ロ字ック

シアター風姿花伝(東京都)

2013/09/14 (土) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

フェスは初めてだったので…
最近、小劇場劇団にハマりだしたため、全然劇団詳しくないので、いろんな劇団の劇が観れるなんて素敵な企画だなぁと思って行ってきました。
バカバッカは絶対観たかったのですが、他は全て未見の為地下ステージには行かずメインステージのと、一人芝居のを全て観る事にしました。
ブラックエレベータは2人の掛け合いと空気感、ストーリーが良かったです。バカバッカは期待通り凄く面白かったです。
フェスは初めてだったのでどんな感じかわからなかったのですが、全体的に下ネタが多くて終始引いていました。下品なのもあったし、全然笑えませんでした。下ネタが多いのはフェスだからなんですかねー?最後の方はまたかって感じでうんざりしてました。
観てきた評価が高かったから楽しみにしてたのにがっかりです。

【3日間終了!!】鬼FES.2013【またいつか会いましょう!】

【3日間終了!!】鬼FES.2013【またいつか会いましょう!】

ロ字ック

シアター風姿花伝(東京都)

2013/09/14 (土) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

夏の恒例イベントにしてほしい
楽しすぎて3日間入り浸ってしまいました。台風で中止にならなくて良かった!最高の企画でした!!もっともっといろんな人に見てほしい企画でした。今度はもっと駅に近い小屋でやってほしい!下北沢とかで!
〔初日〕
開会式のカウントダウンで鳥肌立ちました。たすいちは華やかで可愛くて恰好よくて、散りばめられるボケもギャグも全部バランスが良かった。3日間を通してみて、一番好きな作品でした。大好きでした。個人的MVPは大阪弁の3人組の中のクールな人か、座敷わらしみたいなにぴょこぴょこした子。あの3人組はそろってて出てくるだけで大笑いしました。飛ぶタイミングや決めポーズがすっきり合ってるので、見ていて気持ちがよかったです。少し前に見たばかりの舞台でお見かけした方(白い軍服みたいなコートを着ていた役)もいて、びっくりしました。でもすし詰めの会場で(客席登場の時、真後ろだったんでびっくりしました)、自然に客が道を空けてしまう美貌と迫力は相変わらずでした・・。ズっキュンは観れず。はちみつシアターは、うまい。おばさんかお姉さんかという微妙な年齢(妙齢)の自虐をうまく混ぜつつ、レベルの高いパロディをやってのける実力はすごいです。お姉さんたちかと思ってましたが、後でロビーで話してたら、一人男性でした。信じられないです、あんなにきれいなのに。水着姿もあでやかで、本当に楽しいステージでした。コーヒーカップオーケストラ!初日の目当ての団体さんでしたが、実は思ったほどではなかったというのが正直なところ。カフェオーレは超面白かった。間が完璧でした。コーヒーこぼした事故もネタにして笑いをとる巧さは相変わらず。
〔2日目〕
当日券で参戦・・。初日と比べるとややシュールな作品が増える。あんかけフラミンゴさんのカレーや水がはじけ飛ぶ革新的な作品では、舞台からの放射でキャーキャー逃げまどった。あれはスタッフさん大変だったんだんじゃ・・。トリコロールは合わなかった。わけわからなかった。リジッター企画は、フェスものにしては珍しい正当派のストーリー芝居でした。陶酔するようなダンスと、演者たちの無邪気で残酷な演技、過去。30分の芝居とは思えない重力を感じる作品でした。ダンスやってた演者さんの美しくも乱れた舞姿と他の方のセリフが重なり盛り上がっていく姿にうっとりでした。ボブ美の部屋のベータさんと小林光さんのトークは、深夜番組的なノリが面白かったです。もっと長く見たかったです。あやめ十八番は、やばい!うますぎる。すべてにおいてレベルが高い。高いけど、フェスものなので、もっと馬鹿になってもいいんじゃないかと思った。そして
〔3日目〕
台風の影響で開演が遅れるも、無事に開催。秀逸だったのがブラックエレベーター。2人芝居で挑んでくるマインドにも拍手を送りたいが、何より話の温かさが凄く胸を打った。金子の上官のある表情が特に良い。本公演もぜひ観たい。ロ字ックの小野寺ずるさんの一人芝居は神がかっていました。なんて高い演技力!引き込まれてしまいました。

カルナバリート伯爵の約束 【池袋演劇祭‘優秀賞’受賞】

カルナバリート伯爵の約束 【池袋演劇祭‘優秀賞’受賞】

メガバックスコレクション

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2013/09/13 (金) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

さすがですね

舞台美術はいつもながらさすがの一言。
どういう結末になるのかと思いましたが着地点としてはよかったと思います。
メッセージが詰まってました。

ネタバレBOX

気になったのは約束の話に至るまでの前半がちょっと長く感じてしまった点。約束の話になり兵隊が葛藤しながらも約束を見出す過程がその分短く感じてしまった点。日記を記していた少女がどういう役割を担っていくのか注目していたのですが一幽霊で思ってたほどキーパーソンではなかった点ですかね。

この劇団は感動するいい話もいいのですがホラーやどんでん返しのある話の方が個人的には好きです
【沢山のご来場、誠にありがとうございました!】「面影橋で逢いましょう」「それではみなさん、さようなら」

【沢山のご来場、誠にありがとうございました!】「面影橋で逢いましょう」「それではみなさん、さようなら」

ラフメーカー

JOY JOY THEATRE(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

番外公演よりもよかった♪
「面影橋で逢いましょう」 は番外公演で見たときも気に入った作品ですが、3人の主要キャストそれぞれにサイドストーリーが加わったことで、深みが増してグッとよくなりましたね。ラフメーカーらしく笑えるシーンが増えてて、そちらも存分に楽しめました。いつか本公演で、更に充実したバージョンを見たい作品です。
「それではみなさん、さようなら」は2年前にも同じJOY JOY STATIONで上演された作品だそうですのですが、私は初めて見まして、後半は番外公演で見た「boys don't meet girls」にも似たると感じました。「boys don't meet girls」と比べると、前半のコメディー部分もほどほどに抑えられていて気分が入り込みやすく、終盤は泣かされました。

gate in コックピット

gate in コックピット

KAIKA

KAIKA(京都府)

2013/09/14 (土) ~ 2013/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い!!!
コックピットありきの、個々の作品が展開されていく新しい形が面白い‼
どれも面白かったのですが、私の好みは3本目のブルーエゴナクさん♪
話しが面白くて、コックピットが見えなくなりました(笑)
あのリーダーの細かい話の持って行きた方がありそうで言いそうで、爆笑じゃなくニヤケさせられる感じで……おもしろかったです!

真田十勇士

真田十勇士

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高の高揚感で楽日を満喫
台風の中、半年以上も心待ちした舞台故、何も躊躇せず、行ってまいりました。

神のご加護か、往復とも雨には降られず。

キャストも、装置も、見せ方も素晴らしく、大満足!!

台風だと言うのに、満場の客席からは、何度も本気のスタンディングコールが…。

何人か、知らない役者さんもいらしたので、クオリテイを心配したりもしたのですが、全くの杞憂で、私の認識不足でした。特に、倉科カナさんの2変化振りには感服しました。

十勇士それぞれを同じ配分で描くことはせず、必要最小限の登場人物に絞ったのも賢明でした。

馬木也さんファンとしては、十勇士にキャスティングされたら尚嬉しかったのですが…。

それにしても、猿飛佐助の命名理由の説明には、ある意味、驚き!
とてもまことしやかで、信じてしまいそうですが、作り話ですよね?

ネタバレBOX

とてもスタイリッシュな見せ方でした。

十勇士それぞれに、同じ配分で焦点を当てるのでもなく、彼らと幸村の出会いなどに言及することなく、光を当てる登場人物を絞ったことで、ストーリーが散漫になりませんでした。それでいて、殺陣などのシーンは、幸村も含めた10人や、大野兄弟などにも、均一に各人の見せ場をきっちりと作り、男優さん、役者冥利に尽きるだろうなというおいしい場面が全員に用意されているのが、観ていても大変気分爽快でした。

家康に時代劇の重鎮里見さんを配したのも成功の要因です。真田十勇士が主役だと、普通の舞台では、家康は、年配の俳優さんならいいかなんて、間に合わせ的な配役の場合もありますが、今回の舞台、役者さんが全員適任者揃い踏みでした。こういう機目細やかな配役が、舞台を重厚なものにしたと思います。

若い俳優さんが多かったので、殺陣の出来栄えも不安でしたが、皆さん、身のこなしも鮮やかで、感心しました。

「半沢直樹」ばりに、うまく観客騙しをやってのけたり、脚本と演出も、熟練の技。

中島脚本を、宮田さんが演出されたことで、いつもの新感線のようなおふざけシーンや、「シャキーン」という効果音が多用されないのも、じっくり落ち着いてストーリーを堪能できた一因だったかもしれません。

上川さん、馬木也さん、葛山さん、松田さん等、声音がしっかりされている役者さんが多いことも、舞台に箔をつけました。

装置も、工夫が凝らされ、あれだけで、それぞれのシーンに使い回す技術には圧倒されました。

わけあって、十勇士ではなく、9勇士が次々と倒れ、その姿にスポットが当たり、最後に、幸村が、中島みゆきさんの迫力ある歌声の中で、絶命する様は、本当に、目に美しく、演劇のマジックを堪能させて頂きました。
彼らが、舞台に倒れたままで、幕を閉めるのではなく、その後の世の中の解説者として、彼らが復活したのも、ファンには嬉しい心遣いでした。

DVDが発売されるそうですので、楽しみに待つことに致します。
失禁リア王

失禁リア王

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★

女体シリーズ新境地?
このシリーズは全て拝見させていただいていますが、今回は開演前に「劇中歌/歌詞」紙を配布するだけあって、歌が多い作品でした。一瞬「ミュージカル?」と思ったくらいです。(笑)
しかし、どなたも歌が上手で聞いていて飽きませんでした。
女優だけで演じる作品だからこそだと思います。

同族

同族

キ・カンパニー

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/09/15 (日) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

渾身の演技
ストーリーは、意外性を織り交ぜつつ安定感のある仕上がりで、毎回「なるほど!今回はそうきたか!」の連続です。

特に個々のキャラクターが良かった。
キャラの個性がストーリーに活きていたのが、緊迫した展開を和ませたり、ストーリーに注目していたはずなのに人物の感情に引き込まれて「やられた!」みたいな。

ゆるい滑り出しから始まりますが、役者さんたちの真剣みが伝わってきて「また観たい」と思いました。

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