
シャッター
MIKANCHIagency
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2014/02/15 (土) ~ 2014/02/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
青春ドラマ
「地雷を踏んだらサヨウナラ」は見たことがありませんでしたが、こういう話ですと重苦しくなりがちですが、タイゾー役の久家さんのキャラクターなんでしょうか、重くなりすぎず、爽やか青春モノと言った感じで楽しめました。他の出演者の方々の芝居や歌、ダンスも充実していて、これで2000円は安すぎます。
それより何より、舞台挨拶に登場された作・演出のキョウさんがお若いことに一番驚きました!

ある一人の変態から
スマッシュルームズ
シアター711(東京都)
2014/02/14 (金) ~ 2014/02/18 (火)公演終了
満足度★★★★
けっこうリアルなHIV感染にまつわる話
絡み合うカップル等の群像劇って云えましょうか?
なんかアルアル話も加えて上手に舞台を見せていた1時間50分

狐雨の花嫁
株式会社Legs&Loins
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/02/15 (土) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
色々ともったいない
Aチームを観劇。約二時間弱。休憩なし。
会場に一歩踏み入れると、そこはもう神の国ヤマトでした。
舞台装置は本当に素敵。
衣装もこだわりが光りました。
特に狐達の白や銀を基調とした衣装は綺麗でした。
音楽(音響ではない)も、選曲がとても合っていました。
が、しかし。
ちょっと殺陣に比重を置きすぎました。
「恋愛活劇」との謳い文句でしたが、恋愛要素の割合はめっちゃ少ないです。
その殺陣ですが、TVや大劇場ではありませんので、実際には相手に触れていないのがバレバレな訳です。その殺陣に、あの効果音は合わないです。で、斬る効果音が片手で数えられるくらいしかなく、それが延々大音量で流れるので、すごくチープに感じてしまいました。
そしてアドリブパート!
キタキが狸軍の城へ赴くシーンでのアドリブパートで、観劇への集中が途切れてしまい、再び本編に戻っても、私の集中は切れたまま。最後まで再び集中スイッチが入ることはありませんでした。
アドリブパート自体は、ネタの面白さは置いておいて、無茶振りしたり、された人が反旗を翻して無茶振り返したりと楽しめたのですが…
全編に渡る笑い総じて、しつこい、くどい、かな。私には。
最後に。申し訳ないが、姫はもっと姫であって欲しい。
狐の一族から姫を奪われるくらいなら、と狐が全滅するかもしれない戦いを決意させる程の姫らしさが欲しい。
そういう意味では、狐の将軍の妻は良かったです。
本編とは関係ありませんが、当日パンフレットのこの形態は初めて見ました。
観客に持ち帰ってもらう工夫でしょう。アンケートをWebで集めるのも初めてです。回収率は紙と比べてどうなのでしょう?
色々書きましたが、あの空間に創り出された世界観(美術、役者含め)は本当に素晴らしかったです。

売春捜査官
劇団EOE
都内某所(東京都)
2014/02/17 (月) ~ 2014/02/17 (月)公演終了
満足度★★★
気持ち昨年より進化していた
昨年の「売春ー」よりは、だだすべりシーンが減っていたが、相変わらずグダグダ。
ただ、今後も応援したくなる劇団ではある。

アザミ
弘前劇場
ザ・スズナリ(東京都)
2014/02/13 (木) ~ 2014/02/16 (日)公演終了
満足度★★★★
複雑な関係!
愛人かつ仕事のパートナーであった女学生をめぐって、作家の大学准教授とその女学生と結婚を約束した男子学生の複雑な心理戦から事件が起こります。そして最後にどんでん返しがあります。
大学准教授で作家役のテレビでも馴染みのある村田雄浩さんの苦悩ぶりに弘前劇場のキャストが怪しく演じます。とても深く見ごたえ十分でした。

狐雨の花嫁
株式会社Legs&Loins
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/02/15 (土) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

新説・とりかへばや物語
カムヰヤッセン
ウイングフィールド(大阪府)
2014/02/14 (金) ~ 2014/02/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしかったです!!!
役者、演出等々諸々、いろんな意味で面白い♪どんどんどんどん前のめりになりながら見入ってる自分がいました。ここまで前のめりに観る舞台はひっっっさしぶりかもです♪

Rock'n role-playing
おぼんろ
南青山MANDALA (東京都)
2014/02/16 (日) ~ 2014/02/17 (月)公演終了
満足度★★★★★
堪能しました!
初めにお断りしますが、私は音楽派の人間です。小説や絵画等、音のないものでも私がそこに「音楽の風が流れている」と感じたものはすべて、私にとって「愛すべき音楽」なのです。
戯曲についても同様のこと。
そして「音楽性」の高い戯曲であればあるほどBGM的な音楽は耳に入らない。自分の中で鳴っている音楽にかき消されてしまうから。
耳に入るのはミュージカルのように音楽自体が強く主張しているか、戯曲がBGMに負けているか。
さて、この公演、ミュージシャンである父の背中を見て育った子がアクターとして父と正面から向き合う、という、この上なく興味深いもの。
結果、非常に満足です!!
双方がちゃんと向き合い、ぶつかり合い、融け合い混ざりあってひとつの世界を構築していた。
どちらが主役、ではなく、ぶつかる音は対等の力でぶつからなければ不協和音にしかならない。そして倍音効果。鳴らしていない音が、確かにそこで鳴っていた!
得も言われぬ美しさに体が震えました。
子は親の影響なしには存在し得ない。
末原拓馬は音楽の子です。
表現体は変わってもDNAは受け継がれる。
彼は今後も全身全霊で音楽を奏で続けるに違いない。
甚だ主観的な感想でした。

狐雨の花嫁
株式会社Legs&Loins
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/02/15 (土) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高です!
今回は初めての劇団さんでした。正直期待満々でした。がそれ以上です。時間があっという間にすぎて素敵な時間をありがとうございました。次回作も楽しみにしています。

作品№8
OM-2
日暮里サニーホール(東京都)
2014/02/14 (金) ~ 2014/02/15 (土)公演終了
満足度★★★
難解。
率直な感想でいってしまえば「わからなかった」の一言でしかありません。
ただまぁそれで良いんだろうな、とも思います。
苦手な人は苦手でしょう。私はまぁ、割と大丈夫な性質です。
皆様がすでに書かれているように、安い言葉で言えば「体感型アトラクション」でした。

かぞく {チケットプレセント応募受付中}
演劇ユニットハイブリッド
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2014/02/14 (金) ~ 2014/02/16 (日)公演終了
満足度★★★★
擬制の終焉
家族と言う擬制の背後と言うより地下に在る蠢きを視覚化した舞台。敢えて、図式的に分かったことになっており、体制側に取り込まれたことになっている表層に拘る形を採りながら、巧みな設定によってそれを逆転させ、アイロニカルな視座が、観客の心に残るように設えられている点が秀逸。

La saison du fruit de la passion -ラ・セゾン・デュ・フリュイ・ドュ・ラ・パッション-
セッションハウス
神楽坂セッションハウス(東京都)
2014/02/15 (土) ~ 2014/02/15 (土)公演終了
満足度★★★★
無題1003(14-042)
19:30の回(曇)。19:00受付、開場。舞台上に6着の衣装が大の字に。19:32前説(90分、2〜3演目の間に10分の休憩あり)、19:35開演〜20:12、休憩、20:22〜21:10終演。
①「花の詩」は、2013/8にスペース・ゼロで観た演目、今回はファイナルバージョンということでした。②「bridge」丸い月のような照明からスタート、陰影が印象的③「Project D」のHolidaysは、「show window(2011/10)」「しゃべる女(2013/2)」に続いての3作目、コミカルでカラフルなパフォーマンスとおとぼけ寸劇の組み合わせ④「3DK」男性(お一人、すみません、お名前わからず)の方演技が大きく大胆、迫力がありました。

銀色の蛸は五番目の手で握手する
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
最高傑作、確かに。
こりっちにログインがしばらく出来ず、口コミ投稿が遅れました。すいません。
設定は非常識で滅茶苦茶、でもお話がしっかり骨太に通ってきっちり泣かせる構成。下ネタ不謹慎ネタを含む爆弾をぶっこみまくる作風は相変わらずにもかかわらず、お話自体の精度もどんどんあがっていて、本当に吹原さんは才能のある作者だと思います。どろどろした現代社会へのメッセージ性を込めつつも直接的ではなく、お話自体はベタな青春ドラマのような、人情ドラマのような手堅いまとまりを見せる。この際立ったストーリーテリングの才能は、繰り出される毒々しいネタの弾幕の中でも、ひときわ観客にとって安心感を与えるものです。
何度か観てちょっと思ったのは、吹原さんの作家としての才能が輝いている分、役者は技術が高いものの個性はそれほど強く押し出されていないという点です。印象に残る役者さんが毎回違うというか、いないというか・・。その意味で、PMC野郎というか、吹原さんの最高傑作のような、そんな印象を受けました。
同じく自分が良く観ている劇団は、やはり書く話書く話設定が非常識なのですが役者の個性を凄く強く押し出してくる作風なので、この時代のコメディとして色々比較してみるのも面白いです。コメディ劇団豊作の時代ですね。
しかし、人生の勝ち組って何なんでしょうね。

「r 」
日本演劇連盟
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2014/02/15 (土) ~ 2014/02/16 (日)公演終了
満足度★★
おいおいおい
前もって言っておくと、自分は木下伸哉のファンです。ですが、今回の作品は微妙でした。キャラクターが全然好きになれなかった。ジェシカ嬢は、いくらなんでも無理やりすぎるし、芝居がうるさい。そして今回、話のつくりが雑。会場は受けていましたけど、観ていてまさかここで終わるのかと呆然としてしまいました。話が平坦すぎる。前の野球の話や、港の話みたいなドラマが無い。あえてコント色を強めるために盛り上がりを避けたということなのかもしれないが、90分それに耐えるのは厳しい。
下でも書かれている通り、木下「コント演劇」はトリックスターのさじ加減を誤ると・・・やばい。コントでアクセントになるキャラクターでも90分それは観たくない。強烈キャラを出したいなら、PMC野郎みたいに、話自体をしっかり書くか、話としての盛り上がりを大きく持ってきてエンタメとして成立させないと見切れないです。
個々の役者は好演していたと思う。完成度が高い役者も多く、ひとえに台本の問題だ。非常にそれが残念。後、気になったのが、店員女子役の位置づけ、演技力は普通だと思ったが・・。前に見たときも思ったが、顔がいわゆるブス顔で、それがあんまり作品に生きていなかったというか、この子の位置づけはなんだったんだろう。演出のイメージと言えばそれまでだが、演技も普通だし、もう少し綺麗な女優さんを使うという選択肢はなかったのだろうか。
葦田さん、錦織さん、って書いている人に少し共感するのは、エンタメとして、やっぱりヒーロー・ヒロインポジションがほしい。イケメンなのに、美人なのになんて残念なんだ、っていうキャラ性が凄く貴重だった。そして、華やかさ・ショー的な要素が必要だと思う。前回のダンサーズもそうですが、やっぱりミュージカルシーンやダンスシーンが結構な清涼剤だったように思います。声がデカイ割にテンションがえらく低く感じたのは、この華やかさが足りないせいかなって思いました。

さらば箱舟
オーストラ・マコンドー
吉祥寺シアター(東京都)
2014/02/06 (木) ~ 2014/02/16 (日)公演終了
満足度★★
没30年記念認定事業?
認定するのは当然観劇前だろうが、認定した人(団体)はこれを観たら認定を取り消したくなったのではないだろうか。なぜか寺山に申し訳ない気持ちになる。この劇団はずっと音楽に同じ人を起用しているが、観劇前のこの人の音楽は寺山ワールドに合わないだろうという予想は残念ながら的中してしまったた。あの音楽ならない方がいい。舞城作品を観てあまり期待はしていなかったが期待しなくて正解。

テン・カウント・ゴング
ひらさわひさよし&フルタジュン プロデュース
シアター711(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しめました
ロッキー観て、生卵飲んで走り出す程度にボクシングが好きである。という訳で今回はボイスドラマを2回聴いての観劇。やっぱり予習はイイ。理解度が上がる気がします。定番のボクシングドラマとアイドルビジネスの融合は大いに楽しめました。グッときましたね。

燃ゆる
ノアノオモチャバコ
「劇」小劇場(東京都)
2014/02/15 (土) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
満足度★★★
舞台美術とシナリオがイマイチしっくり噛み合わない
舞台上には煙突が何本もにょきにょき生えている。総て、煉瓦造りの体裁である。殆どの煙突の天辺は、蓋で塞がれ、椅子として用いられている。寧ろ、最初から、この村のイマージュに合わせて、椅子にこんなデザインを施していると解した方が正解だろう。何れにせよ、“揺れる火”国内トップシェアを誇る村の火の精錬に纏わる話である。

Girls, be a mother【アンケート即日公開】
劇団バッコスの祭
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了

- かさない -
COoMOoNO
キッドアイラックアートホール5階(東京都)
2014/01/31 (金) ~ 2014/02/11 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しめました
リアルなセットの中での観劇は、いわゆる覗き見公演のよう。日常的でありながら、ちょっとつかみどころのない世界でしたが、ぼんやりと楽しめました。

星ガール
多少婦人
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/02/13 (木) ~ 2014/02/17 (月)公演終了
満足度★★★★
ストレス
舞台美術のセンスの良さに驚かされた。誰でも宇宙船内部だと分かるし、全体的に白を基調にした壁なので清潔感があるのだ。椅子などは有色だが全体とマッチしているので落ち着いた雰囲気である。照明は、適確で上手いと感じたし、音響は、如何にも女性のポップな感覚が表現されていて好みである。また、男性の書く理論に走りがちなSFではなくて、人間関係調整の物語を、途轍もなく長い宇宙航行の宇宙船内という逃げ場のない空間設定に置かれた人間達の物語とした所に、この作品の斬新さ、面白さがあると同時にリアリティーもあるのだ。