満足度★★★★★
無題1884(16-174)
19:00の回(曇)。
北口を出て(気持ち的には)だいぶ歩きますが目印のお店のすぐ先の道ならぬ道のような極狭路地の奥に入口がみえました。少し待って定刻18:30に受付開場。ここはレンタルアートスペースで「アート・写真・絵画の展示など」とありました。
縦長のフロア、真ん中より少し入口よりから天井が低くなっていて頭がついてしまいます。図面をみると「高さ1685mm」。
正面の壁に数本の黒い横線、他にもラインが引いてあり、白い椅子がひとつ。
19:04開演~19:47終演。
松岡さんは3公演目。20歳のときの「鈍色の、ブルウ。(2014/7@風みどり)」、21歳のときの「晴れるまで蒼でいて(2015/8@GALLERY LIPP)」。そして今年は22歳の22公演。
1年経つと、芝居の内容や衣装にもよりますがご本人の印象も変わります。
本作はピンクの(ご自身で作ったそうです)ブタとの会話(でありモノローグのようでもあり)を通じて葛藤、迷い、不安...でも希望、揺れる、突然のこと、など行く先が定まらない様子がみえてきます。
初めて観たとき、20歳で、独りでここまで...と感心させられましたが、そのときの私的ながらも伝わってくる暖かさは本作でも変わらないところでした。
(一般的な)演劇というのではなく、お茶会での一人語りのような、(天井が低いので)絵本の中のような雰囲気。
2017年夏、また会えると嬉しい。