最新の観てきた!クチコミ一覧

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呼吸

呼吸

白米少女

小劇場 楽園(東京都)

2013/12/26 (木) ~ 2013/12/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

感動しました。
淡々としているのに、すごく感動させられました。不思議な感覚でした。
ちょっとしたことから、社会の中であぶれてしまった小さな人達を、アザミという女性の幼少期から50代くらいまでの人生を軸に見せている話なんですけど、、、

なんだろう、見せ場や派手さは無いのに、繊細なシーンを重ねるにつれて厚みがどんどん出て、ジーンと来ました。美しい体験でした。

ネタバレBOX

ホームレスとゲイバーのシーンはにやにやして見てました。良い役者さんたちでした。
時々は、水辺の家で

時々は、水辺の家で

monophonic orchestra

新宿眼科画廊(東京都)

2013/12/16 (月) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

はっぴ~えんど?
タイトルからの予想では、少し色っぽいラブストーリーという勝手な妄想をしていたので、こういうのもハッピーエンドと、言われれば、そうなんでしょう、きっと。絵は嫌いじゃないので、その辺のやり取りは引き込まれました。セリフを聴いているだけで情景や、舞台が浮かんで来て、心地よかったなぁ。声だけが頼りなので、艶のあるいい声選手権みたいな役者さんが、揃っていたならもっとうっとりしたかも。です。

ネタバレBOX

皆さん1回は噛んでたのが、至極残念でございました。集中集中!!
ことし、さいあくだった人(終了しました。良いお年を)

ことし、さいあくだった人(終了しました。良いお年を)

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

上品
相変わらず、ここのカクテル?は、濃くておいしい~~。作品は、評価の高さにつられて、勢いで観てしまったので・・何と言いましょうか・・ダークになりすぎない品の良い笑いってところでしょうか。ご出演のみなさんが、落ち着いていたので、あの狭さでもドタバタ感がないところがすごく良かった、かも。です。

ネタバレBOX

ご出演の女性の方の香水が後列にいても、ぷんぷん匂ってきて、とても気が散ってしまいました・・・
プラトニック・ギャグ

プラトニック・ギャグ

INUTOKUSHI

駅前劇場(東京都)

2013/12/25 (水) ~ 2013/12/29 (日)公演終了

満足度★★★★

とにかく!!
いろんな意味で最前列が絶対いいっ!!小道具も表情も○○も良く見えましたぁ~~ラッキー!!いっぱい笑えて、ちょっぴり虚しい。不器用な人間や、シャイな人にはグッとくるかも。です。

ネタバレBOX

女性をたたくのは、やっぱり、あんまりいい気持ちはしない。それにしてもむやみにお尻出すなとか言ってた自分が全否定された気分。やっぱ若い子のおしりの方が綺麗ですわ~~なんつって。。
null

null

カラ/フル

ウイングフィールド(大阪府)

2013/12/21 (土) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★

存在するけど値はない?!
「null(ヌル)」とはプログラミング言語で「何もない」という意味で、ゼロではなく存在するけど値はない・・・そうです^_^; 近未来を観ているかの様な設定ながら、感じるのは未来より過去と言うか 少し表現の1つ1つに古さを感じたと言うのが本音。 お2人程しか今迄 観た事のある役者さんは居られず、全く初見の劇団さんだったけれど 演技自体はしっかりしたもので 悪くないだけに ちょっぴり残念な感じが・・・ また違った作品を観てみたい劇団さんではあります。

The Nightmare Before Christmas

The Nightmare Before Christmas

tejinacy

カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)

2013/12/14 (土) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ワクワク.+:。((((o・ω・)o))) ゚.+:。ドキドキ♪
中々 マジックを観る機会が無いだけに、かなり期待して向かったけれど 期待以上に満足できるものでした(*^^)v 何より本当に間近で観れて、その上 参加型?!だからドキドキ感も・・・ 心理分析って言うのか 何かしらタネや仕掛けは有る筈だけど、そんな事を考える暇もなく次々と不思議な世界へ・・・ また行きたいです♪

犯行予告

犯行予告

劇団肋骨蜜柑同好会

サブテレニアン(東京都)

2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★

観念的で消化不良感ぬぐえず
今回も会話劇だと言うので、「つぎとまります」の充実度を期待したが、前作の「ま・ん・だ・ら」に共通する消化不良感がぬぐえなかった。

入れ子構造のアイディアは面白いが、私には成功しているとは思えない。

「不条理劇をめざしているのではなくあくまで結果」と作者は言うが、不条理劇としてどうか云々よりも、表現力をもっと磨かないと、訴えたいことが明確に伝わらないと思う。

「わかる人にはわかるはず、自分はちゃんと説明した」という姿勢を貫くなら、「そうですか」としか言えないが。

「大切なものは人それぞれ違う」ということと「人はみな自分の真実の姿には気づいていない」ということが主題なのだろうか。

まちがっているかもしれないが、私にはそうとしか解釈できず、「ま・ん・だ・ら」同様、観念的な作品に思えた。サスペンス仕立てにしたことで、サスペンス部分に不満が残るため、入れ子効果が分離しているように感じられた。

息詰まるような会話劇を期待したが、みごとにアテがはずれた。

不条理劇は理詰めで見るものではないが、観念的な台詞を入れてくるので中途半端になり、主題がぼやけてしまう。

ネタバレBOX

まず、冒頭の御手洗と山田の会話が私にはまったく退屈で、会話の「間」が悪く、魅力を感じなかった。

御手洗の「えー」というリアクションが判で押したようで、しかも、演技の「間」が作者のフジタ氏の特徴が出ているので、フジタ氏の考える「間」なのだろうが、それが役者の肉体と合致していないのが気になった。

ツンデレ娘の山田とのやりとりもパターン化されて面白みがない。


怪盗キースにまつわる部分の舞台が設置されていく場面は面白く、音楽と共にそこだけが印象に残った。

いざ、サスペンスが始まると、キースの周囲の登場人物が「ま・ん・だ・ら」同様、ばらばらに拡散されていて、ただの点景におわっているように思える。

伏線らしいものがあるが、人物が単なる駒のようで、有機的に結びついて行かない。

警備の黒澤はなぜ、宝石商を殺したいほど憎んでいるのかわからないし、宝石商への殺意を告白されても、神田川刑事が殺さないように念押しするだけで、その部屋から出て二人だけにするなど、警察の対応としては現実にありえないからしらけてしまう。

宝石商にイチゴをもらって食べた黒澤が部屋を出てからうめいたので、毒でも入っていたのかと思ったら、平然と戻ってきたので、何のうめき声だったのか私にはわからなかった。

妻子と別居している神田川も宝石商親子のぎくしゃくした親子関係に想いをいたすわけでもなく、娘がキースにキャンディを盗まれた設定が生きてこない。

ラストに、バニティケースからキースの盗品が出てきて、神田川が御手洗を逮捕しにくるが、それでは御手洗が自覚のないキースなのか?

でも、バニティケースは山田の所持品なので、解釈に迷う。

なまじ暗示や比喩を入れるのでわかりにくいのだ、不条理劇とさえいえない中途半端な劇だと私は思う。

難解な不条理劇で100%理解できなくても楽しめる秀作はある。私が不条理劇が苦手というわけではない。歌舞伎など優れた不条理劇の典型だ。


治天ノ君

治天ノ君

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

群を抜く力作
明治と昭和に挟まれた大正と言う時代をまさに象徴する存在としての大正天皇の生涯を描いて、秀逸な脚本。

作者の古川氏の、過去の歴史と時代への鋭い洞察力と着眼、的確な作品化には、演劇の持つ社会的役割という点でも、毎回敬服させられる。

大正天皇の伝記を読んで一番印象に残るのは、その責任感の強さと父である明治天皇への尊崇の念の強さであり、それは本作でも余すところなく描かれている。

ここでは描かれていないが、健康に恵まれない中、過酷な軍事教練にも率先垂範で耐え抜き、深夜も読書にいそしみ、軍事指導教官を尊敬して従順だったという。

太平洋戦争中に強化された「御真影」が最初にクローズアップされたのも大正時代であり、関東大震災や火災における校長や教師たちの死守するあまりの殉職を美談として形成されたのも大正時代である。

ために、病状が進み、身体の自由を失ってから、大正天皇の公式の場での撮影がなされなくなったのも関係している。

大正デモクラシーに代表される自由清新の息吹に満ちた大正天皇の御代が、先帝の示した理想と威厳、富国強兵の政策に抑圧されていく悲劇が戦後を生きる我々の胸に強く迫る。

民情視察の観点から自ら強く要望した大正天皇の「行幸」が、太平洋戦争を経て、人間宣言のもと、敗戦後の全国を行幸した昭和天皇の思いへと連なる。

昨今、ネットでは「昭和天皇は人間宣言すべきではなかった、日本の天皇は現人神である」という若い人の意見が当然のように書かれていたりするので、いったい、いまはいつの時代かと錯覚してしまう。

天皇の神格化についても考えさせられる内容だった。

ネタバレBOX

配役を生かし、作品のテーマを一段とわかりやすく見せてくれる日澤氏の演出も良かった。

語り手の皇后役に紅一点、松本紀保を起用したのも成功している。

持って生まれた気品、気高さを表現する難役だけになかなか一般の劇団には適任者はいないと思う。

夫、大正天皇とは異なる方向性を持つ息子をも母親の大きな愛で包みこむ場面に心打たれた、

大正天皇の良き助言者、理解者であった有栖川宮の存在に、ふと故高円宮さまと現皇太子さまのエピソードを重ね合わせてしまった。
プラトニック・ギャグ

プラトニック・ギャグ

INUTOKUSHI

駅前劇場(東京都)

2013/12/25 (水) ~ 2013/12/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです
序盤、つっこみ不在のギャグの応酬に圧倒されていました。AサイドBサイドそれぞれの世界、なんか奇妙だなぁ・・・とひきつけてからの後半の展開は、びっくりしました。

晴れ、ときどき束縛、のち解放/アマリリス

晴れ、ときどき束縛、のち解放/アマリリス

santacreep

RAFT(東京都)

2013/12/24 (火) ~ 2013/12/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

ちょっと面白すぎるよ!
「アマリリス」、「晴れ、ときどき束縛、のち解放」の順で観劇。

どちらの作品、立っているキャストが一人いる。というか立てられたキャスト。「アマリリス」ではあやか氏。あやか氏が入ってきた瞬間にスイッチが入り、舞台が回り出す。最後もあやか氏。
「晴れ、ときどき束縛、のち解放」では片桐はづき氏。抜群の演技で花の内面を丁寧に表現していた。

単純な面白さでは「アマリリス」に軍配をあげるが、「晴れ、ときどき束縛、のち解放」の「緊張感のない呑気すぎる監禁事件」であるにもかかわらず、醸し出される緊張感にしびれる。あれにしびれないヤツはどうかしている。そして心の底から笑う場面が。声を出して笑ってしまったのは初めてで、正直パニクってしまった。

今回強く感じたのは、池亀三太氏の作品が持っている健全な想像力を刺激する余白性。いわゆる「別ルート」の可能性を残しながら話が展開していくので、「もし……」と「別ルート」の可能性に思いを馳せながら観ることができるし、帰り道も歩きながら「もし……」、帰宅しても横になりながら「もし……」、今もパソコンに向かいながら「もし……」。

あの空間であの会話劇。濃密な体験だった。

朝劇「サルバドルの大事件」【9月10月全話やります!!】

朝劇「サルバドルの大事件」【9月10月全話やります!!】

朝劇

CAFE SALVADOR(千代田区丸の内 3 - 2 - 3 富士ビル1F)(東京都)

2013/10/04 (金) ~ 2014/10/24 (金)公演終了

満足度★★★★★

朝劇マジック♪
第一弾の「丸の内の二人」を見た時は夏だったので、早朝でも明るいし涼しいし余裕で早起きできたのですが、今回は冬なので暗いし寒いし起きられるか心配だったけど、朝劇が見られると思うとすっと起きることができました。今回もキャストの4人は面白いしちょっとポンコツで大笑いさせてもらいました。会場もカフェなので見終わった後も、そのままゆっくり食事やお茶ができるのも魅力的。でもなんといってもお店を出る時にハイタッチといってらっしゃいを言ってもらえるのが嬉しい!これからもずっと続けてほしいし、またあの4人に会いに行きたいです。

人狼 ザ・ライブプレイングシアター #08:MISSION The Castle Job

人狼 ザ・ライブプレイングシアター #08:MISSION The Castle Job

セブンスキャッスル

上野ストアハウス(東京都)

2013/12/25 (水) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

満足度★★★★

悔しい…人狼判らなかったorz
参加型というより一緒に作る感じが初めての経験でドキドキワクワクしました。

オープニングのキレッキレのダンス(狼っぽくて素敵♪)と処刑?シーンの恰好良さと、
素が出ちゃって男子高生の日常か!?なアドリブ会話の対比が、落差が、無性に面白かったです。
でも流石、その可愛らしさはルーキーだけのもので、ベテランはアドリブ中もちゃんと役に入っていて凄かったです。
脳をフル回転させている役者さんてフェロモン出てますね。
ネタばれ防止に完全に個人的な趣味嗜好の感想で申し訳ないです…
次はどんな展開になるのか、サイトの更新が楽しみになってしまいました。

空飛ぶ☆コメディキャラバン

空飛ぶ☆コメディキャラバン

to R mansion

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/12/25 (水) ~ 2013/12/29 (日)公演終了

満足度★★★★

『ケセランパサラン』『The Show』の回
いじられました。

ネタバレBOX

小心ズ:『ケセランパサラン』  ヤノミさんの印象が『ミスしゃっくりの幸せな一日』のときとは随分違っていました。まん丸顔かと思っていましたがそうでもありませんでした。分かんないもんです。

お客さんの靴を釣るというのはグッドアイデアでした。恐らくみんな履いているだろうし、長いブーツが釣れたときは大物が釣れたと全員一瞬息を呑み大笑いしました。海外だともっと色んな物が釣れるのでしょうね。そして、今回もしっかり客いじられされました。

to R mansion:『The Show』  ずば抜けて綺麗とか可愛いというわけではありませんが、チヤホヤされる役とぞんざいに扱われる役に分かれていて面白かったです。ただ、体罰を連想させるところは再考の余地ありかなと思いました。

空想旅行の部分は『Magical Mystery TouR』とかぶっていました。赤いゴム紐での表現の一つ、今回は星だと分かりました。上手くいかないこともたまにはあるんですね。
アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

当日は昼から眠くて
眠くて、ボーとしていたため記憶が飛んでいた。残念

或る夜の出来事

或る夜の出来事

或る夜の出来事

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/12/25 (水) ~ 2013/12/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

おっさん芝居
個人的には、こういうかっこいい、けどどこかだめなおっさんたちものは好きです。

かっこいいおっさんたちでした。服装がおしゃれで見習いたい。

欲をいうともっと場面に人が多くてもいいかも、と思った。

ネタバレBOX

エピローグも観ました。映像的にすごくいいですね。
あれは、「ゴリエ」ではないですね。まったく逆だ。

結構わかりやすく話が進んでいくので素直に楽しい。
女店員もわかりすぎる。わかりすぎ過ぎて、マンガっぽく見えたのはあるが。

4人のジェントルマンは、それぞれエッジが立っていて中に入り込んでしまう。
晴れ、ときどき束縛、のち解放/アマリリス

晴れ、ときどき束縛、のち解放/アマリリス

santacreep

RAFT(東京都)

2013/12/24 (火) ~ 2013/12/28 (土)公演終了

満足度★★★

晴れ、ときどき束縛、のち解放
何書いてもネタバレになりそうなので...。

ネタバレBOX

終わりよければ...、という感じ。

最初のうちは話の筋が見えず、もやもやしたり、登場人物にいらいらしたり。
ちょっと想像しにくい(気持ちが入りにくい)話だったかも。

ただ、終わり方は、とても自然にかついい形でまとまったかなあという感じ。

(関係ないけど)会場がすこし寒かった。
プラトニック・ギャグ

プラトニック・ギャグ

INUTOKUSHI

駅前劇場(東京都)

2013/12/25 (水) ~ 2013/12/29 (日)公演終了

満足度★★★★

私もラストは。。。
何度も終わりにしていいタイミングはあったと思うのですが
あの、モヤモヤっとした後味悪い終わり方はどうかと思う。
最後は拍手喝采で終わりたいです。
内容的には定番のブスツッコミなどギャグ満載の中、ちゃんと筋が通ってて、あー、そういう事だったのねと納得させてくれました。
脳内のふたりがとても可愛いかったです。

あと、受付開始、入場、開演と全て遅れるのはいただけません!

私立ハスハス女学院!!

私立ハスハス女学院!!

タンバリンステージ

ブディストホール(東京都)

2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

ファン向けには
楽しめる内容だったと思いますが、一般向けにはアドリブ要素が多く、少しハードルが高かったように感じました。 ライブは通常のものとは少し違う雰囲気で、しかし本職らしく良かったです!!

プラトニック・ギャグ

プラトニック・ギャグ

INUTOKUSHI

駅前劇場(東京都)

2013/12/25 (水) ~ 2013/12/29 (日)公演終了

満足度★★★★

挙動不審
イマドキのナンセンスをちりばめ、惜しげもなく裸体を晒した果てには
“いつの間にか取り残される”者の孤独があった。
現実と脳内劇場とを並行して見せる演出も、そのギャップが鮮やかで面白い。
力のある役者さんがそろって、へらへら笑っているうちに何だか身につまされてくる。
特に藤尾姦太郎さんの“挙動不審”ぶりが素晴らしく、ブラックなラストが冴える。

ネタバレBOX

ノア(堀雄貴)とナギ(石澤希代子)の不器用なラブストーリーが
アニメのような世界で展開する。
人体模型のキリト(満間昴平)やヘビコ(竹田有希子)、
最後には二人を応援する恋敵のスプー(萩原達郎)、
何かと邪魔する先生のドラン(椎木樹人)などキャラの立った登場人物たちが
賑やかにスクールライフを繰り広げる。

一方現実世界では、小学校時代にはいつも一緒に遊んでいたが4人が
大学生になるとカナ(鈴木アメリ)とシュウスケ(板倉武志)が付き合い始め
ハルマ(後藤彗)は自分の方向を探りに海外へと旅立つ。
トウジ(藤尾姦太郎)はいつもふざけてギャグを言っては皆を笑わせていたが
次第に現実世界から置いてきぼりを食う不器用な男だ。
大学生になって久しぶりに4人がそろったある日、
カナとシュウスケが付き合っていることを知らされたトウジは
タガが外れたような行動に出てみんなを呆れさせる。
トウジは子どもの頃からカナが好きだったのだ。
そしてついにトウジは自分が作り上げた脳内世界を破壊し始める…。

A side とB sideとが平行して描かれ、共に不器用なラブストーリーが展開するのだが
Aはトウジの脳内で作り上げた理想の世界である事が判ると
現実世界に上手く対応出来ずにいつもギャグで紛らわせているトウジの孤独が際立つ。
Aではもう少しで成就する所だったのに、Bで容赦ない現実を突き付けられたトウジは
自分で作り上げた脳内ラブストーリーを破壊してしまう。
現代の“逃避”と“置いてきぼり感”がリアルに伝わって来て彼の孤独に共感すると同時に
上手く行かないと何かを壊さずにいられない、その極端さがイマドキっぽい。

中途半端だったら見ていられないようなギャグも
役者陣の指先まで神経の行き届いた表現でぐいぐい惹きつける。
藤尾姦太郎さんの挙動不審ぶりが素晴らしく、悲哀と狂気を見せて秀逸。
好きと言う気持ちを表すのに、ギャグで笑わせる事しかできない男が上手い。
彼にとって意味不明なギャグだけが、彼女へのメッセージだったのだが
当然それは伝わることもなく、全く報われないところがリアル。
ナンセンスギャグの中にブラックを潜ませて、最後に深くエグるという構成が効いている。
フライヤーのデザインやBGMのセンスも素敵。

「行かないで。ここにいて。ずっとここにいて」という
最後にようやく吐いたトウジの台詞が痛いほど切ない。




さらば、映画よ

さらば、映画よ

池の下

タイニイアリス(東京都)

2013/12/25 (水) ~ 2013/12/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

現代を踏まえた形
昨年の印象を少なからず抱きつつ出掛けた公演。
しかし、蓋を開けてみれば何とも心地好いお芝居でした。
寺山修司という人物がどういった人間でとか、そうした事にばかり考えが向かいがちな寺山演劇の中で、初期も初期の作品という事もあってかは分からないが、猥雑さの薄い、心地好い作品であったように思う。

期待するものだったり、テーマや環境を含め、ある種の猥雑さを求める輩も多い中で、作品と真剣に正面から向き合ったのだろうという好印象が残った。

こうしたある意味で伝説級の人の作品は、こうでなけらばならないとか、こうあるべきだみたいなお芝居が求められる傾向にあるように僕は感じてしまっていて、だから寺山と言えば……みたいな万有引力の公演なんかは、作品がと言うよりも客席が気持ち悪くて敬遠してしまうのだが、今回池の下はとても楽しく見る事が出来た。
誤解の無いように付け加えるが、万有引力は、そこに甘んじる事を良しとした一部の雰囲気を外して考えれば、現代と向き合った積極性のある良い劇団だと思います。
アピールの仕方の問題なのかなぁ。
素人には難しいです……


言葉や風俗と同じで、時と共に移り変わるからこそ面白い演劇というものがあると、僕は思うんですが、今回の作品は前時代も現時代も一緒に楽しめて、同時に悩む事が出来る
、ある意味でとても寺山的なお芝居なんじゃないかなとも思いました。

いずれにしても演者さんがとても達者で、ちょっと言い方は変ですが、こんなに安心感をもって不安を感じる世界を体験できることは、なかなか他のお芝居では無い事だと思いました。

役者さんもさることながら、こうした作品作りをするのであれば、この先も足を運びたい劇団に数えていこうと思いました。

すごく良かったです。

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