
手のひらに、春
ツイノ棲ミ家
新宿眼科画廊(東京都)
2023/03/24 (金) ~ 2023/03/28 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
春らしくペイントした舞台セットと壁に飾られた絵が印象的。見終わった後になんだか温かい気持ちになりました。

「モモ」
人形劇団ひとみ座
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/03/23 (木) ~ 2023/03/29 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
小学生の頃から何度も読もうとし、映画を観ようとし、到頭今日まで持ち越した。流石にミヒャエル・エンデ、目茶苦茶面白い。これは是非とも観ておくべき作品。
人形の造形が見事で表情が抜群、ずっと眺めていられる。演者が片腕を突っ込んで動かすタイプの人形劇(出遣い)だが、顔を隠した黒子ではない。皆顔を出し、人形と一体になって演じていく。このやり方が一番いいのではないか。人形にも演者にも感情移入していく。
松本美里さんの大きく口を開けた独特な笑顔が魅力的。『ひなたと月の姫』、『エリサと白鳥の王子たち』、今作も最高。歌が巧い。
時間貯蓄銀行の灰色の男達が真鍋博のイラストっぽくてカッコイイ。横山光輝デザイン的でもある。
可動式舞台美術も効果的。今作はデザインの勝利。人形劇美術家小川ちひろさんがMVP。
とある街の廃墟となった円形劇場。浮浪児の少女、モモが住み着く。人の話を聴くことが大好きなモモ、「どうして?」と何度も尋ねる。呑気な街の優しい住民達は皆で面倒を見てやる。そこに現れた灰色の男達、人の生きる時間には限りがあることを伝えて回る。人間はすぐに死んでしまう、残された時間を効率的に使わないといけない。不安と恐怖に焦り苛立ち、住民は常に時間に怯える。無駄な時間を廃し、ギリギリまで切り詰めて生活しないといけない。皆の変心がモモには理解出来ない。実はこれは壮大な罠であったのだ。

あげとーふ
無名劇団
無名劇団アトリエ(大阪府)
2023/03/17 (金) ~ 2023/03/21 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
舞台の内容もさることながら、街と演劇をつなぐ取り組みとして、その力を十分に発揮されていました。島原さんのお話にもありましたが、高齢化が進む街に若者の流れをいかに作るかというのは、どの分野の方も今頭を悩ませてていることですが、「演劇で」というのは、大変珍しいですね。
男女問わず、若手の皆様よかったです。

オペラ「THE SPEECH(ザ・スピーチ)」東京公演
劇団★ポラリス
THEATRE1010(東京都)
2023/03/24 (金) ~ 2023/03/25 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
田中角栄氏の半生を描いた音楽劇でしたが、興味深く面白かったです。
浪曲、演奏、歌、芝居と、色々な要素を楽しめ、改めて、主人公について知る事が出来ました。
役者さん達の熱演も良く、そして生演奏の音は素晴らしく、各場面を盛り上げていました。
良い舞台でした。

オペラ「THE SPEECH(ザ・スピーチ)」東京公演
劇団★ポラリス
THEATRE1010(東京都)
2023/03/24 (金) ~ 2023/03/25 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
金満政治の権化と言われた角栄さんも最近再評価されているなー。なかかなにグッときた音楽劇。成り上がりはカッコイイ。大いに楽しめました。

K2
滋企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2023/03/24 (金) ~ 2023/04/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
下山途中、岩棚の上で身動きが取れなくなった二人の男
開演前、見渡すとサイズ的に見てもどうやらあそこが件の岩棚らしい
浮遊感ある本当にわずかなスペース
氷壁、全体的には武骨な印象のセットだったけれど、劇場全体を駆使した下山チャレンジにはハラハラ、うわっ!ヤバっ、ビックリした~っとさせられる、アイデアと表現力が凄い
自然の猛威の他に二人が向き合わなければならない問題がもう一つ
片方が負傷しているという事
この問題が為に二人のやり取りが軋んでいくよう、だんだん心が苦しくなってくる
極限の状況下、燃え上がる生命が切なく迫ってくる舞台でした

騙しきれないよベイビー
劇団皆奏者
アトリエS-pace(大阪府)
2023/03/25 (土) ~ 2023/03/26 (日)公演終了

狼なキミとエンドレスな魔女
劇団1mg
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2023/03/24 (金) ~ 2023/03/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
新型コロナウィルスのパンデミックに苦しめられた現実の意識下、そこへ20年後の日本でさらに新種のウィルスがといった仮想恐怖の刷り込みをするような描き。そしてタイトルにある狼や魔女といった怪し気なモノが、物語でどのような役割を果たすのか興味を惹く。
説明の「ここは本土から800㎞の離島に存在する国営研究施設『新東京国立免疫センター』」、その舞台美術は廃墟のような怪しさ。一見奇異な世界観、その雰囲気作りと関心を惹く上手さ。
公演の魅力は怪しい施設、実験(被検<験>者)がどうなっていくのかといった謎めいた展開。それを躍動感溢れる演技で観(魅)せるところ。
ただ残念なのは、不気味な雰囲気を漂わせているわりには、施設内にいる人々ー(被検<験>者)は何故か明るく振る舞っている。その幻影的な妖しさと現実的な足あとのギャップに違和感をおぼえる。また冒頭、この施設に来た女性の現れ方が唐突で、物語の展開…時間差が感じられない。そのため物語の現在<時点>が暈けてしまったのが勿体ない。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)

オペラ「THE SPEECH(ザ・スピーチ)」東京公演
劇団★ポラリス
THEATRE1010(東京都)
2023/03/24 (金) ~ 2023/03/25 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
田中角栄の半生を音楽と浪曲で紡いだ音楽劇にして異色作。オペラと謳っているが歌と音のコラボレーション<出演がポラリス歌組と同 音組で構成>。
田中角栄の濁声を実際聞いたことがあれば、何となく似せていることが分かる。彼の独特な声色は、幼少期に吃音だったことが遠因のよう。吃音を治すために浪曲にハマったという紹介、そこから劇中 浪曲が披露される。楽器は上手から(大)太鼓、三味線、チェロ、ヴァイオリン、ピアノと並び、しっかりと三味線の配置を浪曲<浪曲師の上手後方>に合せている。ちなみに浪曲の演目は、「天保水滸伝」で〈義理〉と〈人情〉を謡い、角栄の政治活動<スタイル>に重ねる。歌と音であるが、木村多江さんが語りとして要所要所ー例えば 角栄の母フメの言葉などーで紡ぐ。
音組以外は 全て男性出演者。多くの民衆を表すのも上下黒服の男性群、特徴を持たせず同じ歌<合唱>や踊り<群舞>を演じる。そこに 角栄のスピーチによって一挙手一投足、同じ方向を向く群(愚)衆を観るようで滑稽だが怖い。
物語は 角栄半生と記したが、概ね 上京し政治家になってからロッキード事件で逮捕される前まで、いわゆる政治家として成功を収めた頃を描いている。必ずしも品行方正といった描きではなく、後々 事件に結び付くような金権政治手法が垣間見える。群衆の黒服に札を貼り付けるといった象徴(皮肉)的な観せ方が巧い。そもそも国<民衆>も高度成長期〈田中内閣が新政策の柱にすえた「日本列島改造論」は金融緩和で進行していた企業の土地投機を煽り、土地転がし、マンション投機などへエスカレート〉で浮かれていたかも知れないが…。
(上演時間1時間30分 途中休憩なし)

「どんぐりくらぶ」
人形劇団ひとみ座
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2023/03/23 (木) ~ 2023/03/29 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
宇宙を調査して回るアノオカタ(声だけ)。目が複数付いた毛虫のようなムムムを地球に派遣、人間について調べさせる。それに同行するのが美少女アンドロイド、レイリン。
彼等が目を付けたのはどんぐりに取り憑かれた小学生三人組、自称『どんぐりくらぶ』のイチロー、ソウタ、アサヒ。天才クリエイターのアサヒがどんぐりで次々と斬新なアートを産み出す。学校でそれらをオークションに掛け、代金としてどんぐりを集めさせる。どんぐりがどんぐりを産む錬金術。どんぐりこそがこの世の全てであるかのようだ。
下から棒に付いた人形を操作する系。(蹴込み芝居)。

「リトルGK~THE LAST~」
演劇制作体V-NET
演劇制作体V-NETアトリエ【柴崎道場】(東京都)
2023/03/25 (土) ~ 2023/03/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
演劇制作体V-NETのアトリエ公演だが、ここ柴崎では最後の公演となる。リトルGK~THE LAST~と銘打たれた今公演、テーマは“会議室”だ。長めの前説と30分程の作品2本(「黒須会議」、「因と縁とがあるものそ」)を間に10分の休憩を挟んで上演した。尚観客は2本の作品を観て優劣を投票で評価する。2作品共に5つ☆

ソングマン ~翔べ!三ツ矢高校・男子コーラス部~
トム・プロジェクト
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2023/03/21 (火) ~ 2023/03/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
知人が行けなくなったというので、そのチケットで夜の回を拝見。会場に入ると客席の女性率の高さ、それも若い女性が多かったのにびっくり。ベタな青春劇、と言ってしまっては身も蓋もないが、そのベタさが気持ちいい舞台。昼に1本舞台を観てから一旦帰宅する必要があったので、頂きチケットとはいえ、正直なところ雨の中をまた出かけるのは気が重かったのだが、劇場を出るときには晴れ晴れとした気分に。

オーバーラップ
ヨルノサンポ団
布施PEベース(大阪府)
2023/03/25 (土) ~ 2023/03/26 (日)公演終了
満足度★★★★
とても興味深い内容
LGBTや同性婚など、家族とは何かが問われかけている現在、益々今の平均的な家族は減少傾向になる
少子化は想定以上に加速し(想定自体が甘いのだか…)ていく現在、家族の抱える問題も多種多様に
繋がらなくとも生きていけるようには考えラレないかな…

ミュージカル 『SPY×FAMILY』
東宝
帝国劇場(東京都)
2023/03/08 (水) ~ 2023/03/29 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/03/25 (土) 18:00
ストーリーは分かっていたので、その点でのワクワク感は無かったが、
演者の歌声が素敵で演出も面白かった。

天国への登り方
アマヤドリ
シアタートラム(東京都)
2023/03/23 (木) ~ 2023/03/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/03/25 (土) 13:00
安楽死について考える機会を与えてもらった。
ファンタジーな世界に引き込まれ、心に残る演劇だった。
いつもながら群舞が綺麗で圧巻。

手のひらに、春
ツイノ棲ミ家
新宿眼科画廊(東京都)
2023/03/24 (金) ~ 2023/03/28 (火)公演終了

オペラ「THE SPEECH(ザ・スピーチ)」東京公演
劇団★ポラリス
THEATRE1010(東京都)
2023/03/24 (金) ~ 2023/03/25 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
いろいろ詰め込まれていて、楽しかったです。それぞれの田中角栄さんも上手でしたね。熱演でした。名前や逸話は聞き及んでいますが、こんな風に整理されて見たのははじめてです。いろんな考え方があると思いますが、精一杯仕事を任せて、責任は自分がとる。いいですね。舞台の方はそもそもオペラを聞いたことがないのでわかりませんが、いろんな要素が入っていて面白かったです。

手のひらに、春
ツイノ棲ミ家
新宿眼科画廊(東京都)
2023/03/24 (金) ~ 2023/03/28 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
昨日拝見しました。お気に入りの会場でしたが、名前通り画廊として使っていて良いですね。素敵な台詞がちりばめられていて、心が優しくなるそんないいお芝居でした。優しい時間を過ごせました。ありがとうございます。

ソングマン ~翔べ!三ツ矢高校・男子コーラス部~
トム・プロジェクト
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2023/03/21 (火) ~ 2023/03/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
似たようなストーリ,どこかで観たことあるんじゃねぇと思うような青春群像劇ではありますが,わかりやすく,のっけから物語に入り込め,なによりもキャストが役にハマっており,楽しく観劇できました。多田さんは流石というべきでしょう。良い観劇時間でした。

少女仮面
糸あやつり人形「一糸座」
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/03/17 (金) ~ 2023/03/21 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
コロナで長らく据え置かれた公演の一つ。天野天街演出による糸あやつり人形劇「少女仮面」とまみえた。バタバタの日々の中、観劇日が訪れたので体だけ運び、座席に身を沈める。
赤坂REDの後方席はやはり遠く、しかも糸操りの人形は舞台床に近い場所で動くので視界から外れる事も多い。そして台詞の応酬はBGMとなり、眠りに落ちる。
ただ・・問題は観劇上の条件というより、何かが足りない。決定的に足りない。あ、そう言えば、と気づけば天野天街演出と言えば「これ」というあのシリトリ台詞や、照明・音・映像等を駆使したドラスティックな転換、そして何と言っても場面の執拗なリフレインが、無い。。
これにハッと気づいた時は逆に衝撃。「え~~」と心の中で声を上げたが、冒頭近くで一人で台詞を何度か繰り返すくだりが一度あったきり、最後まで天野演出のミラクルな瞬間は訪れなかった。
糸あやつり人形の魅力に最初に圧倒された「高丘親王航海記」と、同じ演出の天野氏のものとは思われず残念感は拭えなかったが、一つには、少女仮面のテキスト自体の長さ(刈り取りの難しさ)がリフレインの余地を許さなかった、そしてコロナを意識した時間上の制約、など推測する。かつて観た「高丘・・」はテキストにしても短かく、先々で異形の生物に出会う直線的なストーリー、幻想譚で、人形のみの人形劇。
一糸座が得意とする?人間の俳優と人形のコラボは演目を選び、両方のギャップを埋める演出的工夫が不可欠。「少女仮面」では主役の春日野と少女を人形(一糸座の親子)が演じ、喫茶店マスター、甘粕など重要な脇を丸山厚人、大久保鷹らが演じた。だが役者というより文化財的な意味合いを帯びる大久保氏の存在感や、役者として回せる手練れの丸山氏を排し、あの特徴的で懐かしいフランスの歌(題名忘れた)を流しても、催して来ない(数年前の梁山泊公演で李麗仙が登場したが、どうにかあの歌が本領を発揮できる条件に到達できていた)。それを安易に使ってしまってる感もある。汗みどろで情念の炎を吐き出す生身の演技が上げる熱量こそアングラに必須なもの。
「人形を遣う」必然性、利点をどこに見出すかは、中々難しい問いだが、そこに戻ってしまった。