miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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わたしのエプロン

わたしのエプロン

SWANNY

サラヴァ東京(東京都)

2011/10/14 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

無題161
なんともどうみたらよいのか悩みつつ観劇。多少、緩急はあっても、全般、平坦。お客さんはいっぱい。19:30受付&開場、約10分おして開演、21:15終演、10分休憩後、アフタートーク。フロアに椅子席、後列だとみにくいと思う。

たにぐちさん「さくらノート」、中尾さん「Every Day」安元さん「昆虫系(改訂版)」。

ネタバレBOX

フロアを囲むように黒い椅子が配置されています。正面、少し高くなって下手側に1台のピアノ。中央に丸椅子、4つ。客席の後ろにはいろいろな大きさの鏡。お客さんは映りこまないものの、最初、左側に座ったら対面の鏡に照明が反射していたので、右側に移動。お客さん、男女半々で50人くらい?空調が効きすぎてしばらく寒かったし、静かなシーン多いので音も少し気になる。また、ピアノ奏者の椅子。ギギッなんて音が出るようなものじゃダメだと思う。実際、ピアノ・コンチェルトなんかもホールなどで聴くけどそんなことはないし・・・。ピアニストが靴でリズムをとることはあっても。

はじめ、見た目の実年齢と役の年齢に違いがあることがわからず、ちょっと戸惑う。

なぜか集まった者がお芝居をやることになって、即興的にやってみて、自分について語ってみて、部分的に役者さんの「現実」が含まれているようで。

私、あわないお芝居のときは、その場にいることそのものが苦痛で、まともにみないし、帰ることだけ考える。本公演は最後までちゃんとみています。で、それでどうなのよ、と考えてみると回答が見つからない。

なにもない舞台、ダンスならダンサーの肉体が語りかけてくるし、芝居だったら、脚本、演出、役者さん、照明などによって見えないものが見えてくるんだけど、そこが見えなかった。
正劇ラグナロク

正劇ラグナロク

劇団Please Mr.Maverick

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2011/10/13 (木) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

無題160
ジークフリート「ホルンコール」ありがとうございました。たまたま2010年「トーキョー・リング」@新国立劇場、「ジークフリート」「神々の黄昏」を各2回観る機会があり、順番が後になってしまったものの「ワルキューレ」も国内ものを観劇。お話の骨子部分はまだなんとか覚えているので、今日のお芝居は、それと重ね合わせた観劇となりました。

ネタバレBOX

細かいところにも「指輪」が埋め込まれていてなかなか楽しくみることができました。「さすらい人」は、実際のオペラでハーゲンを演じた方に雰囲気がよく似ていて、重々しさが際立っていたと思います。3人の娘やエルダも出てきたし、また「指輪」をみたくなりました。

日本刀がでてきたけど、これはどうかなぁ

アルベリヒはちょっと粗雑な感じ、もっと粘着質で小賢しいほうが好み。

グンターは「王様」に似ていた

You Tubeの定番「Siegfried Horn Call 」 必聴
http://www.youtube.com/watch?v=_MkMdlfl8Hg


ついでに光速モノの定番「剣の舞」
http://www.youtube.com/watch?v=hggTOIDPkKA
羽球魂

羽球魂

劇団EOE

千本桜ホール(東京都)

2011/10/11 (火) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題159
季節がかわり、長袖や上着が必要になりました。千本桜に戻ってきて、今回で3作目。いつものように最前列、クッションの具合もよく座りやすいです。今回、感心したのは、前回が初舞台の3人の役者さん、会場が違うからということがあるにしても、よく聞きとれたし、何より演技がとても良くなっていると思いました。開場後、すでに舞台にいらしゃるのですが、雰囲気、顔つきが違ってみえてきます。耳に届く声、目に映る立ち姿、心に伝わってくる劇団の魂、今夜も健在。一緒にいい汗かきました。スポーツ+学園+ロマンスときたら面白くならないわけはありません。何もない舞台が役者さんの動きによって情景を浮かび上がらせ、3本柱はますます華麗。次回、12月と1月ですね、こちらも楽しみ。えっと、楽日までにまた行きますので。

陛下に届け

陛下に届け

ポップンマッシュルームチキン野郎

Geki地下Liberty(東京都)

2011/10/07 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題158
三鷹から移動、18:00受付(整理券なし)、開場時間の18:30まで入口で待ちます、一日の終わり近くで時間拘束は結構辛い。やっぱり、受付から開場まで時間を空けるんだったら整理券があった方がありがたい。外の商店街では、明かりが灯り、行き来する人にはまだまだこれからなのでしょう。入口の貼紙、終演は20:45、実際は20:58。こちらは最前列で。前作に続いて2作目です。帰りに前作のDVDを購入。

ネタバレBOX

きょうは、三鷹とここ、皇室に関係するお芝居でした。日常、皇室と関わることはなくニュース報道で見聞きしたり、「皇室の名宝展」「冷泉家王朝の和歌守展」などで、歴史の一端にほんのすこし触れる程度。

前作@吉祥寺シアター「死神くん」、に続き2作目です。今回は最前列で、役者さんの表情などやはりよく見えます。

京子=若紫、というのはしばらくわかりませんでした。わかっていても、とても同じ役者さんだとは思えません。衣装、靴、ヘアスタイルが違う以上に、役柄を演じ分けているからなのでしょう。

時を超える扉、夢と幻と辛い現実が融け合って、後半は幻想の世界へ。

「ライジングサン」「西暦」「平成Ⅱ」「帰ってきた昭和」/「宇宙世紀」
「ニューハーフ」「出目金」「源氏物語」
「タバスコたっぷりプリン」「熱湯と水」「自転車後輪のケツ止め」
※ちなみにタバスコの香りが伝わってきました→あれだけかけたらそりゃあ涙でちゃいますよね。
陛下がお読みになっていたのは「リア王」。
出前の寿司は本物のようだった。
愛子の、男/女は、見事に左右対称、ヘアスタイル、ランドセル、すね毛、靴まで...。
「君に届け」(映画)は2回観ました。
開演前にかかっていた「炎のたからもの」、懐かしいです。「カリオストロ」は何回観たことだろう。
客席左、カメラがあったのでDVD?それとも記録用?DVD出るなら次回作のとき買う。
三鷹の化け物

三鷹の化け物

ろりえ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題157
三鷹は(心理的に)遠いので、どうしようか迷いつつ楽日を予約(7月)。13:00受付開始、整理券がないので指定された場所で待ちます。13:30開場、最初、勧めていただいた最前列に座りましたが、手洗いに行った際、舞台全体を見回し、4列目に変更しました。3時間ということは大丈夫、でも、飲食店でのシーンはよくわかりませんでした。後半、俄然、壮大な展開となりましたが、○獣が大好きだった私には、こんなシーン、あんなテーマ曲がいっぱい。梅舟さん、後藤さん出演なのでみにきたのですが、とんでもない展開、とても楽しかった。

ネタバレBOX

たしかに、よく娘にコロネを「モスラの幼虫だよ」といって買ってきました。

このあと「陛下に届け」を観ているので、2作続けて皇室モノとなりましたが、皇室でなくとも、なんとかできたように思いました。

(新しい方の)ゴジラ映画は、数作、初日に映画館で並び、舞台挨拶を観てましたが、実は(平成)ガメラのほうが好きなのでした。

梅舟さん+後藤さんは、本作で3回目。

舞台後ろのシーン、首をぐいっとまげて見てましたが、手を抜くことなくみなさん真剣そのもの。

電動自転車で馬力を稼ぎ、各種お尻を揃え、ターミネーターのような後藤さん、意外と胸がない「お母さん」、見どころ満載でした。

Eaglesをこんな大音量で聴いたのは始めて。
ふたりぼっち~さよならだけどさよならじゃない~

ふたりぼっち~さよならだけどさよならじゃない~

Twink

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2011/10/09 (日) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

無題156
18:40受付(チケットはありません)&開場、19:00開演、19:55終演。予習していなかったので、普通のダンスかと思っていました。それにしては舞台…自転車があって、前のかごには食パン、マネキンが転がって、バドミントンのラケット、ペットボトル、イス、衣装、ラックには音響機器、いろんなモノがあって、正面にはスクリーン、映像。邦楽が途切れなく流れ、ここで踊るのか…と。大人二人が横になったらそれでいっぱい。で、開演、現れたのはセーラー服姿のふたり…?。30女優の魅力が舞台で暴れ回る。

ネタバレBOX

邦楽のヒット曲にあわせて...だと思うのですが、わたし、99%洋楽(Rock)なので1曲も知らないのです(聴いたかな、というのはありました)。女子生徒が通う学園生活のお芝居を中心に、多くの曲にあわせた-これはその曲の振り付け?-ダンス。舞台のうえにいろいろあったのは、衣装だったり、小道具だったり。シーンごとにお客さんに背を向けて(生)着替え、いろいろ着込んでいて、セーラー服、運動着、ボディコン、スーツ、タンクトップ、アイドル...に変身。曲に合わせて絶唱(口パクだけど)。大胆に太ももをさらけ出し、狭い舞台、お客さん目の前、大奮闘です。

最後、アメリカへ旅立つ友達を自転車で追いかけ、お互い手を振るシーン、舞台端からイスを持ってきて飛行機の座席、その横にチャリンコを持ってきて走り、飛行機に手を振る...。よくこんなアイデアがでるもんだと感心しました。

可愛いイラスト、手書きのパンフ、汗いっぱいの舞台、もしわたしが邦楽派だったら☆5つ。
『MIMICRY』 revival

『MIMICRY』 revival

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2011/10/07 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題155
受付13:00(整理券あり)、開場13:30、開演14:07。場所は、キャバレー…ですね。真ん中のソファに座って、腰をおろすと膝の方が高くなります、四方はギラギラ。天井は低く、舞台、奥行きはそれほどではありませんが、横幅がかなりあります、両方同時にはみえません。左右、どちらも使いますが、真ん中か、ちょっと右がお勧め(右端でのお芝居もポイント)。相当入り組んだお話。基本的には、前回と同じなんですね。結構好きなお話のパターンで、場所がどうかとかはあまり気になりません。お芝居みることができればどこでもいいです(但し、窮屈じゃなくて、座っていてお尻が痛くならないところなら)。もう一回みたいけど難しい。

Sometimes Caffe

Sometimes Caffe

Island

上野ストアハウス(東京都)

2011/10/06 (木) ~ 2011/10/09 (日)公演終了

満足度★★★★

無題154
ここは2回目。前回もそうだったけどロビーが静かすぎて...受付のお二人もひそひそ声。18:15受付(整理券あり トランプ)、18:30開場、19:00開演(実際は少し遅れる。)榊役の石川さんが細かいところで面白い演技しているし、なんともいい雰囲気でした。詳細はまたあとで。

ネタバレBOX

お話としては一定のパターンが繰り返され、ひとつ課題を解決するとその次が、という展開。街の常連対謎の人物。途中、それはないんじゃ…はあったけど、こんな雰囲気好きです。

ヤクザなのに、ずいぶん砂糖を入れるし、テーブルは拭いてるし、何かつまんでハンカチに包んでいたのは何だったのでしょう、チョコチョコ面白い仕草で、ついそっちをみてしまいました。

12月の公演は、先日「母語を醸す」をみた喫茶店ですね。時間があえば、ぜひ。
show window

show window

HOLIDAYS

王子スタジオ1(東京都)

2011/10/07 (金) ~ 2011/10/08 (土)公演終了

満足度★★★★

無題153
会場を後にして振り返り、あらためて「ショーウィンドウ」を見つめます。ウン、なるほどね。

ネタバレBOX

場所は王子小劇場の少し先、ダンススタジオ。道路に面していて前面はガラス、白い床と壁、5分前開場(入り口は右)。その時、カーテンが開かれ現れたのは、いろんな衣装を着たマネキンがいる「ショーウィンドウ」。外を歩いている人にもよく見えるはずです。入って道路側に椅子席、12-13席、靴は脱いで座席下に。舞台には白い台(8つでした?)、その上にいるのはマネキンたち、みなオシャレな服装、このお店の人らしき女の子がひとつのマネキンに帽子を被せると…ダンサーは動きはじめます、マネキンたちと女の子のパフォーマンス、ひとりずつ、バラ、扇子、サングラスなどをもらうと、その時だけ命を与えられたようにダンス、また元の姿勢に戻ります。

床には、新聞、靴、ぬいぐるみ、帽子。IPADを3台使って映像を見せる、音楽、犬の声、時計、いろんな音と照明(明暗)、上手には黒衣が控えていて照明を手に移動、全員のパフォーマンス、最後は二人で。ダンサーは静かにマネキンへ戻りました。
昨夜のお芝居でのモヤモヤが解消されました。やっぱり、近くでみるのがいい。HOLIDAYS+ブーツを履いた女の子(8文字+1人=9人のダンサー)、チラシ(ハガキ)のイラストそのままの公演。偶然とは思えない魔法の時間(約50分)。

欲をいうと:始まりのところ、あまり動きがなかったので(きっと閉店後のことなんだと思うけど、もっとお店らしさを出して)コミカルな演出だったら、その後のダンサーたちの勝手気ままな素振りや、一緒になって走り回るシーンなんかも、より楽しかったのでは…「ナイト・ミュージアム」みたいに。

始まって数分は道路側から外光が入ってきてちょっと暑かったけど、あのタイミングでカーテンをひいたのは演出通り?
文學青年

文學青年

GO-SUNS

新宿シアターモリエール(東京都)

2011/10/07 (金) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

番外2
一番うしろ、全然みえません。前の方の頭、頭上の庇、視界の半分、お客さんの後ろ姿。体をずらして役者さんをみようとすると他の役者さんが見えないし、「HELLO WORK」はよかったんだけど。

ネタバレBOX

妻と編集者は仲がよかったのか!?、その編集者も押しが弱いし、夫は存在感なくはじめから負けが明らか、最初のほう大勢が喋ると何言ってるのかさっぱり、意図的に重ねているんだろうけど苦手、たまにセリフが「文学的」すぎて、作り物っぽく聞こえる、なんてこともちゃんとみえていれば違ってみえるんだろうな…。
マジックアワー

マジックアワー

[DISH]プロデュース

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題152
ここは2回目、18:00受付(整理券あり)、18:30開場、19:00を少し過ぎ開演。今夜は最前列ではなく3列目。楽しめるお芝居、(やっぱり)映画もいいな。結構大人数なので、どんな関係の人達なのかつかむのにちょっと時間が、でも、懐かしさを感じる舞台、役者さんたち。で、配役とか関係図みたいなの用意していただけるとありがたいです。薄暗い中、役者さんと当パンとを交互にみながらじゃね...。

ネタバレBOX

最初の舞台、なんだか薄暗くてひんやりとした雰囲気、それも狭いし、チラシのイメージとは全然違うし...なんて思っていたら、突然動きだしてそこに現れたのは映画館のエントランス。今風のシネコンではなく、きっとフロアはぺったんこで、座席も狭いんだろうな。

いなくなった者、音沙汰がなかった者がなぜか集まってくる場所、その「理由」はよーく聞くと、がっくりするようなネタなんだけど、このお芝居の雰囲気と、お母さん役、大友さんの味わいに免じてよしとします。

そうですよね、映画観に行きましょうね。
その手に余る仔の名を呼んで

その手に余る仔の名を呼んで

ユニット「みずのわ」

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2011/10/04 (火) ~ 2011/10/06 (木)公演終了

満足度★★★★

無題151
出演者につぐみさん(高襟)のお名前、これはぜひと思ってサイトをみると事情があって演目変更とありました。それでも、当初予定していた日程で演るとあったので、ぎりぎりまで数公演のうちどれにしようか迷いつつ、深夜に予約メール、しばらくすると、状況を記したメールが返信されてきました、丁寧な対応。今夜は雨、この場所は4回目、それまでは入って左側に座席を3列くらい配置していましたが、今回、テーブル(メニューとキャンドルがひとつずつ)と椅子(白黒2脚)のセットが5つ、余裕を持たせてセッティングしてありました。たぶん、以前より舞台より。で、舞台にもテーブルと椅子(白が2脚)。後方に四角い窓枠のようなものが吊らされています。本が置いてあったので近くに行ってみると「風が吹くとき」、(前半)朗読劇。

ネタバレBOX

ちょっと前、作家による朗読があってそれほどお上手ではなかったのですが、役者さんはやはり違いました。あまり表情などがでないように工夫されたということでしたが、それでも「観にきて」いる者としては、身振り、表情、体の動きも大切な要素だと思っています。クラシックのコンサートでも奏者が体を揺らしながら演奏するのは観ていて楽しいですもんね。

さて、題名だけはよく聞きますが、内容は初めて、帰宅後、ウィキペディアで復習。なるほどR.ウォーターズが音楽とは知らなかったです。本でシェルターを表現...ここでおふたりの顔が隠れてしまうのはモッタイない。

老夫婦の会話らしい朗読でしたが、河内さん、途中何か所か引っ掛かっていたのは残念。でも、段々と体が弱ってゆく様子がよく出ていたと思います。

15分の休憩後、「ジョンとジョー」。いままで二人芝居に関心がありませんでした(1人芝居は3つほどあり)。このお話は、他の人も演っていらっしゃるんですね。梅田さんのお芝居は初めてですが、ちっともかみ合わない会話のやりとり(1歩進んで100歩戻るみたいなかんじ)を嫌味にならないように演じていらっしゃいました。

今日のおふたり、また観たいと思います。
兎ノ刻 ートノコクー

兎ノ刻 ートノコクー

マダマダムーン

BAR COREDO(東京都)

2011/10/04 (火) ~ 2011/10/09 (日)公演終了

無題150
仕事帰りに歩いて会場へ、60分前受付(整理券あり)、30分前開場。入り口はいって正面はピアノ、下手にテーブルと椅子。客席は手前と両側。ここでは2回みていますが、左右に席を設けていました。そのときと同じく左側に座ります。ここだとテーブルでの演技、役者さんは目の前です。でも、位置的には正面(の左側)席がいいかと。蒻崎さん出演ということでしたので初日に観劇。なんとも不思議な感覚でした。少し整理してから追記します。

淵の字になって寝る

淵の字になって寝る

山田ジャパン

サンモールスタジオ(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題149
14:00、会場案内のメールをいただく。「開演時間ピッタリに始まります」とありました…その通りに始まりました。満席に近かったと思いますが、開場内では時々お見かけするメガネの女性(他のコメントの時にも書いたけど)が丁寧に案内。60分前受付、30分前開場。会話の相当部分、大きな声(怒鳴り合いあり)、普段は興ざめなんだけど、今夜は耳に心地良い、はじめて。舞台の上には大きな積み木のようなものがあり、これがシーンごとに配置を変え、椅子やテーブルやベッド、ヘリコプターになってしまいます。衣装は、黒、赤、緑、ピンクのような鮮やかなものから、グレー、積み木と同色まで、キャラクターごとに色分け。イラストの男…をめぐる家族のお話。続く

ネタバレBOX

言葉の応酬、先手を打った者勝ち。セリフがポンポンと飛び交います。また、キャラクターがその色以上に尖っていて、すっきりしたのどごしでした。ふいと家を出て行った父親、残された母と兄弟、兄の恋人、父の借金を取り立てる二人組、弁護士、なぜか東京にいた父、北海道から引っ越してきた母子の前には、愛人である父の秘書とその娘、大家とその愛人...、そして極め付きは、母の兄と兄妹の母親。

父親の顔は...イラストみてください。どうやらストレスによるものらしい。父親に迫る取り立て屋たち、そこに母親(ババアと言った方がきっと正しい)が登場、超人的な頭の回転で危機を...。

嵐が過ぎ去り、狭い部屋に落ち着いた家族、あまりに狭いので4人も寝ると、ごちゃごちゃして...「淵」の字みたい、というお話しでした。

役者さんたち、ノリノリですね。みていて気持ちよかったです
『白夜 -BYAKUYA-』 奥秀太郎×黒田育世

『白夜 -BYAKUYA-』 奥秀太郎×黒田育世

㈱NEGA

原美術館(東京都)

2011/10/01 (土) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題148
◆開場:受付30分前に着きましたがもう並んでいる方がいらっしゃいました。17:20には門のところまで列が伸び、100人は超えています。時間となり整理券配付、展示品を観るも私が観に行くような作品ではなく、時間を持て余してしまいます。今晩は特にトラブルはなさそう、外はちょっと寒いので館内で待ちます。会場は駐車場、18:20に整理番号順に並ぶようアナウンス、50番単位で貼り紙、もう暗くなってしまいました、虫の声が聞こえ、少し風があります。◆18:30ほぼ予定通り入場。但し、スタッフ(6〜7名)の対応はイマイチ、もっと大きな声でテキパキやらなくちゃ。美術館の壁に映像を映しています。ステージ向かって、円形に広がった観客席(芝生)、真ん中が空いていて、左右の配置、左側に座ります。クッションが1列目、最初座るも腰が冷えそうなので2列目、椅子席に変更。前列は体育座りなので視界が遮られることはありません、客席の一部は関係者席(椅子席の2列目ほぼ全席?)、撮影位置の関係で芝生に勝手に座ると注意を受けます。立見の方も大勢いらしゃいます。◆20:30頃終演。大スペクタクル、驚いたなんてもんじゃありませんでした。びっくりしていたので、亜矢乃さんがでていることを忘れていました。終盤、一人で出てくるシーン、ようやく顔がはっきり見えてわかりました。それまでも衣装が違う人がいるなとは思っていましたが、なにせ暗くて。

ネタバレBOX

今夜は、観客の誘導、音響、照明などおおむね良好でした。少し寒かったのですが、みなさんそれなりの服装だったようです。お芝居が始まる頃はもう夜、線路が近いので虫の鳴き声と電車の音が聞こえてきます。

「プロジェクションマッピング」というのを初めてみました。美術館の壁面をスクリーンにして映像を投影します。建物の壁なので大きいです(3階建て)。屋根の上の部分に「教会の鐘」や「十字架」を映したり、ここがパン工場、蒲田駅、ショップ、レストラン、映画館にもなります。15-6人くらいの人たちが登場、最初は黒い服装、次はパン工場で働く人たち。

ギターが奏でられ、ダンス、パフォーマンス、映像、自然の音、これらがまぜこせになって物語となっています。

男(白い衣装)が一人、ゆっくりと歩いてきます、話す言葉は英語、後の壁面に字幕、客席後方から十数人の男女、黒い服(喪服?)、壁面:スタッフの名前、ギターの音、大きくタイトルが映し出されます:Byakuya。壁面:たくさんのぼやけた写真、(照明は客席後方から)男女の黒い影がくっきり、白と黒の世界、腕を伸ばし写真に触れようとする人々、男(白)、壁の真ん中へ、腕を上げ、影が一つの写真に重なり、その腕をひと振り、女(白)が現れ、歩いてきます、ダンス、素足、長い髪、壁面のぼやけた写真と女(白)の影との対比。

かつてパン工場で働いていたときに恋に落ちた女性(松井由美子)を探し求める男、自身はひとりアメリカへ帰国、その後工場は燃え落ちる、辿り着いたのは工場の跡地、今は墓地、女が英語を学び、残した手紙:I waiting for you.my dream is make bakery with you.I am full of love for you.

美術館屋上、芝生の上での舞。

最後、女は壁に歩み寄り、そこのドアを開け、中へ、そのとき映像が動き現れたのは女の横顔のぼやけた写真、それは始めに手を触れようとした写真。

開かれた空間での表現、映像、音楽、舞、物語。どれも素敵で、忘れ難いものとなりました。
黄金時間

黄金時間

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/09/27 (火) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

無題147
よくできた舞台セット、役者さんの衣装も華やかでしたが、ちょっとあわなかったようで、しばらくもやもやしていました。広い空間に隙間があって、役者さんは大勢いるけどあまりお芝居が結びつきあっていないようにも見えました、エピソードを無理に押し込もうと、キャラクターに濃淡あるのは仕方がないにしても…いかにもといった、芝居でしか聞くことがないような発声も気になって…最後、ウェディングドレス姿は、お芝居であってもなかなかいいものですね。※ここでも受付に名前がありませんでした。予約したのがホントに遅かったからと思うものの「ご予約の確認」メールが届いているんだし。

ネタバレBOX

ぼんやりしていたので…花嫁さんが来なかった理由ってなんでした?そっちをやめて(さっさと)こっちにするのは、YESかNOか…何かひねりがないと難しいかな。
思いの鳥

思いの鳥

CAPTAIN CHIMPANZEE

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/03 (月)公演終了

満足度★★★★

無題146
上期最後の観劇、どれにしようか直前まで考えあぐね、前日の夜遅くに予約。

開場してながめると舞台が高いですね。座ってみるとだいたい顎のあたりです。左側に立っているのは車掌さんでしょうか、舞台にはベンチと駅名標、もしろん白く塗られた木製、ここは「思いの鳥」駅、隣の駅は「金乃森」「火漁丘(かながおか)」。スタッフのみなさんは横縞のシャツ。

座っていると車掌さんの検札がありました。検札鋏というのでしょうか、ちゃんとパチンとやってくれます。ここでチケットをよくみると切符でした。「普通入場券」「全席自由」..舞台上に立ち入ることはできませんと書かれています。日付もちゃんと当日2011.9.30とありまり、これは凝っています。

上手のほうから波の音が聞こえます、海岸線でしょうか。

車掌さんの前説、暗転、蒸気機関車の汽笛

以下、ネタバレしてます

ネタバレBOX

いきなりですが、死者と生者のお話でもありますね。先日、死んだ妹が兄に思いを伝えるというお芝居をみました。、お盆には先祖の霊が訪れる...ので、あぁ、そういうことなのかなと思いました。でも、これは最後でわかることなので、脚本と演出でどうなるのかですね。絵本を読んでいるような温かさを感じました。みな、懐かしい、ちょっびり胸を締めつけられる思いがある...

ホームに男女各2名。1組は夫婦(ちゃんと指輪してます)。なぜかここに来るまでのことを思い出せない。そこにハンター風の男、なにかを探している...それは思い出。会場の壁をみると星空が書かれていますね、線路もあります。

「Qちゃんとおばあちゃん」「おとなりさん」「ドラえもんのポケット」などのお話を各停車駅ごとに継いでいきます。忘れてはいないけど、記憶の奥底にひっそりと思いだしてもらうことを待っていた人たち。


最後、思いを伝えた人たち、会場内に輝く星々の海をわたって汽車は行きます。

ここで「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。今、万感の思いを込めて汽車がゆく。」なんてあったら泣きますね。
バックステージ

バックステージ

lovepunk

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題145
小宮さんのチーム。ここは2回目で、前回、少し狭い劇場だなと感じたのでどうなるのかなと思っていたら、今日は楽屋のお話でしたね。入場すると役者さんは舞台上に、今夜も最前列。みなさん準備中の様子。雑談をしながらもお化粧、準備運動、発声、正面に大きな鏡、水、ドリンク、タバコ、バッグ、旅行鞄、スリッパ、タオル、ゴミ箱、ウェットティッシュ、差し入れのお菓子、衣装、乱雑な部屋、椅子は真っ赤。3人で前説、物販の案内。

ネタバレBOX

女優ということ役者ということ。大(または中)女優を目指す役を演じる女優。このお芝居にはこの二重性が組み込まれています。ここで話されることが、よくあることなのか、はわかりませんが、けいこ後のようす、開演前の緊張、それぞれの志、男との関係、生きていることの実感。

途中からエロ路線に突入、暴走します。

サッカーのユニフォーム、与野本町。

妊娠と出産と復帰。

正面の大きな鏡には役者さんだけではなく、客席全体が映っています。
それがふと、照明が絞られ、役者さんの姿だけになるときがあります。女優としての光と影、映画のワンシーンを観ているように美しい。舞台のうえ、ひとりずつ想いを語ります。ここらは自身につながる部分があるのでしょうか。

ラスト、大人の「女」を演じる4人。舞台にまっすぐ立つ姿(カッコイイぞ)、それまでとは雰囲気、表情がまるで違います。バックステージから舞台へと歩み出す顔です。

終演後「平成戦後少女」DVDを購入。




ファンタステカ

ファンタステカ

発条ロールシアター

タイニイアリス(東京都)

2011/09/29 (木) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★

無題144
さて、会場に入ると平地に座布団3列。その後は階段状、迷わず最前列。目の前、舞台との境目が三角になっています。足留めにちょうどいい。舞台奥、台のようなものがあるだけで、真っ黒。かかっている曲は、J.ヘンドリックスですね。会場は、1列目の一群、4列目以降の大群に分かれています。2-3列目はなかなか埋まりません。前説、多少の暑い寒いはガマンするようにとのお達し(笑)。〜暗転〜、虫の声、男がふたり、発掘現場、期限はあしたまで、今日はお終いにしようとする男(山上)、もう少しといって残る男(秋野)、その手には他で発掘されたものが、穴を掘る、山上が戻り口論、秋野(舞台奥)転げ落ちる。〜J.H.〜。屋上、ゆりあさん登場、白いタンクトップ、「サリー」のときとはずいぶん違います。山上、清掃員姿、ベンチに座り惚けた表情で昼間からビール。さてさて、この屋上でどうやって95分間続けるんだろう。

ネタバレBOX

人を傷つけた重荷に押しつぶされいてる山上、遊び人風の中年男、新作が書けない作家と編集者、うだつの上がらない(&ヘンな性癖をもつ)旅行代理店の営業マン、ヒーローショーのヒーロー役と相方。屋上遊園地に居合わせた人々の不思議体験記。ふと見ると風景が歪み..世界は一転。それまでは黒一色の世界が、真っ白な世界へと逆転。壁、床まで白い布に覆われ別世界が登場。開演前、最前列にはマスクが配られます。ホコリが...ということでしたが、この場面のことだったんですね。

足元の三角には布がセットされていました。そこは砂漠、風の音と砂の音。なぜ、こんなところにいるのか誰もわからないが、作家だけは普段通りの様子。
水(オアシス)を求めての道中、諍い、仲互い。星座で場所を確認しているようなのでここは地球らしい。事故で記憶の一部を失ってしまった秋野も迷い込んでくる、ここから山上のドラマが動き出す。

結局、なぜここ(砂漠)にきたのかは明らかにされません。水は、自動販売機(?)で売っていました。時空の歪みなのか山上の妄想なのか、作家の構想なのか。みな、それぞれの日常に戻り...幕。
沈み愛 / #garadama

沈み愛 / #garadama

ガラス玉遊戯

「劇」小劇場(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題143
前作「わたしのゆめ」に続き2作目、終演後DVDを購入。お客さんが多いなと思ったら、今夜はレディースナイト。通路にも椅子を出して盛況です。舞台中央、テーブルとソファ。上手、下手にそれぞれドア、フローリング、広めのリビング。
前説、時間は90分、アンケートを記入すると次回公演招待が当たる(かも)。暗転し、開演。

ネタバレBOX

ずっと息苦しく、重く、不快で、投げ出したくなるようなお芝居。前作の時も感じましたが、役者のみなさん、ただの演技ではありません。目がおよぐ様子、冷めきったセリフ、相手の言葉を遮るタイミング、どれもリアル。開始直後、ナシを剥く男(まさと)。これがというほど明らかではないけど、どこか不自然。それもそのはず失明している。その失明の原因をつくったと思っているかつての仲間たち。結婚式を控えた男女。男の姉、会社の部下。男(海での事故が原因で失明)と仲間たちの埋めることができない溝。言葉にしてこなかった欺瞞の心、それが醜い顔をもたげ、食いつこうとします。一見、お互い歩み寄ろうとするが、ざっくりと切り捨てられる。肉親といえども例外ではなく、毒が染み出てくるような肌感。みんな沈んでいきます。

セミの声、雨音が聞こえてくるくらいで、あとはセリフだけ。客席も静まり返っています。

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