最新の観てきた!クチコミ一覧

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さようなら

さようなら

オパンポン創造社

HEP HALL(大阪府)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

雨音の中、静かに始まって加速して行く。
オープニングの雨音で一昨年と去年の衝撃を思い出した。
緊張で少し帰りたくなる。去年の東京もそうだった。

変わりたい、変われない、変わらない。
どれが正解なのか、わからない。
都会に憧れる気持ちがないので、東京に行きたい登場人物には同調出来ない。
俯瞰で観ているだけの世界が、どうして自分を圧倒してくるのか分からない。
分からないままに、揺さぶられて、息苦しくなる。
90分のお芝居だけど、あっという間に終わってしまう。
雨で始まったお芝居は晴天で終わるように、ラストはからりとしている。

いつかの貴方の物語と主催の野村さんが書いていたけれど、私の中のどこかにも末田さんやチェン、ママさんがいるだろう。
小さな島で暮らしてはいないけれど、小さな世界では生きている。変わりたくなった時にぽんっと飛び出せるように準備しておきたいと思う。
まだ眺めてるだけだけど。

さようなら

さようなら

オパンポン創造社

HEP HALL(大阪府)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

手放しで面白い!!って言っていいかちょっと戸惑う
そんなリアルっぽい日常。
実際自分が以前勤めていた会社で
感じていた閉塞感がそこにあって、現実っぽくて非現実で
そんな実体験とリンクして肌で感じていた
あそこに居た、いや「変わりたい」人たちの為の物語だと、
改めて再演でそう感じて泣けました。

この物語は、観る人によって感想が大幅に異なる作品だと思います。
お話に共感したり、反発感を覚えたり、
でも作中の登場人物達の実在感が凄くて、
そして登場人物全員がその時間を必死に生きてる、
生活してるんです。実際の知り合いに似ていたり、
こういう人居る!っていう。あの人も表では笑顔だけど、
必死に今にしがみついて生きてるのかも?って。
個々人にとって大事なものが違うのは当たり前で、
彼らにとってそれまで頑なに変化を恐れ守ってたものが
綻び始め・・・

見方は自由です。
この作品はストーリーを分かってしまってても
見どころは沢山あります。
立場によっても誰かに共感するかも、しないかも。
人生経験や年齢によっても見え方が変わりそうです。


再演を繰り返してより一層、
人間味が出て元々のキャラクターのチャーミングさに
深みが加わることにより哀愁が際立って。

言葉をいくら羅列しても伝わらないので、
まだ東京公演なら間に合います、
一見の価値はあると思います。

喫茶ティファニー

喫茶ティファニー

ホエイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/04/17 (水) 19:30

 なかなかの問題作だと思う。東京から45分の町にある、かなりオールド・ファッションなゲーム喫茶で常連しか来ないような喫茶店に、新たな客が来る。実は、過去にバイトをしていた女性が元カレを連れて来て、マルチの勧誘を始めるが…、という物語。マルチだと思っても、それにハマらなければならない環境の人々の事情が次々に明らかにされる流れは、結構厳しい。演出も巧みで、役者もしっかり演じて、緊張感のある105分だった。

W PLAY

W PLAY

制作「山口ちはる」プロデュース

シアター711(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★

鑑賞日2019/04/14 (日) 14:00

価格3,500円

公演初日に会場のダブルブッキングが発覚して……なショウ・マスト・ゴー・オン系バックステージコメディ。
出だしの状況は菅野臣太朗「仕込んでいこう!」(2008年初演)と同様だが、あちらはそうなるに至った事情と解決への過程を描くのに対してこちらはその後のステージでのドタバタを中心、と内容は異なる(堤泰之「ダブルブッキング」(2008年初演)はそもそも状況から異なる)ので問題はなし。

また、そういう状況の原因があまりにお粗末とか、契約やら劇場webでのスケジュール公表やらで当日まで事態が発覚しないことはないであろうとかは「芝居のウソ」としてギリギリ容認できるが、使用予定の2組がそれぞれ別のルートでチケットを販売し、全日程完売なのに合同公演を行うという解決法はあまりにも無理で容認できない。定員の2倍の客をどう処理したのか?
むしろ両者とも客席の半数程度しか売れていなかったのであればすんなりいったのではないか?(何か聞き落としたか???)

元凶となった人物の落語の与太郎のようなおマヌケぶりやアイドルトリオの設定、ストーカー気味の熱烈なファンの使い方、さらに迎えた本番舞台でのピンチとそのリカバーなど、ドタバタコメディとしてそれなりの出来なだけに、おろそかな一点のために醒めてしまったのが残念。(よって星2つ減点)

1つの部屋のいくつかの生活

1つの部屋のいくつかの生活

オフィス上の空

吉祥寺シアター(東京都)

2019/04/06 (土) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★

Straw&Berry『サイケデリック』60分。
どきどきしたし、涙もでたし、切ないし、綺麗だし、優しいし、ずるいし、遠いし、戻ってこないし、可愛いいし、キラキラしてるし、
だから、自分の下手くそな言葉で語りたくない物語だった。
新作・好き。
河西さんの「普通」の「会話」の「演出」が群を抜いてこの物語を作り出し、そこに応えた俳優陣。「ウロボロス」の時にもあったが、今作はダークさが無い。
初見で今作を観たら、本公演を観たくなると思った。だから、ずるいし、巧い。最後の場面、問いかける。ふたり(ひとり)の後ろ姿。その問いの答えは、私ならどう、答えるか?



アガリスクエンターテイメント『エクストリーム・シチュエーションコメディ(kcal)』
お・も・し・ろ・い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きちんと、コメディー。この振り切り具合が中途半端なものは、ぐだぐだになってしまうので、本当に、コメディーで「面白い」ということは技量が必要だと観ながら思った。面白い!


鵺的『修羅』
この企画だから、この作品なのかと思うほど。初見のヒトにも劇団のカラーを拒否反応なく示した公演だった。勿論、俳優陣が巧いことは当たり前だが、緩まして、油断させて、毒を盛られるってイメージだった。


かわいいコンビニ店員飯田さん『我がために夜は明けぬ』
すみません。観終わって、「よくわからない」というのが第一印象。物語は追いながら「こうゆう設定かな?このひとはこんな立場かな?」と追うのが少し疲れてしまった。
わからない」というか「観客にまるっとなげて、舞台上はすすむよ、どこまでも」という感じ。普段あまり言わないが、出演者の方に「わからなかった」と言ってしまった。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2019/03/20 (水) ~ 2019/03/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

Mrs.fictions『伯爵のおるすばん』 - すきなものあれこれ・・・。 https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/37309819.html … #ブログ #日記

パラドックス定数第45項 「Das Orchester」

パラドックス定数第45項 「Das Orchester」

パラドックス定数

シアター風姿花伝(東京都)

2019/03/19 (火) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

パラドックス定数『Das Orchester』 - すきなものあれこれ・・・。
https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/37309843.html … #ブログ #日記

みなとみらい

みなとみらい

虹の素

STスポット(神奈川県)

2019/04/17 (水) ~ 2019/04/24 (水)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/04/17 (水) 19:00

77分。休憩なし。
平成の30年間。横浜みなとみらいの街を思い起こさせながら、「みな」と「みらい」の二人の、そして二人をとりまく周りの人々の青春を、懐かしい歌と共にテンポよく描いていく様は軽快。
一方、セリフの内容が、作者が語りたいテーマをそのまま語ってしまっているように感じる場面が多いからか、どうにも感情移入ができないまま終わってしまった。結局、なぜ二人は解散するのか、言葉上では理解するものの、感情として付いていくことがでなかった。

喫茶ティファニー

喫茶ティファニー

ホエイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

満足度★★★

日常からある意味「非」日常を観ることが多いのが演劇だと思うが、今作は
なんというか、意識してない自分にありえる日常の物語。
私は何かしら、誰かしらに、「差別」という行為を無意識にしているのだと思った。「差別」ということを区別」という言葉に置き換えて。

出自にまつわることや、性別や、生活レベルの事や、様々な事柄で人は、自分は「差別」をしている。劇中に「あなたになにか迷惑をかけたのか?」という台詞があったが、そう、そこなのだ。「差別」する人に「差別」される人は何かしたか?そうではなく、「○○だから」という事だけで「人柄」「能力」関係なく始まるのが「差別」。105分、そこは想像の世界では無く、ごくありふれた世界。世の中には、差別が溢れていて、それが「良くないこと」と教えないと分からない世界になった。
わかったつもりで語るのも変だし、でも、確かに観たことでなにか、自分の中に思うことは増えたとおもう。

幻想寓意劇 チェンチ一族

幻想寓意劇 チェンチ一族

演劇実験室◎万有引力

ザ・スズナリ(東京都)

2019/04/05 (金) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

万有引力 in スズナリへ、また出掛けてしまった。非寺山作品に挑み、天井桟敷を正統に継承する舞台と評価された作品とか。狂気の演劇人アルトナン・アルトーの名に「オ?」と目が行くが、かの地の前衛の前衛たる所以はこのテキストからは判らなかった。残酷な状況が取り上げられているとは言え、人物に正当な台詞を言わせ、主張をさせている。様々な理不尽を、相手を慮って受容するという「残酷」とも言える現象に、エロティシズムさえ重ねられる日本人の精神の屈折からすれば、理が勝った西洋のそれなど単純に見えてしまうという事だろうか。

さて冒頭から光と音、美術のアンサンブルで舞台は魅せていく。今回は特にJAシーザーの音楽の木目細やかな音使いを、初めてしかと確かめた。再演というから、楽曲も若き日のシーザー氏の迸る才気が書かせたものだろうか。それとも今回新たに書き下ろしたものか(現代的アレンジも感じたので)。単純構造の戯曲の色彩を与えていたのは美術+照明と、間断なく寄せて返す音楽だった。

この話、前半は貴族の家庭内残酷劇、後半はチェンチ伯爵を殺した娘ベアトリスの裁判で情状酌量の余地を認めるか認めないかを延々と争っていると言ってもいい話だ。
日本人の感覚では(に限らないかも知れないが)、認められようが認められまいが罪は罪、結果に差はないと考え、いずれの処断も受け容れるというのが「ストレスのない」覚悟であったりするが、このドラマの主人公である被虐の親殺しベアトリス・チェンチは頑として「罪はない」と主張し続ける。
戯曲が用意する頂点は、処刑されようとする孤高のベアトリスが、「神の名の下に」彼女を裁こうとする判事や教皇の使者へ反駁をする最後の場面。現状への嘆きと、希望を裏付ける切々たる正当性の主張は、ギリシャ悲劇の詩(長台詞)を思わせる。彼女の弁は人間宣言であり、律法学者を難じて処刑されたキリストが重なる。相手が聖職だけに痛烈な皮肉となるが、この正当な批評態度は、仏では異端のそれなのだろうか? アルトーをまだよく判っていないので、考え保留。

ヒトハミナ、ヒトナミノ

ヒトハミナ、ヒトナミノ

企画集団マッチポイント

駅前劇場(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

観劇後、考え込んでしまった。自分の持ってる差別的なところ、都合の悪い現実を誰かに任せきってるところ、痛い痛い。観客側に『貴方のそういうとこ!』と指摘するような脚本では決して無いのに 。絶対観に行けて良かった。★最終日も観せて頂いたが、崎田役・加藤虎ノ介さんが気持ちを爆発させて咆哮する場面、こんな凄い声に今まで出会った事無かった…と今でも思っている。怒り、悲しみ、無力感が床から天井まで隙間なくみっしり埋められて息苦しくなる感覚だった。凄い俳優さんです。

かもめ

かもめ

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった。トム・ストッパードの台本は、チェーホフの原作をほぼ生かしているのだが、微妙にブラッシュアップしてあって、愛すべき凡人たちの、片思いのすれ違いの連鎖がくっきりと浮かび上がった。

まほろば

まほろば

梅田芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/04/05 (金) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

蓬莱竜太の劇にはまってしまった。今回は、女性の生理と出産をめぐるなんてことない話なのに、その赤裸々ぶりと旧家の沽券がぶつかって、えも言われぬ笑いを弾けさせていた。ぶっちゃけた女の会話を男の作家が書いていることに驚き。6人の女優たちのはじけた演技に拍手かっさいをおくりたい。
基本は日常リアリズムにたったせりふ劇。ケレン味が命のつかこうへい芝居とは対極にある。でもじみというわけではなく、取っ組み合いの喧嘩がみせばになったり、はっちゃけた芝居だ。我々と等身大の登場人物それぞれの人生、喜怒哀楽、不安と迷い、悩みと願いを、笑いとともに体験する2時間だった。
パンフレットにこの芝居の特徴を捉えるいい言葉があった。「この『まほろば』はもう、女優さんたちがどのような”声”を出すか、そこに尽きると思うんですよ」(蓬莱)、「子供とか結婚とか、そういう話をただ田舎に戻ってきて家族がしているだけ」(演出・日澤雄介)「私は初演の時、一読して『これがドラマになるんだろうか』と思ったの。(略)ドラマとして作り上げたら、結局岸田戯曲賞を獲ってしまう作品に仕上がったわけだから、やっぱりものすごく根源的で、そしてドラマチックな話なんだなってその時思い知りました」(三田和代)。

熱海殺人事件 LAST GENERATION 46

熱海殺人事件 LAST GENERATION 46

RUP

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/04/05 (金) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

言わずと知れたつかこうへいの代表作。膨大なセリフのマシンガントークの連続なのだが、ギャグと音楽と照明でメリハリをつける。名乗りと見栄の連続の末に、都会に出てきた女工と職工の、悲しい恋の叙情的場面が待っている。
つか芝居は、自然なリアリズムを追求する潮流に対する、もう一方の様式性と身体性を追求するタイプではないか。歌舞伎や野田秀樹に近いものを感じた。

疾風のメ

疾風のメ

くちびるの会

吉祥寺シアター(東京都)

2019/04/17 (水) ~ 2019/04/22 (月)公演終了

満足度★★★★

主人公を襲う受難の嵐。こういう負の連鎖的な展開は、正直あまり好きではないのだけど、役者陣は良かったし、観ている間、はるか昔に初めてテント芝居を体験した時のような胸のざわつきが。

喫茶ティファニー

喫茶ティファニー

ホエイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

かなり昔の記憶だけれど確かにあった!ありました。
入店しなくても外観から既に違法の臭いがプンプンするゲーム喫茶。
なるほど、こんな感じでしたか。
重要な回想シーンが数か所挿まれるものの2時間弱ほぼリアルタイムにてその内部を大公開。
もう心憎いくらいディテールが細かいところまで。

賭博とは関係ないのだけれど、中央のテーブルでは何やら怪しいやり取りが繰り広げられており、思わず耳がダンボ。
というのも、この香ばしい切り込み口調、私にも過去経験アリ。
私のケースではこの手にハマっていたのが男の学友なので、本作のシチュエーションとは多少異なるものの舞台上で創り出されるベクトルはあの時の彼とソックリ!
いや、ずっと用意周到(?)なので、グイグイ笑っちゃったり、あ~ぁそうなるかと笑えなかったり。
今でもはびこっているのでしょうかうか、この商法。

ある1日のある時間を切り取っただけで自然と浮き彫りになってくる幾つもの人生。
報道等でちょっとは情報を持っていたとしても個人的にはほとんど縁の無い生い立ちの人々。
非常にデリケートな問題も含有しているのでコメントしづらいですが、思うところは多かったです。

Speak of the devil『DJANGO Ⅴ』

Speak of the devil『DJANGO Ⅴ』

劇団S.W.A.T!

「劇」小劇場(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/04/17 (水) 19:30

初めての劇団、フライヤーからもう少し
“ゴシック・ホラー”テイストを想像していたら、
見事に裏切られてとても楽しかった!
ちょっと昭和でレトロな笑いが温かく、大いに笑った。
ジャンゴのキャラが素晴らしく魅力的でいっぺんにファンになった。
難易度の高い笑いを成立させているのは良く鍛えられた役者の振り切れた演技だ。

ネタバレBOX

老人ホーム「おだやかな郷」では日々老人たちがバトルを繰り広げている。
麻雀パイを取り合い、取り合っていたことを忘れ…を繰り返しながら。
その争いの中で一人の老人が呼んでしまったのだ、彼を。
「悪魔に魂を売ってもいい!」と叫んで。

呼ばれた悪魔ジャンゴ(瀧下涼)は、契約書を持ってサインを迫るが
老人たちはいざとなると怖気づく。
そんな中、ジャンゴより格上のライバル悪魔が現れ、契約を横取りしようとする…。

老人役の役者さんがとてもうまく老けていて自然。
こういうところはリアルでないと、全体の説得力が弱くなるから大事だと思う。

笑いのツボも楽しめた、「野グソ」とか。
麻雀の卓から出てきたのには笑った。
閣下が出てきたときも笑ったなあ!
一瞬本物かと思ったわ。

役者陣が皆、迷いなく振り切れていて素晴らしい。
隙のない布陣でシラケる余地がないのもすごい。
とても鍛えられた劇団なのだと感じた。

悪魔のくせに「人助け」
悪魔のくせに「人情家」
悪魔のくせにいいヤツでまた会いたくなる。
ジャンゴ、また冷蔵庫から出てきてね。
あくまでも悪魔として。









 「舞い上がれ、レジャーシート」「ばいびー、23区の恋人」

「舞い上がれ、レジャーシート」「ばいびー、23区の恋人」

マチルダアパルトマン

すむぞう外苑前スタジオ(東京都)

2019/04/12 (金) ~ 2019/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/04/14 (日) 18:00

【舞い上がれ、レジャーシート】
執筆が滞りがちなラノベ作家と担当編集者、作家をピクニックに誘う友人たちが織り成す65分。
どこかちょっと踏み外したような人物たちが交わす会話がいかにも「池亀三太節」なことに加えてピクニックやレジャーシートが何かの隠喩で実はもっともらしい、あるいは哲学的なことを言っているように錯覚させる(爆)のが愉しい。
しかもラストに清々しさ・爽やかさ(?)まで漂うんだもの、好きだな、これ。

新・正午浅草

新・正午浅草

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/04/17 (水) ~ 2019/04/28 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/04/17 (水)

17日ソワレ(途中休憩15分はさみ140分)を拝見。

ネタバレBOX

『断腸亭日乗』を下敷きに、永井荷風の半生をスケッチした舞台。
淡々とした作風ながら、特に太平洋戦争突入直前、戦争景気に沸き立つ日本の世情への荷風の批判的視線を描いたシーンでは、今、この作品を世に出した歴史的・政治的意味合いを噛締めつつ拝見させてもらった。

ところでだが、民藝さんに限らず、老舗劇団さんの公演に足を運ぶと、主だった役者さん達と共に観客も歳を重ねていくんだなぁ、とつくづく実感させられる。
ただ、実年齢に見合う年輪を重ね損なった不肖の我が身には、ある意味、老舗劇団の達観された枯れた味わいよりも、カレーのようにスパイシーなテイストの小劇場の方がまだ水に合うのかなぁ、と本作品を観終えた後、再認識したことも合わせて記しておく。

【配役】
永井荷風:水谷貞雄さん(終始、良く通る発声に、「壮年期」における身のこなし…御歳を知って驚嘆しました)
荷風の父親: 伊藤孝雄さん(子供の頃、ブラウン管の向こうでお馴染みだった役者さん)
終の棲家である千葉県市川市の荷風宅で世話をする近所の女:田畑ゆりさん
戦前の銀座での荷風の友人:松田史朗さん
市川の荷風宅を訪ねてきた、荷風の昔の妾・お歌:白石珠江さん
玉の井の娼婦・お雪:飯野遠(いいの・おん)さん
東京日日新聞(毎日新聞の前身の一つ)記者:佐々木研さん
荷風ファンの若いカメラマン:みやざこ夏穂(みやざと・なつほ)さん(好演!)
壮士風の男(実は菊池寛。戦争翼賛派ゆえに荷風は忌み嫌っていた):梶野稔さん
若い新聞記者:大中耀洋(おおなか・てるひろ)さん
カフェの女給(Wキャスト):高木理加さん/長木彩(ちょうき・あや)さん
「遥か彼方に揺蕩う星空」

「遥か彼方に揺蕩う星空」

縁劇ユニット 流星レトリック

萬劇場(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

パラレルエンドの回、観劇
なかなかわかりづらい展開を、しっかり簡潔に描いていたように感じましたが、それでもちょっと頭が....
こちらの結末はパラレルワールドの中に置き去りにされたような感じでしょうか...
でも、面白かったです!

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