読書劇 テロならできるぜ 公演情報 オフィス再生「読書劇 テロならできるぜ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    Don't think feel!
    見沢知廉の随筆集(「テロならできるぜ銭湯は怖いよの子供達」)に基づく予定だったが、結果的に彼と母との関係(及び獄中での彼の「ある闘争」)を中心に描くことになったとの由。
    極めて「演劇的な」表現が多く、「語る」のではなく「見せる」ことで「物語でなく思想を伝える」趣き。(=映像化は不可能)
    従って「わかる」のではなく「(何となく)伝わる」感覚。(←個人差があると思う)
    よって、椅子にふんぞり返って「さ、楽しませておくれ」な態度では楽しめず、「読み取ろうとする姿勢」が必要なのではなかろうか?
    喩えて言えば、ただ送り出される番組を眺めていれば良いテレビではなく、書籍を開いて自分で読む読書のように。(もしかしてそんなところが「読書劇」たる所以?)
    そう言えば従来の作品も題材について調べて臨むと、より面白かったし。
    そんなワケで、その演劇的表現だけでも面白いが、演ずる側と観る側との「知恵較べ」(ちょっと違うか)的に観るとグンと面白いのではなかろうか?
    ま、最終的には Don't think feel! であり共鳴できるかどうかが評価の分かれ目かな。

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    2013/09/17 10:43

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