平成31年東京の旅 公演情報 劇団星乃企画「平成31年東京の旅」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    Bを拝見。全きにゃこ党の吾輩、第1話が特に気に入りにゃ!!!! にゃ~~~~~~お、にゃ! ぺたん。

    ネタバレBOX

     1話:にゃんこは、1日に16時間寝るそうにゃ。上手にはテーブルの左右に椅子各1脚。男が引っ越しをしなければという時、女はシェアしていた女友達が居なくなったので半年も付き合ったのだし家賃も暮らし向きもプラスになるからと同棲を提案。そこで男が移ってきた。女の飼っていたのは雌猫のサクラ。男の飼っていたのは雄猫でちょっとお茶目なトラオ。この2匹、互いに余り記憶力は良くなさそうだが、下手の部屋で殆ど寝てばかりのサクラは閉じ篭って部屋を出たことが無い。然し、トラオは表が好きである。そこでサクラを誘うのだが、彼女は出たがらない。代わりに歌を詠む。これが中々良いセンスなのだが、トラオの名をくさすのでトラオはその度に傷ついている。そんなにゃこたちの日常は、にゃんという事も無く続いていくにょにゃが、人間の方は壊れて別れてしまった。サクラは、何故か寂しい。それで初めて表へ出てみる。地面に寝てみる。案外温かいが、ちょっと硬い。何だか互いの性を意識しかけた相手が居たような気がしている。人間の方は壊れてしまったが、それとは対照的に恰も初恋の甘酸っぱい思い出のように相思相愛の思いを共有するにゃんこたち。この対比と距離感、それを歌に詠むサクラのセンスが素晴らしい。

     2話:これもカップルの話だが60歳にして心肺停止状態になった男の脳内で巻き起こる本当に大切な人は誰であり、どのような関わりを辿ってそのような結末に至ったのかを、案内役と共に記憶の追体験を通して再確認する物語。
     

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    2019/03/04 11:17

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