かもめ 公演情報 オクムラ宅「かもめ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    無題19
    投稿の時間からしてぴおんち33さんと同じ「19:00」の回かなと思いますが、私もチェーホフ&「かもめ」初観劇。今日は禁を破ってウィキペディアであらすじを予習しました。もちろん「ゆうど」は初めて。庭に向かって、左:板の間、右:畳。廊下があって庭には緑、椅子が2脚。外に解放されているので都会の生活音が当たり前のように聞こえます。豆腐屋さんのラッパの音が聞こえてきそうな夕暮れ時。門の外から覗き込む通行人(エキストラではない)の顔もみえたりします。夕方から暗くなる...きっと芝居の始まりというのはこういうことだったのかと思いながら観劇。

    ネタバレBOX

    医者役の山森さん、どこかでお見かけしたなと思っていたら「冬の穴(2010/11)」でした。「冬の穴」といえば、場所が学習院女子大やわらぎホール。そこも意表をつく場所(普通の学生会館のホール入口)でしたが、今日も、民家にお邪魔したような雰囲気(というか、そのものだ)。お話の内容...は面白くはありません(すみません古典的な戯曲はダメみたい)でした...が、お芝居は楽しく見させていただきました。開演前から役者さんはそこ(廊下や庭)にいて雑談。観客にみせているのかよくわかりません。ひとりずつ役名と年齢を述べて始まりました。4幕の間に、背筋を伸ばす時間、10分間の休憩あり。時間とともに夕闇が迫ってきます。雨が降ったらどうするんだろうなどと考えながら待ちます。初見なのでこうしたほうがというものはありませんが、役者さんによってはリラックスした普段着なので、お芝居のトーンが乱れています。それは意図したもののはず→何を狙ったんだろう。ラスト、表と裏とをみせたのは、なるほどーと感心。何か所か笑いが起こったシーンがありました。大抵、少しも笑えなかったのですが、何かひねったものがあったのか。もちろん、はっきりと笑える場面もありました。佇まいは古いものの、芝居中使うスナック菓子、ペットボトル、新聞などは、近くのコンビニで買うことができるものばかり。100年以上前に書かれた作品…という時の重みは感じられないけど、座布団に座り、時々、庭に目をやってお話しを味わうことができる時間でした。

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    2011/06/21 00:23

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