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玉ノ井家のエンゲル係数(公演終了しました!)

玉ノ井家のエンゲル係数(公演終了しました!)

劇団ぎゃ。

ColaboCafe(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★

結果、ホラー。
福岡からの交通費が26000円、場所代が96000円。客席は14席。こんなことを聞いちゃうと、酷評を書くには残酷だと思うが、忌憚なく書かせていただきます。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

病んでる妹は、背がすらっと高くて、とてもキレイな姉をいつも羨ましく思っていた。甲斐甲斐しく妹の面倒をみていた姉の行動を、「自分より不幸で辛い奴を見てると、自分が安心でしょ。安全でしょ。だから可愛そうな妹を面倒みてるんでしょ。」なんて妄想を抱き姉を殺して肉の塊にして冷蔵庫に保管して、毎日少しずつ、姉の肉を喰ってた!というホラー物語。

舞台中にキューピーの声を神の声としてセリフを言わせるが、このセリフが聞きとり難い。終盤のホラーと思わせる展開までの演出がだらけて間延びしていて退屈してしまった。役者が歌を歌うシーンでは一緒に観客にも歌を歌わせようとするが、この時点でもちょっと興ざめ。
舞台って観客もノリに乗ってる時はついつい、一緒に口ずさみたくなるんじゃないかなー?それまでの芝居次第だよね。

姉の霊がずんぐりむっくりでブスの妹の口に無理に色んな食べ物を押し込める辺り、オゾマシイ。とは思ったものの、全体的にちょっと退屈な芝居だった。

流れ星

流れ星

東京セレソンデラックス

シアターサンモール(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★

3回位、寝てしまいました。
高級レストランでしか食事しない有閑マダムが、
「あたしって、庶民的な物や、若者に人気な物にも、
広く興味がありますわよ」
「こういう物も、個性があって美味しいわよね」
って感じで、
ラーメン屋や牛丼屋に派手な服を着たり、厚化粧で来ている姿って
時々見かけますよね。
「今の人たちって、こういう物が好きなのね」って、
感じで、
例え行列が後ろに控えていようとも、回りの人が、そのキツい香水に、
迷惑顔をしていても、涼しい表情でマイペースに、
席でゆっくりしている、オバサマ(および、その予備軍)。

この作品って、マサに、そんな感じである。
いつものセレソンワールドの中に、
気まぐれであろう、大御所の「うつみミドリ」と付き人「山田まりや」が
加わっているのだが、どうも世界が一つになりきれていない。
うつみミドリに遠慮しているのか、うつもミドリがペースを変えないのか、
非常にアンバランスさを感じました。
うつみミドリが光る芝居(商業演劇)にするのか、
セレソンワールドに、うつみミドリがお邪魔するのか、
ちゃんと方針が一つになっていないから、
こんな、舞台の上の方の自己満足的な仕上がりになっているのだろう。

劇場を先に押さえているからとは思うけど、
劇団でありながら再演ばかりを上演している劇団って・・・
四季でも3年に一度は新作を上演しているのに、
小劇団でありながら、これって・・・
当然、「歌姫」「夕」と年々パワーダウンしており、
マンネリというか非常に荒く雑な仕上がりさが、
否がおうにも目に付く。

後半30分、ちょっとだけ見応えのある内容になりますが、
そこまでの90分は、ダラダラして、
3回位、寝てしまいました。

何より、「泣ける、泣ける、涙必須」みたいな、
触れ込みが強すぎる!
少なくとも、「歌姫」「夕」を見ていると、
その泣かせのレベルには遠く及ばない。

宅間氏が忙しくなっちゃったんだろう、
「スマイル」も好評放映中だし。
もう、小劇場にいる必要もないだろうから、
商業演劇に行くか、映像の世界に集中するか、
儲かりもしない小劇場公演は興味がないんだろうな。
こういう、いい加減な、情熱が感じられない姿勢は、
大変退屈である。

ネタバレBOX

それで、借金はちゃんと返したんだろうか?
成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

じわりじわりと
これが elePHANTMoon の作風なのか。はっきり言って自分の好みの作風ではない。ただ,芝居の完成度としては高いんじゃないのかな。じわりじわりと効いてきました。最後の姉の思いなんて残酷なほどに伝わってきます。いい芝居でしたね。でも,初心者には勧められませんね,これは。

天気のいい日はボラを釣る

天気のいい日はボラを釣る

studio salt

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったです。
非常に。
のんびりした時間の流れを感じました。

流れ星

流れ星

東京セレソンデラックス

シアターサンモール(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

場内感涙は、狙い通りかな
プロットがかなり強引で、
序盤、物語の世界に入って行けなかったが
中盤以降、伏線を回収しながらグイグイ引き込んでゆく
力技の構成に、カンパニーの上手さを感じる。
山田まりやは、発音のクセが矯正され、
この公演は、良い感じ。
うつみ宮土里の力の抜けた芝居には、
賛否あると思う。

山など

山など

ナカゴー

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

日曜日
独特ですな、薄いかんじの、でもすき

NOT BAD HOLIDAY

NOT BAD HOLIDAY

劇団競泳水着

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

正統さがしみいる
ふつうにおもしろい、ふつうによくできている、ふつうに役者がきれい、絶対ほめことばです。

関数ドミノ

関数ドミノ

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/05/08 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

お気に入りに!
後半は特に良かった。古川さんいいですね〜。
増々イキウメから目が離せなくなりました。

Romeo. シンガポール&ジャパンツアー (盛況にて終了!ご来場ありがとうございました)

Romeo. シンガポール&ジャパンツアー (盛況にて終了!ご来場ありがとうございました)

冨士山アネット

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2009/05/22 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

興味深いスタイルでした
冨士山アネットの舞台は今回初めて見ました。
「独創的」という言葉がぴったりの表現手法がとられていてたいへん興味深く見ました。
せりふはほとんどなく、せりふの代わりに、ダンスで心情を表現するというスタイルがとられています。

事前に配布されたパンフに記載されている内容を先に熟読しておくことをオススメします(逆に、パンフを読まずに舞台を見ると、何を表現しているのか理解が難しいかもしれません)。
パンフに記載されている内容をこう表現するのかと感嘆させられることもありました。

その一方で、せりふ劇に親しむものとしては、せりふがあったほうがより伝わるのではないかなどと考えもしました。

個人的には、興味を惹かれましたが、この劇団は好みの分かれるところではないでしょうか。

愛のルーシー

愛のルーシー

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

恋愛と観察
閉鎖空間での恋愛模様と、それを観察する人々。
惚れた腫れただけの話になってしまいそうなところですが、
そこはさすが北京蝶々。こうくるか!という感じで色々と考えさせられました。

すごく突飛な人がいるわけでも誰かが突出して目立っているわけでもなく、
一見淡々と進む会話が楽しめることに、役の描き方、役者の個性が魅力的に引き出されているなと感じました。

ネタバレBOX

観察していた2人がバイオスフィア内に入るラスト。
神のようにただ観ていた2人が観られる側になり、
それを観ているのが自分たち(観客)になるという構造に感服。
近未来の人間臭いバイオロジック創世記という感じで楽しみました。
成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

期待以上
脚本が良かったですね~。
どこかで聞いたことがある話?をつなぎ合わせたような感もありますが、キャラクター設定が効果的だった気がします。
期待以上に楽しめました☆
ただ、残念だったのは、一番キーとなるシーン?と思われるところで、セリフが聞こえませんでした・・おしい・・

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

アトリエ・ダンカン

吉祥寺シアター(東京都)

2009/05/15 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

青春成分増量中(当社比)
ファンタジー系の原作ありの舞台というと、この舞台と同じチラシになっていた『夜は短し・・・』が思い起こされる。
『夜は短し・・・』の舞台は、原作の主要なエピソードやシーンをほとんど盛り込んだ内容となっていたのだが、この『ホルモー』はそうではなく、元々原作も青春モノではあるのだが、舞台ではさらにその部分が広げられていたように感じた。

「ホルモー」とはなんぞや? 原作を読んでない方はそう思うであろうが、舞台では簡単に説明するだけで、さらりとしたものである。
それだけで、観客は理解できたのであろうか。
原作を読んでいれば(あるいは映画を観ていれば)、その省略は脳内で補完できるのだが・・・。

ネタバレBOX

4つの大学のこともオニのことも、ホルモー自体の様子もさらりとしているのだ。

その分、原作ではあまり語られることのない登場人物を含めて(設定まで変えて)、恋愛だったり、恋愛だったり、恋愛だったり、若者特有の悩み(アイデンティティ)だったり、恋愛だったりが、群像劇的に、やはりさらりと語られる。
ただし、青春群像のそれぞれが、ぼんやり始まってぼんやりしたままの感じで、少々締まりがないように思えた。

ホルモーというのは、日常の延長にあるのだから、さらりとしていいのだけど、やはり、オニを使って争うという、奇妙奇天烈なものであるのだから、ちょっとした非日常感というか、違和感を観ている側が感じるられるようにしてほしかった。

それは、例えば、観客に向かって話かけるところで、脇にいる別の人が「誰に話しているの?」というギャグがあるのだが(もちろん苦笑)、その舞台と観客の関係をバラすような奇妙なことを仕掛けてくるのならば、そんな仕掛けでもいいから、ホルモーと日常との関係のほうに振り向けてほしかったのだ。「オニは、我々役者には見えるのですが、お客さんには見えないんですよ」とかね。

こうなると、ホルモーである意味がイマイチないような気がしてくる。別に卓球部の話であっても違和感がなかっただろう。ホルモーを行っているシーンもそれほど盛り上がらないし。
例えば、原作にはないのだが、青春群像を軸にするのならば、せめてホルモーを何かの象徴にするとか、というテはなかったのだろうか。

観る前に一番気になっていたのは、小さな無数のオニをどうやって登場させるのか、ということだったのだが、一番簡単な方法、つまり、そこにいるように演技する、で切り抜けていた。
しょうがないと言えばしょうがないのだが、であれば、オニの容姿(サイズとか数)について、丁寧な説明がなされていないので、観ている側としては、具体的にイメージできず、「今そこににいる」ようには感じとれなかった。確かに原作を読んでいれば、わかるのだけど。

とりあえず、退屈しなかったことだけは確かであり、高村役の存在が全体の救いだった。
天気のいい日はボラを釣る

天気のいい日はボラを釣る

studio salt

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★

あったかい役者さん達
出ていた役者さん達が暖かくて良かった。

ネタバレBOX

公演が終わってからが激アツで、のんびりゆっくり話しを聞けたりするのが楽しかった。役を外した役者さんと話できたり、裏話を聞けたり、自分には新鮮でした。
初夜と蓮根

初夜と蓮根

演劇集団円

ステージ円(東京都)

2009/05/14 (木) ~ 2009/05/27 (水)公演終了

200905221900
200905221900@ステージ円

愛のルーシー

愛のルーシー

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

力作、意欲作、目の付け所の違い。
 最近日常を等身大に描く劇団が増えている中、北京蝶々はシチュエーションやドラマの設定を大事にする劇団である。

 まず、バイオスファイア2に目をつけ、これを元にドラマを作ろうと思ったことに作者の(演劇的)意識の高さを感じる。そしてこの難しいテーマを個性的な登場人物の設定で非常に見やすいものにした。

ネタバレBOX

 バイオスファイア2とは実際にアメリカで行われた環境実験の名称。将来人類が宇宙に移住するとしたら、閉鎖された狭い空間で生活していけるのかとか、地球と同じ生態系を人工的に作り上げることが出来るのか、などを調査する研究だった。この研究は何百億円をかけたにも関わらず、たった2年で失敗に終わっている。原因は閉鎖空間での心理的ストレスや、それによる人間関係の崩壊によるものと言われている。

 環境問題に興味を持ち、バイオスファイア2の実験物語を知っている人と、そうでない人とでは面白さが全然違ってくる。そこら辺がこの作品への評価が分かれるところだろう。舞台上で繰り広げられる愛憎劇や裏切りなども、それが閉ざされた空間の中での心理的ストレスの中で引き起こされていることだということをしっかりと認識して見なければ間違ってしまう。

 作者が秀逸なのは、閉ざされた空間で暮らす人と、それを観察する人の対比の部分。それはあたかも神と人間のような関係だ。しかし、最後に観察する側の人間がルールを破って、閉ざされた空間の中に入ってくる。ここで物語は大きく動く。地球は滅びるのかはたして再生するのか?神はいるのか?救いはあるのか?救世主はいるのか?そういった様々なテーマを考えさせながら、壮大なドラマが幕を閉じる。

 役者はそれぞれ個性的で魅力的だが、特にイナカを演じた帯金ゆかりの存在感は群を抜いていた。また森林をうまく表した舞台装置、それぞれの場所を美しく照らし出した照明など、スタッフワークにおいても随所で光ところがあった。上演時間は90分。
成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

復活おめでとうございます☆
「不幸や絶望はもういらない。私は幸せがほしい。」とは言うものの、他人の不幸や絶望なら話は別。むしろそんな話が聞けて幸せ。とかなんとかいう、自分ではなかなか認めたくない暗部を、白日のもとにさらされる快感を久々に味わう。安易な狂気やギミックに逃げることなく、真摯にシンプルに人間関係のいびつさに向きあった快作です。

ネタバレBOX

「レイプはタブー」という建て前をとりつつ、それは営業のセールストークになってたり、虐められっ子が仲間に入るためのツールに活用されてたり、小説家の格好のおいしいネタだったり。本当のところ、誰ひとり「タブーだ」「傷だ」と思っちゃいない、ゆるゆるの危機管理クライシス。被害者姉と加害者のカップルとのラブロマンスが燃え上がるにあたっては、もうこれ以上ないほどの高めの障壁(笑)。だから妹は笑う。笑うし利用もする。傷を脅し文句にかすめ取ろうとする。

結局のところ、私たちは総じて皆こういう話が大好き。「他人の悪口こそが挨拶」が常態と化し、ブログに板に平然と醜聞がさらされる現代にあって、これほど現代的で現実的な視点を持てる作家を、マキタカズオミをおいてほかに、このへんの小劇場界隈で私は知らないです。

で、こんなダイナミックな社会のえぐ味を、過度に露悪的にならず常温にちかい感覚で味あわせてくれるのがニクい。芝居の地力というのかな?俳優が今回は一人残らずいい。団体の紹介で、映像的と評されることが多いようだが、わたしはむしろ演劇特有の「空気の密度」志向をもつ集団だとおもう。キャッチーな絵を効果的に差し挟みたいという意図も感じる(というか以前作家がアフタートークでそのようなことを語っていたことを聞いたことがある。つくりかたとしては「絵」が先行するのだそうだ)が、それ以上に今回は流れる空気を丁寧につくることに第一にちからを注いだのではないかという印象だ。

たとえば作家役の山口オンが出てきてからのワンシーン。ともすれば空気の読めないがさつな女に振り回される三人という図式になりかねないものを、それぞれに「弱み」を握らせることで緊迫感が拮抗する、見ごたえある説得力をもったシーンとしている。決してトリッキーというほどではない。丁寧なのだ。リアルとはまさにこういうことなのではないかと思える、卓越した居心地の悪さ(笑)。卓を囲む四人のうち、三人までがエレファントムーン団員だというのが面白い。もちろん姉役の津留崎夏子もそれにひけをとらないいい芝居。

強いて言えば、アクションシーンの詰めの甘さは指摘すべき点としてあげられるだろうか。初日ということもあってか、レイプシーンの手際の悪さ、血糊の量の少なさ、妹が男の頭に打ち付ける鈍器の処理、姉がボイラー業者の彼に向って本を投げつけるシーンのリアリティなどが気になるといえば気になる。芝居の本筋というより、テクニカルな問題。このあたりは以前のエレファントムーン作品を観ていても引っかかるところだった。となるとこれは演出家の弱点なのかな??よりよい作品づくりのために改善できるのであれば、がんばってほしいところではある。
NOT BAD HOLIDAY

NOT BAD HOLIDAY

劇団競泳水着

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

思いがしみとおる。
競泳水着を初めて観たのは、前作の「プリンで乾杯」だった。そのときにも、構成の緻密さや展開の巧みさ、登場人物へのあたたかい目線などにたいへん好感を持った記憶がある。

しかし、この「NOT BAD HOLIDAY」は、それ以上に好きな作品となった。

若者たちの恋や夢、仕事や挫折、そういうものを描きながら、中心にひとつの家族を置いたことで、彼らのこれまで過ごしてきた時間や出会ってきた人々までも感じさせるような、そういう奥行きが感じられる気がした。

時間や場所を巧みに行き来して積み上げられていく場面が、しだいに気持ちよくひとつの流れになる。

トレンディドラマというより、生きた人間のささやかな悩みや思いがけないトラブル、誰かを思う気持ちなどが、水がしみこむように自然に心に入り込んでくる、そういう芝居だった。

成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

凄かった!!
上演時間1時間50分、最後まで思いっきり引き込まれてしまった!

こういう内容って、個人的には苦手なはずなんだけど‥これは本当良かった~♪

ネタバレBOX

強姦された過去を持ち、現在は故郷を捨てて東京で暮らす妹。華やかな妹の影に隠れ、常に日陰の存在だった姉。その姉の婚約相手はかつて妹を強姦した男だった!というとってもディープなストーリー‥

個人的には今年観た中でナンバー・ワンかなぁ。
「グッドバイ」

「グッドバイ」

座・キューピー・マジック

「劇」小劇場(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

印象的な舞台美術と音響!!
観劇させて頂ました。この作品の詳しいあらすじはすでにみささんが書き込まれていらっしゃるので省きますが、ジャンル的にはホラー(?)コメディーでした。コメディーの前にホラー(?)と付けましたが、怖いと言う類のものではなく、むしろコメディーに結び付けて話しを展開させていく為の設定といった、ユーモラスなホラー(?)でした!正直に言いますとホラー的な設定の作品を観劇させて頂く機会はほとんどありません。そのためコメディー作品でありながら自分の場合は少し「笑い」の点で乗り遅れてしまうことが少々ありました。しかし、役者さんたちの演技は十分に落ち着きがあり余裕を持って終演まで観劇させていただきました!そして、印象的な舞台美術でした!とりわけ凝りに凝った舞台美術ではありませんが、これもまたみささんがすでに書かれている通りの舞台美術の展開が目を惹き、綺麗な舞台でありながら意外とシンプルにも思えるかもしれない美術背景のため、よりいっそうその展開が印象的でした!美術的なことはよく分かりませんが、舞台から少し離れた客席からだとその色彩の明るさとホラーコメディーに相応しい微妙に影を感じさせる色合いが引き立っておりました!少し離れた客席からだとやはり色合いの明るさと暗さは舞台美術にアクセントをつけ、舞台栄えさせてくれました!その上でこれもまた印象に残る音響でした!選曲された音楽も似合うものでしたが、斬音を残す音響の使い方が抜群のものがありました!当たり前のことかもしれませんが、音響も舞台美術もやはり演劇作品を高めることには欠かせないものなのでしょう!今回の星の評価は「笑い」と言う点では、自分の場合はコメディーとはいえあまり慣れていないホラー的な作品で、少し乗り遅れてしまいましてゲラゲラと笑うと言うよりもクスクス笑うということが多かった程度になってしまいましたので、星3つと4つの間ぐらいにも思えてしまいましたが、半分の星を切り捨てるには少しもったいない気がする舞台美術と音響でしたので、今回は星半分足させて頂きます!今夜はあまり観賞することの無いホラー的(?)な作品でしたが、流れてきにはコメディーでありながらも線のあるものでしたので終演まで舞台上から目を離せませんでしたが、よく考えたらホラー的作品はあまり観賞する機会がありませんでしたので、今後は折を見て観賞させて頂こうと思います!

成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

200905221430
200905221430@サンモールスタジオ

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