巨大なウェディング・ケーキ
ami produce
新宿眼科画廊(東京都)
2011/06/23 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題27
一人の女性と父親~連れ合い~息子、3代にわたるお話。椅子が2脚あるだけの装飾を排した白い部屋。入り口横では(お話の間に)ハーモニカとギターの演奏。エレクトリックな演奏はよく聴きますが、生音は久しぶり。朗読とあったので、動きがあまりないのかなと思っていましたが、そんなことはありませんでした。豊かな表情、しぐさ。座席を入れ替えてお客さんにみえるようにとの配慮。演奏同様、アコースティックなお芝居。
確率論 【コロブチカ「2」は、6/28~7/3@SPACE雑遊にて】
岡田あがさ×須貝英
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/06/21 (火) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題26
不可能、不確定、不完全。明日をどこまで計算できるか。たまたま 日常に潜む偶然を科学する…これらは書籍のタイトルです。実は、今回のようなテーマは好きなほうで、時々、本を借りては読んでいます。生命の誕生や進化は必然か偶然かみたいなものも面白いです。空港のロビー。椅子が2列、背中合わせに。男がひとり現れ本を開き…数字を読んでいる。奥のエレベータから降りてくる女、強い眼差し。お〜、なんだかミステリー調のでだし。
演習3 第七官界彷徨
劇団森
早稲田大学学生会館(東京都)
2011/06/23 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題25
観たい!に書いてから約1ケ月、ようやく観劇。不思議に思っていたのが、今の学生さんや若い方々にとって尾崎翠は馴染みのあるものかどうか。私がNHKの朗読(白坂道子さん)を聴いて創樹社の全集を買ったとき、とてもポピュラーな作家とはいえなかった。終演後お聞きしたところ、鳥取ご出身、学部で採りあげられたということでした。なるほど、今、検索してみたら明大の卒論テーマに尾崎翠『第七官界彷徨』論、甲南のゼミ「こおろぎ嬢」。ちくまから文庫がでて作品を入手しやすくなったこともあるのかな。1931年の作品。今回、チェーホフ「かもめ」を作中に織り込んで上演。つい先日、観劇したばかり。そうでなかったら、とんでもない誤解をしていたかも(こんな話はなかったけど...って)
Oh!Sister!!!
劇団スクランブル
シアターシャイン(東京都)
2011/06/24 (金) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★
無題24
Other side(3/25)から2回目。「シトラスちゃん〜」をみているので中根さん、竹内さんは3作品目。今回は比較的ゆっくりとお話しがすすみます。3人の妹、親代りの兄、妹たちの夫、恋人…ほんわかと笑いながら観劇。次回公演って来年の夏か…きっとみに行ってるんだろうな。
『Every Day』公演終了いたしました。ありがとうございました。
津田記念日
OFF OFFシアター(東京都)
2011/06/23 (木) ~ 2011/06/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題23
最後のシーン。ここで☆5としています。それまでの展開については少し「どうかな」と思うこともしばしば。会場にはいって「ここは無印のお店?」と思ってしまった舞台セットの使い方は見事。
グッドモーニング・ブルーバード!
P・Q・R
ザ・ポケット(東京都)
2011/06/23 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題22
初日、劇場入口にはお花。席に座り前をみると舞台が近い。赤い椅子が3脚、ここでダンスだな…。んーと、聴こえるのは「EASY(L.Richie)」。お話しは説明にあるとーり。ウィキペディアでみると「日本女子野球連盟」というのが1950-51、女子プロ野球リーグを運営した、とあります。かなり詳しく書かれていますので、ご観劇後にでも。
熱いショーでした。ダンスホールの閉鎖、実は新たな興行として仕掛けられた女子プロ野球。野球なのでちゃんと9人揃ってますし、相手チーム(どぎついメイクなんだけど、とってもいいなあ!)と試合もします。舞台を縦横無尽に駆け巡り、ハラハラドキドキの攻防で、こっちも熱くなります。
試合を見学する作家…全然書けなくて、八つ当たり応援、それを側でみているおじさん(真心さん)が語り始めたのは…ここからはぜひショーを。
歌、ダンスが随所にちりばめられていて、とっても豪華。後方の座席より最前列でみなくちゃ。途中、どこか聴き馴染んだ曲調だなと思ったのがあったので、あとでみたらデス電所の和田さん(てらりすと、みてますよー)でした。ちょっぴり「千年女優」的。
汗いっぱい、たのしさもいっぱい。
崑崙クジャク
ひげ太夫
王子小劇場(東京都)
2011/06/21 (火) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題21
劇団の基本情報にある「目もくらむ出し物」に偽りナシ。サイトに飛んで座長のお言葉をみると「すべて女性のキャスト」「体を張ったネタ」とあります。目の前でこれをやられて度肝を抜かれました。よくもまぁ、これだけ動き続けながら豊かな表現ができるものだと感心しっぱなし。体一つで舞台上のすべてを表現。それもセリフがあって、振り付けがあって。劇場の端から端まで、床から天井まで使い切った快作。
そう、みじかよ
green flowers
荻窪小劇場(東京都)
2011/06/18 (土) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題20
南口を線路沿いに歩きます。天沼陸橋には見覚えがあるのですが、いつどんな理由でここに来たのか思い出せません。見上げると青い空に夏の雲が流れています。そうか、明日は夏至か、短い夜が来る。
早くついてしまいました。受付していただき少し待ちます。初めての劇場、劇団。お芝居が初めての方でも十分楽しめます。
かもめ
オクムラ宅
ゆうど(東京都)
2011/06/17 (金) ~ 2011/06/21 (火)公演終了
満足度★★★★
無題19
投稿の時間からしてぴおんち33さんと同じ「19:00」の回かなと思いますが、私もチェーホフ&「かもめ」初観劇。今日は禁を破ってウィキペディアであらすじを予習しました。もちろん「ゆうど」は初めて。庭に向かって、左:板の間、右:畳。廊下があって庭には緑、椅子が2脚。外に解放されているので都会の生活音が当たり前のように聞こえます。豆腐屋さんのラッパの音が聞こえてきそうな夕暮れ時。門の外から覗き込む通行人(エキストラではない)の顔もみえたりします。夕方から暗くなる...きっと芝居の始まりというのはこういうことだったのかと思いながら観劇。
4時48分 サイコシス
深谷水プログラム
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2011/06/17 (金) ~ 2011/06/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題18
少し空いてしまいましたが、なかなか表現しにくいお話。板橋でみたものは(当時)さっぱりわからず、今でも断片的なシーンしか思い出せません。60分で、2作品がつながっているバージョン(タイトルは「4時48分サイコシス/渇望」だけど、順序は逆?)だったようで、どこから次の作品に移ったのかもわからず…。なので、違った演出でみたらどうだろう、という軽い気持ちで「観たい!」にコメント。でもですよ、逆立ちしてもわかりそうもないお話をみに行くのは、少々気が重いのでした。と、そんなとき、出演される西村さんからメッセージをいただき、行くことに決定。
雨の中、劇場まで行くと道の反対側が更地に。ここは2回目(前回は2/26)。受付後、会場内へ。椅子、床には四角いラインが二重に描かれてれています。最前列の近くには紐が6本。緑のワンピースを着た女性が物憂げな様子で椅子に座ります。10〜1まで数えながら周囲を歩く人たち。今日は焦点がピッタリあっています。
『宇宙の旅、セミが鳴いて』
THE TRICKTOPS
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2011/06/17 (金) ~ 2011/06/20 (月)公演終了
満足度★★★★
無題17
八角さん演出、09/5。桐朋学園、11/6。京都ビエンナーレ、03/10。高田馬場、11/9。ちょっと検索しただけでもよく採りあげられる作品だということがわかります。本公演、お芝居はよかったですが、お話は凡庸。どこをみても「極限の状況」と書かれていますが、そうでしたでしょうか…
Jellyfish
ウォーキング・スタッフ
シアター711(東京都)
2011/06/09 (木) ~ 2011/06/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題16
711は初めて。観たい!に書いたように東風さんみたさに観劇。「ヌードの夜」で、ラスト、竹中さんとのシーンが印象的だったので、またみたいなと思っていたところでした。チケット記載の番号は、最前列。ちょっと見上げるようになりますが、部屋の様子がよくわかります。マンションの外、聞こえてくるいろいろな(効果)音が雰囲気を高めてくれます。壁に掛けてある時計 8:46…(シーンごとに時間がかわっているようです)。
暗転、男性が一人、飛び込んでくる女性。
「13日間の罪と罰」
劇団アニマル王子
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2011/06/16 (木) ~ 2011/06/20 (月)公演終了
無題15
初めての三鷹北口、初めての劇団。劇場の雰囲気も普段とは違い、提灯なんかがある。前日行った板橋区立文化会館(こっちはシェイクスピア)と同じ様子。開演、群衆。
「罪と罰」...は読んでません。辞書みたいに分厚い本は持っていますが、登場人物のやたらと長い名前(しかも「・」が2つもついている)、これに辟易し、いまだ未読。手塚版(漫画全集)もありますが...以下同様。ウィキペデイアをみると「日本人にもよく親しまれている」とある(ホントか?)。
淑女(レディ)のお作法
“STRAYDOG” Seedling
池袋GEKIBA(東京都)
2011/06/15 (水) ~ 2011/06/19 (日)公演終了
無題14
終わってから、高橋さんの本があること(Amazonで「なか身!検索」可)や「My Fair Lady」のことを知りました。GEKIBAは2回目で、STRAYDOGの公演も2回目。「女の子ものがたり」つながりでの観劇です。「女の子~」は私の好みにはまって2回みてしまいました。深津さん(※)が出てらっしゃる映画のほうは未見。
役者さんのおふたりが舞台中央でお客さんの出迎え。これは恒例のことなのでしょうか。舞台はそれほど広くないので人数が多い場面や、アクションのときにお芝居として余裕がなさそうにみえてしまいました。栗城さんのアクション..かなりシャープでビックリ。
次は「問題のない私たち」で。
(※)余談:深津さんは、水原さんだったときの「1999年の夏休み」「ステイ・ゴールド」「満月のくちづけ」をみました。
リミックス2
国分寺大人倶楽部
王子小劇場(東京都)
2011/06/14 (火) ~ 2011/06/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題13
予定変更して観劇。もちろん「おまけ」を見逃すはずがないのです。2月の「ホテルロンドン」に続いて2回目です。このどうしようもないキャストのネーミング、ゆるゆるの寸劇。今回、ダルビッシュは登板のタイミングを間違えたのか、呼ばれてようやく登場。あたまカキカキ、ひたすらペコペコ(このとき後藤さんは、どんな表情だったんでしょう。ここからは大きな背中しか見えない)…深谷さんは露出度高く照れまくる。前回も対決モノでしたが、今回も根性物とは全く縁のない10分。
【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2011/06/07 (火) ~ 2011/06/15 (水)公演終了
満足度★★★★
無題12
「R」ようやく観劇。お〜、場内の雰囲気いいですね。切れかかった灯と突然の音。それほど暗くないのでつまずくということはありません。ちゃんとスタッフの方が足もとを照らしてくれます。おどろおどろしいのは好きな方なので1番前に着席。緑のお兄さんの前説(もっとどぎつい言い方でもいい)があり、少し間を置いて開始。楽しい2時間強。以下、ホントに駄文なので「閉じた方がいい」。
女と天才
劇団キンダースペース
劇団キンダースペース アトリエ(埼玉県)
2011/06/13 (月) ~ 2011/06/19 (日)公演終了
満足度★★★★
無題11
はじめての場所。太宰もほとんどはじめて。文字として作品に触れることがなく、演劇としては3作品目。「走れメロス」では役者さんが走っていたし、「女生徒」は微妙なパフォーマンスでした。
時間になり開場、なんとなくザムザのような雰囲気。L字(の上下逆ですね)に座席が配置されています。舞台は、入口の右からはじまっていて、そこと、中央、奥と3箇所で演じられます。座席は、入口から左側、奥に向かって並んでいて、右に折れます。私は入ってL字の長いほう、一番奥椅子席に座りました。ここからですと、入口付近の役者さんは、首を伸ばして、思いっきり右に向けないとちょっとみえません。でも、中央、奥の場面はよくみえます。外の喧騒を離れ、静かにお芝居ははじまりました(プログラムA)。
静かの海【ご来場ありがとうございました】
青春事情
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/06/08 (水) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題10
「ロボと暮らせば」はみていないのです。場所は今回と同じ、私は隣で「15 Minutes Made Vol.10」をみていて、「ロボ」のポスターをみながら家に帰ってしまいました。隣が気になって行ってみた、というのはたまーにあり、これがまた面白いのでした。やはりあれですね、気になったら行かなくちゃいけません。
今回は、月・静かの海/お笑い芸人・現在と過去、が結びつかず、またまた見逃してしまうところでした。月はいいですね。「渇きの海」「月は無慈悲な夜の女王」(←古い)、「月に囚われた男」、「2001年」では2つ目のモノリスは月にあります。月は裏の顔を見せません。月…Luna、「Dark Side of the Moon」…狂気。
圧縮
げんこつ団
しもきた空間リバティ(東京都)
2011/06/11 (土) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
無題9
コテコテのチラシに惹かれてみてきました。説明にあるように「極上の馬鹿馬鹿しさ」でした。入ってみると、舞台奥に映像がうつっています。3倍速のものを10回くらいダビングしたような画質。これって、これまでの映像なんですね?いっぱいのお客さんを前にしてトンデモないものが始まりました。手を触れると、そこかしこ毒のある棘がささり、笑わずにはいられなくなります。ひとつのお話は短いのですが、早いテンポで進み、予測できないオチに一歩遅れて笑うこともしばしば。何がでてくるかわからないので、ちょっとでも目を離せません。
(余談です)劇中、アクリルボディのAria ProⅡが登場。なかなかお目にかかれない一品。
「夏への扉」
劇団麦の会
横浜関内ホール(神奈川県)
2011/06/11 (土) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題8
取り急ぎご報告。実は、2日前までどうしようか悩んでいました。説明文を読んで行かない理由は、ひとつもありませんが…遠い。でも、横浜は学生時代よく途中下車した街。「観たい!」にコメントをいただきました(こきんさん、ありがとうございました。コメントがなかったら行かなかったかも)。で、本日、観劇。舞台上、正面に向けて置いてあるLPは、「Meet The Beatles」のようにみえます(もしかして Withのほう?)。私が一番最初に買ったLPです。すみません続きは帰宅後に。
◆続きです。
実は、本家「夏への扉(福島訳)」はあまり好きな作品ではないのです。ハインラインでは「宇宙の戦士」が一番好き。あとはやたらと長いので読了するのが難しい。「異星の客」は3回くらい挑戦しましたが半分もいきません。ですので本作品には違った味わいがありそうなので横浜までやってきました。関内周辺には案内図が何か所もあり、歩道には緑、建物のたたずまいにも港町らしさを感じます。関内ホールは駅からすぐ。開場し、一番前に座ります。すぐ目の前は舞台ですが、緞帳が下りています。7-8分おしてお芝居は始まりました。舞台は喫茶店。下手からテーブルと椅子、入口、カウンターそして、いくつもの「夏への扉」。副題の「Here,There and Everywhere」がわかる方、「香り」でタイムスリップすることがわかる方、いらっしゃいますか?わかる方にはお勧めのお話です。