『白夜 -BYAKUYA-』 奥秀太郎×黒田育世 公演情報 ㈱NEGA「『白夜 -BYAKUYA-』 奥秀太郎×黒田育世」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題148
    ◆開場:受付30分前に着きましたがもう並んでいる方がいらっしゃいました。17:20には門のところまで列が伸び、100人は超えています。時間となり整理券配付、展示品を観るも私が観に行くような作品ではなく、時間を持て余してしまいます。今晩は特にトラブルはなさそう、外はちょっと寒いので館内で待ちます。会場は駐車場、18:20に整理番号順に並ぶようアナウンス、50番単位で貼り紙、もう暗くなってしまいました、虫の声が聞こえ、少し風があります。◆18:30ほぼ予定通り入場。但し、スタッフ(6〜7名)の対応はイマイチ、もっと大きな声でテキパキやらなくちゃ。美術館の壁に映像を映しています。ステージ向かって、円形に広がった観客席(芝生)、真ん中が空いていて、左右の配置、左側に座ります。クッションが1列目、最初座るも腰が冷えそうなので2列目、椅子席に変更。前列は体育座りなので視界が遮られることはありません、客席の一部は関係者席(椅子席の2列目ほぼ全席?)、撮影位置の関係で芝生に勝手に座ると注意を受けます。立見の方も大勢いらしゃいます。◆20:30頃終演。大スペクタクル、驚いたなんてもんじゃありませんでした。びっくりしていたので、亜矢乃さんがでていることを忘れていました。終盤、一人で出てくるシーン、ようやく顔がはっきり見えてわかりました。それまでも衣装が違う人がいるなとは思っていましたが、なにせ暗くて。

    ネタバレBOX

    今夜は、観客の誘導、音響、照明などおおむね良好でした。少し寒かったのですが、みなさんそれなりの服装だったようです。お芝居が始まる頃はもう夜、線路が近いので虫の鳴き声と電車の音が聞こえてきます。

    「プロジェクションマッピング」というのを初めてみました。美術館の壁面をスクリーンにして映像を投影します。建物の壁なので大きいです(3階建て)。屋根の上の部分に「教会の鐘」や「十字架」を映したり、ここがパン工場、蒲田駅、ショップ、レストラン、映画館にもなります。15-6人くらいの人たちが登場、最初は黒い服装、次はパン工場で働く人たち。

    ギターが奏でられ、ダンス、パフォーマンス、映像、自然の音、これらがまぜこせになって物語となっています。

    男(白い衣装)が一人、ゆっくりと歩いてきます、話す言葉は英語、後の壁面に字幕、客席後方から十数人の男女、黒い服(喪服?)、壁面:スタッフの名前、ギターの音、大きくタイトルが映し出されます:Byakuya。壁面:たくさんのぼやけた写真、(照明は客席後方から)男女の黒い影がくっきり、白と黒の世界、腕を伸ばし写真に触れようとする人々、男(白)、壁の真ん中へ、腕を上げ、影が一つの写真に重なり、その腕をひと振り、女(白)が現れ、歩いてきます、ダンス、素足、長い髪、壁面のぼやけた写真と女(白)の影との対比。

    かつてパン工場で働いていたときに恋に落ちた女性(松井由美子)を探し求める男、自身はひとりアメリカへ帰国、その後工場は燃え落ちる、辿り着いたのは工場の跡地、今は墓地、女が英語を学び、残した手紙:I waiting for you.my dream is make bakery with you.I am full of love for you.

    美術館屋上、芝生の上での舞。

    最後、女は壁に歩み寄り、そこのドアを開け、中へ、そのとき映像が動き現れたのは女の横顔のぼやけた写真、それは始めに手を触れようとした写真。

    開かれた空間での表現、映像、音楽、舞、物語。どれも素敵で、忘れ難いものとなりました。

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    2011/10/02 18:08

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