miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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DEAR FRIENDS

DEAR FRIENDS

NO-STyLe-GArden

劇場HOPE(東京都)

2011/12/06 (火) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題219
16:00の回。移動時間を考え探していたら本作品を見つけたので…あと、「ノスタルジア」→タルコフスキー(何の関係もない)を連想したから。楽日、とても旗揚げ公演とは思えない、満を持してと言っても恥ずかしくない出来栄え。土日は公演数が多くどれにしようか毎週悩み、本公演も予約メールを入れたのは昨日、午前中、説明文もほとんど読まず…お芝居はまず、自分で足を運んでみてみないことには、と思うので、自分にあったお芝居に出会えたときはホントに嬉しい。中学校の教室が舞台、2つの時を隔てた舞台。教室の前と後ろ、時間割、学級新聞と習字、細かいところで違いを出していました。場面転換も、暗転、薄暗がり、チャイムの音で変化をつけ、衣装も変えていました。もう戻ることができない、いえ、戻ることのないあの頃、役者さんたちはその時に生きているように演じ、観客である私も、ひととき思い出に浸ることができたのでした。(またあとで…)。

ネタバレBOX

別のところでも書いたのですが、昨年夏、何十年も会っていない、中学の同窓会がありました。出席した者をみて、大半が面影などありません、その中で、一人、近くの中学の先生になったのがいました。私にはこの作品のように鮮やかに呼び起こすことができる思い出がないので(集団生活が苦手ということもあり)、こういったお話はすきなのです。
常時5-6人が舞台上にいますが、ひとりひとりの表情がよく、葛藤、嫉妬、疎外感などがストレートに伝わってきます。博多弁での会話、違和感ありませんし、東京との違い、距離のイメージがつかみやすくなっていました。
The Girls next door 公演は無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

The Girls next door 公演は無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

遊戯ヱペチカトランデ

APOCシアター(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題218
19:00の回、ここは初めて、また早くついたので場所を確認、マックへ。受付時間の少し前に着きしばらく待つ。中に入ると生き物たちが…新聞紙で作っているんですね、たくさん展示されています。18:30開場、2階へ、案内の方に(強く...笑)一番前のミニ椅子を勧められ座る。もともとそのつもりだったし…が、やはり終盤お尻が痛くなる、クッションはもっと厚めをお願いしたく。
「Girl」ではなく「Girls」なお話は私にピッタリ、ミュージカルも。今日のテーマは「カノン」なのか開演前、繰り返し演奏される。カノンにはいろいろなバージョンがあって「カノンロック(YouTubeでどうぞ)」、アンサンブル・プラネタのアカペラ版が双璧。
場所が場所なのでかなり上向きで見ることになりますが、客席床面は平ら、でそこに椅子席、後方は少し段差あり、なので前のほうがよいかと。
でもとても近い、手を伸ばせば舞台に触れてしまいます。役者さんを見上げれば照明に涙が光る、なぜか萩尾望都さんの初期の作品を想う(人は2度・・・)。
アフタートーク、今夜は黒澤さん、いつも質問しようかなって思うんですが、クールダウンに時間がかかるので聞くだけ。帰りに台本+パンフを購入。
続く

ネタバレBOX

それほど奥行がないので全員出てくると狭いかというと、気になりませんでした(もしかしたら前すぎだからか?)、みなさん自然な演技、客席左、後方も使ってい動きに変化あり、海の音、雨の音、心の音(?)、日の移り変りを照明が光と影を、手にした祭の提灯が怪しさをみせる。

お芝居の中に溶け込んだように感じていたので、よほどあっていたんだと思います。時間は循環し、舞台のなかの舞台は、あたかも流れる雲が月を隠したかと思うと、次はクレーターだらけの表情をみせるように移ろう。

小さいころは見える世界が小さく、焦点を合わせやすい、長ずるに従い世界は拡がり誰かと共有したくなる、そしてここがずれてゆくのが大人になるということなのだろうか。
溶けるカフカ

溶けるカフカ

カトリ企画UR

日本基督教団 巣鴨教会(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/10 (土)公演終了

満足度★★★★

無題217
9月、「母語を醸す」をみたので今回も…カフカは殆ど知りません、役者さんは公演をみたことがあります。特に予習などせず、教会という場所にひかれてやって来ました。13:30開場とあったものの初めなので早目に到着、受付は1時間前だったそうです。靴を脱ぎスリッパを履いてなかに入ると鳴海さんがいらっしゃいました。先日、学習院女子大で、それ以前にSENTIOでよくお見かけしました。会場は2階、入って正面奥に十字架、会場を横に使って、一番前が座布団、その後ろに長椅子の席。ピアノがあって男性の方が(開場前から)弾いています。下手、椅子2脚、上手、木製ベンチ。床には白い紙が散乱、白い壁にも貼られています。十字架の前に大型のスピーカ。手元の当パンをみると「構成・演出」は鳴海さん…ここで今日は普通の(何が普通かは、人それぞれとして)お芝居ではなさそうな予感。教会でのお芝居は2回目(「シルシルシ」根津教会)でした。

ネタバレBOX

正面壁に映っていたのは何処なんでしょう。映像が薄くぼやけているので…東北かな…。

こういった雰囲気好きですよ、なんででしょうね。言葉で理解できなくても映像、音像として捉えたものがからだを素通りしなければ面白かったというのだと思います。映画を観ていてたまーにこんな感覚の作品に出会います。感覚に対して☆4。

待っている時間でも役者さんが普通に出入りするしドアを開けてくれる。
劇場ではない「場」に入ると、周囲に何があるのか開演までの時間そういったものを眺めています。エアコンは新しそうだし(寒くはなかったです)、、観葉植物、網入りガラス、カーテンで中が見えないけど控室かな、聖書などの本がたくさん、トイレは1階、駅から歩いていると曲がるところにお一人案内の方、

全くもって自分には上面しかみえていなさそうな気がしますが、仕方がない、勘違いも人生。SENTIOでみたものは本作以上に「わかりにくい」ものでした。でも感覚のセンサーを少し切りかえれば楽しめたのではないかと思い始めています。

これを機にカフカを…読まないですね、きっと(すみません)。
ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』

ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題216
終ったばかりなのでまとまっていないし、体の中に入り込んだ余韻は消え去りそうにないので、少しずつ。フロアの真ん中、というより周囲1メートルほどを残して全部座席、但し、間隔は広くて、役者さんが通ります、360°の舞台、正面なんてなく、自分で向きを変えます、おまけにこの椅子、自分で作ることになっていて、役者さんが場内にいて椅子の組み立て方法を丁寧に教えてくれます。
私は、入って右奥、Siteに来た時はたいていこの位置、座席エリアの一番外側(の中央)に座ると三方(自分からみて左右、正面)はあまり位置を変えずにみることができますし、後ろを振り向けば役者さんはすぐそこに。中の方に座るといつも体を回すことになります。
この世のものとは思えない情景が浮かびあがり、オドロオドロしい物語が繰り広げられます。演出は細かいところまで行き届いていて、あるシーンではそこにある音を自然に聞かせ、照明の切り替え、合唱(これは会場内によく響いていました)もお見事。

部屋の片隅にチェロ奏者(これが素敵なほど効果的)、照明、針金細工の小道具、あとは四方の白い壁、観客であり参加者でもある私たち。何も知らず椅子に座って体験する、そんな時間でした。
この作品、先にネタバレみちゃだめだと思います。話が進めば自然とわかるようにできていますし、何といっても、次はどうなるのかってドキドキしながらみた方が楽しい。
続く。※もう一回みたいな…と激しく悩みながら前作のDVDを買って帰るのでした。

ネタバレBOX

受付時に座席を選ぶようになっています、荷物はできるだけ預け身軽に、番号札を受け取り場内へ、役者さんが案内してくれます。早速、椅子作り。

座席キットには電話帳なみの分厚いファイルが付いていて、これを読み込んで…ではなく、4ページに図解があって、各ピースを組み合わせると簡単に出来上がります。
このファイル329ページまでありました。書かれているのは、1789年のウラン発見から2008.11.20の美浜原発送電停止事故までの原子力、核(兵器)に関する記述。

映像も面白く、四方にいらっしゃる役者さんたちも細かいところで演技をしています。ですので、時々まわりを見渡してみてください。

19:33前説…21:09終演。
Music Soup

Music Soup

劇団ポストマン

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2011/12/06 (火) ~ 2011/12/07 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題215
ホントだ、COREDO「ウワズミ」でした、びっくり。雨が降っています、18:36会場着、すぐ受付、闇に包まれた戸外、中は暖かそうな灯り、そこかしこに赤と白のクリスマス・カラー、入って右手が舞台、ピアノ(YAMAHA)、ヴァイオリン、アコースティック・ギター(サンバースト/Fender?)、白いクロスが掛けられたテーブル、ホワイト/ブラックの椅子、マイク、小さなクリスマスツリー、客席後方ではスープが待っています、今夜はお手製、生演奏と朗読。一旦、終演、その後、持ち寄った楽器で演奏会があるということでしたがここで失礼しました。出口でご挨拶をすると…で、最初の文に戻るわけです。20:08終演。

ネタバレBOX

歌と演奏、朗読を交互に。演奏は技巧をみせるのとは違って、想いを伝えようとする内容、朗読も自然に情景が浮かんできます。派手なとこなんてひとつももないけど、体が暖まるものはいっぱいある。

メドレー:Let it be Back in the U.S.S.R.…ジョンの曲、あとはわからないなぁ…C.ローパーみたいだし、E.ジョンみたいだし…。

ドラえもんの単行本、年季が入っていますね。

白/黒のボードゲーム:オセロですね?昨晩、将棋のお芝居をみたので、最初そっちに引きずられてしまった。

ハミング綺麗でした。ギターがハミングバード・モデルだったりするとよりお洒落。

アットホームな雰囲気がお好きな方向け。



二手目8七飛車成り戦法

二手目8七飛車成り戦法

劇団鋼鉄村松

ザムザ阿佐谷(東京都)

2011/12/02 (金) ~ 2011/12/05 (月)公演終了

満足度★★★★

無題214
将棋道をまっしぐら…と思っていたら、道なき道を全速で突っ走る。「コブラ」と言えばあのコブラしかいないよ、フフーンなんてみてましたよ、で、出てきた時には正直驚きました、状況の変化に頭がついていかない、左腕にサイコガンだ…隣には小型のレディ(ガガじゃないよ)…とは違うな…。棋士、目指す人、ファン、入り乱れて盤が舞う。客席、お客さんに向かって喋る、煽る。ザムザの「木」に囲まれ、何でもブチ込め今日は鍋だ!。そんな勢い。リアルなTV中継、舞台上人が多くても不自然ではない。前回、ちょうどサプライズの回を観劇、今回もと期待していたが残念、次回ぜひ。

Bonehead -ボーンヘッド[失策]- 【再演】

Bonehead -ボーンヘッド[失策]- 【再演】

演劇レーベルBo″-tanz

d-倉庫(東京都)

2011/12/01 (木) ~ 2011/12/05 (月)公演終了

満足度★★★★

無題213
直前まで、本公演の位置付けを理解していなかった(えー、「Lust」みてます)ので我ながら呆れる。席について舞台をながめると…Marshallじゃないですか…下手の階段下はFender、いろんなところにアンプやスピーカー、よくできてるなー(本物?)。シールドがないのでワイヤレスかと思っていたら、役者さんの腰のところ、トランスミッターかな?演奏シーンもいい、とってもいい。G:BLITZのレスポール・タイプ、EpiphoneのSGタイプ(Worn Black)のようにみえる、ベースは反対側なのでロゴみえず。HMは聴くけどデスメタルはほとんど聴いていない。擬似体験かもしれませんが、久々のLive感でした。お話と関係なくてすみません。

ネタバレBOX

Lustというのは「Lust,Caution」のLustですね。テンポがよく警察物の王道のように思えました。佐々木譲さんの「警官シリーズ」を読んでいるので、雰囲気をつかみながら最後まで一気に観劇できました。

で、バンドのシーンがよくて、ちゃんとピッキングしてるし、ベースだってきちんとした指使いだった。アコースティックのところでは音が出せないのでちょっと不自然だったけど、ツインボーカルもかっこよかったし、とにかく楽しかった。

最後のシーン、照明で描かれていたのは桜かな。
19:00前説、突然のDVDプレゼント、〜21:14終演。
お話しはわかりやすく、キャラクター設定もうまくはまっていました。
さらに余談:パンフによると、エドワーズのレスポール(CS)とありますね…ヘッドのロゴが…?
日本の問題

日本の問題

日本の問題

ザ・ポケット(東京都)

2011/11/27 (日) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題212
どれも面白かった。ヘンな意味じゃなくて、中学生あたりがみてどんな感想をもつのか、なんて思いながらみていました。何十億ものひと、それ以上の「生きとし生けるもの」、答だってさまざまなんだろうし、劇場に回答をもらいに行っているわけでもない。

カフェ・ビアンカ

カフェ・ビアンカ

兎団

学習院女子大学 やわらぎホール(東京都)

2011/11/26 (土) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

無題211
やわらぎホールは3回目、先日の日曜、初めて中に入りました。なので会場の座席配置などは学習済み。12:20受付(斉藤さんご本人が受付にいらっしゃいました)、12:40開場~12:53'前説'~13:06開演~15:16終演。照明器具のトラブルで開場が少し遅れました。舞台中央、白い枠。上手、デスクと椅子。
下手、テーブルとお酒。YouTube版をみました、「がざびぃ」だったんですね。今回とはずいぶん広さが違います。その分奥行き、横幅を上手く使ってお話の世界を創りあげていたと思います。絵はよく観に行ってました(やや過去形)。でも画家の名前はほとんど知らず、もちろん絵のタイトルも。※風景画では、コローが好き。なので、アルトン=モームという画家がホントにいるのかと思って観ていました(創作上の画家ですよね?)。美術品泥棒のはなしも現実によくあること、贋作とかも。なので、とても親しみを感じながらの観劇。すみません後で追記します。




あゆみ TOUR

あゆみ TOUR

ままごと

森下スタジオ(東京都)

2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題210
19:30の回。整理番号付前売(手にするまで知らなかった)、20番毎に入場、この劇団は初めて、劇場(C)も。座席は対面式(椅子席)、その間の空間でお芝居。左右の壁際に照明(人の背より高いの5と、膝の高さ4)、それぞれ3つの車止め(?)、もちろん天井にも照明。劇中、床面にチョークで図形が描かれ(正方形、長方形)、そこに照明がピッタリと当てられているのでびっくり。音楽はなく(波の音はあったみたい)、役者さんのセリフ、息づかい、足音にあわせ、シーンは常に流れ、役者さんによって紡がれ、セリフは語り継がれ、少女は成長し、世代が代わっても子への想いは変わらず。「わが星」はみることができなかった、ロビーでDVDをみていたけど、小さな画面なのでピンとこなかった…が、会場に足を踏み入れ見渡すと、Liveなんだ、という気持ちが高まるのでした。19:35開演、20:50終演。

ネタバレBOX

いろいろなところで演じられているようなのでストーリーではなく、表現について。映画に「モーフィング」という技術があります。「ある物体から別の物体へと自然に変形する映像をみせる(ウィキペディア)」。途切れることのないシーンをみていてそんな印象を受けました。

セリフについても、調、リズム(タイミング)が揃っています。いろいろな劇団で複数の役者さんが同時にセリフを言うシーンを採り入れていますが、なかなかここまでのハーモニーはないかなと思いました(まさに音楽的で、これならBGMなど不要かと)。

照明(床面のカタチ、照度)も役者さんの演技に寄り添うように変化、視界には役者さんの向こう側に座っているお客さんたちが入っているのに観劇の妨げにはなりませんでした。

誰かがセリフを言いながら移動すれば、そこを取り巻くように数人が輪になって移動、視線がぶれることなく焦点をあわせ続けていることができます。

全員女性ながらも、憧れの先輩役、お父さん役もよく雰囲気がでていましたし、年齢の移り変わりも巧みでした。

終演後「あゆみ 完全版」を購入。
誤解です。

誤解です。

シアターパントマイム企画maimuima

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2011/12/03 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題209
14:00の回、受付・開場、開演ともに少し遅れ。入って右と左に椅子席(4〜5列)。正方形の舞台、薄いカーペットのようなものが敷かれ、対角線上、曲線で色分け。ぼんやりみていると海岸線のよう。マイムは初めて、笑ったものや、メルヘンそのもの、客席ギリギリまで身をのり出し熱演、面白かったです。「頭を空っぽにして気楽に楽しんでください」とあった通りでした。14:10開演、15:44終演。

ネタバレBOX

当パンに載っているプログラムによると10作品、「通勤です。」「レストランです。」内容そのまま。
中でも「スクリーンです。」では、中央に置かれたベンチに離れて座った中年の男女、通り過ぎる若いカップルはケンカ中?ふと目をあわせたふたり…。このふたりはずっと見つめあったまま、その後ろでは白いスクリーンに若い頃の出会いと別れが、背景が投影され、ふたりはスクリーン後方で演じる役者さんのシルエットで描かれます、いろんなところへ行った楽しい頃、男の仕事が忙しくなり会えなくなっての別れが、藤城清治(銀座でイベントあるようです。機会があればぜひ原画をご覧ください)の世界のように映しだされます。

お互いの想いが伝わったのか、ふたりの表情が微妙に変化、ここの切なさそうな演技はとても素敵。そこに仲直りしたのか若いカップルが通り過ぎます。男は静かに立ち上がり女を見つめ…

これが「静」だとすると、「動」は「ブーケです。」。投げられたブーケ、オシャレな衣装に身を包んだ乙女たちによる大争奪戦。ブーケには棒が付いていて黒衣が操演、他にも黒衣(舞台への登場シーンでクルッと転がるので何かと思いました)がいて「アクションサポート担当(乙女担ぎ上げ係)」といった役どころ。マトリックスを上回る(?)空中アクションがこれでもかと繰り広げられます、ワイヤーアクション顔負け。頭上を軽く飛び越し、一撃の蹴りを入れ、舞台端まで投げつけられる。乙女たちはブーケを追って走り続けます。結局、受け取ったのは通りすがりの男…乙女たちにボコボコにされるのでした。

明日予定がなかったらもう一回みてる…。次回また。
鳥は飛びながら夢をみる

鳥は飛びながら夢をみる

シアターノーチラス

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2011/12/02 (金) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

無題208
はじめに疑問に思ったことを。ここは1F入り口から螺旋階段をずっと下りたところが受付なので、どこで待っていたらいいのか、わかりにくい。いつものように階段手前で待つ。ちゃんと18:50受付という表示、手洗いの位置まであって親切。時間前、劇団の方が上がってきてもうしばらく待つようにと。で、そろそろかなと思っていたら、一人、するするっと下へ。関係者の方かな、するとさきほどの方が受付開始と告げに来たので下へ、おっと、先に下りた方はすでに受付を済ませていますね。ということで、ちゃんと待っていたのに受け付け順が違うのはどうかな。外は寒くなっているんだし、指示に従って待っているんだけどね。先日行った「てあとるらぽう」でも似たようなことがありました。もちろん、整理券をくばったり、並ぶ位置を指示したり、ちゃんとした劇団はたくさんある。でもね-、同じ料理を注文したのに後から持ってきたような感じ。

ネタバレBOX

前から、最前列ザブトン2枚→小さな台+ザブトン1枚→椅子+ザブトン1枚という座席構成。椅子に座ります。19:27前説...19:35開演、ちょっと間があいている。入院病棟の待合室?での2家族と患者さんのお話。21:07終演。

舞台はシンプル、中央奥、横長のソファ。上手、サイコロ型の椅子(3)、下手、丸椅子(2)。壁には黒い幕が垂れています。

設定は面白い...けど、役者さん(演出?)にバラツキがあるようにみえました。お話しの進行に必要なのかな...とか。

鳥、占い師...もよくわかりませんでした。特に、鳥はなにかを象徴しているんだろうけど、別に犯人捜しでもなく、こだわる理由がもやもやっとしてしまいました。鳥籠を開けることができる人物…それはこれから起こることを知っている人物…火を放った者ではないのか…で終わっちゃうし。

鳥籠:捕らえている何か? 鳥:捕らえられていた自分? 家族? 火事:自分の意思に関係なく解き放たれること? 占い師:わからない…

「タイトル」もちょっとちがうんじゃないかな...み終わった後「そういうことだ」とくるものがない。誰が夢をみていたんだろう...それは悪夢なのかな。
妖怪レストラン 3P(スリーピー)

妖怪レストラン 3P(スリーピー)

THE 黒帯

テアトルBONBON(東京都)

2011/11/30 (水) ~ 2011/12/05 (月)公演終了

無題207
まだ始まったばかりなのでかんたんに。前作「ガクラン」は、同じこの劇場で面白かった、けど、本作は全然わかりませんでした。お話に起伏がなく同じ場所をただ回り続けているかのようでした。

ネタバレBOX

あれは井戸にはみえないし(他のお芝居でバスタブをみたせいかな...)、「声」の説明が長くて多くて、お芝居をみている気分にはなれない。

全てが違っているように思いました。でも、これって連作(3作目)だし、固定ファンがいらっしゃるはず。たぶん、レストランと妖怪たちから妖気を感じ取れなかったからなんだろう(受信アンテナが錆びついたか)。

井戸を通過して行き来するというのはおもしろい、でも、なんかそれらしさが足りない。だいたい突然そんなものが出現したらすぐ気が付くだろうし、しばらくしてから「なんだこれは!」じぁね。

いろんなキャラクターがでてくるけど個性(←この芝居ならではの)がほしい、どこにでもいそうな妖怪じゃなくて。
green flowers vol.11 かっぽれ!

green flowers vol.11 かっぽれ!

green flowers

テアトルBONBON(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題206
12:00の回、指定席なので12:30会場着、予約時にお願いしていた通りの座席でした。受付後ろ、演目・役者さんのお名前がいかにも寄席らしく。この劇団は前作からなので2作目、ちょうどよい湯加減のお風呂につかったような、美味しい味噌汁をいただいたような気持ちにさせてくれます。今日は旅館の一室、少し不器用かもしれないけど、情に厚い人たちのお話でした。

ネタバレBOX

説明欄に役名が載ったように、細かいところまで心配りされていることに感心します。家を出て電車を乗り継ぎ、駅から歩いて劇場へ、そして受付。ここから気分は別世界、役者さんが受付、案内、当パンを手渡してくれる…入って舞台をみれば、座布団が1枚、噺家とお客さんを静かに待っています。

お茶の淹れ方、襖の開け閉め、師匠と弟子、当方の普段の生活態度とは縁遠いものばかり…

舞台との距離はごくわずか...そこに見えているのはグリフラならではのお芝居、なんて贅沢なことのでしょう。役者さんがでてきたその時、これだ、という感覚。あまりあわないお芝居の時、それは違和感となって湧いてきます。

また次が楽しみです。


クリンクリングキュー

クリンクリングキュー

泥棒対策ライト

神楽坂セッションハウス(東京都)

2011/11/26 (土) ~ 2011/11/26 (土)公演終了

無題205
16:00の回、ここは2回目ですが、そのときは上階でした。前の公演が少し延び会場に着いた時には受付・開場が始まっていました。入り口入って左手が座席、右が舞台で壁面は曲線、柱がありますね。サイトにダンス系自由形ユニットとあったように、ダンスとちょっとした会話を挟んだショートストーリーでした。役者は3か所から出入り、2階部分も使っての約50分のパフォーマンス。

ネタバレBOX

16:00開演というのはなかなかなくて、この前と後の間でちょうどよい時間帯でした。会場をみると芝居よりダンスに近い雰囲気、男性2人、女性3人で3-5分くらいのお話しで構成されていました。

途中、男性のトイレシーンがありますが、ここはちょっと(コンセプト/意図)よくわかりませんでした。

会話らしい会話はなく、バナナやサンドイッチを食べたり、リズムにあわせてはみがき、もんじゃやきの道案内、本屋で本を探す..など。「She Loves You」でダンス...Beatlesは健在なのか。

大きな筋立てがあるようではなく、日常のちょっとしたことを表現しているのかなと思いました。

佐々木富貴子さん、エビス駅前バーご出演ですね、時間があえばみにいきます。
氷中の星

氷中の星

Infinie

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2011/11/26 (土) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題204
8月の神楽坂に続いて2作目です。ここも明大前も初めて、新宿西口地下で古本市をやっていてほんの少し覗くだけのはずが…で、会場着19:20、受付・開場19:30、開演20:07~終演21:00。今夜は、舞、映像、音(響)が溶けあったパフォーマンス。前作、急に飛び出てきたので、今回、舞台に集中していたのにそこだったか…。

ネタバレBOX

真四角ではない舞台、入って右が座席(椅子)、前列(7席)左端に座ります。途中、椅子席の前、奥から座布団席が3つでき、一番奥はカメラ席、2席がお客さん用、ここでもよかったかも。照明はおさえ気味、壁・椅子は黒、モノトーンの世界。私の横、ビデオカメラとプロジェクター。20:00前説があり、ほどなく壁に映像。色のない映像、どこかの森?視点は揺れ、焦点も定まらず、大と小、二人の木村さんが映像の中で舞っています。手ぶれ(風)状態が続くので目がまわりそう、少し目を休めるつもりで下をみていて …ふと見上げるといました、そこだったか。

終始照度を落とし、映像と身体とを重ね合わせ映像から抜け出したようでもあり、映像に映りこんだようでもあり。

森(の中の映像)→コンクリート(CG)、自然→人工、誕生→変態のようにも見える。これは前回も感じたこと。昆虫が脱皮や変態を経ながら成長するときの苦しみみたいな。腕や足が2本ずつ映るシーン、これは染色体/遺伝子にみえるし、細かい線は受精にもみえるし、瞬く球はニューロンの発火のようでも線香花火のようでもあり、生命の誕生~生長のような気がするけど、ほとんど色がないなかで「赤」く染まるシーンはなんだったのでしょう、生きていることなのか生命の象徴なんだろうか。

衣装も、腕や膝から下以外は黒、ここに映像が映り(モーションキャプチャみたい)立体的にみえてきます。カラダのラインが綺麗なのと大きな動きもあって、映像とのバランスもよく、顔の部分が黒髪に覆われると闇に溶け込み、眼もまた同じ。

次回はぜひアフタートークをお願いします。
FICTION 05 (フィクション ファイブ)

FICTION 05 (フィクション ファイブ)

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/11/24 (木) ~ 2011/11/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題203
本作で「観てきた!」300作目、3月、高襟の晩餐会からカウント、合わないものもあったけど、たくさんの感動感激に出会えてよかったと思っています。役者のみなさん、スタッフのみなさん、もちろんあまり表には出ていらしゃらないけど作家・演出家の方、そして何回か同じお芝居をみるうちにお話をさせていただくようになったお芝居大好きな方々、ありがとうございました。

で、昨晩は隣、今夜は5階。前作がよかったので2作目です。暗転し始まったら、今までで一番近い文字通り目の前に役者さんがいたのでビビったのでした。楽しい内容で笑った。「ファイブ」というのはそういう意味なんですね(みてのお楽しみ)。

【公演終了!】インパーフェクト・ラブ【ありがとうございました!】

【公演終了!】インパーフェクト・ラブ【ありがとうございました!】

ひとくちさいずプロデュース公演

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/11/23 (水) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題202
なんとか開場時間に間にあいました。わかりやすいお話とキャラクター設定、舞台奥スクリーンの映像、音楽、効果音、アクションのキレ、楽しく観劇できました。非番のイエロー、ジャージ左腰のネーム…当パンをみると…ナルホド。

ネタバレBOX

武器を合体させるっていうのは、今では普通のことなんでしょうか。「戦隊」という言葉を知ったのは「レインボー戦隊」だからなぁ、これも誰も知らないか…。

悪の軍団組が結構好きです、魔人のアクション、3号+4号の凸凹。
佐久間さん...表情、しぐさ、口調、どれもいい(というか、正直に私好みというべきか)。
ジゴクレディにもキュンとするシーンがほしい。
途中で親子だろうなと気付くようになっていて、最後のシーンもちゃんと筋書き通りだと思ってみていました。
別れと出会い、不信と理解、やっぱり目指すは大団円。
普通は悪を倒してメデタシめでたしなんだろうけど、今夜はそうではありません。簡単なことではないし、都合がよすぎるかもしれないがこれでいいのだと思ったのでした。
黄金時代(仮)~【公演終了致しました。皆様、有難うございました。次回作もご期待下さい。】

黄金時代(仮)~【公演終了致しました。皆様、有難うございました。次回作もご期待下さい。】

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★

無題201
JR高円寺から商店街をノンビリ歩き会場へ、劇団も劇場も初めて。シリアスな捜査ものかと思っていたら、何かずれています、最後、3人の雄叫びでそういうことなのかなと推測。続く

ネタバレBOX

これって、原始の「血」が甦って、肉を貪り喰らう、ということなのかな。満月では狼男が、風が吹けば受け継がれてきた血が騒ぐとか。
箱祭

箱祭

箱庭コラァル

ラ・グロット(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

無題200
冷たい雨が降る駒込、夜でもありすぐにここだとわからない会場、ほとんどの方、一旦通り過ぎ、また戻っていらっしゃいます。どんなイベントなのかわからないまま予約、19:30開場、入ってみるとかなり狭い、階段を数段降りたところに椅子が用意されいていました、入り口に向かって席があり、右上にはピアノ、後方から静かな音楽が聞こえてきます、雨に濡れたジーンズが冷たく感じます。

ネタバレBOX

ヴァイオリンとピアノ、これほど近いところで聴くことはなかなかないものです。コンクリートむき出しの会場、雨、楽器によい環境ではなかったと思いますが、演奏、トークなどに引き込まれ、終わったのは21:22。

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