miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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みやけのFUSUMA

みやけのFUSUMA

劇団 贅沢貧乏

江東区北砂のアパート(ご予約の方にのみ行き方をお伝えします)(東京都)

2016/07/02 (土) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1865(16-155)
20:00の回(曇)

7月から場所をお隣の部屋202号室に移しての公演。
20:00駅前出発~20:19開演~21:32終演。

キッチン、畳部屋2つ、玄関。(座る位置によって)見えるところ、見えないところ、全員が声しか聞こえないところ、襖が遮るところ。

カフカの「変身」を超える冒頭のシーン。

姉と弟の3つの(時間を異にする)パートによって構成された作品。

家族としての情、姉と弟だからよけいにギズキスする感情。会話に出てくる父の借金とお金持ちの白川さん、アリオにお買い物お隣の田井さん。

香ってくるできたて「ハムもやし」や壁の宅配ピザのチラシと「ホタテステーキ」との落差。

きゅうりの漬物(ポリポリ)。

鬱屈した空気、薄暗い明かり、横たわる分身(?)、

201号の友人同士と202号の家族とはやはり印象が違っていました。

ネタバレBOX

どうやら大竹さんとは出没するタイミングについて交信しているらしい。
落日は朝になく ありがとうございました!

落日は朝になく ありがとうございました!

matsucarpone

ARGUMENT GALLERY(東京都)

2016/07/28 (木) ~ 2016/08/02 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1884(16-174)
19:00の回(曇)。

北口を出て(気持ち的には)だいぶ歩きますが目印のお店のすぐ先の道ならぬ道のような極狭路地の奥に入口がみえました。少し待って定刻18:30に受付開場。ここはレンタルアートスペースで「アート・写真・絵画の展示など」とありました。

縦長のフロア、真ん中より少し入口よりから天井が低くなっていて頭がついてしまいます。図面をみると「高さ1685mm」。

正面の壁に数本の黒い横線、他にもラインが引いてあり、白い椅子がひとつ。

19:04開演~19:47終演。

松岡さんは3公演目。20歳のときの「鈍色の、ブルウ。(2014/7@風みどり)」、21歳のときの「晴れるまで蒼でいて(2015/8@GALLERY LIPP)」。そして今年は22歳の22公演。

1年経つと、芝居の内容や衣装にもよりますがご本人の印象も変わります。

本作はピンクの(ご自身で作ったそうです)ブタとの会話(でありモノローグのようでもあり)を通じて葛藤、迷い、不安...でも希望、揺れる、突然のこと、など行く先が定まらない様子がみえてきます。

初めて観たとき、20歳で、独りでここまで...と感心させられましたが、そのときの私的ながらも伝わってくる暖かさは本作でも変わらないところでした。

(一般的な)演劇というのではなく、お茶会での一人語りのような、(天井が低いので)絵本の中のような雰囲気。

2017年夏、また会えると嬉しい。

マルカジット、マーカサイト

マルカジット、マーカサイト

やみ・あがりシアター

こった創作空間(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1944(16-234)
19:30の回(曇)。

19:00受付、開場。初日、かなりのお客さん。左右対称(出入口あり)の部屋、テーブルと円柱の椅子。

客入時に流れているのは「宇宙」にかかわるもの、楽曲もそうらしい。19:27前説、開演(かなり洒落ている)~21:00終演。

加藤睦望さん「座敷父さんと未来少女(2015/10)」→「バケホーダイ/月(2016/1)」からで3作目。

SFでOldなロックです。ウルトラQ的にアンバランスな展開。最近「ウルトラQの精神史」を読んだのですが、その中の作品として紹介されても違和感ないくらいの「日常」からの崩れ具合でした。

お話の面白さ×演出×役者さんの個性。真顔で展開されればされるほど可笑しくなる。

それにしてもオープニングには腰を抜かすほどビックリ、よくこういうつながりを思いついたものです。(リアルタイムで聴いたのではないけど)懐かしい曲は誰の選曲だろう。※ちなみに「Aloha from Hawaii」は観ていました

SFの基礎的な部分はしっかりと押さえ不思議な「力」、大宇宙の謎がお話をぐっとおもしろくしていたように思います。

プラテーロと私Ⅱ

プラテーロと私Ⅱ

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/10/05 (日) ~ 2014/10/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1275(14-314)
20:00の回(曇)。19:40会場着(台風の状況がわからなかったので当日券で)、19:59開場、20:11開演〜21:17終演、21:36トーク終了。

今夜は、勅使川原さんがプラテーロ、佐東さんが朗読。ということでだいぶ作品(声質、体格と後方に映るシルエットが違うこともあり)の印象も違いました。

ギター、朗読、照明がプラテーロと周囲の移り変わりを丁寧に描き出し、季節、花、実、鳥、虫、今は亡き人びとが、光と影との間に浮かんで見えるようでした。

2014/8の初演では、佐東さんがプラテーロ。なんとなく懐かしい気持ちになりました。

お二人のプラテーロ。
佐東さん:従順、優しさ、穏やか、信頼
勅使川原さん:やんちゃ、しっかりもの、頼りがい

Hear to STEP

Hear to STEP

Baobab

元・こどもの城 前(東京都)

2016/09/24 (土) ~ 2016/09/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1942(16-232)
雨のため予定の16:30開演が18:30に変更。18:10会場前に行ってみると、まだ雨降る中、崎山莉奈さんリハーサル中。お客さんは傘を差しながら。

18:30、ようやく雨が止む。Baobab開演~青山通りの歩道橋にメンバー。先日観た吉祥寺公演のエッセンス。広場にはまだ雨水が残っている。こどもの城は白いフェンスで囲われ、かろうじて薄暗い上部がひっそりと外観をみせている。

4組のパフォーマンスはfacebookで観ることができる。

立ち見で観る等身大の公演、観客の後ろを行き交う車のライト、白いフェンスに観客の影が何重にもゴーストのように映りゆらゆらと揺れている。こどもの城からBaobabを観に来たかのよう。

Baobabはこれからツアーにでる。次の公演はいつだろう。

夏芙蓉

夏芙蓉

劇団トキ

シアターバビロンの流れのほとりにて(東京都)

2016/08/26 (金) ~ 2016/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1917(16-207)
17:00の回(雨)。

16:30会場着...ここまでの道、道案内の方、庚申通り入口方面に歩く2名、途中に2名、曲り角に1名。

会場に入ると右に座席、横長の舞台には4つの机。パイプ椅子にはクッション+座布団...この座布団は今まで見たことがないので終演後訊いてみると劇団で用意したものと。かなり暗い会場、ハンドライトで足元を照らす。

この作品は一度観たことがあり(2014/9@上野小劇場)。2つの大学合同の公演ということで観に来ました。

昨日はシアターグリーン学生芸術祭で「くらやみダンス(早稲田)」、今日も早稲田で「パントマイム舞☆夢☆踏」公演を観ています。

机と椅子、4人の会話がほどよく響きます。4人(先生を入れると5人)の公演、あまり動かないのでこの会場は大きすぎるように思えますが、その「空間(闇)」がこのお芝居にとてもあっているように感じました。

たった一人の教室に。

一度観ているから「見えてくるところ」が出てくる作品ではないかと思います。仲良し同士の屈託のない、いつもの仕草や会話。そうであればあるほど募る千鶴の想いが素直に表現されていました。とてもよい印象でした。

16:58前説、開演5分前の...とおっしゃっていましたが、この時点で開演時間が遅れることがわかっているなら、そうコメントするのが正しいと思います(私自身は多少開演が遅れてもなんともありませんが、コメントは必要だと思っています)。

17:05開演~18:14終演。

原作のよさ、(まっすぐ)演出+(誠実)役者さん、(静謐)会話だけの1時間。会場案内もなかなかできるものではありません。

次はそれぞれの大学での公演を観たいと思います(都合がつけばぜひ)。

10の銃と10の自由

10の銃と10の自由

tea for two

小劇場B1(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1963(16-253)
14:00の回(快晴)。

13:12受付(整理券あり)、13:30開場。L字の客席(クッションあり)、舞台をみると円形。右側に座ります。赤い角柱が10(低)、中央にも1つ(高)。

13:50前説(100分)、14:04前説(大根さん)開演~15:46終演。

冒頭シーン、なぜか大根さんも出ていて、けいこ風景が...(なるほど!)。

前回はもう少しで閉館となる@キッド・アイラック「瞳を閉じて、られるか(2016/2)」、下北沢では「人数の足りない三角関係の結末(2013/10@劇小)」でした。

韻を踏んだようなタイトル、終盤になってわかりました。

息を吸うことさえ躊躇う緊張感、突きつけられる敵か味方かの二者択一。それが文明の礎であり、生き残るための知恵比べか化かしあいか。

坐った位置がちょうど西尾さんの近くでした。大岡さんはいつにもまして大奮闘、役名が振るっている。

ZEN展 パフォーマンス部門

ZEN展 パフォーマンス部門

ZEN展

東京都美術館(東京都)

2016/08/22 (月) ~ 2016/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1916(206)
上野三昧の日(晴、暑い)

11:00<BEER〉(コンタクトインプロ)
出演:五味孝則、下島礼紗
12:30<わっぜ>振付:下島礼紗
出演:木頃あかね、鈴木翔太、下島礼紗
※「わっぜ」は3回目。本日の発見、「頭部」は各ダンサーがモデル。過去2回は人数が多くわかりませんでしたが、今日、観ていたら髪は伸びて(!)いても (下島さんご自身も)本人でした。
13:00<SueHak(スウハク)>DamaDamTal 大塚 陽、みきたまき
白黒の靴下とゲームはお揃いで。
※みきさんは森脇さんとのみきさんではないかと。
13:30<スクランブル交差空間> ヨハク
※「ボレロ」のようによく整っていました
14:00<あの手この手>山岸由佳・河野彩
14:30<gold fish>牟田のどか
15:00<在りし海風、今をふきぬけて>A la claire
とても安定していて作品がずっと深まったという印象
15:30<サイモンとオフィーリア|Cymon & Ophelia>小野彩加 中澤陽
16:00<探検王>アグネス吉井(KEKE 白井愛咲)
※コミカルなのは初めてかも

基本、20分+転換。(地階)ロビー階 第1展示室「ZEN展」一番奥の展示スペース、立ち見、2畳ほどのパフォーマンス舞台、まわりには展示作品。みんな同じ条件で演じます。唯一、音源だけは自前。先週は、象の鼻テラス「ダンス縁日」。今日は東京都美術館。

大塚さん、ヨハクのみなさん、山岸さんと河野さんは(たぶん)初めて。

異質に感ずる会場と静的表現、本質的な肉体と動的な振付が普段とは違う感覚を呼び起こすようでした。これだけ違うやり方で表現する作品を続けてみることができるのはなかなかないこと。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

王子小劇場(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1794(16-084)
19:30の回(曇)

18:45受付(整理券あり)、ロビー開場、19:02開場。

ロビー開場時に物販あり、スタッフの方の説明が丁寧(好感)、ドアに大阪/名古屋/東京の(4面)座席表。

こちらは初めてで、もともと「観たい!」に大漁(量)の書き込みがある公演は観ないのですが、たまたまチラシ(裏面..ちゃんと上演時間90分と書いてある...みんなそうしてほしい)をみたら面白そうだったのと、会場が帰宅方向だったこともあり観に来ました。

入って手前/奥がひな壇3列、左右が1列。正方形の舞台なので、どこでも観やすいでしょう。奥に座ります。各辺最前列真ん中の2席は役者さん用。天井の照明が強弱を繰り返すので、直接当たると少し手許の文字が見辛い。

最前列の膝より少し高い正方形の舞台、立方体になるよう白いフレームが組まれていて、リングのような様相。SEもややスリリング、19:25前説(座長、90分)、19:31大音量で開演~21:05終演~21:00挨拶~21:28イベント(ワンシーン再現撮影会)終了。

アイテムと身体を使ったパフォーマンスは「THEATRE MOMENTS」の公演でも観ることができますが、質的に全く異なるもの。超重低音で椅子がびびり、交差する照明がシャープな動きをより際立たせ、舞台/客席を巻き込んだ立体的な(無限の)キューブをイメージするのに理屈は必要なく、それは直感的に得られるものでした。

舞台の外から提示される「メッセージ」が何かという謎解き、不思議な立体世界を画く動き(振付)、肩の力を抜いたステージゲスト(あ~、塩原さんも観たかった)、ワンシーン再現撮影会などサービス満点。

ということでリピートします。

大型

大型

3.14ch

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/08/25 (木) ~ 2016/09/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1922(16-212)
14:00の回(晴)。

13:15受付(整理券あり)、13:30開場、入ると國枝さん。2回目なので90度左回り、正面に滑り台という位置。

14:04開演~15:25終演、台本を購入(かなり理解がすすむ)...タランティーノ氏にサインをいただく!

1回目はとんでもない展開に眼を開きっ放しでしたが、2回目は細部~全体までをじっくりと。

(衣装+演出)×役者さん、きっと何度観ても飽きないと思いました。今日も「ビキニ割」の方(女性では小野寺さん、一般の方?男性客も)。

最期のシーン、地球が映り、膝を抱えたフミカはそっと水に浮かべられる...このシーンを真正面に観て「2001年宇宙の旅」...スターチャイルドが重なってみえました。

水中、水を吸った衣装、身体的に相当な負荷がかかっていると思いますが、文字通りひとりひとりが全力で演じている姿は見応えがあります。

対岸の永遠

対岸の永遠

てがみ座

シアター風姿花伝(東京都)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1780(16-070)
19:00の回(曇)

19:10会場着、階段を上がり2列(1列は当日券:この日は1名3枚まで、もう1列は予約済み)で整列、19:15受付、19:30開場。

「線のほとりに舞う花を(2011/4@王子)」から11公演目(再演、自主企画公演含む)になりました。

前回公演のシアターイーストに替わり、本作はどの駅からもちょっと遠い風姿花伝の小空間(1/3くらい?)。

入ってみると、どこにも明るさ(色)が感じられない部屋、唯一、下手の窓だけが白く明るい。
正面にシーツが干してあり、酒瓶だらけの床、煤けた壁、テープルの上には煙草、灰皿(ということで喫煙シーンありますが事前にスタッフから説明があり、希望者にはマスクを配布)。客席は、椅子席+クッションで座りやすく、当日券の方でしょうか通路にクッション席を追加。

19:08水の音が聴こえ開演~21:08終演。

「The Wall Live In Berlin」は1990年、ソ連崩壊1991...とても遠いことのように感じてしまう。

視点は部屋の内側に固定されている。隣の部屋、玄関、窓からは運河が見えるようだ。

だが作者は見えないものを見せながら時間を遡り、部屋の中に投影する。
記憶の奥底に押し込めようとしてものが目を覚ます。

見えていなかったものが他者の視点から語られ、記憶はより鮮明になり、かつての愛おしさと暖かさを取り戻す。

幼かった自分を自分の内に感じることができる。

今なら喪ってしまったものをまっすぐ見つめることができる。

作者による説明に「灰色の空と運河」とある。灰色の(室内)世界といえばヴィルヘルム・ハンマースホイ(画家)の世界。国立西洋美術館での展覧会は2008年だった。同館で1つ(ピアノを弾く妻イーダのいる室内)所蔵しているが常設ではないようだ。

そんな色のない世界にも流れる赤い血の鼓動。生きるためにはたばことアルコール、そして戦火なのか。

海外が舞台ということで「てがみ座」の皆さんもだいぶ印象がちがいました。

今泉さんはバレエの経験があるのでしょうね、整ったフォームになっているようでした(ダンスもよく観ますがコンテンポラリーと舞踏しか観ないので...)。

岸野さんは「青春残酷短編集(2012/3@笹塚)」「小豆洗い~泥を喰らう~(2013/10@BASE)」「地獄篇 ―賽の河原―(2014/1@王子)」「はてしないものがたり(2015/3@王子)」「ちょぼくれ花咲男(2015/6@高円寺)」。みやさん「おもてなし(2014/11@スズナリ)」「ハルメリ2013(2013/3@高円寺)」。

いまも知らないどこかなどではない、身近なはずの処で起こっていること。

余談:ロビーに横山さん。@鶏由宇「ドアを開ければいつも」に出ていらっしゃいました。2014/10、1年半経っても観に行く度に思い出します。

花束を渡すのは誰だ?

花束を渡すのは誰だ?

コマイぬ

Gallery&Café FIND(東京都)

2013/03/12 (火) ~ 2013/03/16 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題634(13-059)
20:00の回(少し曇り、のち雨)。ここは初めて。19:25会場着、受付(整理番号券あり)、19:45開場。外階段から2階へ上がります。長方形の部屋、入って左に客席。奥には階段。19:58前説(南さん、65分)。20:01開演~21:08終演。やはり南さんの作品はいいな、好み。タイトルに関連した本がさりげなく置いてある。単行本を買ったのは78年です。南さんが「ジュブナイル」とおっしゃっていました。この言葉をお聞きし、想いは一気に「そのとき」に戻り、何十冊も読みあさった毎日が甦るのでした。

愛ちゃんミッちゃんごきげんテレビ〜岸祐二編〜

愛ちゃんミッちゃんごきげんテレビ〜岸祐二編〜

チームホッシーナ

新宿ミノトール2.(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/22 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1042(14-081)
19:00の回(小雨)。18:15会場着(すでに数人の方が、ドアを入ったところで待っていらっしゃいます)、18:31受付(自由席、ドリンク付き)、開場。

此処は初めて、けっこう広い会場、小さなステージにマイク3、椅子4、横にピアノ。お客さんのほとんどが女性、男性は10名もいなかったのでしないでしょうか。

「デカレオン伝説(2014/1@APOC)」を観ていて2作目になります。

19:08前説(藤村さん、休憩込みで110分)~19:52、休憩、20:14~21:01終演。
歌(3人とも、当然...上手い)とトーク、ピアノ演奏による明るく楽しいショー。

『真夏の楽涼』 〜enjoyment in summer〜

『真夏の楽涼』 〜enjoyment in summer〜

ルストダンク企画

ART THEATER かもめ座(東京都)

2016/08/11 (木) ~ 2016/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1910(16-200)
19:00の回(曇、強風)。

18:30受付、開場。パイプ椅子にザブトン2枚。床はフローリングシートでしょうか、正面奥にミラーボール。梅田めぐみさん振付ということで観に来ました。

18:50前説(60分)、19:02開演~20:07終演。

「ぱらいそ(2015/5APOC)」から数作拝見していますが、いつも楽しそうに(それは一緒に踊っている方々も)していらっしゃるので時間を忘れて見入ってしまいます。

ドキっとするようなものから清楚なものまで衣装も華やか、以前の公演で観たことがある方も。先日まで開催していた「ダンスがみたい!」等とはまた違ったダンスのよさがありました。

ビハインド スコアボード

ビハインド スコアボード

コボルテ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2016/11/05 (土) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1961(16-251)
18:30の回(晴)

18:00受付、開場。2列目のベンチシートに座ります(ちなみに最前列は椅子席)。満席、近くを見回すとほとんどの方が学生さんらしい。

横幅いっぱいの凝りに凝ったセットには閉塞感が漂うが、唯一「外」を感じるのはSEで流れている「応援」。

黒い壁と汚れた床、ビールケースに数字が書いてあるボード、カウント表示、サイレン、「回」の表示、何に使うんだろうと思った雑巾、冷蔵庫、流し。

ここは競泳水着「許して欲しいの(2014/2)」以来。早稲田の学生会館には時々行くのにこちらは滅多に...でしたが、笠浦静花(やみ・あがりシアター)さんがでるというので観に来ました。「バケホーダイ/月(2016/1@東演)」から3作品を観ていますが、3打席連続満塁本塁打級の出来栄え、その笠浦さんが「役者?」というので観に来ました。

で、よーく過去観た作品を調べてみると。
劇団PaPrikaの「さよならシンデレラ/σ^2=1(2011/9@LE DECO)」に加藤睦望さん、「ふくすけ(2013/2@駒場小空間)」に笠浦さんが出ていらっしゃいました(すみません、覚えていませんでした)。

18:25前説(アナウンス)、18:32開演~20:06終演。

変化のない日常が続く「裏側」にあっても、人は多くのものを抱えざるをえないし、「正直であること」だけでは生きて行けない。

比較的淡々と進むお話、逆転サヨナラにはならない現実。でどういうわけかアメリカの(色に例えると灰色の)青春小説を感じました。表舞台に立つことができる者とそうなれないことが痛いほど分かっている者でしょうか。

美術も音響も臨場感を盛り上げていたと思います。

次回は2月@駒場小空間とのこと、都合がつけば。※先月、劇団遊馬「僕、怒られるのが好きなので」を観に行ったら周りに綺麗な建物ができていて時の流れを感じるのでした。

H. C. Andersenの物語2篇による1時間

H. C. Andersenの物語2篇による1時間

d’UOMO ex machina

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/01/30 (月) ~ 2012/01/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題276(12-029)
申し込み時にお手数かけてしまいました、ありがとうございました。今までみたことがない表現に出会えることはとても嬉しく、楽しいことです。
(以下、雑記です)
20:00の回、19:00開場で開演でもありました。今夜の絵空箱は入口からみて奥が舞台、手前の道路側が客席(椅子3列)、中央に椅子、ラベルがないペットボトル、奥の壁際には木製のベンチ、左右にスピーカー。舞台には3人と角本さんですね。お喋り可、どう見るかも自由、語り手と3人だけでなく、店主も参加、かなり長い時間舞台上に(以前もお芝居に参加していらっしゃいましたね)。

台本(という言い方でよいのか)を手にお芝居というのは3作目、但し、今までは演者全員が手にしていましたが、本作では(ほぼ)おひとり。

「童話」の世界だから好きに想像してよいのでしょう、開場前、待っている間にふと夜空を見上げると、向かいのビル上空に上弦の月、薄い雲が横切っていました。寒さに凍える冬の夜、ページの間からことばたちが抜け出し、本の精(霊)たちがそれを追いかける、とか。

語り手は台本を手にお話を語り、聴こえてくるのは異質なことば、小さなことばたちが未成熟なまま一生懸命お話を紡ごうとしているように感じます。ことば(語り手)の周囲では3人(ヒト?)が動き回り、赤と白、明と暗、照明が移ろい、テーブルの上、ロウソクに火が灯ります。

後半、黒い髪、眉、眼、衣装の踊り手が舞います。踊り手だけが衣装らしい衣装、あとの3人は普段着っぽい衣装で素足。男性は観客に近づき、語りかけ、ドリンクを飲み、肩を抱き、また、舞台の回りを走り回り、椅子を振り回す。その間も語り手は休むことがありません。

アンデルセンの童話集、角川文庫版(3巻)は「小さい人魚姫」「雪の女王」「馬車できた十二人のお客」、水色と白を基調にしたとても綺麗な表紙絵です。今まで買った本の半分位は未読かもしれません、整理する機会があったら探してみましょう。

3/11(日)14:46というとサラ・ケインとどこかで関係が…と思いましたがあっちは「4時48分」でしたし、この時間は地震の発生時間ですね、当パンに「2011」とありますが「2012」。

最後のページをひとつ、またひとつと折り曲げるのは、物語の終わり、お話を閉じ込め、封をしているようにも見えました。開いていた本を閉じ、部屋を出てゆくかのように。

開場して聴こえてくる音楽はポップなものもあれば、ピアノ曲もありました…、他のお芝居でもそうですが、開演までにかかる曲を選ぶ基準はなんでしょうね、演出家さんの好み、それとも音響さん…

AND

AND

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2016/12/03 (土) ~ 2016/12/10 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1979(16-269)
20:00の回(晴)。

19:45着、受付しB1へ、19:53開場、20:05開演~21:05終演、21:11トーク終了。
佐東さんのソロ(前半の3日)。

白と黒が入れ替わる、輪郭の内側と外側が入れ替わる、幾何学模様を画く照明、楽曲は無限に、重なり合いながら浮かび続け、ノイズが場を吹き飛ばす。

とても深い、宇宙の最果てで起きているような印象。そこで動くことが出来るのは機械のカラダ、白い、モノリスを思わせるような身体、均一な今にも凍りつくような世界に永遠に沸点は訪れず、独り舞うものだけが発する熱(熱意、感情)は緩やかに、やさしく漂っている世界。

And は同時性を示すのか、またひとつアップデイトするということなのか。

イヤでも五感と思考を刺激する作品、小さな世界と大きな世界が並行、イメージが膨らむ。

ここでもやはり「200年宇宙の旅」で感じたものがあるように思ってしまう。機械のカラダには人工知能(AI)...終演後、正面に映したもの(照明)は「AI」という意味(形)かと質問したら「ちがう」と却下される(?_?)、でも考えすぎもまた楽しい、「お願い誰か私を 止めて」とはなりそうにありません(笑)。

今年度最後のアップデイト、次はシアターX「白痴」。

楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―

楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―

劇団Kalium

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2016/08/27 (土) ~ 2016/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1918(16-208)
13:00の回(曇)。

並んで受付開始を待っていると中から斉藤さん、ご挨拶する。

12:30受付(煎餅付チケット!)、開場。奥に「楽屋」、その手前が客席。

下手、すでに女優Cは机に向かって座っている。落ちつかない様子。
上手には長机と化粧道具、壁に「かもめ」のチラシ。
女優Cの机にあったのはその「かもめ」の台本。机の横にくず入れ(本当に入っている)。
13:06前説(60分)、13:08開演~14:06終演。

高校同期の3人が旗揚げ...とあったので観に来ました。
お名前をみただけではみなさん初めてかと思っていました。

が、終演後お訊きする...と
芸術総合高校の「Q体」...解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話に「○○役」で出ていらしたということでびっくり、実にびっくり。

また、帰宅後、過去観た公演を確認していると。宇佐美 優花さんは「ユメプラン〜二度寝〜」のside チューリップ企画「グッナイドーリーガール」にお名前がありますね。シックスペース(野宮さん、金子さん)はずっとみていてそれで観に行ってました。

今年、「楽屋」は3公演目(通算5公演「ちょくちょく企画」「オレの劇団」)です。2016/6@サニーサイド、2016/5@梅ヶ丘BOX。

4人ともまっすぐな演技で好感、チェーホフのシーンへの切替(唐突に空気が変わる...とか)になにか一工夫あったら面白いかなと思いました。

スタッフの方もよく気配りくださり、来てよかったと思いました。

金縛りKanashibari

金縛りKanashibari

プロスペクト・テアトル

シアターX(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題104
直前、歩いて15分程のところにある開座のアトリエで「お照さん」を観ていました。5回目でしょうか、時間があれば観ることにしています。畳が敷かれた3畳程のスペースで、おふたりが交互に舞います。客演は万有引力の七生さん。実のところ「金縛り」とは全く趣を異にするのですが、舞うということについて考えるきっかけを与えてくれます。シアターXは2回目(「安らぎの丘を目指して」)。ここでも一番前に座ります。舞台上を見渡すと、障子が5張、丸椅子、簡易ベッド、上手奥にはパーカッションのようなもの、手前にはマイク、なんでこのような組み合わせになっているんだろうと思いながら開演を待ちます。

ネタバレBOX

女性がおひとり、椅子に座って語りかけます。 夜の不安を訴える患者さん?待っている眠りはなかなか訪れず、ベッドに横たわり独白は続く。やってくるのは「金縛り」。障子が動き奏者が現れる。チェロかと思ったが6弦あった。あとで調べてみると、ヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオローネ?)とか。その横、パーカッションにみえたのは和太鼓のセット。ゆっくり目の弦と太鼓の柔らかい音、徐々に力強く。語りは、真夜中の寝室、睡眠と夢。胃検診の場面へ、バリウムを一口飲みベッドへ、体を回転させ、そこでもバリウムを飲む。更に体を捻くりまた一口、そんな態勢じゃ無理…じゃなくて、それでも飲む。女医(上、横、足あげる、うつ伏せ…)の指示に従い体を捻る。

バスケットのシーン、人形つかい、世にも恐ろしい物語をしわがれた声で絞り出す。いろいろな場面が、ダンサー、役者によって演じられます。また、太鼓にあわせて3人のダンサーが舞うのは即興ですね?

コミカルな場面も多く 、楽しく観ることができました。
Windows in my heart

Windows in my heart

Sophia Modern Dancers

上智大学1号館講堂 (東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1272(14-311)
11:00の回(強い雨)。10:10会場(2階)着、受付(整理券あり)、10:30開場。

「In wonderland(2012/3)」からで5作目です。舞台背景は絵本のような図柄、当パンも薄い水色を基調としたお洒落なデザイン。BGMに「Born to Run」がかかった。10:55/11:02前説(アナウンス、50分)、11:05開演~11:53終演。

1.Alone
2.Curiosity
3.In A Book
4.Love Makes You...♥
5.Gossip Girls
6.Good job!
7.Back Alley Temptation
8.Rival!?
9.Pray
10Always With You

変わらないファンタジーの世界に加え、Burlesque、ポップな女の子、ビートを利かせたナンバーなどが次から次へと。

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